市民 の検索結果

ディストピア映画の35年史

生命科学・生命倫理は「ブレードランナー後」にどう描かれてきたか

　前回の論考「『ブレードランナー』で生命や科学を語ろう」に多くの人から関心が寄せられ好評だったので、この機会に『ブレードランナー』から『ブレ … ［続きを読む］

「習一強」と「習近平の時代」のあいだ

中国共産党大会での習総書記の３時間演説と、党指導部の人事から見えてくるものとは

毛沢東時代のようなイメージ？ 　中国語で「十九大」と言われる第19回中国共産党大会が先月24日、閉幕した。日本のメディアも、人事に … ［続きを読む］

患者・被験者の人権を保護するためには、臨床研究を管理する立法が不可欠

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（３）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

［1］コンビニだけでは健康的生活を支えられない

　いま、世の中はとても便利である。　と、世間では言われているようだ。朝日新聞が9月に3回連載した「便利すぎる？社会」という記事をたまたま見つ … ［続きを読む］

日本のリベラルを再構築する

過去のつまずきの石を丹念に検証しつつ、「勝ちへの貪欲さ」を持ちうるか

リベラル再構築のために―都市を変えた文化動員を選挙政治へ接続する　第48回衆議院選挙では、改憲勢力が8割の議席を占めた。リベラルは文字通り大 … ［続きを読む］

情念の宗教学から現代選挙をみる

トランプの赤い野球帽は「トーテム」だ。そこには彼らの神の名が刻印されている

政党政治の腐蝕　突然の解散に始まった総選挙が終わった。解散前夜からの短い期間で目まぐるしく転変した政党地図に、この国の確かな将来像を見つける … ［続きを読む］

私の心には希望の火がともっている

選挙には負けたが、リベラル派の多くの市民や政党が覚醒したから

敗北感がなかった選挙　日本の市民は進化している。そう実感した今回の選挙であった。　結果的には与党の大勝であり、希望の党、日本維新の会もカウン … ［続きを読む］

パリで話題の「シック・ボヘミアン」の愛の結晶

イヴ・サンローランを支えたピエール・ベルジュが心血を注いだ「美術館」が開館

サンローランのエスプリがぎっしり　美術の秋、芸術の秋とあって、フランス各地で様々な展覧会が開催中だが、「シック・ボヘミアン」と呼ばれるパリジ … ［続きを読む］

日本の核外交を転換する絶好の機会が訪れた

核兵器廃絶国際キャンペーン（ICAN）がノーベル平和賞を受賞する意義

　2017年のノーベル平和賞は「核兵器廃絶国際キャンペーン（ICAN）」が受賞した。ノーベル委員会によるその授賞理由は「核兵器の利用がもたら … ［続きを読む］

衆院選の最大の収穫とは

小池劇場、枝野フィーバー、自民党大勝……。秋風が吹く中、見えてきた日本政治の今後

自民党の大勝で終わったが……　衆院選が終わった。「小池劇場」があったり、枝野幸男氏率いる立憲民主党が突然、熱狂を … ［続きを読む］

脅かされる沖縄県民の命の水

衆院選挙中に明らかになった「日本の本当の国難」

　沖縄は本土よりも雨が多く、水には困らないだろうと考える人が多い。しかしこれは大いなる誤解である。　確かに本土の平均年間降雨量1600ミリに … ［続きを読む］

社会は科学や技術とどうつきあうか

死活的に重要な領域に飛び込んでみては

  　あなたの専門は何かと問われれば、科学史・科学技術社会論（STS）と答えることにしている。あるいは、「科学論」と短く省略するこ … ［続きを読む］

［55］原発と沖縄が脇においやられ…

10月10日(火)　午前中の局での定例会議のあと、『ジャーナリズム』誌の原稿。こんなにNHKのことを激賞したことは珍しい。でも書いておかない … ［続きを読む］

フェイクニュースに負けない水原希子さんの魅力

「沈黙」する芸能人はもう古い

　前回の記事「水原希子さんヘイト被害と識者の「セカンド差別」」に引き続き、女優・モデルの水原希子さんを起用しているサントリー「ザ・プレミアム … ［続きを読む］

［8］日韓基本条約成立過程にみる韓国の選択

抑え込まれた国民の声　朴正煕大統領の経済効率を最優先する姿勢を最もよく表している政策は、日本との国交正常化であろう。1964年にアジア初のオ … ［続きを読む］

不可視の監視と情報統制は始まっている

スノーデン証言から考える共謀罪時代

 　奇々怪々の狂おしい夏だった。2017年7月、半年ぶりに目の当たりにした日本の政治は、私欲と保身があられもなくサルサを踊っている … ［続きを読む］

ポエムなAIに騙されるな

AI時代の日本の勝ち残り戦略とは

　大学の教員をやりながら、自動翻訳の会社、みらい翻訳の社長を兼務している。人工知能（AI）を活用したコンピューターによる自動翻訳（機械翻訳） … ［続きを読む］

早期解散の論理と民主主義の後退

数の論理を超えた民主主義精神の根幹をめぐる試練の時を迎えた

今回の総選挙で民主主義が活性化するか？　安倍政権が任期を1年以上残して解散した。民進党が瓦解（がかい）状態で野党が弱体というタイミングをとら … ［続きを読む］

本当は怖い小池百合子氏のリセット

ポピュリズムで進める新右派転換。戦後リベラルの価値観・規範は崩壊の瀬戸際か

危機ごとに右傾化を進める保守　「改革保守政党を目指す」。先月27日、新党「希望の党」の結党の記者会見で、代表の小池百合子・東京都知事はそう語 … ［続きを読む］

立憲民主党に必要な理念は「リベラル」ではない

「立憲自由民主主義」を旗印にせよ

３極の中における可能性　新聞各社の衆院選序盤の情勢予測では、与党が堅調で「希望の党」が伸び悩み、立憲民主党が躍進する勢いだ。与党が勝利すると … ［続きを読む］

総選挙をめぐるネットの「風」を読む

決してブレない安倍氏の支持者。選挙で重要なのは、結局、好き嫌いとフィーリング

安倍さんに慣れ過ぎた　いよいよ本格的な選挙戦に入ってきたが、今回の解散をめぐり、ネットの「風」はどのようになっているのか。本稿の執筆依頼が来 … ［続きを読む］

スマホは人と環境に優しいか？

環境経済学から見た原料、生産、使用、廃棄・リサイクル

　アップルが9月12日、スマートフォン「アイフォーン」の最上位機種「Ｘ（テン）」を発表した。価格は11万円台である。スマホは2007年の誕生 … ［続きを読む］

「小池的」イメージ政治にひそむわな

理性的判断を阻害するテレビに特化した情報発信に有権者・メディアはどう対応するか

異例尽くしの衆院解散　9月28日の臨時国会冒頭に衆議院の解散が宣言され、10月22日投開票の第48回衆議院議員総選挙が行われることになった。 … ［続きを読む］

中国「芸術産業」国家戦略を現代アート好き弁護士が見る

中国と日本を往復する現代アート好き弁護士が垣間見た中国の「芸術産業」国家戦略 アンダーソン・毛利・友常法律事務所若林 耕１．中国は … ［続きを読む］

希望の党の「排除」が甦らせた立憲政治の「希望」

専制化への反撃の狼煙がついにあがった

本当の「希望」はどちらか？　「国難突破」とは強権的な政府が用いる常套句であり、それを名目にする衆議院の解散が与党の勝利に終われば日本政治も専 … ［続きを読む］

最新技術の導入こそ、城の建て替えの「伝統」

旧来の材料、手法で再現を目ざす熊本城と名古屋城の建築費は割高が必至

　先日、ある建設関係者から、日本の「お城の天守閣」の多くが建て替え時期にある、と聞かされた。　なるほど、国宝として何百年も残ってきたいくつか … ［続きを読む］

広がるクビアカツヤカミキリの被害

サクラやウメ、モモを枯らす外来昆虫に監視の目を

　サクラの幹の中から這い出ようとしているカミキリムシを、ある夏の日に見つけた。黒い頭部に続いて、首元の赤い色が目に飛び込んできた。外来昆虫の … ［続きを読む］

ルポ　「北」まで５００メートル、非武装地帯で

南北国境の最前線、韓国側の監視所で見た兵士たち

　北朝鮮による核開発とミサイルの相次ぐ打ち上げが緊張を高めている朝鮮半島。北朝鮮との偶発戦争を招きかねない根本的な要因は、いまだに戦争状態が … ［続きを読む］

ドイツ総選挙―難民危機が極右政党の追い風（下）

ドイツの民主主義勢力にとっては長い戦いが始まった

「メルケル続投」の確信で緩んだ緊張感　一体なぜこのような事態が起きたのだろうか。　今回の選挙結果について、多くのドイツ人たちから「極右政党『 … ［続きを読む］

［52］もりかけ出前出演と人寄せパンダ

9月19日(火)　午前中、局で定例会議。解散・総選挙をめぐっての特集とすべきと力説する。この大義なき解散は、いくら何でもひどすぎる。だが、関 … ［続きを読む］