投票 の検索結果

民主主義の危機が露呈した沖縄県名護市長選

沖縄の苦難の歴史をわが身に置き換えて真摯に学べば本土との溝を埋める第一歩になる

名護市民の疲れと諦め、国策の重圧　全国や米国の注目を集めた名護市長選挙は、辺野古移設反対の現市長を破って自公推薦の新人、渡具知候補が勝利を収 … ［続きを読む］

［70］ 「小泉進次郎通り」を歩きながら…

1月23日(火)　大雪のあおりをもろに受けて、家にたどり着いたのは午前4時ころになっていた。住んでいる集合住宅の前には雪がつもっていて、ごみ … ［続きを読む］

プーチン大統領が挑む「最終決戦」のゆくえ

「大国」ロシアは復活するか？ロシア型「主権民主主義」は可能か？そして後継者は？

「大統領選はプーチン氏に投票」75％　2001年にプーチン政権が成立してから、今年で18年目を迎える。その間、メドヴェージェフ政権（2008 … ［続きを読む］

［68］Shitholeを肥溜めと訳す妥当性

1月9日(火)　朝の便で富山から東京に戻る。局の定例会議のあと、雑用のみにて無為に過ごす。本当にやらなければならないことがあるというのに。書 … ［続きを読む］

ＡＩ時代にこそ「ベーシックインカム」の実現を

汎用ＡＩの普及が人間の仕事を奪い、包括的な社会保障制度が必要になる

ベーシックインカムとは何か？　ベーシックインカム（ＢＩ）は、政府が国民全員に対して生活に必要な最低限のお金を給付する制度である。私はこれをよ … ［続きを読む］

「戦後レジームからの脱却」は駄法螺

自称保守と花畑左翼の知的劣化

　2018年、日本はどうなるのか？　多分どうにもなりません。別に斜に構えて、皮肉を言っているのではない。2015年も2016年も2017年も … ［続きを読む］

立憲結党でみえた理念追求の機運

政策体系構築につなげ野党再建を

　2017年10月の衆議院総選挙を野党の側からとらえ返し、野党の現状と政権を取るために乗り越えなければならない課題を考えてみたい。前原誠司民 … ［続きを読む］

続・沖縄との溝―本土日本人は植民地主義と決別を

沖縄の自己決定権の主張と、基地引き取り運動の可能性

歴史認識のギャップ　沖縄と本土の大きな溝を作っている大きな原因の一つは、歴史認識である。　アジア・太平洋戦争後、沖縄は27年間、米国の統治下 … ［続きを読む］

［66］友人の死をはるか遠い中東の地で知る

12月26日(火)　イスタンブール空港でトルコ航空の国内線に乗り換えて、イラク国境の都市マルディンに向かう。マルディンはとても古い歴史をもつ … ［続きを読む］

2018年はマクロンの１人勝ち？！

低迷した支持率が年末に急上昇。国内の“政敵”はパッとせず、国際的にも好位置に

ドゴールばりの「強いフランス」前面に　2018年、フランスのエマニュエル・マクロン大統領には順風が吹きそうだ。　昨年5月の就任から間もなく急 … ［続きを読む］

憲法の包容力よ再び

誰もが当事者の立憲的改憲論

●カミからカチへ　憲法改正や憲法論義が盛り上がりつつある、とされている。一方で、やはりまだまだ日常的な問題として人々の間で憲法が語られる状況 … ［続きを読む］

暗礁に乗り上げたカタルーニャ「独立号」

州議会選挙が浮き彫りにしたスペインの分断。修復に必要なのは共存の枠組みの再構築か

まさかの「独立宣言」　丘の中腹の公園から街を見下ろすと、陽光に輝く地中海を背景に、ひときわ高くサグラダ・ファミリア（聖家族教会）のシルエット … ［続きを読む］

実は危うい日本の護憲派

戦後の憲法改正論議に違和感。国の基本構造や理念を護るための改憲もありか

リンカーンによる強引な改憲　憲法を改正すべきかどうか。戦後70年延々と議論してきたこの問題が、2019年に初めて具体的な選択を迫られそうな気 … ［続きを読む］

日本の改憲論議はガラパゴス化？

憲法改正の実態、国際比較、これまでの論争の歴史から見えてくる疑問と課題とは

高まる憲法改正の可能性　昨年の衆議院選挙を経て、憲法改正に積極的な政党（自民・希望・維新）が衆議院で発議に必要な３分の２を大きく超える状態と … ［続きを読む］

財政破綻は避けられるのか

増税と再分配をめぐって、経済学者座談会

　解散総選挙で与党は大勝し、アベノミクスは当面続く見通しです。日経平均株価はバブル崩壊後の最高値を更新し、企業業績は好調を続けています。しか … ［続きを読む］

福山幹事長が語る、立憲民主党が目指す政治

立憲主義を守りつつ、多様で寛容な社会を実現。ＳＮＳも駆使して「草の根」と連携を

　この秋、突然おこなわれた衆院選で、解散後に立ち上がった立憲民主党が民進党にかわって野党第１党に躍進しました。立憲主義の砦（とりで）、リベラ … ［続きを読む］

日本の民主主義に足りないもの

政権交代のある政治に不可欠な野党の政策立案力。今こそ政策シンクタンクの発展が必須

「選挙があれば民主主義」ではない　旧ソ連でも北朝鮮でも国民一般が参加する選挙が実施されていた（る）ことは、意外に知られていない。しかし、いず … ［続きを読む］

[26]続・日韓の若者、どっちが生きづらい？

髪型も服装も自由――韓国の「学生人権条例」

　日本で強制黒染め問題が話題になっていたので、ツイッターで「韓国は髪型も服装も自由。中学生が化粧しているよ」みたいなことをつぶやいたら、あち … ［続きを読む］

［1］トランプ氏がさかんに吹く「犬笛」とは

たとえ米国民の過半数が眉をひそめても、自らの支持層を喜ばせれば政治基盤強化になる

5カ月を5年に感じる　ワシントンに着任して５カ月がたった。私にとって、それは「５年」の長さにも感じられる喧騒（けんそう）の連続であった。　な … ［続きを読む］

トランプ大統領をめぐる不都合な真実

暴言は支持者へのメッセージ。政党が弱く、頼れるのは大統領だけ？再選の観測も

レームダックと無縁のトランプ大統領　ドナルド・トランプのアメリカ大統領選のまさかの勝利から1年が経った。大統領になって以降も「お騒がせ」を続 … ［続きを読む］

トランプ大統領が１年持ったワケ

宗教とポピュリズムと排外主義が結びついた政治がもつ「強さ」と「危うさ」

大統領のアジア歴訪を絶賛したバノン氏　先月、トランプ大統領が日本を含む東アジアの主要国を歴訪、ベトナム・ダナンではアジア太平洋経済協力会議（ … ［続きを読む］

50年たって公開：朝永振一郎のノーベル賞への道

選考委員の１人が米国で開かれた国際シンポで秘話を披露

　ノーベル賞選考にかかわる文書は、授賞から50年以上経過したら「歴史研究を目的とする申請者」に公開できることになっている。1974年から実施 … ［続きを読む］

憲法改正に真剣に取り組むべき時だ

占領下の日本国憲法　安倍晋三総理大臣は憲法9条に自衛隊を明記する等の憲法改正案を提示している。　現行憲法は1946年11月3日に日本国憲法と … ［続きを読む］

米大統領選から1年　市民パワーで民主党が復活？

初のトランスジェンダー議員も誕生した米地方選

大統領選から1年目の出来事　「民主党がついに復活した!」　米民主党の全国委員長トーマス・ペレズ氏が、観衆に向かって叫んだ。　これは、トランプ … ［続きを読む］

憲法９条の３つの命運とは～「砂川判決」から考える

砂川判決から見えてくる「最終的に判断するのはシビック・アクティビズム」という刻印

憲法発布71年目の報告 　憲法公布71年目にあたる本年11月3日、私は米国マサチューセッツ州ケンブリッジで過ごした。ハーヴァード大 … ［続きを読む］

「安倍ファースト」改憲に対案は必要か

腰を据えて「改憲ノー」を言い続けることが真の「対案」だ

異常な低投票率で誕生した政権が改憲？ 　10月の総選挙（民主主義国家では稀にみる低投票率）の結果は、世界中で大いに驚かれている。絶対得票率（ … ［続きを読む］

［59］「私はクールな報道陣じゃないからよ」

11月7日(火)　午前中、局で定例会議。トランプ訪日でさまざまに起きた出来事をめぐって何にフォーカスするかは、人によってこれほど意見が異なる … ［続きを読む］

ユロはハムレット？フランスの原発削減先送り

環境運動家出身、マクロン政権の人気大臣の方向転換をめぐり国内では賛否両論

「現実主義者」か「変節者」か　ニコラ・ユロ環境連帯大臣は「現実主義者」なのか、それとも「変節者」か――。就任半年で、原発（58基）数の減少は … ［続きを読む］

ＥＵが模索する｢国民国家｣の枠組み

目指すべきは｢寛容｣と｢共生｣の“多様性社会”

揺れるＥＵ 　現在28カ国が加盟するＥＵ(欧州連合)では、原則として人･物･サービス･資本の移動が自由で、民主主義や法の支配､人権の尊重､男 … ［続きを読む］

「コミットメント」で読み解く衆院選

イデオロギーよりも重要な「関与の度合い」と政治行動の関係性

　先の衆院選は摩訶不思議（まかふしぎ）な選挙だった。安保法制を巡る強引な政局運営、稲田前防衛大臣ら閣僚の失言多数（本欄拙稿『失言の心理 … ［続きを読む］