環境 の検索結果

京都議定書からパリ協定へ——アル・ゴアの20年

ドキュメンタリー映画「不都合な真実２」が映す未来への希望

「ヒーロー企業にならないか？」　国連の気候変動交渉COP21が開催されているパリから、アル・ゴア元米副大統領が電話をかけ、アメリカの太陽光発 … ［続きを読む］

プロ野球は、球団を増やして２リーグ４地区制に！

埋もれた逸材を獲得できるプロ、活性化するアマチュア野球

　2004年にパ・リーグはリーグ優勝決定から日本シリーズ開幕までの間延びした空白期間を埋めるためプレーオフ制度を導入した。04年は勝率2位の … ［続きを読む］

一生に、何社で働く？　一度に、何社で働く？

テクノロジーの発展はこれからの働き方をどう変えていくか

　皆さんは、学生を終えてから定年退職までに何社に勤めるでしょうか？　この問いを、私は毎年、講義を受ける大学生にぶつけています。2017年の場 … ［続きを読む］

ものづくりも「インスタ映え」の時代

工房「Makers’Base」の週末ワークショップに集まる女性たち

　ものづくりのワークショップというと、どんなイメージを持つだろうか。「作ることの楽しさを体感する」、「作る技術を学ぶ」、「世の中に一つしか無 … ［続きを読む］

ディストピア映画の35年史

生命科学・生命倫理は「ブレードランナー後」にどう描かれてきたか

　前回の論考「『ブレードランナー』で生命や科学を語ろう」に多くの人から関心が寄せられ好評だったので、この機会に『ブレードランナー』から『ブレ … ［続きを読む］

「習一強」と「習近平の時代」のあいだ

中国共産党大会での習総書記の３時間演説と、党指導部の人事から見えてくるものとは

毛沢東時代のようなイメージ？ 　中国語で「十九大」と言われる第19回中国共産党大会が先月24日、閉幕した。日本のメディアも、人事に … ［続きを読む］

「原発ゼロ」を改憲のダシにするな

反原発の立場からみても、科学技術に対する思慮不足が透けて見える

　唐突な解散総選挙で何が変わったかと言えば、改憲という２文字の現実味が増したことだろう。与野党の勢力分布こそ代わり映えしないが、野党のなかで … ［続きを読む］

日本の核外交を転換する絶好の機会が訪れた

核兵器廃絶国際キャンペーン（ICAN）がノーベル平和賞を受賞する意義

　2017年のノーベル平和賞は「核兵器廃絶国際キャンペーン（ICAN）」が受賞した。ノーベル委員会によるその授賞理由は「核兵器の利用がもたら … ［続きを読む］

LGBTへの偏見を生みだす構造を知り

勇気を持って一つ一つ声を上げ続ける

　「同性を好きになる」ということを自分の中で肯定的にとらえられるようになるまでに、私の場合は12年の歳月とフランス留学という大きな転機が必要 … ［続きを読む］

衆院選の最大の収穫とは

小池劇場、枝野フィーバー、自民党大勝……。秋風が吹く中、見えてきた日本政治の今後

自民党の大勝で終わったが……　衆院選が終わった。「小池劇場」があったり、枝野幸男氏率いる立憲民主党が突然、熱狂を … ［続きを読む］

デジタル化で後世に残すホロコーストの記憶

欧米で進む研究、3DやVRを活用、生存者との「バーチャル対話」も

　第2次大戦時にナチスドイツがユダヤ人やロマ、政治犯など600万人以上を殺害したホロコースト。70年以上の時が経ち、ホロコーストからの生存者 … ［続きを読む］

脅かされる沖縄県民の命の水

衆院選挙中に明らかになった「日本の本当の国難」

　沖縄は本土よりも雨が多く、水には困らないだろうと考える人が多い。しかしこれは大いなる誤解である。　確かに本土の平均年間降雨量1600ミリに … ［続きを読む］

社会は科学や技術とどうつきあうか

死活的に重要な領域に飛び込んでみては

  　あなたの専門は何かと問われれば、科学史・科学技術社会論（STS）と答えることにしている。あるいは、「科学論」と短く省略するこ … ［続きを読む］

変化のうちにある定数に着眼

変化そのものをつかむ

　今という時代を理解するためには、「今という時代」について（のみ）書いてある本を読んでもダメである。十分に長期的な視野の中で「今という時代」 … ［続きを読む］

「ブレードランナー」で生命や科学を語ろう

新作『ブレードランナー2049』が深化させる「人間とは」の問題提起

　筆者は中学生のとき、映画館で『ブレードランナー』を観て、衝撃を受けた。テレビで放映されたものを録画して何度も観て、大学生のときにはディレク … ［続きを読む］

国連安保理は北朝鮮の暴走を止められるか

25年に及ぶ安保理での経験を踏まえ、国連を通した解決の可能性を探る

緊迫化の一途をたどる北朝鮮情勢　国連安全保障理事会では四半世紀にわたって、北朝鮮の核ミサイル問題の解決に向けた審議を続けてきた。その間、9度 … ［続きを読む］

宇宙飛行士に与えられる「使命」と「自信」

金井宣茂飛行士のインタビューから見る、「スーパーマン」ぶりから思うこと

　先日、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）の金井飛行士が日本へ帰国し、記者会見を行いました。金井飛行士は、2009年に宇宙飛行士候補者に選ばれ … ［続きを読む］

デッカードは、レプリカントなのか？

ＳＦ映画「ブレードランナー2049」が突きつける新しい挑戦

　SF映画の最高峰とも呼ばれる「ブレードランナー」の続編が来週、いよいよ日本で公開される。リドリー・スコット製作総指揮、ドゥニ・ヴィルヌーヴ … ［続きを読む］

早期解散の論理と民主主義の後退

数の論理を超えた民主主義精神の根幹をめぐる試練の時を迎えた

今回の総選挙で民主主義が活性化するか？　安倍政権が任期を1年以上残して解散した。民進党が瓦解（がかい）状態で野党が弱体というタイミングをとら … ［続きを読む］

がん検診による「過剰診断」とは何か

公衆衛生医から見た福島の甲状腺検査の問題点

がん検診の目的は「死亡率減少」　がん検診は、がんが見つかればいいというものではない。がん死亡を予防することこそが目的である。がんの中には、進 … ［続きを読む］

安室奈美恵さんは、なんで寂しそうなのだろうか

ビジネスの香りがまるでしないのに、ビジネスの中心にいてしまう人

コンサートで驚いた三つのこと　9月20日に安室奈美恵さんが引退を発表した。　それを報じるテレビ各局が、直前に開かれた沖縄でのコンサートの最後 … ［続きを読む］

党首不在で本部も売却　フランス社会党の悲哀

大統領や首相を輩出、政界に君臨した名門政党を弱体化した現実を知らないエリート集団

屋台骨が腐敗、じわじわと崩壊の道へ　日本の民進党は唐突な総選挙を機にアッという間に解党したが、屋台骨が徐々に腐敗した末、じわじわ崩壊の道をた … ［続きを読む］

日本から｢ノーベル賞｣は出なくなる?!

求められる大学の｢グローバル化｣

受賞者の多くが「ノーベル賞は出なくなる｣と懸念 　先週からノーベル賞の発表が続いた。今年は文学賞に長崎生まれのカズオ･イシグロ氏が選ばれた。 … ［続きを読む］

スマホは人と環境に優しいか？

環境経済学から見た原料、生産、使用、廃棄・リサイクル

　アップルが9月12日、スマートフォン「アイフォーン」の最上位機種「Ｘ（テン）」を発表した。価格は11万円台である。スマホは2007年の誕生 … ［続きを読む］

安定を遠ざける麻生太郎副総理の難民射殺発言

北朝鮮難民が武装する可能性は低い。難民を受け入れる覚悟と準備を

難民問題の本質――難民とは何か、武装とは何か 　「武装難民かもしれない。警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなけれ … ［続きを読む］

危機に瀕する「百聞は一見にしかず」

感覚情報系の進化が「情報実体化」を推し進めた

　「情報実体」論なるものを、筆者は主張してきた（本欄拙稿「偽情報が『偽』にならない現代ネット社会」、拙著『ブラックボックス化する現代』）。　 … ［続きを読む］

「小池的」イメージ政治にひそむわな

理性的判断を阻害するテレビに特化した情報発信に有権者・メディアはどう対応するか

異例尽くしの衆院解散　9月28日の臨時国会冒頭に衆議院の解散が宣言され、10月22日投開票の第48回衆議院議員総選挙が行われることになった。 … ［続きを読む］

ノーベル文学賞の幸福と不幸

カズオ・イシグロが与えてくれる至高の読書体験をかみしめる

　ノーベル文学賞に選ばれ、ロンドンの自宅から出てきたカズオ・イシグロ（62）の姿を、10月５日深夜のＴＶニュースが映していた。黒いシャツと黒 … ［続きを読む］

やんばる世界遺産登録が問う「日米政府の矛盾」

環境管理基準で定めた「絶滅危惧種の生息地保護」を自ら裏切るオスプレイ配備

　奄美・琉球はその豊かな生態系と生物多様性とにより世界自然遺産登録に値する。このため環境NGO諸団体は、IUCN（国際自然保護連合）総会など … ［続きを読む］

蔓延する政治家たちの世襲を考える

次第に増える政治家の世襲　近年、政治家の世襲が次第に増加してきている。　戦争直後は戦前の政治家たちの追放もあって新たな政治家が官界あるいは財 … ［続きを読む］