博士 の検索結果

ドイツの若手研究者支援策の手厚さと継続性

産学連携でも起業支援でもブレない政策が成果をあげている

　ドイツの科学技術政策にあって日本の政策にないもの。それは息の長さではないだろうか。同じ政策、制度が長年続くことによって確実に成果を出してい … ［続きを読む］

西郷隆盛がかかった寄生虫病フィラリアは根絶目前

知らないうちに着々と進む「顧みられない熱帯病」の制圧支援活動

　西郷隆盛は、リンパ系フィラリア症と呼ばれる寄生虫病にかかっていた。そのせいで陰囊が大きく腫れて馬に乗れず、移動のときは籠に乗ったという。平 … ［続きを読む］

人工知能(AI)が雇用や働き方に与える影響と労働法上の問題点

AIが雇用や働き方に与える影響と労働法上の問題点西村あさひ法律事務所弁護士　菅野 百合　1   はじめに　様々なメディア … ［続きを読む］

脱原発は可能か？ ゼロ法案のほんとうの狙い

法施行後５年で全原発廃炉。緊急時の再稼働も禁止。国民運動で世論の政策化はできるか

　立憲民主党は3月9日、すべての原発の速やかな停止、廃止などをうたった「原発ゼロ基本法案（原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法 … ［続きを読む］

「働き方改革」と、日米労働文化の差

自主的・自発的な選択に不慣れな「日本型メンタリティー」が背景に

　「働き方改革」でかまびすしい。「裁量労働制」「高プロ」といったことばが飛び交ったと思ったら、裁量労働制の対象拡大部分は「削除する方針」（安 … ［続きを読む］

「企業のニーズ」に基礎研究が潰される

産学連携を理由に、大学を産業界の下請けにするな

　最近、教育の機会均等に向けた活発な議論がなされ、昨年12月8日に閣議決定された「新しい経済政策パッケージ」では、授業料減免措置の拡充などが … ［続きを読む］

ヒトの脳を知ることが、人工知能の発展を刺激する

神経細胞ネットワークの３次元図を描く「コネクトミクス」の貢献

　ガラケーと呼ばれた携帯電話は、ただ電話番号を登録し、メールを送受信する機械だった。使いやすくて便利ではあったが、機械自身がひとりでに成長し … ［続きを読む］

「何の役に立つの？」基礎研究者が直面する現実

性急な成果を求められ、非正規雇用が増えて、博士課程進学者が先細る

著名な宇宙研究機関も予算や企業寄付の獲得に苦労する　宇宙の始まりであるビッグバン。東京大学のカブリ数物連携宇宙研究機構は、その謎に挑戦する世 … ［続きを読む］

［書評］『戦前日本のポピュリズム』

筒井清忠著

「政党批判」と「天皇シンボル」の存在　　　ポピュリズムの主要な内実は、日本語で言えば、劇場型大衆動員政治である。その意味で、ポピュリズムは何 … ［続きを読む］

たばこにも「ハームリダクション（害の軽減）」を

禁煙できない人たちを非難せず、害の少ないものに誘導する考え方

ハームリダクションとは何か　日本では、麻薬、覚せい剤などの薬物の自己使用は、薬物関連法規（覚せい剤取締法、毒物・劇薬取締法、麻薬・向神経薬取 … ［続きを読む］

八田進二教授「東芝問題の対策を誤ると日本の監査制度は１０年遅れる」

「東芝はなぜセカンド・オピニオンをとらなかったのか？」

　青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科の八田進二教授（６８）が今年３月をもって同大学を退職する。会計と監査研究の第一人者として、倫理 … ［続きを読む］

投資家は研究開発ベンチャーをどう見分けているか

選ばれるスタートアップとは、「技術力」よりも「社会課題」、そして「人」だった

　名の通った大企業にも、閉塞感や将来への不安が漂う時代だ。「自分で会社を始めたい」という願いが、若い世代に広がっている。最近は「スタートアッ … ［続きを読む］

ナチスドイツでのクーデター失敗を描いた映画「ワルキューレ」と事業再生

映画で学ぶ事業再生～映画「ワルキューレ」アンダーソン・毛利・友常法律事務所荻野 聡之　１　はじめに　1944年7月20日、東プロイセンのラス … ［続きを読む］

女の子も目指そう「学者・博士」

成人の日に伝えたい「サイエンティストに男女の区別は関係なし」

　成人の日を迎えられた皆様、おめでとうございます。先日、子ども達の「将来なりたいもの」というアンケート調査で、男の子は「学者・博士」が１５年 … ［続きを読む］

中国が科学で世界一になる時代

上海から日本の未来を考える

　2017年12月に、太陽系外惑星に関する上海の国際会議に出席した。すでに様々なところで繰り返し述べられていることではあるが、中国の発展の凄 … ［続きを読む］

［２０１７年　映画ベスト５＋アルファ、その他］

映画それ自体として訴求力をもつ作品

ベスト５『散歩する侵略者』(黒沢清)　宇宙生命体/侵略者によって肉体を乗っ取られ、概念/通念を奪われる人間たちの奇妙な言動をメインに描くSF … ［続きを読む］

財政破綻は避けられるのか

増税と再分配をめぐって、経済学者座談会

　解散総選挙で与党は大勝し、アベノミクスは当面続く見通しです。日経平均株価はバブル崩壊後の最高値を更新し、企業業績は好調を続けています。しか … ［続きを読む］

ＡＢＣ予想の望月新一教授はこんな人

ブログ記事から浮かび上がる「テレビ好き」「律義さ」「数学愛」

　整数論の超難問「ＡＢＣ予想」を一人で証明したとされる京都大学数理解析研究所（数理研）の望月新一教授は、あらゆる取材を断っている。ところが、 … ［続きを読む］

沖縄を深掘りする「OKIRON」、発信

アーカイブ機能を重視し、沖縄と本土双方向の目線を重層的に積み上げたい

沖縄について学び、考えるサイト　「OKIRON/オキロン」とは、「沖縄を論じる」の二文字をとった「沖論」を、ローマ字とカタカナで表記したもの … ［続きを読む］

［書評］『東芝の悲劇』

大鹿靖明著

日本の負の縮図　　　これは労作である。著者の大鹿靖明は朝日新聞の記者で、前著『メルトダウン――ドキュメント福島第一原発事故』（講談社文庫）は … ［続きを読む］

戦争することを忘れた人々が暮らすコスタリカ

軍隊を撤廃して平和国家になった中米の小国は、教育・医療・環境にきっちり投資する

　中米の小国、コスタリカが燦然と光り輝いている。1948年に軍隊を撤廃し、軍事予算を教育費や医療費に割り当て、国民の幸福度を最大化する社会福 … ［続きを読む］

規制緩和派の「混合診療」拡大要求が矛盾を広げる

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（５）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

高難度手術を医師の裁量に委ね、繰り返される医療事故

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（４）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

［書評］『動物になって生きてみた』

チャールズ・フォスター著　西田美緒子訳

人間が動物になったとき…　　野生の動物でもそのへんのイヌやネコでも、いま彼らがじっと見ているものはどう映っているのか、何を考え … ［続きを読む］

患者・被験者の人権を保護するためには、臨床研究を管理する立法が不可欠

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（３）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

デジタル化で後世に残すホロコーストの記憶

欧米で進む研究、3DやVRを活用、生存者との「バーチャル対話」も

　第2次大戦時にナチスドイツがユダヤ人やロマ、政治犯など600万人以上を殺害したホロコースト。70年以上の時が経ち、ホロコーストからの生存者 … ［続きを読む］

臨床研究の管理は「人体実験」に目をそむけてスキャンダル対応の歴史

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（２）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

ポエムなAIに騙されるな

AI時代の日本の勝ち残り戦略とは

　大学の教員をやりながら、自動翻訳の会社、みらい翻訳の社長を兼務している。人工知能（AI）を活用したコンピューターによる自動翻訳（機械翻訳） … ［続きを読む］

来春施行の臨床研究法をどうみるか「形だけ整え、問題を矮小化」

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（１）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

福島事故による放射性ヨウ素被ばくは多くない

「データが不十分で被ばく量はわからない」という主張は間違いだ

　東京電力福島第一原発事故の後に子どもの甲状腺がんが多数見つかっている。チェルノブイリでは放射性ヨウ素のせいで子どもの甲状腺がんが増えた。だ … ［続きを読む］