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文化・エンタメ 「日本」の戦後史 【第1章 未来幻想の夏】
2016年の1月、私は青山の岡本太郎記念館を訪れた。骨董通りの一本裏手には、いまでも古い屋敷がぽつぽつと残っていて、戦前の青山高樹町のふん … [続きを読む]
菊地史彦 2017年02月06日
丹下健三の夢のアーチ 藤森照信によれば、丹下健三が建築史に残した業績のひとつは、「ル・コルビュジエが果たし得なかった夢を実現したこと」である … [続きを読む]
菊地史彦 2017年02月08日
磯崎新は後に、「太陽の塔」について、「巨大な男根のような塔が柔らかい皮膜をかぶった屋根を突き抜いたときに、勝負あったと思った」と書いた。 … [続きを読む]
菊地史彦 2017年02月17日
ハプニング続出の最終日 大阪万博は、1970年9月13日閉会した。 串間努によれば、閉会式イブの9月12日から、来場者の熱気は急上昇してい … [続きを読む]
菊地史彦 2017年02月20日
Journalism
肩書は「編集委員」。そのあとに「大衆文化担当」がつく。芸能や社会風俗だけでなく日本各地に残る怪異伝承や「UMA」と呼ばれる(未確認生物も追 … [続きを読む]
小泉信一(朝日新聞編集委員(大衆文化担当)) 2017年02月21日
文化・エンタメ
忘れられた歌姫の死 2017年2月8日、青山ミチの訃報を聞いた。 正確な日時は明らかではない。彼女(おそらく一人住まいだった)の居宅を訪れた … [続きを読む]
菊地史彦 2017年02月28日
英語を「外国語」の代表のように扱う不都合 そもそも学ぶべき「外国語」が英語である点も問題である。英語は多くの差別的な表現に満ちているからで … [続きを読む]
杉田聡 2017年03月15日
未だに「総括」できない痛みとして、戦後史に刺さったトゲとも言うべき「連合赤軍事件」。その痛みが、生身の肉体となって私たちの目の前に現れた。 … [続きを読む]
大友麻子(游学社) 2017年03月16日
社会・スポーツ
売れている芸能人が、こんなに簡単に芸能界を引退できる時代になったのか。それは、喜ばしいことだと思う。「辞める自由」。そんな当たり前のことが … [続きを読む]
小野登志郎 2017年04月06日
政治・国際
拙書『日本国憲法の誕生』の改訂版を出したばかりである。あらためて従来の憲法制定過程を再検討してみて、われわれに当然と思われてきたことが、実 … [続きを読む]
古関彰一 2017年05月02日
政治・国際 トランプ、日米関係、そして日米のポピュリズムをめぐって
ここで話題を転じて、トランプ当選を歓迎した日本の一部の層に焦点をあててみよう。 少なくとも、この層はトランプを毛嫌いするのではなく、興味を … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2017年05月26日
森友学園 加計学園問題で政治とメディアが攻防 「加計学園」をめぐって、政治が大きく揺れている。そこからメディアと政治に関する多様な論点を見い … [続きを読む]
西田亮介 2017年06月28日
文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
森友・加計への怒りも冷めた 読む前と後で、世界の見え方が変わってしまう本がある。6年前の2011年6月に刊行された『本土の人間は知らない … [続きを読む]
小木田順子 2017年08月28日
ドイツ政治史に見られなかった地殻変動 ドイツの民主主義体制が、第2次世界大戦後最大の試練に直面している。右派ポピュリズムの波は、英国や米国に … [続きを読む]
熊谷徹 2017年10月03日
(1)安室奈美恵は沖縄の影と1990年代日本社会の影をつなぐ存在だった 今回の引退発表についての報道で、私の知る限りあまり大きく扱われなかっ … [続きを読む]
太田省一 2017年10月16日
科学・環境
唐突な解散総選挙で何が変わったかと言えば、改憲という2文字の現実味が増したことだろう。与野党の勢力分布こそ代わり映えしないが、野党のなかで … [続きを読む]
尾関章 2017年10月31日
政治・国際 漂流キャスター日誌
伊藤詩織氏の記者会見へ10月24日(火) 午前、所用で局の定例会議欠席。立憲民主党の枝野幸男代表へのインタビュー準備。「調査情報」の最終校正 … [続きを読む]
金平茂紀 2017年11月08日
10月31日(火) 午前、局で定例会議。その会議中に、神奈川県座間市のアパートから9人の遺体が発見されたとの第一報。クーラーボックスのなかに … [続きを読む]
金平茂紀 2017年11月14日
11月28日(火) 午前10時から局で「報道特集」の定例会議。急遽、広島に行くことに。核廃絶のための「賢人会議」の取材だ。14時45分発のJ … [続きを読む]
金平茂紀 2017年12月13日
12月5日(火) 午前10時から局で『報道特集』の定例会議。午後1時から中東取材打ち合わせ。全幅の信頼を寄せているEさん、Nさん、Tさんらと … [続きを読む]
金平茂紀 2017年12月18日
昨年の秋頃、自店で展開しているAI=人工知能のフェアに並ぶ本たちを眺めているとき、ふと「これは、ただならぬことが起こりつつあるのではないか … [続きを読む]
福嶋聡 2017年12月26日
“時代の塗り替え”と正統性の動揺 2018年になった。この2018年には「明治維新150年」と最後のフルバージョンの … [続きを読む]
駒村圭吾 2018年01月17日
文化・エンタメ 「日本」の戦後史 【第2章 ザ・ピーナッツの時代】
伊藤シスターズ 1958年12月20日、東京有楽町の東京ヴィデオ・ホールでは、「ジャズコーラスの祭典」と銘打ったコンサートが開催された。出演 … [続きを読む]
菊地史彦 2018年01月17日
歴史認識のギャップ 沖縄と本土の大きな溝を作っている大きな原因の一つは、歴史認識である。 アジア・太平洋戦争後、沖縄は27年間、米国の統治下 … [続きを読む]
新垣毅 2018年01月19日
「シャボン玉」とキャラクター ピーナッツが、60年代初頭の基本路線として選んだのは、洋楽のカヴァー・ソングだった。「可愛い花」に続く2枚目の … [続きを読む]
菊地史彦 2018年02月09日
なぜアメリカは世界最強の国家になろうとしたのか 日本近現代史研究の泰斗であるジョン・ダワ―の『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別 … [続きを読む]
駒井 稔 2018年02月15日
双子の魅惑と脅威 今さらだが、私もピーナッツにしばらくの間、夢中だった。今でも、彼女たちの歌う姿を映像で見ると、当時の甘酸っぱい … [続きを読む]
菊地史彦 2018年02月21日
オリジナルソングを求めて 『モスラ』は、本人たちも渡辺プロも東宝も気づかないままにピーナッツを歌手以外の何者か、または歌手を超えた何者かへ変 … [続きを読む]
菊地史彦 2018年04月03日
前を向けというラブソング――「ふりむかないで」 「ふりむかないで」は、宮川泰によれば、ポール・アンカの「ダイアナ」のイントロに想を得てつくっ … [続きを読む]
菊地史彦 2018年04月06日
遠い国への旅 3枚目のシングル盤でカテリーナ・ヴァレンテの持ち歌「情熱の花」を歌ったことが縁で、渡辺プロは1963年に、カテリーナを招聘、ピ … [続きを読む]
菊地史彦 2018年05月08日
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