演劇 の検索結果

スティングの来日公演でみた親子の絆

バックコーラスとして参加していた息子のジョー・サムナー

　薄暗い舞台の袖から、静かに現れたのは、スティングだった。　先日（6月6、7、8日日本武道館、10日大阪中央体育館）行われた来日コンサートで … ［続きを読む］

［書評］『キジムナーkids』

上原正三著

『この世界の片隅に』の続きのようなお話　　　とあるジャーナリストが言っていた。「どうしてテレビの情報番組では、辺野古の問題など、もっと沖縄の … ［続きを読む］

日本の「縦割り法学部」へようこそ　分断された専門の弊害

日本の縦割り法学部へようこそ 外国法事務弁護士・米ＮＹ州弁護士スティーブン・ギブンズ（Stephen Givens）　いわゆる … ［続きを読む］

政党政治の危機の芽は社会をつなぐ力の弱まりに

　政党政治が危機だというが、これは近代以来ずっと指摘されてきたことである。たとえば今の安倍政権の当否などに限定された課題であるわけではない。 … ［続きを読む］

「冬のソナタ」ユン・ソクホ氏が語る初の映画作品

「最もロマンチックな面を表現したかったのは、瞳の演技でした」

　ペ・ヨンジュンが主演の「冬のソナタ」などの四季シリーズや、チャン・グンソク主演の「ラブレイン」など、日本でも愛される作品を次々と生み出して … ［続きを読む］

続・必見！　傑作『パーソナル・ショッパー』

霊媒としてのＩＴ情報ツールなど

スマホのメッセージと、虚実ないまぜの情報環境　『パーソナル・ショッパー』(『PS』)では、ファッション映画と心霊映画という二つのジャンルの接 … ［続きを読む］

又吉直樹の『劇場』に「文学」を読んだ満足感

するする読める文、主人公のわかりづらさ、唐突なラスト……

　又吉直樹の『劇場』。先日見たらAmazonのランキング小説部門で1位で、さっき見たら1位じゃなかったけどまだ上位盤石っぽい強さ。とにかく売 … ［続きを読む］

又吉直樹『劇場』の中にいる人志松本と布施明

最後に泣ける達者な恋愛小説の「不覚感」

　又吉直樹の『劇場』を読んだ。「積木の部屋」だった。布施明の1974年のヒット曲。なぜかバッチリ覚えていて、読後、頭の中でヘビロテしている。 … ［続きを読む］

［36］前川喜平氏、ドン・キホーテの矜持　

5月30日(火)　局で定例会議。この数年で、形式的な上意下達の寄り合いに成り果てたように思ったので、なぜこの場でもっと意見を出し合わないのか … ［続きを読む］

必見！　傑作『パーソナル・ショッパー』

異形のファッション心霊映画

　オリヴィエ・アサイヤス監督の『パーソナル・ショッパー』(以下『PS』)を見て、驚嘆した。鈍いインパクトが、見終わったあとも微熱のように体に … ［続きを読む］

［17］再び「子殺し」「親殺し」考『晩春』10

父の裏切りに激怒する原節子

打ち砕かれた英文速記タイピストになる願望　父と隣り合って、能楽堂の正面桟敷席に坐り、『杜若』の演能を鑑賞するなか、父親の笠智衆が、斜め向かい … ［続きを読む］

スマホで再現！「蘇る西寺・羅城門」体験

京都・東寺近くの史跡でバーチャルな画面を眺め、1200年前に思いを馳せる

　昨年話題となった「ポケモンGO」ではないけれど、京都にもスマホのアプリを起動させて、いにしえの平安京を史跡踏査するシステムがある。1200 … ［続きを読む］

中国経済の新しい芽「新・深圳モデル」

グローバル市場で台頭するイノベーション主導型の民間企業群

　中国経済の現状に関する評価は「悲観論70％、楽観論30％」と大きく色分けできるだろう。政府や国有企業・銀行が抱える債務の膨張、鉄鋼、セメン … ［続きを読む］

［書評］『水都ヴェネツィア』

陣内秀信著

昔も今も人を魅了する水の都　　　ヴェネツィア(ヴェニス)に行かれたことはあるだろうか。私は30年ほど前に初めて行って、とにかく驚いた。ラグー … ［続きを読む］

［書評］『「心の除染」という虚構』

黒川祥子著

「除染先進自治体」の不都合な真実　　今年(2017年)の2月に公表された「福島県民調査報告書」のデータによると、原発事故のあった福島県では、 … ［続きを読む］

マルチな星野源は「楽しい地獄」を生き抜く

「ポップ」をめぐる二重の使命と静かな決意表明

　2017年5月4日に特番『おげんさんといっしょ』(NHK)が生放送された。生演奏あり、フリートークや投稿動画ありと盛りだくさんの音楽バラエ … ［続きを読む］

先を読める久保建英がU-20W杯で国際デビュー

日本サッカー界に新時代のフットボーラ―の夢を描く15歳

　サッカーにおいてユース年代が活躍しない国で、代表が結果を出すのは困難だ。下のカテゴリーから国際大会、年代ごとのW杯など厳しい経験をした選手 … ［続きを読む］

拡張する「星野源っぽさ」をどう受け止めるか

知る人ぞ知る存在から、たくさんの人が共有する存在へ

　インターネットのサイトにしても、テレビ番組であっても、雑誌でも、そこに登場するには、そこの空気にあった「○○っぽさ」が必要なときがある。 … ［続きを読む］

ポピュリズムは大衆迎合主義か

見えてくるメディア側のジレンマ

　21世紀に入り、ヨーロッパをはじめ世界各地でポピュリズム（ポピュリスト）と呼ばれる政治運動や政治家が影響力を増している。このポピュリズムに … ［続きを読む］

同じ教室の子を応援する関西のバレエコンクール

注目の男性部門の決選では禁止されている拍手が興奮から止まらない

　海外のバレエコンクールで日本人受賞のニュースが珍しくなくなってきた今、日本のコンクールは、どんな状況なのだろう？　ここ20年ほどの間に日本 … ［続きを読む］

［書評］『「国民主義」の時代』

小林和幸著

「もう一つの政治勢力」が果たした役割　　　「国民主義」って、何のこと？と思う人が、たぶんいるだろう。「国民主義」は国家主義や民族主義と同じよ … ［続きを読む］

米国政治に革新もたらした人民党

トランプはどうか？　注目のとき

　現代世界を読み解くキーワードは、「ポスト・トゥルース」と「ポピュリズム」である。確かにそうかもしれない。とはいえ、この二つの言葉を口にする … ［続きを読む］

小田光雄『郊外の果てへの旅／混住社会論』を読む

世界史の最終章としての郊外

郊外とは混住社会である　小田光雄の『郊外の果てへの旅/混住社会論』(2017、論創社)は、「郊外」という社会的事象を、広大な関連分野に目を配 … ［続きを読む］

［32］ゴールデンウィークを漂流する

5月2日(火)　朝早く家を出る。とてもいいお天気で、GW気分が街を覆っている。都心の道路はスカスカだ。いつもこうならいいのに。局で定例会議。 … ［続きを読む］

アダム・リッポンらアメリカ選手が語る来シーズン

「ノーミスならトップ６以内には入る。でも一つジャンプを失敗すれば…」

　5月2日、ニューヨークでハーレムの子供たちの教育をサポートする慈善団体「フィギュアスケーティング・イン・ハーレム」の基金を募るチャリティパ … ［続きを読む］

退屈させない仕掛け続けるBリーグの評価と影響力

プロ初の王者決定戦へ佳境エンターテイメントとしての話題作りの成果

　レギュラーシーズンを終えた8日、各地域の代表8クラブが初代王者をかけて戦う「Bリーグチャンピオンシップ」の会見が都内ホテルで行われ、テレビ … ［続きを読む］

［書評］『写真民俗学』

芳賀日出男著

95歳の写真家による驚嘆の比較伝承文化論だ！　　　旧満州の大連で生まれ、小学生のときに自分のカメラを買ってもらって写真を撮り始めてから90年 … ［続きを読む］

［31］「東北でよかった」と「沖縄でよかった」

4月25日(火)　午前9時すぎ、沖縄の名護市辺野古のキャンプ・シュワブの沿岸で、沖縄防衛局による護岸工事が着手された。海中に大型ブロックや土 … ［続きを読む］

日米の法律事務所の流儀の違い　個室主義と電話会議

日米の法律事務所の流儀の違いアンダーソン・毛利・友常法律事務所廣田 駿　「SUITS/スーツ」というアメリカのドラマをご存知だろうか。　ニュ … ［続きを読む］

2050年の2大経済大国は中国とインドだ

世界経済は再び19世紀以前の状況に戻っていく

存在感を強めるインド　4月10日から3日間、1年ぶりにインドを訪れた。投資銀行アベンダスの依頼で世界経済についての講義をすることが主目的だっ … ［続きを読む］