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政治・国際 閣議決定後の日本政治をどう捉えるべきか?
地方からの異議申し立て 国政という中央における「準極右的体制変革」への流れに対し、まず歯止めをかける可能性があるのは、地方からの抵抗である。 … [続きを読む]
小林正弥 2014年09月19日
文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
それでもマルクスを見直すために マルクスを読んだのは1968年から72年にかけての学生時代だけである。 あのころの学生運動は、なにかとい … [続きを読む]
木村剛久 2014年09月25日
忘れられた日本のストリートチルドレンからの貴重な証言 1977年生まれの著者は、20代の頃からアジアや中東やアフリカの貧困国を回り、紛争 … [続きを読む]
野上 暁 2014年09月25日
多文化主義の「言い訳」を乗りこえて ISIS(イスラム国)は米国人ジャーナリスト処刑などの残忍な暴力で世界中に衝撃を与えたが … [続きを読む]
東海亮樹 2014年10月02日
「天皇型政治文化」の中のクーデター 「本書は……はっきり言えば不正確な『流言蜚語』的歴史叙述に退いてもらう … [続きを読む]
奥武則 2014年10月02日
虫と愛しあう人 大きめのエンマコオロギを手に持ち、ヤブカラシの茂みで待ち伏せしていると、コガタスズメバチがやってきて著者の手に止まる。そ … [続きを読む]
中嶋 廣 2014年10月09日
夭折したノンフィクション作家の本質が一冊に凝縮 とても残念なことだが、井田真木子さんとは仕事で交わることがなかった。もちろんその存在は編 … [続きを読む]
大槻慎二 2014年10月09日
文字の霊はどこに宿るか 『多主語的なアジア』『アジアの音・光・夢幻』に続く「杉浦康平……デザインの言葉」シリ … [続きを読む]
松本裕喜 2014年10月16日
あるべきプロの矜持 医療哲学者として著名な中川米造の言葉に「医療とは人間を相手にするものである。病気を対象とするべきではない」という主旨 … [続きを読む]
今野哲男 2014年10月16日
意見をたたかわせることが「対話」ではない 批評家の若松英輔氏と、政治哲学者の中島岳志氏との「対話」を収録した一冊だが、発言者の若松英輔、 … [続きを読む]
佐藤美奈子 2014年10月23日
大岡も大江も村上春樹も、みんな新大陸を飲みほした 面白い内容なのに、硬い書名で損をしている。ただし、「国境を超えた人間の永遠の問題」とい … [続きを読む]
松澤隆 2014年10月23日
ロマン派の代表的詩人の伝記とは? イギリスの詩人の評伝が、日本人の著書として出るのは久しぶりのことである。しかもその対象がウィリアム・ワ … [続きを読む]
小林章夫 2014年10月30日
知られざる画家の、まさに決定版 1974年、文庫版となった『ポオ小説全集』(東京創元社)を手に取った。神保町の書泉グランデの1階。その5 … [続きを読む]
上原昌弘 2014年10月30日
それでも人生は生きるに値する 自信満々の企画がボツになる。サラリーマンなら誰でも味わう悲しい出来事ですね。もちろんこれはサラリーマン編集 … [続きを読む]
井上威朗(編集者) 2014年11月06日
「バカの壁」にひびが入った 節操ないことだが、バリバリ護憲の本も、バリバリ改憲の本もつくったことがある。それも、どちらにもかなり親身に肩 … [続きを読む]
小木田順子 2014年11月06日
政治・国際
1998年春、『The Rape of Nanking』が米国でベストセラーになる中、日本からの批判は、斎藤邦彦駐米大使もそれに加わるほど … [続きを読む]
徳留絹枝 2014年11月09日
「記憶殺し」に抗して もっとも非人間的な政治体制とは何だろうか。それは人間の善を法律で規定する体制である。そうなれば、もはやそこには「考 … [続きを読む]
西 浩孝(編集者・大月書店) 2014年11月13日
性の固定観念をぶちこわす怪作 本書を見るなり、「こんなホモ野郎の歴史なんて気色悪いじゃねえか!」と怒るマッチョはさすがにもう少ないかもし … [続きを読む]
高橋伸児 2014年11月13日
「鉄腕アトム」は韓国製? 屈曲するサブカル受容史の謎解き いまや韓国は日本のマンガやアニメの大得意先である。日本の人気マンガの大部分は、 … [続きを読む]
野上暁 2014年11月20日
マネーの歴史から金融政策のからくりを探る 本書は原題からすれば、さしずめ「挑戦マネー史」といったところ。日本語版タイトルはトマ・ピケティ … [続きを読む]
木村剛久 2014年11月20日
「ウンコな議論」への厳しい戦い 2010年にワシントンで「正気を取り戻す」と名付けられた集会が開かれ、なんと25万人もが参加したという。 … [続きを読む]
東海亮樹 2014年11月27日
消去されたノイズに耳を澄ますことから 「慰安婦問題」を、いま考えるとき、必読の書である。 2013年8月に出版された本書の韓国語版に … [続きを読む]
奥 武則 2014年11月27日
文化・エンタメ
前々回も述べたごとく、『恋愛日記』は<女>と<書物>をめぐる典型的なトリュフォー映画だが、トリュフォーはかねて書物 … [続きを読む]
藤崎康 2014年12月10日
社会・スポーツ
大学ラグビーは各地域のリーグ戦を終え、いよいよ全国大学選手権の第2ステージに移る。同選手権6連覇に突き進む帝京大が圧倒的な強さを発揮し、関 … [続きを読む]
松瀬学 2014年12月10日
評伝文学の魅力を余すところなく伝える本 もしもあなたがすでにこの本を購い、決して少ないとはいえない時間と労力をかけて読み了えたとしよう。 … [続きを読む]
大槻慎二 2014年12月11日
この国はどんな闇に向かっているのか 近年、とりわけ3・11以降、テレビや新聞などのマス・メディアへの不信感は根強い。どこまで本当のことを伝 … [続きを読む]
松本裕喜 2014年12月18日
知らないものと出会う方法 本書は、次の第一声で始まる。――「ネットは階級を固定する道具です」。 少しわかりにくいが、これはどういうことな … [続きを読む]
今野哲男 2014年12月18日
「考える」ことが奪われた時代だからこそ「考える」 遠くまで出かける必要も、膨大な資料を博捜・通読する必要もない。この場に居ながらにして、 … [続きを読む]
佐藤美奈子 2014年12月25日
正義のありかを見すえるレッスン 意欲的な大学の教科書が登場した。かつて萩原朔太郎は、学生にとって教科書は「宇宙において、これほどにも乾燥 … [続きを読む]
松澤 隆 2014年12月25日
経済・雇用 香山リカの、新しい「リベラル」の話をしよう
新年になっても、相変わらずネット空間を中心に凄まじい「知」へのヘイトが渦巻いている。 前回、保守的かつ挑発的な発言を繰り返す――自身でも以 … [続きを読む]
香山リカ 2015年01月07日
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