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文化・エンタメ
今野哲男(編集者・ライター)●加藤典洋『敗者の想像力』(集英社新書) 白井聡『永続敗戦論――戦後日本の核心』(現・講談社+α文庫 … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月28日
奥 武則(ジャーナリズム史研究者)●山本淳子『枕草子のたくらみ――「春はあけぼの」に秘められた思い』(朝日新聞出版) 著者によれば、「枕草子 … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月20日
木村剛久(著述家・翻訳家) ことしも近縁の人を多く見送った。幽明のさかいがあいまいになりつつある。追想と残余。もう若いころのようなあせりはな … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月19日
松澤 隆(編集者) ●國分功一郎『中動態の世界――意志と責任の考古学』(医学書院) もし一冊なら本書。能動と受動、自明なはずの認識が心地よく … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月13日
*書評「神保町の匠」の評者による、2017年の「わがベスト3」を紹介します(計6回シリーズ)。小林章夫(帝京大学教授)●筒井清忠編『昭和史講 … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月12日
優生思想を殲滅・無化する「からだ」の表現を追う 「劇団態変」は、3歳で「ポリオ」(=「急性灰白髄炎」、または「脊髄性小児麻痺」)を患い、 … [続きを読む]
今野哲男 2017年12月06日
われわれはどこから来たのか 角書の「核DNA解析でたどる」の言葉にひるむところはあったが、200ページ強の本なので挑戦してみた。 19 … [続きを読む]
松本裕喜 2017年12月06日
文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
日本の負の縮図 これは労作である。著者の大鹿靖明は朝日新聞の記者で、前著『メルトダウン――ドキュメント福島第一原発事故』(講談社文庫)は … [続きを読む]
中嶋 廣 2017年11月30日
中国の“いま”を知る意味 いちばん直近で北京を訪れたのは2005年のことで、もう12年も前になる。当時は小泉元首 … [続きを読む]
大槻慎二 2017年11月30日
政治・国際 漂流キャスター日誌
11月14日(火) 午前中、局で定例会議。「図書新聞」の原稿校正。世の中は大相撲・日馬富士の暴力事件の報道に大々的に乗り出そうとしている。な … [続きを読む]
金平茂紀 2017年11月27日
感情は、ここにある。お金や国は、どこにある? 編集の仕事をしながら、いつもどこかで「うしろめたさ」を感じている。出版の原点は、誰かの言葉を多 … [続きを読む]
渡部朝香 2017年11月27日
アベノミクスが実感できない理由がわかった 思い切って打ち明けるが、経済の話題が苦手だ。会話のなかに「金融緩和」とか「短観」とか「名目GDP」 … [続きを読む]
堀 由紀子 2017年11月27日
背後の政治力学を明らかに 「当たり前」と思っていたことが、深く掘り下げられる。結果、どうやら「当たり前」でないらしいことが分かる――こう … [続きを読む]
奥 武則 2017年11月20日
妻が語る井筒俊彦の知られざる素顔 冒頭に掲げられた井筒俊彦と夫人である豊子の写真は、穏やかに齢を重ねた夫婦を撮った平凡な1枚のように見え … [続きを読む]
駒井 稔 2017年11月20日
官民一体による取り組みが提起する明日への希望 沖縄の子どもの貧困率は29.9%と、全国の13.9%を倍以上も上回っているというのは衝撃的 … [続きを読む]
野上 暁 2017年11月13日
歴史は水に流せないけれど オスマン帝国のことはあまり知らない。それが600年以上つづいた東地中海の大帝国であったことも、そう言われてみて … [続きを読む]
木村剛久 2017年11月13日
伊藤詩織氏の記者会見へ10月24日(火) 午前、所用で局の定例会議欠席。立憲民主党の枝野幸男代表へのインタビュー準備。「調査情報」の最終校正 … [続きを読む]
金平茂紀 2017年11月08日
立ち止まる読書 限られた時間のなかで、本を手に取る。バスを待つあいだ、ごはんの炊けるまで、子どもが眠りについてから。そのとき、わたしが読 … [続きを読む]
西 浩孝 2017年11月06日
人間が動物になったとき… 野生の動物でもそのへんのイヌやネコでも、いま彼らがじっと見ているものはどう映っているのか、何を考え … [続きを読む]
高橋伸児 2017年11月06日
「何を食べたらいいのか」の深い迷宮 太りたくない。病気になりたくない。美味しいものを我慢しないで食べたい。そのためには何を食べたらいいの … [続きを読む]
小木田順子 2017年10月27日
「止まったら死んじゃう人」が本当に全力で走り続けたらすごいことに! 一代で世界的ブランドを築き上げた人物の初の自伝、ということで分厚いに … [続きを読む]
井上威朗 2017年10月27日
極道の女の告白 今回ご紹介するのはヤクザによる懺悔録である。懺悔するのは男性ではなく女性。「亜弓姐さん」という通称で、彼女にロングインタ … [続きを読む]
上原昌弘 2017年10月18日
破天荒なミステリーよ、さらば 「フロスト警部」シリーズの最新作を取り上げるのは、この1作で楽しみを味わえなくなる淋しさ故である。作者のウ … [続きを読む]
小林章夫 2017年10月18日
「耳の痛いことを言ってくれる友人」の声を聞くこと10月3日(火) 午前中、局で定例会議。選挙については「共謀罪」法をひとつの焦点にして選挙区 … [続きを読む]
金平茂紀 2017年10月17日
「身体とともにある言葉」が生まれる場所 幸田文による語りがこれほど身体、ひいては自然に根ざしているものだとは今まで気づかなかった。そして … [続きを読む]
佐藤美奈子 2017年10月12日
どんな「空気」の中でも色褪せない「補助線」 コンパクトながら充実した内容の「七平入門」が登場した。 山本が逝って四半世紀が経つ。だが、 … [続きを読む]
松澤 隆 2017年10月12日
9月26日(火) 局での定例会議のあと、神保町へ。「週刊金曜日」編集部で、東京新聞・望月衣塑子記者と対談。官房長官記者会見での彼女の記者活動 … [続きを読む]
金平茂紀 2017年10月10日
「平等の凄み」に至るコミック 『無能力批評――労働と生存のエチカ』(大月書店、2008年)はご存知だろうか。『フリーターにとって「自由」 … [続きを読む]
今野哲男 2017年10月05日
地名には人と自然の記録が詰まっている 書名にひかれて読んでみた。どちらかと言うと雑学的な好奇心からである。 予想にたがわず面白かったが … [続きを読む]
松本裕喜 2017年10月05日
出版の裏表を全部語る これは「出版人に聞く」と題して、小田光雄がインタビューしたシリーズの特別版である。何が特別版かというと、とにかく微 … [続きを読む]
中嶋 廣 2017年10月02日
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