税金 の検索結果

英公文書が伝える社会の変容(1)

「見よ、これが救貧院の実態だ」19世紀、英国の貧困を伝えるポスター

　英国は究極の格差社会だ。上流、中流、労働者階級の区分けがいまだ残り、労働者階級よりもさらに下の貧困層になると生活環境が非常に厳しくなる。社 … ［続きを読む］

「加計問題」再燃（上）　愛媛文書で右往左往

ウソがウソを呼ぶ悪循環。安倍政権の致命傷になる可能性も

　獣医学部新設をめぐる加計問題が1年ぶりに再燃した。安倍晋三首相周辺の関与をうかがわせる愛媛県職員作成の新文書の存在が明らかになったためだ。 … ［続きを読む］

高騰する看護職員紹介手数料

厳しい人手不足の解消、ハローワークとナースセンターの強化が必要だ

　厚生労働省「平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果」によれば、看護職員（看護師、准看護師、保健師、助産師）の採用に関して医療機関が有料職 … ［続きを読む］

ＪＲ北海道の鉄路を守り、交通権を保障せよ

自民党政府の失政で侵害された国民固有の権利

　JR北海道(以下「JR北」)の路線見直しの動きがハードルを越えた。対象とされた沿線自治体との関係で議論は膠着していたが、本年2月、北海道庁 … ［続きを読む］

チェルノブイリ、福島、そして今

原子力記者がたどる原発の変容

　2016年3月、筆者（竹内）はウクライナ・キエフ郊外にあるボロービチ村を訪れた。1986年のチェルノブイリ原発事故で放射能に汚染された村か … ［続きを読む］

ドイツは脱原発を粛々と進め

非炭素化社会の実現へ向かう

　2017年12月31日、ドイツでまた一つ「原子力の火」が消えた。この日の午後、バイエルン州西部のグントレミンゲン原子力発電所の中央管制室で … ［続きを読む］

神話だった「原発が地域経済に貢献」

新潟日報が調査報道で再稼働を検証

　原発の再稼働問題を巡り、よく疑問を投げかけられることがある。なぜ原発が立地する地域から真っ先に再稼働を求める声が上がるのか――と。立地地域 … ［続きを読む］

お金の流れを言葉にする「ウォーターフォール」の仕事を娘に説明するには

娘の弁護士像とウォーターフォールアンダーソン・毛利・友常法律事務所河村 浩司　もうすぐ小学校6年生になる娘がいます。テレビドラマも見始める頃 … ［続きを読む］

ツタヤ図書館、利用できない書棚に1000万円

オープンした山口県周南市立図書館、「本に囲まれた空間」の装飾に支出

　山口県周南市で、レンタル大手のTSUTAYA（ツタヤ）を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）が管理を代行する公立図書館が2 … ［続きを読む］

英国の「孤独担当相」が直面する現実と課題

殺害された議員の遺志を受け継ぎ、高齢化社会の「誰も触れたくない問題」に挑む

　先月、英国では「孤独担当相」という新たな閣僚ポストが新設された。一昨年に殺害された労働党女性議員の遺志を引き継ぐ形で設置された「ジョー・コ … ［続きを読む］

「何の役に立つの？」基礎研究者が直面する現実

性急な成果を求められ、非正規雇用が増えて、博士課程進学者が先細る

著名な宇宙研究機関も予算や企業寄付の獲得に苦労する　宇宙の始まりであるビッグバン。東京大学のカブリ数物連携宇宙研究機構は、その謎に挑戦する世 … ［続きを読む］

眞子さま・小室さんと小泉今日子さんの文書を読む

ビジネス用語から考えた組織の幸福なあり方

プレゼン的だったお二人の論理展開　秋篠宮眞子さまと小室圭さんのご結婚が延期された。発表にあたり、「眞子さまと小室さんのお気持ち」という文書が … ［続きを読む］

森林環境税の虚実～環境より林業振興？

「森林バンク」構想は機能するのか

　「長年の悲願だった」。　林野庁や林業団体の関係者が口々に言うのは、森林環境税の創設のことだ。与党の税制改革大綱に明記され、国会も通過するの … ［続きを読む］

ＡＩ時代にこそ「ベーシックインカム」の実現を

汎用ＡＩの普及が人間の仕事を奪い、包括的な社会保障制度が必要になる

ベーシックインカムとは何か？　ベーシックインカム（ＢＩ）は、政府が国民全員に対して生活に必要な最低限のお金を給付する制度である。私はこれをよ … ［続きを読む］

「軍学共同研究」問題の本質を探る

歴史から見えてくる人間の弱さ、ずるさ、身勝手さ

池内了さんが東大・小柴講堂で講演 　「科学と軍事研究－歴史から学ぶ」と題された池内了総合研究大学院大学名誉教授の講演会が東京大学理学部物理学 … ［続きを読む］

NHKは市民や視聴者を裏切る方向で進んできた

受信料をめぐる最高裁判決の問題点とNHKが今本当にやるべきこと

受信料不払いが広がるのは当然の帰結　2017年12月、最高裁大法廷は「テレビ受信設備を設置したものはNHKと受信契約しなければならない」と定 … ［続きを読む］

国や権力組織からの独立こそNHKの課題だ

「公共放送」のハードルと最高裁判決

　昨年12月に出されたNHK受信料に関する最高裁判決は、「受信料制度が国家機関などから独立した表現の自由を支えている」から「憲法に違反しない … ［続きを読む］

NHK受信料訴訟、判決は現状追認で肩すかし

放送行政の主導権を市民に取り戻し、真の意味で「私たちのNHK」を作ることが必要だ

現状肯定にとどまった判断　注目されたNHK受信料をめぐる最高裁の憲法判断が、昨年12月6日にあった。結果は肩透かしであったが、あえて好意的に … ［続きを読む］

[28]韓国に怒る人を説得できるのは安倍氏だけ

慰安婦「日韓合意」の誠実な履行のために

日韓は何を約束したのか？　1月9日には韓国の康京和外相から、翌10日は文在寅大統領から、「慰安婦問題」についての言及があった。それに対して安 … ［続きを読む］

税金が高いドイツで豊かに暮らせる理由

財政、税金、市民生活の日独比較【その２】

　日本のような「自己責任社会」とは異なる政策のドイツは自立した国民が高い税を納め人生を豊かに暮らしている。実は、２年４カ月前、ドイツに移住し … ［続きを読む］

税金の少ない日本で追い詰められる国家財政

財政、税金、市民生活の日独比較【その１】

　税金の高いドイツに住みながら税金の低い日本より住みやすいことを実感している。ドイツは高い税金でも生活費は安く、税金が市民の生活を豊かにし未 … ［続きを読む］

中国が科学で世界一になる時代

上海から日本の未来を考える

　2017年12月に、太陽系外惑星に関する上海の国際会議に出席した。すでに様々なところで繰り返し述べられていることではあるが、中国の発展の凄 … ［続きを読む］

ジョニー・アリディーの葬送狂騒曲

国民的歌手の「国民葬」に高揚するフランス人。背後に不安や不満を忘れたい思い

50万人のファンが棺を見送る　「パリは移動祝祭日だ」と定義したのはあのヘミングウェーだが、12月6日に肺がんで死去した国民的歌手ジョニー・ア … ［続きを読む］

財政破綻は避けられるのか

増税と再分配をめぐって、経済学者座談会

　解散総選挙で与党は大勝し、アベノミクスは当面続く見通しです。日経平均株価はバブル崩壊後の最高値を更新し、企業業績は好調を続けています。しか … ［続きを読む］

四半世紀ぶりのゼネコン一斉捜索に想う　不意打ちが功を奏する

　東京地検特捜部と公正取引委員会が１２月１８、１９日の２日間にわたり、合同で鹿島、清水、大成、大林組のスーパーゼネコン４社を強制捜査した。緊 … ［続きを読む］

高等教育の漸進的無償化を

大人の学びと雇用のために

　15年ほど前から、五つの大学の工学部および工業高等専門学校の卒業生を対象に、学校時代の学習経験とその後のキャリアとの関係について調査を重ね … ［続きを読む］

日本は「廃業社会」。これからが本番だ

倒産件数はたしかに減った。でもその裏で「大廃業時代」が到来していた

「せめて、黒字企業だけでも救いたい」　この11月28日のことです。東京都内で、ある新サービスを始める、という記者発表会見がありました。　発表 … ［続きを読む］

「負動産」問題は「持続可能性」から考えよ

「もったいない」精神が邪魔している現状を憂える

　所有者不明の不動産や、地価の下落に伴い引き取り手のなくなった不動産が「負の遺産」（負動産）と化していることに注目が集まっている。しかし、解 … ［続きを読む］

米の値段はなぜ上がるのか？

農家は貧しくない。減反政策で一方的に損をしているのは、国民・消費者に他ならない

　全農等が卸売業者に販売する米の卸売価格が今年も上がっている。この3年間でみると、各年10.0％、8.6％、8.2％ずつ上昇し、合計で3割も … ［続きを読む］

舌禍事件が続く足立康史議員にお礼を言いたい

｢アホ｣は敬称、｢死ね｣は社会に許容されている！？

　ある意味、｢国政｣への敷居をものすごく下げてくれたという意味で、彼にお礼を言った方がいいのかもしれない。　｢こんな程度の語彙しか使えない人 … ［続きを読む］