不安 の検索結果

深刻化する甲状腺がんの多発

許されぬ政府の帰還政策

　福島原発事故から7年目になろうとしているが、事故現場は相変わらず不安定で大きな危険性をはらんでおり、避難した住民をその近くに戻そうとするの … ［続きを読む］

若松孝二『実録・連合赤軍』舞台化の生々しさ

究極の密室劇、今も刺さったままのトゲの痛み

　未だに「総括」できない痛みとして、戦後史に刺さったトゲとも言うべき「連合赤軍事件」。その痛みが、生身の肉体となって私たちの目の前に現れた。 … ［続きを読む］

「食の安全」を五輪までに世界基準に引きあげたい

工程管理の導入が遅れる日本、消費者にも「基準値」の理解が求められる

　2020年の東京オリンピックを前にして、いまや世界基準ともいうべき禁煙社会の構築が議論されているが、その陰になって大きな話題にはなっていな … ［続きを読む］

続・英語教育は小学校低学年から必要なのか

「新学習指導要領案」がもたらす英語特権視をうれえる

英語を「外国語」の代表のように扱う不都合 　そもそも学ぶべき「外国語」が英語である点も問題である。英語は多くの差別的な表現に満ちているからで … ［続きを読む］

［23］ニ・ジュダーリ／スティーブ・ライヒ

不思議なつながり2月28日(火)　朝7時の便で大阪へ。森友学園問題の取材だ。大阪空港から豊中市の「瑞穂の國記念小学院」(小学校)の現場へ直接 … ［続きを読む］

廃炉措置機関の創設で国が責任を持つ体制に変えよ

福島事故6年目、ガバナンスの根本改革にとりかかるときだ

　３月１１日が再びやってくる。１年前、このWEBRONZAの欄で、筆者は次のような提言をした。「１．廃炉措置における透明性の向上と長期的な体 … ［続きを読む］

金正男氏暗殺で、北朝鮮を崩壊させてもいいのか

日本と韓国がとるべき方針とは？

世界中に広がる諦念と恐怖　金正男氏がマレーシアの空港で殺害されたという報せを受けて以来、日韓のメディアはそれを大きく報道し、情勢を巡ってテレ … ［続きを読む］

東芝の巨額損失で見えた「もう一つの原発神話」

日本の貴重な優良事業を犠牲にした「成長戦略」の罪は大きい

　東芝が稼ぎ頭の半導体部門を分社化して、その株式の過半を（公開でなく）売却することが決まった。原発事業で巨額の赤字を出して資金不足に陥り、大 … ［続きを読む］

福島の放射線の量を正しく理解してほしい

現地に足を運んでデータを積み上げた科学者、早野龍五さんに聞く

　2011年3月、福島第一原発の異変を感知した直後からツイッターによる情報発信を始めた東京大学理学部教授の早野龍五さんは、この3月に東大を定 … ［続きを読む］

50歳Jリーガー三浦知良が現役を続けられる理由

プロリーグ誕生25周年、夢の60歳現役へ新たなチャレンジがスタート

　実にカズらしいセレモニーだった。　横浜・ニッパツ三ツ沢球技場（2月26日、1－0で横浜FC勝利）には、すでに特注の50歳バースデーケーキが … ［続きを読む］

「遺伝しうるゲノム編集」を容認

米国科学アカデミー、「能力強化」は議論継続

　2月14日、米国の有力な科学者団体「米国科学アカデミー」は、次世代にも「遺伝しうる」ゲノム編集を、条件付きで認める報告書をまとめた。遺伝病 … ［続きを読む］

[9] 市町村児童家庭相談窓口と非正規公務員

児童虐待への対応で位置づけが一転、専門職の配置促進が課題

１．虐待のおそれのある家庭を見守るという現場　支援学級に通っていた中学生の女の子は、不登校になった。　その子の両親は、いわゆる「モンスターペ … ［続きを読む］

受精卵のゲノム編集に黄色信号

着床前診断と遺伝子改変の関係を米科学アカデミーはどうみているか

　有力な科学者たちがつくる米科学アカデミー（ＮＡＳ）が、「ゲノム編集」の医学的利用について報告書を2月14日に発表した。報告書は、精子や卵子 … ［続きを読む］

日本の自動車産業は付加価値の高い車作りで勝負だ

トランプ米政権との攻防の行方

30年前に「日本企業排斥」を予言した経済人 「米国で商売する以上は、徹底して米国企業にならねばならない。それには米国社会を知り尽く … ［続きを読む］

トランプ政権はいつまで持つのか

じわりと高まるペンス副大統領への期待

　トランプ大統領の衝撃はすさまじい。就任して僅かなのに、トランプ旋風が吹き荒れている。そもそもトランプ氏が共和党予備選を勝ち抜くと予想した人 … ［続きを読む］

私がウィメンズ・マーチにノリきれなかった理由

カナダ人として感じた高揚感と周縁化による疎外感のはざまで

　カナダで一番の都市トロントでカナダ人として暮らす私にとって、国境を越えてすぐ南の隣国である超大国アメリカは、常に自分の意識の中に存在する国 … ［続きを読む］

座談会「メディアのいま、未来」

デジタル、新技術に挑んでこそジャーナリズムの価値が高まる

　スマートフォンとソーシャルメディアが急速に普及し、メディアをめぐる環境は大きく変化しています。新聞、テレビ、出版といった従来型メディアは、 … ［続きを読む］

取材対象に肉薄し情報交換して監視する

政治・事件の取材から学んだ「記者の極意」

　ホラー映画の「死国」か、ピカレスク漫画の「闇狩人(やみかりうど)」か。果たしてどちらが〝核心〟をついているのか―。あの時、もし私がこの疑問 … ［続きを読む］

芸能、風俗、怪異伝承、酒場、銭湯……

考えるな、感じろで雑踏に赴く

　肩書は「編集委員」。そのあとに「大衆文化担当」がつく。芸能や社会風俗だけでなく日本各地に残る怪異伝承や「UMA」と呼ばれる(未確認生物も追 … ［続きを読む］

［10］１９７０大阪万博――万博の後の日本

ハプニング続出の最終日　大阪万博は、1970年9月13日閉会した。 　串間努によれば、閉会式イブの9月12日から、来場者の熱気は急上昇してい … ［続きを読む］

続・「共謀罪」が成立すると、どんな社会になるか

恐怖が、究極の監視社会への原動力

「排除型社会」への移行　共謀罪を支持することは、とどのつまり、前回に述べたような世の中を許容することに他ならない。かくて定着される社会が「排 … ［続きを読む］

必見！　フィリップ・ガレル『愛の残像』

恐るべき恋愛映画

破滅型ヒロインの恋愛感情のひだ 　フィリップ・ガレル監督の『愛の残像』(2008)は、なんとも奇怪な恋愛映画だ。まず、いかにもガレルの作品ら … ［続きを読む］

必見！　ガレル『パリ、恋人たちの影』（下）

ナレーション、編集、ＢＧＭの妙など

<声/語り>の効果 　『パリ、恋人たちの影』は、前衛趣味をまぬがれたそのシンプルな簡潔さの中にも、演出やカメラワーク上の巧みな技 … ［続きを読む］

卵子の老化とガラスの靴

今、どの選択肢を選ぶべきか

　卵子が老化する事実は5年前、NHKで放送されて以来、知られるようになった。女性の加齢に伴い、妊娠や出産の可能性が減少することは生物時計と呼 … ［続きを読む］

転落防止へ、点字ブロックとホームドアの課題

点字ブロックに必要な配置の見直し。ホームドアは“最後の切札”

＊訂正　2月3日配信時点で「誘導」と「警告」の語が入れ違っておりましたので、2月6日に修正しました。内方線つき点状ブロックに効果なし？　20 … ［続きを読む］

「ポスト・トゥルース」の政治とは何か

政府見解に引きずられることのない事実を、我々の側で手放さずに守り抜くことが必要だ

「もう一つの事実」を流布させる政治　「だれも真実を探求しようとせず、だれもが公平さや正確さをまったくないがしろにして、一定の『立場』を打ち出 … ［続きを読む］

不妊治療などのため、皮膚から卵子を作ってよいか

iPS細胞でも起きる倫理的問題

　いわゆる不妊治療の一環として、体の外で精子と卵子を受精させることを「体外受精」という。英語では「in vitro fertilizatio … ［続きを読む］

[3]イスラエル重視で、和平仲介を放棄するのか

エルサレムへの大使館移転を強行すれば、悪夢の再来に

　トランプ新政権による中東外交で最も懸念されるのはパレスチナ問題であろう。選挙運動の期間から、イスラエルの米国大使館を、国際的にはイスラエル … ［続きを読む］

［6］１９７０大阪万博――未来都市の貌

　万博会場が、未来都市のイメージをかたどるものであったことは重要である。会場基本計画のコンセプトである「未来都市のコアのモデル」は、基本調査 … ［続きを読む］

[1]五木寛之氏と語る―乱世を生き抜く力と知恵

五木寛之VS島薗進VS鎌田東二

※これは、2016年10月29日に上智大学での講演（五木寛之「悲」の力～乱世を生きぬくために）に続く形で行われた、作家の五木寛之氏、上智大学 … ［続きを読む］