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科学・環境
知の巨星、墜つ。そんなニュースが今月、相次いだ。物理学者の南部陽一郎さんと哲学者の鶴見俊輔さんの死去である。二人の訃報報道は、この時代、ジ … [続きを読む]
尾関章 2015年07月30日
文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
戦争に打ち砕かれた扇動者 1946年5月3日の極東国際軍事裁判(東京裁判)の初公判で起訴状が読み上げられている時、大川周明は突然、東條英 … [続きを読む]
東海亮樹 2015年07月30日
文化・エンタメ
私が鶴見俊輔さんに出会ったのは、私が20歳で鶴見さんが44歳のときだった。 飯田橋駅から数分のところにあった雑誌「思想の科学」の編集部で、 … [続きを読む]
室 謙二 2015年08月06日
社会・スポーツ
京都は連日の猛暑である。京都の街なかを歩いていると、盆地特有の蒸暑さに参ってしまって、ついつい不機嫌になる。そんなとき、翠巒の東 … [続きを読む]
薄雲鈴代 2015年08月11日
一連の安保法制が成立したことによって、政府はいよいよ具体的な運用の準備に取り掛かっている。国連平和維持活動(PKO)に派遣され … [続きを読む]
辰濃哲郎 2015年09月29日
今秋、京都はどこへ行っても「琳派」「琳派」である。 街のいたるところに琳派のポスターが貼られ、400年記念行事が行われ、ビール缶のラベルに … [続きを読む]
薄雲鈴代 2015年10月16日
精神をめぐる問いに終わりはない 在野の学者として、西洋哲学・文化研究やヘーゲルの翻訳などに画期的成果を残す著者が、日本の精神史に挑んだ。 … [続きを読む]
佐藤美奈子 2015年10月22日
振付家でハンブルク・バレエの芸術監督であるジョン・ノイマイヤーが京都賞を受賞した。稲盛財団が主催するこの賞は、科学、文明の発展、また精神的 … [続きを読む]
菘あつこ 2015年11月02日
膨大な著作の内在的理解を通じて この本の「すごさ」を知るために、たとえば、次のような記述を引いてみよう。 〈筆者(著者のこと)は、戦中の … [続きを読む]
奥 武則 2015年11月26日
政治・国際 「保守」とは何か
大正末期以降、〈中略〉マルクス主義の政治的立場からは、保守はせいぜい反動に水を割った観念としての消極的位置づけにとどまるので、 … [続きを読む]
五野井郁夫 2015年12月11日
民主主義の衰退の「始まり」 書店の本棚を見ても、「大正史」というような本は「昭和史」に比べれば圧倒的に少ない。私たちは歴史の授業で習った … [続きを読む]
東海亮樹 2016年05月26日
政治・国際 韓国の博物館は歴史をどう伝えているか
はじめに たとえば、だれかが韓国の独立記念館(天安、1987年開館)や戦争記念館(ソウル、1994年開館)、さらには西大門刑務所歴史館(ソウ … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年08月01日
近現代史博物館は李明博(1941―、在位2008―2013)大統領の公約にもとづいて発足した。大統領が韓国の近現代史を扱う博物館を建設する … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年08月08日
ここで取りあげている博物館のほとんどは、「韓国(朝鮮)」が過去のどの時期から現在にかけ、いかにしてつくられてきたかという物語を伝えている。 … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年08月16日
昨年8月に私がドイツに移住したのは、欧州の複数の大型レーザー装置(ELIなど)による新しい科学に魅力を感じたからである。こちらに来てすぐE … [続きを読む]
高部英明 2016年08月19日
植民地時代に生じた近代化を無視することは、1945年をまたぐさまざまな継続性を軽視しがちな傾向とつながっている。近現代史博物館の「韓国の建 … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年08月30日
解放後の歴史は紆余曲折をへているので、どの博物館もそれを全部カバーしきれていないようにみえる。だが、何はともあれ、近現代史博物館の第2展示 … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年09月01日
省略された展示 大きく分けて、朴正煕政権の評価は、ふたつのテーマによって形づけられる。朴正煕はクーデターによって1961年に権力を掌握した。 … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年09月12日
私が2013年にはじめて訪れたときと、2015年9月に訪れたときとでは、近現代史博物館の第4展示室はすっかり様変わりしていた。 以前は、民 … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年09月20日
これで韓国の博物館については、すべて評定が言い渡されたことになるだろうか。国の歴史を語る段になると、ほかの自由民主主義国の博物館も、大方が … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2016年09月23日
私は、前に紹介した、戦争体験者のメッセージや証言記録を用いてワークショップを行うNPO法人ブリッジ・フォー・ピース(http: … [続きを読む]
樫村愛子 2017年02月02日
先日、『日本語とジャーナリズム』(晶文社)という本を刊行した。この本の主張を改めてスローガンめいた言葉で示すなら「日本語を信じるな」「日本 … [続きを読む]
武田徹 2017年02月17日
互いに「汝」を意識して言葉を使う それでは日本語に特殊なシステムとは何か。たとえば長くフランスに暮らした哲学者の森有正は日本語が具体的な相手 … [続きを読む]
武田徹 2017年02月20日
やはりこの問題のかぎは安倍首相の妻、昭恵氏ということがはっきりしてきた。本人が公の場で語らない限り、真相は解明しようがない。 4月28日、 … [続きを読む]
前田史郎 2017年05月04日
歴史をふり返り、いまを考える 日本の近代がヨーロッパ列強をモデルとして形成されてきたことは、三谷太一郎の近著『日本の近代とは何であったか … [続きを読む]
木村剛久 2017年05月12日
政治・国際 トランプ、日米関係、そして日米のポピュリズムをめぐって
トランプイズムは伝統的な左翼、右翼の定義に収まりきらないところがある。これまでの発言をみれば、トランプが最近の選挙戦で述べた日米関係につい … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2017年05月15日
ここで話題を転じて、トランプ当選を歓迎した日本の一部の層に焦点をあててみよう。 少なくとも、この層はトランプを毛嫌いするのではなく、興味を … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2017年05月26日
私が日本への興味をふくらませるようになったのは、ハーヴァード大学東アジア学部で学んでいた「長い80年代」においてである。1990年には、私 … [続きを読む]
ケネス・ルオフ 2017年06月01日
福岡県筑豊地方を拠点に朝鮮人強制連行など「歴史の闇」に迫る営みを続けてきた林えいだいさん(83)の半生を描いたドキュメンタリー映画「抗(あ … [続きを読む]
大矢雅弘 2017年06月02日
現在、「モースと相模湾の生き物」展が、神奈川県藤沢市にある日本大学キャンパス内で開催されている(9月30日まで、入場無料)。エドワード・S … [続きを読む]
高橋淑子 2017年09月16日
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