東北 の検索結果

ルイーズちゃん誕生で先端医療がショーになった頃

騒ぎすぎたのは間違いないが、あけっぴろげの透明性があった

　この夏、朝日新聞の「ひと」欄にルイーズ・ブラウンという名の英国人女性が登場した（2018年8月8日付朝刊）。高年齢層には、「ルイーズちゃん … ［続きを読む］

洪水とともに生きるイネの驚異的な能力

バングラディシュで進化した「浮きイネ」の適応戦略

　山紫水明の地、日本。しかし、その美しさの裏腹にあるのは災害列島という一面だ。先月上旬に起こった台風7号と梅雨前線による集中豪雨は、観測史上 … ［続きを読む］

大学はセクハラの温床だった

大学のセクハラ対策　大学はわたしの職場であった。大学でのセクハラ対策は、民間企業よりも一歩先んじていたが、それというのも大学に女性学・ジェン … ［続きを読む］

日米自動車産業の勝敗を決するのは中国市場だ

トランプ貿易戦争の敗者は米国自動車業界である。日本は勝ち組になるかもしれない

日本の自動車業界は本当に悪影響を受けるのか　トランプ政権は自動車の関税を現行の2.5％から25％に引き上げることを検討している。　8月4日付 … ［続きを読む］

暑いのではない。熱いのだ！

東京五輪まであと2年。日本社会は「猛暑」に踊らされ続ける

ジャカルタより「暑い」！　赤道直下に近いインドネシア・ジャカルタで7月末の約1週間を過ごした。　スカルノ・ハッタ国際空港に降り立った瞬間、「 … ［続きを読む］

ダメ長男を支え続ける原子力ムラ

原電の生命線は東海第二原発。それも再稼働の見通し立たず

　希望も未来も意味もないのに、生命がなんとか生き永らえ命を次世代に継ごうとする姿は、感動を呼ぶ。しかし、四面楚歌で展望のない大企業がなりふり … ［続きを読む］

『菊とギロチン』、栗原康氏が語るクソ野郎の人生

「人の関係を心から変えようとして叫びあげる力こそ、本当の意味での暴力なのかな」

　瀬々敬久監督8年ぶりのオリジナル企画となる『菊とギロチン』が7月7日より公開、話題を呼んでいる。関東大震災直後、右傾化し言論弾圧が強まる社 … ［続きを読む］

『菊とギロチン』、栗原康氏が語る女相撲と現代

「『おらも、おらも』と立ち上がっていくのが、Metoo運動の根っこ」

　映画『菊とギロチン』が7月7日より公開されている。関東大震災直後、軍国主義にむかい排外主義に覆われた閉塞的な日本社会を舞台に、かつて日本全 … ［続きを読む］

山形県鶴岡にて――循環と還元の世界に生きる

「地元の人は、山菜が群生しているところを“畑”って呼ぶんです」

　5月のおわり、新緑と残雪が同居する山で友人たちと山菜採りをした。　案内してくれたのは、山形県鶴岡に住む山伏、成瀬正憲(なるせ・まさのり)さ … ［続きを読む］

[12]大阪北部地震で大都市の災害脆弱性が露呈

　6月18日、通勤・通学時間帯の7時58分、マグニチュード（M）6.1の地震が発生し、最大震度6弱の揺れが我が国第2の都市圏・大阪を襲った。 … ［続きを読む］

浦上天主堂はなぜ、世界遺産から抜け落ちたのか

潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産決定の陰に隠された受難の歴史

　ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産（12資産）」が決定した。長崎、熊本両県の県民の … ［続きを読む］

紀州のドン・ファン事件、真相をシロウト推理する

若妻嬢、お手伝いさんに覚醒剤。いかにもなにかありそうだが……

NHKの歴史的一日？　やはり衝撃だったのは、NHKの夜7時のニュースのトップ(確か)で「紀州のドン・ファン」という言葉がアナウンサーから発せ … ［続きを読む］

[11]日本の耐震基準と周年を迎える3つの地震

　今年は、我が国の耐震基準の制定に大きな影響を与えた3つの地震の周年に当たり、先月、今月にそれぞれ周年を迎えた。1948年6月15日に発生し … ［続きを読む］

県と市の事前の備えのなさを批判した石巻市立大川小惨事２審判決

　東日本大震災の津波で７４人の児童と１０人の教職員が死亡したり行方不明になったりした宮城県石巻市の大川小学校の惨事に絡み、２３人の児童の遺族 … ［続きを読む］

[書評]『草薙の剣』

橋本治著

「時代」がたどり着いた「誰もいない世界」　昭生(62歳)、豊生(52歳)、常生(42歳)、夢生(32歳)、凪生(22歳)、凡生【なみお】(1 … ［続きを読む］

破局噴火は予測できるのか　神戸大の挑戦

7300年前に巨大噴火を起こした海底カルデラを探査する

　「破局噴火」に向かうシナリオが南九州の海底でひそかに進行しているらしい。破局噴火とは、広い地域を襲う火砕流噴火で巨大カルデラができ、日本列 … ［続きを読む］

[10]現代とよく似ている平安中期の自然災害

　今年になって、1月23日に草津白根山が突然噴火し、3月1日に霧島連山の新燃岳が噴火、4月9日に島根西部の地震が起き、4月19日には新燃岳の … ［続きを読む］

批判的検証力が問われる「明治維新150年」

偉人の功績を取り上げるイベントの一方で、薩長史観の批判も

　今年は「明治150年」。政府は近代国家の成立に尽力した明治維新の偉業を称える「明治礼賛」色でキャンペーンを進めている。一方、地方自治体では … ［続きを読む］

安倍政権が断念した一気呵成の「放送改革」

残る、民放番組が『ニュース女子』化する危険　放送業界は「対案」の提示を

民放業界に動揺が広がった 　3月15日、共同通信が配信した1本の記事が民放業界を震撼させていた。その記事は「政治的公平の条文撤廃／党派色強い … ［続きを読む］

“超強硬派”ジョン・ボルトンは危険な存在か　上

綿密に計画し成果を求めるしたかな交渉者。その手腕が北朝鮮の非核化の成否を決める？

レッテルの下に秘めたものは　トランプ米大統領は3月22日、H・R・マクマスター安全保障担当大統領補佐官を解任して、後任に元国連大使ジョン・ボ … ［続きを読む］

ＪＲ北海道の鉄路を守り、交通権を保障せよ

自民党政府の失政で侵害された国民固有の権利

　JR北海道(以下「JR北」)の路線見直しの動きがハードルを越えた。対象とされた沿線自治体との関係で議論は膠着していたが、本年2月、北海道庁 … ［続きを読む］

[9]過去百年に起きた３大震災から学ぶこと

　大震災と呼ばれる３つの地震がある。1923年関東地震、1995年兵庫県南部地震、2011年東北地方太平洋沖地震である。それぞれ、関東大震災 … ［続きを読む］

［76］３・11から７年。公文書を改ざんする国

3月6日(火)　朝、局で「報道特集」の定例会議のあと、雑務を一気に処理して外へ。恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「写真発祥地の原風景　長崎 … ［続きを読む］

女偏・女部を含む漢字や日本語にひそむ女性差別

時には、「じょだん」や「ぼふ」を使ってみてはどうか

　昨年(2017年)、「『ブラック企業』という言葉は『黒人』を差別する――『英語』の悪しき含意から身を解き放とう」の冒頭で、次のように書いた … ［続きを読む］

脱原発は可能か？ ゼロ法案のほんとうの狙い

法施行後５年で全原発廃炉。緊急時の再稼働も禁止。国民運動で世論の政策化はできるか

　立憲民主党は3月9日、すべての原発の速やかな停止、廃止などをうたった「原発ゼロ基本法案（原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法 … ［続きを読む］

［75］森友文書書き換え疑惑、大乱の予感

2月27日(火)　久しぶりに朝、がっつりと泳ぐ。体重が1.65キロ減。「沖縄タイムス」の新ワジーワジー通信の原稿を書く。　たまたまCSのTB … ［続きを読む］

続・村田朋泰監督「吉村昭に学んだ震災と日本人」

「死者の声をきく、そして忘れないこと」

　前稿に引き続き人形アニメーション作家・村田朋泰監督にお話を伺う。短編7作品を集めたプログラム『村田朋泰特集　夢の記憶装置』は3月17日から … ［続きを読む］

［2］「女性＝スカート」という規範意識・習慣

ハイヒールから立ち居振る舞いまで　スカートないしスカート型の服装がもたらす問題は、村上信彦の先駆的な『服装の歴史(1)～(3)』(講談社文庫 … ［続きを読む］

写真は直接命を救えない、でも伝えられる

出来ないことの自覚が人への敬意を生む

　「どうやって生計を立てているんですか？」「危険な目に遭ったことはないんですか？」。メディアの仕事に興味がある学生たちや、ジャーナリストを目 … ［続きを読む］

[7]地震からは逃れられない日本列島

プレート運動でできた列島、世界有数の地震発生地帯

プレートの境界で起きていること　地球表面を覆っている十数枚のプレートが水平にバラバラに移動することで、プレート相互の境界部では、広がったり、 … ［続きを読む］