国際 の検索結果

「公」依存と利己的な「私」による戦後社会の歪み

抜本的な改革が求められる、日本の「共」

　戦後、日本は目覚ましい発展を遂げた。その原動力となったのは、非常に強い「公」（おおやけ）の存在だ。日本では、公共サービス、公共料金というよ … ［続きを読む］

マルチな星野源は「楽しい地獄」を生き抜く

「ポップ」をめぐる二重の使命と静かな決意表明

　2017年5月4日に特番『おげんさんといっしょ』(NHK)が生放送された。生演奏あり、フリートークや投稿動画ありと盛りだくさんの音楽バラエ … ［続きを読む］

先を読める久保建英がU-20W杯で国際デビュー

日本サッカー界に新時代のフットボーラ―の夢を描く15歳

　サッカーにおいてユース年代が活躍しない国で、代表が結果を出すのは困難だ。下のカテゴリーから国際大会、年代ごとのW杯など厳しい経験をした選手 … ［続きを読む］

男女共用トイレに関して日本の知識は誤解だらけ

盗撮懸念論というナンセンスな感情論に対する理性的な答えとは

　WEBRONZAで杉田聡氏が4月14日と27日の2度に渡って男女共用トイレに対する「盗撮懸念論」を展開したが、男女共用トイレに対する偏見と … ［続きを読む］

航空業界への投融資に熱い視線、その法的枠組みと今後の課題

金融機関・投資家の注目を集める航空業界　～エアクラフト・ファイナンス取引を巡る近時の状況と今後の課題～弁護士・NY州弁護士原　田　伸　彦　航 … ［続きを読む］

「保守対革新」の対立構図に収斂した韓国大統領選

文・新政権は「民心」に縛られる宿命を背負う

　５月９日、韓国の第１９代大統領選挙が行われた。現職大統領が弾劾、罷免されたことに伴って７カ月以上も前倒しされるという、韓国憲政史上初めての … ［続きを読む］

嵐の中を船出する文・新大統領

アメリカと中国の狭間で難しい舵取りを迫られる韓国

　5月9日の韓国大統領選で、文在寅氏が第19代大統領に選出された。今回の選挙は、朴槿恵前大統領の罷免という異常事態を受けての選挙であり、国際 … ［続きを読む］

原発も核兵器も、核の脅威は変わらない

ＮＰＴ準備委に見る「全用途での核物質生産禁止」という新潮流

　５月２日から12日の10日間、ウィーンにて核不拡散条約（NPT）再検討会議の第１回準備委員会が開催された。筆者は、その前半（２日〜５日）の … ［続きを読む］

[3]国際政治のリアリストとしての丸山

国際社会では、現実の権力政治のリアリズムに従わざるを得ない

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、2016年12月16日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシ … ［続きを読む］

戦勝記念日のプロパガンダにみるロシアの閉塞感

ロシア中心の史観で国民の愛国心を鼓舞する背景

　予測不能性がますます強まるトランプ米大統領の内外政策や北朝鮮の核・ミサイル開発問題の影に隠れる形でほとんど注目されないが、2018年3月に … ［続きを読む］

同じ教室の子を応援する関西のバレエコンクール

注目の男性部門の決選では禁止されている拍手が興奮から止まらない

　海外のバレエコンクールで日本人受賞のニュースが珍しくなくなってきた今、日本のコンクールは、どんな状況なのだろう？　ここ20年ほどの間に日本 … ［続きを読む］

[2]民衆の不満の移譲が対外強硬論に

皇国日本は権力と倫理が混同される国家だった

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、2016年12月16日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシ … ［続きを読む］

続・空爆後のシリアで目指すべき到達点はどこか？

原点は、シリア国民や難民たちの幸福を第一に考えること

求められる現実的な判断　前稿で述べたようにシリアにおける現状を概観すれば、国際社会が理想的かつ明確な方針を出せないことは明らかである。「イス … ［続きを読む］

トランプ政権の環境政策がもたらす深刻な影響

台風・海面上昇・高水温——沖縄が受けるトリプルパンチ

　トランプ政権が始動して100日以上が経ったが、世界はいまもトランプ・ショックで激しく揺れ続けている。選挙戦中、トランプは「アメリカ第一主義 … ［続きを読む］

『わが闘争』が学校でＯＫなら『共産党宣言』は？

教育勅語と合わせて学校教育で使えるなら、こんな面白いことはない

　いったいあの人たちはなにを考えているのだろうか。　4月はじめに政府は、明治国家の国民に対する馴撫(じゅんぶ)と瞞着(まんちゃく)のプログラ … ［続きを読む］

グローバル経済の行方、カギを握るのはアジア

通貨危機から20年、「アジア版IMF」で再発の懸念は薄らいだが……

　1997年7月に東アジアを襲った「アジア通貨危機」から今年で20年になる。　国が若く、経済構造もひ弱だった東アジア諸国は、通貨危機を大きな … ［続きを読む］

少子社会の処方箋

子どもを社会全体で支えることが必要だ

世界一の少子化国｢日本｣ 　今年も｢こどもの日｣にちなんで、総務省統計局が統計トピックス『我が国のこどもの数』を公表した。2017年４月１日 … ［続きを読む］

『わが闘争』の教材使用を政府が容認した底意

「民族主義」は「不適切」でも、「国家主義」や「反民主主義」は否定せず

教育勅語と『わが闘争』の使用を認める閣議決定　森友学園の問題がきっかけになって、政府は教育勅語を憲法や教育基本法などの趣旨に従っていれば学校 … ［続きを読む］

日本政府初の海洋生物レッドリストの問題点

同じ基準でも環境省と水産庁で大きく違う掲載種数

　 「日本の絶滅の恐れのある野生生物」（レッドリスト）の海洋生物版が2017年3月21日に環境省と水産庁から公表された 。陸域や淡水生物のレ … ［続きを読む］

［32］ゴールデンウィークを漂流する

5月2日(火)　朝早く家を出る。とてもいいお天気で、GW気分が街を覆っている。都心の道路はスカスカだ。いつもこうならいいのに。局で定例会議。 … ［続きを読む］

ゲノム編集、「国が関与」でよいのか

政権の信条が先走らないよう、まずは社会の合意を絞り込むべきだ

　人のＤＮＡに手を加え、遺伝子をねらい通りに切ったり、置き換えたりしようという「ゲノム編集」。その研究審査をめぐって菅義偉官房長官が４月、「 … ［続きを読む］

[1]政治的リアリズムと超国家

丸山眞男の国際政治思想から現代日本を読む

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、2016年12月16日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシ … ［続きを読む］

退屈させない仕掛け続けるBリーグの評価と影響力

プロ初の王者決定戦へ佳境エンターテイメントとしての話題作りの成果

　レギュラーシーズンを終えた8日、各地域の代表8クラブが初代王者をかけて戦う「Bリーグチャンピオンシップ」の会見が都内ホテルで行われ、テレビ … ［続きを読む］

フランス社会の深淵に立ち向かう青年大統領

既成政党の政治を見放した仏国民、決戦投票までコマを進めたフランスの極右

マクロン氏の可能性に賭けたフランス　フランスで39歳の大統領が誕生する。超党派の中道グループ「前進!」を率いるエマニュエル・マクロン氏だ。決 … ［続きを読む］

「ルペンに国を任せる不安」がマクロン最大の勝因

国を取り巻く状況がフランスより深刻な日本。和製ルペンは容易に現れる

「破局が5年先送りされた」　フランス大統領選の結果には、かの国の知性を愛（いと）おしむ人々や、EU研究者、欧州ウォッチャーの多くが胸をなで下 … ［続きを読む］

取引先・買収相手の贈賄リスクをどこまでどう調べるべきか

反贈賄デューデリジェンスの意義と実践弁護士・NY州弁護士山田 将之　日本企業が新興国で現地企業とビジネスを行う際に、当該ビジネスの相手方が贈 … ［続きを読む］

空爆後のシリアで目指すべき到達点はどこか？

内戦収拾への行方を不透明にしたトランプ政権

無意味な空爆 　今さら時計の針を戻して誰が喜ぶのだろうか。　それがアメリカのシリア空爆の一報を受けた際の感想であった。確かに、アメリカ国内の … ［続きを読む］

軍事ギーク（おたく）が見た北朝鮮兵器の実情

「張りぼて」疑惑の真相とそこから透ける北朝鮮の意図とは

　　去る4月15日、北朝鮮の首都・平壌では、故・金日成の主席生誕105周年を祝う軍事パレードが大々的に行われた。　北朝鮮に限ったことではない … ［続きを読む］

［31］「東北でよかった」と「沖縄でよかった」

4月25日(火)　午前9時すぎ、沖縄の名護市辺野古のキャンプ・シュワブの沿岸で、沖縄防衛局による護岸工事が着手された。海中に大型ブロックや土 … ［続きを読む］

日本の高校生、ハーバードで研究者と語り合う

安定志向の高校生を在米研究者たちは揺さぶることができたか

　スーパーグローバルハイスクール校に指定されている茨城県立土浦第一高等学校の高校生選抜チーム38人が、米国のボストンにあるハーバード大学やマ … ［続きを読む］