明治 の検索結果

「所有者不明土地問題」から見える土地制度の課題

人口減少時代に対応した制度の見直しが必要だ

　「所有者不明土地問題」への社会的な関心が高まっている。　これは、不動産登記簿などの各種台帳では土地の所有者の所在が直ちには判明せず、土地利 … ［続きを読む］

ＪＲ北海道の鉄路を守り、交通権を保障せよ

自民党政府の失政で侵害された国民固有の権利

　JR北海道(以下「JR北」)の路線見直しの動きがハードルを越えた。対象とされた沿線自治体との関係で議論は膠着していたが、本年2月、北海道庁 … ［続きを読む］

会社は株主だけのものか？　従業員・顧客・地域社会など「債権者」による支配

コーポレートガバナンスと企業危機　－ 株主支配と債権者支配とのあいだ アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　粟田口　太郎　今年 … ［続きを読む］

公的ビッグデータ活用の道を開くべし

死亡情報と照合・連結することで、さまざまな情報を取り出せる

高まる医療ビッグデータへの関心　医療ビッグデータへの関心が高まっている。医療情報は、「厳重管理」と「有効活用」の両方が求められるものだが、そ … ［続きを読む］

続・「わろてんか」が最終回しか笑えなかった理由

戦争のとらえかたに、がっくり。吉本新喜劇テイストの間違った入れ方

　朝ドラ好きとしてしみじみ思っているのは、戦後70年以上たった今、世代を超えて戦争というものを伝えていくという役割が朝ドラにはある、というこ … ［続きを読む］

文書の改ざんは森友事件の本質的な問題ではない

〝もやもや感〟が残る国会―真の政治リーダーがやるべきことは何か

　森友事件の真相解明を目指して、国会では証人喚問などが精力的に行われている。おそらく証人の範囲を広げても、野党が望むような成果は得られないだ … ［続きを読む］

「チョコで脳若返り」検証報告への違和感

問題の結論を「発信者の意図と反応のズレ」としてよいのか

　内閣府の研究支援制度による研究で、科学的根拠が不十分なまま「高カカオチョコレートを継続的に食べると、学習機能を高める（脳の若返りの）可能性 … ［続きを読む］

[9]過去百年に起きた３大震災から学ぶこと

　大震災と呼ばれる３つの地震がある。1923年関東地震、1995年兵庫県南部地震、2011年東北地方太平洋沖地震である。それぞれ、関東大震災 … ［続きを読む］

仮説実験授業の提唱者、板倉聖宣さん逝く

少数派を貫きつつ、未来の勝利を確信していた革命家

　仮説実験授業を提唱し、教育の革命のために全速力で駆け抜けた板倉聖宣さんが２月７日に永眠した。87歳だった。国立教育研究所に所属しながら、研 … ［続きを読む］

［76］３・11から７年。公文書を改ざんする国

3月6日(火)　朝、局で「報道特集」の定例会議のあと、雑務を一気に処理して外へ。恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「写真発祥地の原風景　長崎 … ［続きを読む］

稲村亜美“集団襲撃”の対応が甘すぎる

リトルシニア関東連盟は「謝罪」で済ませず、厳正な処分を

　明治神宮野球場で開催された、一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟の野球大会開幕式で、始球式に登場したタレントの稲村亜美が、 … ［続きを読む］

神話だった「原発が地域経済に貢献」

新潟日報が調査報道で再稼働を検証

　原発の再稼働問題を巡り、よく疑問を投げかけられることがある。なぜ原発が立地する地域から真っ先に再稼働を求める声が上がるのか――と。立地地域 … ［続きを読む］

歴史教科書では人物名を減らすより興味抱く人物を

日本史では偉人や傑物を教える必要　丸暗記より歴史の流れの理解を問う問題を　

　高校と大学の教員ら約400人で作る「高大連携歴史教育研究会」が、昨年10月に教科書や大学入試で使う用語の精選案を発表した。3月中に最終案を … ［続きを読む］

脱原発は可能か？ ゼロ法案のほんとうの狙い

法施行後５年で全原発廃炉。緊急時の再稼働も禁止。国民運動で世論の政策化はできるか

　立憲民主党は3月9日、すべての原発の速やかな停止、廃止などをうたった「原発ゼロ基本法案（原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法 … ［続きを読む］

続・村田朋泰監督「吉村昭に学んだ震災と日本人」

「死者の声をきく、そして忘れないこと」

　前稿に引き続き人形アニメーション作家・村田朋泰監督にお話を伺う。短編7作品を集めたプログラム『村田朋泰特集　夢の記憶装置』は3月17日から … ［続きを読む］

村田朋泰監督「吉村昭に学んだ震災と日本人」

人形アニメーション特集『夢の記憶装置』公開、その作風をめぐって

　コマ撮り(ストップモーション)アニメーション作家として活躍する村田朋泰監督の短編7作品を集めたプログラム『村田朋泰特集　夢の記憶装置』が3 … ［続きを読む］

予定された改元の前に考えるべきこと

「平成」の終わりは時代の区切りになるのか。終わらない「戦後」との関係は？

近代では初めての改元カウントダウン　「平成」の終わりまで間もなく1年。来年４月末の天皇退位に向け、いよいよ「カウントダウン」のムードが高まっ … ［続きを読む］

［2］「女性＝スカート」という規範意識・習慣

ハイヒールから立ち居振る舞いまで　スカートないしスカート型の服装がもたらす問題は、村上信彦の先駆的な『服装の歴史(1)～(3)』(講談社文庫 … ［続きを読む］

天文学者・古在由秀さんの祖父と足尾鉱毒事件

　2月15日付朝日新聞の天声人語は、古在由秀（こざいよしひで）さんについて、母方の祖父の弟は幣原喜重郎（しではらきじゅうろう）、父方の祖父は … ［続きを読む］

江戸時代再考

近代化を目指した江戸幕府の老中たち　一般的には日本歴史の分析では明治維新で日本が大きく変化し、「近代化」への歩みを始めたとされている。そして … ［続きを読む］

グルコサミンは効かない

「機能性表示食品」の届け出が相次いで取り下げられている

　膝の痛みで悩む人は多いが、グルコサミンは経口で効果がある健康食品として欧米でも日本でも人気がある。ところが医学の世界では、多くの研究結果が … ［続きを読む］

「立憲民主党はあなた」の本当の意味は何か？

「一般意思」体現のために、党派を超えた立憲主義連合を

単なるスローガンか？　いよいよ国会で改憲の議論が始まり、日本政治は運命の日に向かいつつある。与党がいつものように強行採決によって発議を行う可 … ［続きを読む］

民主主義の危機が露呈した沖縄県名護市長選

沖縄の苦難の歴史をわが身に置き換えて真摯に学べば本土との溝を埋める第一歩になる

名護市民の疲れと諦め、国策の重圧　全国や米国の注目を集めた名護市長選挙は、辺野古移設反対の現市長を破って自公推薦の新人、渡具知候補が勝利を収 … ［続きを読む］

安倍晋三長期政権へ

3選に意欲的な安倍首相　自由民主党は2017年3月5日、総裁の任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長する方針を正式決定した。安倍晋 … ［続きを読む］

不透明で腑に落ちなかった改元の日程の理由

宮内庁、官邸とも主張の根拠が薄弱　大嘗祭の巨額の公費支出には疑問

　憲政史上初めての天皇の生前退位による皇位継承儀式の準備が本格化した。新天皇の即位と改元の日付も新元号も前もって決められ、現天皇陛下の退位儀 … ［続きを読む］

追悼・西部邁――保守論客の「光」と「影」

誰でも「保守主義者」と称する「インフレーション」の時代に

　西部邁が逝去した。西部の逝去を伝える訃報記事は軒並み、彼を「保守論壇の重鎮」といった言葉で紹介している。筆者もまた、以前は保守論壇の先々を … ［続きを読む］

ＩＴ時代に見えてきた新しい南方熊楠像

膨大なデータを集めて処理した偉大な「情報提供者」

　型破りな人生を送りながら、自然や文化の幅広い分野の調査を続けた南方熊楠（1867〜1941）。「森羅万象の探究者」「近代を乗り越える思想家 … ［続きを読む］

２０１８年、日本国憲法と戦後の現在地

社会運動を支えたふたつアジェンダが問われる時代。継承か終焉かの分岐点に立つ憲法

“時代の塗り替え”と正統性の動揺　2018年になった。この2018年には「明治維新150年」と最後のフルバージョンの … ［続きを読む］

大流行のインスタグラム、その喜びと心の疲弊と

インスタ映えの追求が、「自分を盛る」「見栄を張る」ことにならないか

「インスタ消費」に熱い視線　昨年(2017年)の新語・流行語年間大賞に、「インスタ映え」が選ばれた。写真や動画共有のSNS、Instagra … ［続きを読む］

この国の目玉政策はなぜいつもドイツの後追いか

教育無償化、第4次産業革命、働き方改革、地方創生……今も続く明治の「伝統」

政策構想力や現状を打破する力が衰えていないか　大学の授業料を免除する高等教育の無償化が来年度から動き出す。安倍政権は「人づくり革命」と称して … ［続きを読む］