指導者 の検索結果

【無料】　ハックティヴィズムと社会運動――情報技術の政治利用は社会を変えるのか？

塚越健司（一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程）

　２０１１年はサイバー攻撃が多く取り上げられた年だった。９月に三菱重工がサイバー攻撃の被害を受けたかと思えば、同１０月には衆議院議員を含む衆 … ［続きを読む］

［3］金正恩による莫大な「政治的浪費」は経済難招く

　２月１６日は故金正日氏の誕生日だった。今年から「光明星節」と名づけられ、民族最大の祭日として大々的に祝うことになった。　先立つ１４日には、 … ［続きを読む］

話題の連載「プロメテウスの罠」は秀作か

辰濃哲郎

　新聞記事に「ドキュメント」という手法があるのをご存知だろう。　事件や政局の節目で、だれが何を思い、何をしたのかの細かいデータを丹念に追って … ［続きを読む］

弟に挑戦した異端の兄の「籠の鳥」人生――『金正男独占告白』から

　その温和さと誠実な態度に、つい気を許してしまう。東京新聞の五味洋治記者は取材相手をそんな気にさせる記者です。ソウルと北京で計８年特派員を務 … ［続きを読む］

［2］金正恩の「先祖がえり」イメージは逆効果だ

●時代の変化を待望する民衆　金正日総書記が死んで、当分の間追悼ムードが続くと思っていたが、北朝鮮当局と官営メディアとの動きは意外に早く「喪明 … ［続きを読む］

６月２６日に偶像化が始まる？――「金正恩の母」日本時代の身上調書

　ついに彼女が今年、「北朝鮮の国母」として大々的なプロパガンダとともに表舞台に登場する可能性が出てきた。　故・金正日（キム・ジョンイル）総書 … ［続きを読む］

イラン制裁をめぐる玄葉光一郎外相と安住淳財務相の対立は深刻だ

●英国中心にイランへの合同秘密工作が行われている!?　　イラン情勢が緊迫している。最終段階に至ったイランの核開発を阻止するために、米国、英国 … ［続きを読む］

台湾総統選――「一つの中国」意識は弱まる

●中台関係、「政経分離」に限界も　世界的に指導者の選挙が相次ぐ２０１２年の幕開けとなった台湾総統選は、国民党の現職である馬英九氏が民進党の蔡 … ［続きを読む］

武器輸出三原則の緩和、野田政権の本当のねらい

　戦後日本の特色ある防衛政策の１つだった武器輸出三原則が、２０１１年末、民主党政権の手によって一部修正された。表向きは国際協力の推進などを掲 … ［続きを読む］

［1］当局のイメージ戦略と冷めた民心

　金正日総書記急死の発表があった２０１１年１２月１９日から年末まで、日韓のテレビニュースは朝鮮中央テレビ配信の「追悼映像」に席巻された観があ … ［続きを読む］

世襲を嫌う中国。北朝鮮の３代世襲で対米関係を強化する

　中国共産党は台湾に逃れた国民党とは異なり、最高権力の世襲はしてこなかった。毛沢東主席の長男、岸英氏は朝鮮戦争で戦死した。鄧小平氏の長男、樸 … ［続きを読む］

軍事的な挑発を仕掛けるのは米韓側か？

　金正日総書記の急死を告げる朝鮮中央テレビの放送を見ながら、ふと頭をよぎったことがある。ひょっとすると米韓両軍は、北朝鮮の体制崩壊をにらんだ … ［続きを読む］

北朝鮮は中国の「核の傘」に入る!?――ロシア発の重要情報を読み解く

　１２月１９日正午過ぎの朝鮮中央放送（テレビ）が、北朝鮮の最高指導者金正日氏（国防委員会委員長・朝鮮労働党総書記）の死去を発表した。北朝鮮情 … ［続きを読む］

「金正日死去」第一報の軽さと速さと『プルガサリ』

　金正日、亡くなりました。　共産主義国というものの重々しさがなくなったなあと思わされる訃報でした。　いつも１１時半から正午はテレビ朝日のニュ … ［続きを読む］

スポーツ界のセクハラは閉鎖社会の弊害

　柔道の内柴正人容疑者のセクハラ事件は言語道断である。酒に酔って、大学の女子柔道部員に性的な乱暴をしたという。ふたりの子どもを持つ３３歳。合 … ［続きを読む］

テヘランのイギリス大使館はイラン政治の舞台

　テヘランのイギリス大使館が「学生」たちに襲撃され、イギリスは外交団を引き揚げた。イギリスは、「学生」は単なる学生ではなく、イラン政府に動員 … ［続きを読む］

ダルビッシュの親戚の絨毯（じゅうたん）屋につかまって…

　何年前だろうか、イランの首都テヘランのバザールを歩いていて絨毯（じゅうたん）屋の客引きにつかまってしまった。お店に行ってみると日本ハムのダ … ［続きを読む］

ＴＰＰは、米国の関心を太平洋に繋ぎ止める

櫻田淳

●バラク・Ｈ・オバマの「東京演説」から二年後の風景　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「私達はまた、この地域の継続的な経済統合が地域諸 … ［続きを読む］

カダフィ死亡で、中東の民主化運動が武力闘争に変わる

　生まれ故郷の都市シルトで、カダフィが死亡した。その意味は何か。次の３点が挙げられる。　第一に、リビアの内戦状況の長期化が阻止された。　第二 … ［続きを読む］

ビルマ政権、「改革」のための条件

　１０月１２日に始まったビルマ政府による恩赦。ビルマでは、１０月はじめ現在、政治犯が２０００人ほど拘束されていたが、その政治犯がどれだけ釈放 … ［続きを読む］

日本とビルマ、真の戦略的関係とは？

　ビルマ外相の公式訪日（１０月２０日～）は実に１６年ぶりとなる。日本政府はこの機を捉え、長年悩みの種となっている日緬関係をただすべきだ（ht … ［続きを読む］

歴史的な国連演説に各国はどう応えるか？

高橋和夫

　２０１１年９月２３日、パレスチナ暫定自治政府のアッバース議長が、ニューヨークの国連本部で、独立国家としての正式な加盟申請を潘基文事務総長へ … ［続きを読む］

アラブの民主化をリードできない米国の弱み

　日本の識者には、米国は「アラブの春」を全く予想できなかった、などと言う人が多い。しかし、その見方は正しくない。　実は、オバマ米政権は２０１ … ［続きを読む］

政治家は私塾で育成できるのか？

　野田佳彦氏が、新しい総理大臣に就任した。野田氏は、政治家育成で有名な松下政経塾が生んだ初めての総理であるため、松下政経塾がにわかに注目を浴 … ［続きを読む］

シャルル・ド・ゴールが示した「財政再建」への教訓

　シャルル・ド・ゴールは、フランスの「救国の英雄」として語られた政治指導者である。独自の核武装の断行やＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）軍事部門か … ［続きを読む］

プーチンがまた大統領になる理由

佐藤優

●闘いに敗れたメドベージェフ　９月２４日、モスクワで行われたロシア与党「統一ロシア」の党大会でメドベージェフ大統領が演説を行い、プーチン首相 … ［続きを読む］

［5］原発という無意識

エドガール・モラン「オルレアンのうわさ」

　やはりそうか。それが、報道に接した第一印象だった。私が拠点にしている北海道でも８月末に、全国で問題になった「やらせメール」が発覚し、停止中 … ［続きを読む］

シリアの血塗られた風景が見えてくる……

　３月に始まったシリアでの大規模な抗議行動は６カ月目に入っている。厳しい弾圧にもかかわらず、抗議運動はシリア各地に広がっている。　８月５日は … ［続きを読む］

みんな、もう、どんどん熱狂しちゃってくれたまえ！

●みながすごいと言うからすごくなる　コラム一回目にいきなりこんなカミングアウトも切ないものだが、高校の時、大場久美子が好きだった。長蛇の列の … ［続きを読む］

「対中強硬派」野田首相に中国世論は厳しいが……

藤原秀人

　民主党新代表は対中強硬派だ。　８月２９日の民主党代表選挙で当選した野田佳彦氏について、中国のメディアやネット世論は一様に、こう評した。　靖 … ［続きを読む］