記憶 の検索結果

夜間飛行訓練に実効性ゼロの騒音規制措置

沖縄の基地をめぐる米軍の開き直りと、日本政府の怠慢さ

　4月7日付の琉球新報社会面は、「普天間、6日連続深夜飛行」「協定違反ない」「米軍、訓練優先を正当化」と、普天間飛行場周辺での午後10時以降 … ［続きを読む］

［書評］『植民地の腹話術師たち』

金哲著　渡辺直紀訳

純潔への欲望が生みだす暴力　　　朝鮮はかつて大日本帝国の植民地であった。この時期、朝鮮人作家が小説を書くことは、事実上、外国語で創作すること … ［続きを読む］

教室は本来、「間違える」ことを尊重する場所だ

教科書検定に潜む根源的な疑問と、多様性を奪われた社会の危うさ

国家が示した道徳観に適合するか否か　「教室は間違えるところ」　昔、小学校の教室に、このような貼り紙がされていた記憶がある。　その「間違える」 … ［続きを読む］

マルタ島になぜ日本海軍の戦没者墓地？

第１次世界大戦でドイツなどと戦った地中海の戦闘から100年

　今年は旧日本海軍の艦隊が地中海に派遣され、英国の同盟国としてドイツなどを相手に戦ってから100年に当たる。英国の輸送船などを護衛する任務を … ［続きを読む］

［29］熊本地震、１年目の現場をみる

4月11日(火)　朝一番の便で熊本へ。眠い。機中で頭を整理。『調査情報』の原稿を機内で書き始めるが、急逝した同誌編集者・金子登起世さんのこと … ［続きを読む］

「がんは文化学芸員」発言と美術館・博物館の現実

学芸員は「雑芸員」。的外れな大臣発言をいい機会に根本の議論を

　山本幸三地方創生大臣が「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」という発言をしたというニュ … ［続きを読む］

［23］平穏な韓国社会、しかし「準備」はある

「韓国は平穏なり」？　先日、韓国から日本に戻ってくると、いろんな人に「韓国はどう？　大丈夫なの？」と聞かれた。ああ、これは「戦争」のことなん … ［続きを読む］

「エキタス」の挑戦―最低賃金を引き上げよ！

労働組合になじみのなかった人々を引きつけ、「プラットフォーム」を目指す

「路上」からわき上がった声　ここ1、2年、にわかに最低賃金にたいする注目が高まっている。　実質賃金が低迷し、家計消費支出も12カ月連続で減少 … ［続きを読む］

SNSの普及が加速させている？ストーカー犯罪

不穏当な事態が起これば捜査機関に迅速に通報するのが有効なストーカー対策

　今年2月28日、昨年5月に芸能活動をしていた女子大生を刃物で殺害しようとして重傷を負わせ、殺人未遂罪に問われた28歳の男に対し、東京地裁立 … ［続きを読む］

［書評］『葉っぱのぐそをはじめよう』

伊沢正名著

「糞土師」によるマジメでエコなノグソ・ガイドブック　　　シリアへのミサイル攻撃の報道がなされた翌朝にこれを書いている。アメリカのトランプ大統 … ［続きを読む］

［書評］『アウトサイダー』

フレデリック・フォーサイス著　黒原敏行訳

波瀾万丈の自伝　　　一気に読了。実に読み応えのある自伝だった。 　特にいいのはフォーサイスの幼少期から成人するまでの部分。　父親の見事な生き … ［続きを読む］

女優の引退から見える芸能界の「構造変化」（下）

能年玲奈、清水富美加ら人気女優の芸能事務所からの離脱騒動が持つ意味

  若い女性芸能人と、所属事務所とのトラブルは、昨今では芸能界の名物のようになっている。堀北真希、能年玲奈また清水富美加などだ。今 … ［続きを読む］

メジャーで初の「同一年2人」の日本人開幕投手

白星を挙げられなかったが、揺るがぬ田中将大とダルビッシュへの高い評価

　野茂英雄さんが日本人として30年ぶり2人目のメジャーリーガーになってから22年。その間に５０名を超える日本人メジャーリーガーが誕生、数々の … ［続きを読む］

安倍昭恵夫人の「祈り」は届くのだろうか？

「公私」問題が起こったのはスピリチュアルな神道に共鳴したからではない

昭恵夫人の公私問題　瑞穂の國記念小學院は「日本初の神道小学校」を自称していただけに、関係者はしばしば宗教的・神道的な表現を用いる。そこで前稿 … ［続きを読む］

籠池泰典氏の言う「神風」はいつ、どう吹いたか？

安保法強行採決と同時期に起きた森友学園問題に見る「国家の私物化」

ゼロ回答か、満額回答か？　国会の証人喚問(3月23日)における籠池泰典発言は、彼の言う「神風」の正体を示唆するものだった。山本一太・参院予算 … ［続きを読む］

調査報道の新ステージとなるかワセダクロニクル

「共同通信の配信した医療記事が実質『広告』」と報道、今後越えねばならない数々の壁

　既存のメディアにとらわれずに、調査報道のあり方を模索する新たな試みが進んでいる。早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営するワセダクロニクルだ … ［続きを読む］

堀北真希と木村沙織は普通の主婦には絶対ならない

メディア・広告業界は「専業主婦」賛美で自分の首を絞めている

　女優・堀北真希さんが芸能界引退を発表し、世間に衝撃が走りました。トップクラスの人気を誇る女優さんだけに、結婚・出産を機に20代であっさりと … ［続きを読む］

推進と反原発、二つに分かれ先鋭化する情報

テレビは視聴者の深い関心に応えられるか

　事故から6年目、去年6月になって、ようやく東京電力の広瀬直己社長は、その事実を認め、謝罪した。　「いかなる状況があったにせよ、口止めに当た … ［続きを読む］

温暖化対策、このままでは日本企業は世界の孤児に

動かぬ業界団体と経団連、1000社超す企業連合がけん引する欧米と落差

欧米企業との落差が際立つ　地球温暖化を防ぐ新しい国際ルール「パリ協定」が昨年11月に発効し、欧米の主要企業がなだれを打ってCO₂など温室効果 … ［続きを読む］

アメリカのファーストレディーは「実質的な公人」

「ホワイトハウスの女主人」というユニークな役割／大統領に特別のアクセスが可能

アメリカのファーストレディーに例えられる昭恵氏　土地所得に関わる不可解な経緯や、特異な愛国教育方針などで連日ニュースとなっている学校法人「森 … ［続きを読む］

英国のファーストレディーは公人と私人が混在

暗黙の了解として政権や首相の政策を批判するような言動はしないことが求められる

　日本では、学校法人「森友学園」の国有地格安払い下げ問題をめぐって国会での議論が続く。安倍首相の昭恵夫人が公人として学園施設を訪問したのかな … ［続きを読む］

破壊的な変化「シンギュラリティ」への今後を生き抜く

「シンギュラリティ」時代における法務戦略中山国際法律事務所弁護士　中山 達樹１　はじめに　－　シンギュラリティ大学　ソフトバンクがアーム社に … ［続きを読む］

必見！　万田邦敏『ＳＹＮＣＨＲＯＮＩＺＥＲ』

禁断の脳波実験を描く

　人間と動物の脳波を同期(synchronize)させる研究を孤独に続ける科学者が、人間同士の脳をシンクロさせる恐るべき実験に手を染めていく … ［続きを読む］

女性作家の多様な表現が目立ったベルリン映画祭

「社会派映画祭」の看板には偽りなし

難民問題が関心の的　ベルリンは「社会派映画祭」として名高く、それ相応の心づもりでやってくる映画人が多い。　昨年(2016年)はベルリン滞在を … ［続きを読む］

籠池発言が示した「安倍総理の寄付金」の本質

本人は「国家が支援してくれた学校」と認識していた？

やはり「国家神道小学校」だった　3月16日に、参院予算委員会の議員たちが「瑞穂の國記念小學院」(設置認可申請取り下げ)の建設用地の調査に訪れ … ［続きを読む］

［5］朴前大統領をめぐるロウソクと太極旗の陥穽

なぜ犠牲者が出てしまったのか？　炙り出された韓国の課題

痛恨の出来事　晴れ渡った3月の空の下、旗が揺れていた。しかし、その旗は喜びや記念のために振られたものではなかった。　通常、市民が集った時に国 … ［続きを読む］

『騎士団長殺し』が少女の通過儀礼に託した希望

68歳、村上春樹の年齢的・世代的な意識と責任感

「面白い物語」を超えた「深さ」　村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』(第一部・第二部、新潮社)は、ベストセラーらしい間口の広さを構えた小説だ。 … ［続きを読む］

[2]平気でウソをいう人たちにどう対抗するか

検証可能な事実を土台にした近代社会が揺さぶられている

憲法学者・木村草太VS作家・新城カズマ（司会は松本一弥・朝日新聞WEBRONZA編集長）この対談は、2月19日に東京・下北沢の本屋B＆Bで行 … ［続きを読む］

続・英語教育は小学校低学年から必要なのか

「新学習指導要領案」がもたらす英語特権視をうれえる

英語を「外国語」の代表のように扱う不都合 　そもそも学ぶべき「外国語」が英語である点も問題である。英語は多くの差別的な表現に満ちているからで … ［続きを読む］

いじめと刑事事件の間にある距離とは

福島からの避難児の被害者の苦しみを理解しなかった横浜市教委

　原発事故により福島県から自主避難した男子生徒が、横浜市で、いじめに遭ったことが話題になっている。新聞報道によれば、「○○菌」と呼ばれる、「 … ［続きを読む］