戦後70年 の検索結果

「民主主義ってこれだ！」とコールするまで

この国の未来に絶望しかなかった僕たち

 　　民主主義ってなんだ？　今年の夏、僕は何度、そう国会に向けて問いかけ、叫んだだろう。　ただ、安全保障関連法制（以下安保法制）の … ［続きを読む］

日本でも活発化する街頭の民主主義

「戦後」に対する危機意識を機に

　2015年は戦後70年の節目として以上に、戦後日本の政治文化が変容を被った年として歴史に刻まれることだろう。「平和安全法制関連法（安保関連 … ［続きを読む］

［書評］『１★９★３★７』

辺見庸著

戦争はもうはじまっている　　戦争はごく些細な事件から発生する。だが、いったんはじまった戦争は、容易には終わらない。その結果は悲惨な災厄を招く … ［続きを読む］

［書評］『ぼくたちは戦場で育った』

ヤスミンコ・ハリロビッチ編著　角田光代訳　千田善監修

玩具のかわりに銃弾を集めて遊んでいた！　　　今年は戦後70年ということで、戦争をテーマにした本がずいぶんたくさん出版された。　かくいう筆者も … ［続きを読む］

アウシュビィッツで想う～沖縄とベトナム

※本論考はＡＪＷフォーラムで10月13日に配信した記事を転載しています。　アウシュビィッツ訪問を決心した。7月、ベルリンで国際学会に出ての帰 … ［続きを読む］

山本義隆の回想録にあふれる危機への思い（上）

物理学徒として、大学闘争にのめり込んでいく凜々しさ

　1960年代とは、敗戦の年に日清戦争後のことを語るのと同じくらいはるかに昔のことなのだと思うと唖然とする。　60年安保のときに、高校2年生 … ［続きを読む］

［書評］『ラーメンの語られざる歴史』

ジョージ・ソルト著　野下祥子訳

「国民食」から見た戦後史　　 僕はたまにしかラーメンを食べないけど、いまひとつ食べ足りなかった飲み会のあとで寄り道するのはやっぱり … ［続きを読む］

侵略の事実を直視しよう

※本論考はＡＪＷフォーラムで10月2日に配信した記事を転載しています。　韓国に住む日本人にとって、居心地の悪い日が1年に2度めぐって来る。日 … ［続きを読む］

日韓首脳会談は大いなる可能性の入り口

この３年半を意義あるものとするために

　3年半ぶりの日韓首脳会談が開かれたことは、日韓関係に携(たずさ)わるものとして喜ばしいの一言であった。　確かに、今回の首脳会談では、何か大 … ［続きを読む］

テレビ報道の〝強み〟を封じた安倍自民

「抗議文」「要望書」で音声も消えた

　安倍政権のテレビへの「コワモテ」は2006～07年の第1次政権から突出していた。　「やつらは本当にやばい」　「一線を越えて手を突っ込んでく … ［続きを読む］

慰安婦問題で日米の歴史家が連帯

メディアも偏った歴史観を正す報道を

1．安倍政権や一部政治家の歴史認識、言動　2012年末に第2次安倍政権が成立した頃から、日本軍「慰安婦」問題を含め、近代日本が引きおこした侵 … ［続きを読む］

安倍政治とは対極の等身大の言葉の力を信じていく

−連載「時代の正体」から

　終戦の日を翌日に控えた今年8月14日、安倍晋三首相は戦後70年談話を発表した。注目されていた「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からの … ［続きを読む］

朝鮮陶磁器に見る「36年間」のつめ跡

14代沈寿官氏が語った思い

消えた「植民地支配」　9月18日、外務省のホームページ(歴史問題Q&A)から「植民地支配」という言葉が消えた。安倍首相の戦後70年談 … ［続きを読む］

安保関連法案に反対した社会学者の動き

有志の会世話人に江原由美子さんら、社会運動の学際的な研究の場も発足

  9月19日、社会学者たちが、早稲田大学での日本社会学会大会時に「安全保障関連法に反対する社会学者有志の会」を発足し声明を出した … ［続きを読む］

PKO駆けつけ警護で問われる「憲法」

安保法制の「国民守る」は、相手を「殺す」というリアリティ

  一連の安保法制が成立したことによって、政府はいよいよ具体的な運用の準備に取り掛かっている。国連平和維持活動（PKO）に派遣され … ［続きを読む］

［4］日韓首脳が図らずも示した教訓

現状が生んだ日韓対話の始点　安倍談話の翌日（8月15日）、韓国にて朴槿恵大統領は毎年恒例の光復節(韓国の独立記念日)演説を行った。日本におい … ［続きを読む］

［書評］『少女たちの学級日誌』

吉村文成著

暮らしの隅々にまで浸潤する戦意高揚と皇国民教育　　戦後70年ということで、戦時下の子どもの暮らしを紹介した本がたくさん出版された。　かくいう … ［続きを読む］

「戦後７０年、核と原発……」　池澤夏樹×白井聡

朝日新聞　関西スクエア　中之島クロストーク

　政治学者の白井聡さんがホスト役を務める対談・対論イベント「第3回　関西スクエア　中之島クロストーク」（朝日新聞社主催）が8月7日、大阪市北 … ［続きを読む］

［3］安倍談話に見られる前進と後退

　では、ここで安倍談話について検証したい。　当初、安倍談話に対しては発表前から、「侵略」「植民地支配」「反省」「おわび」の文言が入るのか否か … ［続きを読む］

［2］欠落した日韓和解への意志

　次に、戦後日本の各国との和解の歩みについての記述を見ていきたい。報告書ではアメリカに対して、占領期において戦前の日本に存在していた民主主義 … ［続きを読む］

アシモフの銀河帝国の興亡から

私は政治外交史の方法論を学んだ

　65歳で千葉大学法経学部を定年退職して以来13年間、現役時代に購入してあった伝記や日記、著作集、全集、古典的名著などを読み漁る日々を送って … ［続きを読む］

社論の行方や会社の事情を酌み取るな

憎むべきは記者の怯懦と怠慢である

　読売新聞外報部出身の作家・日野啓三氏が、観測者や筆者の存在を離れた〝客観的事実〟というものは実在しない、という趣旨のことを書いています。　 … ［続きを読む］

［1］日本が省みるべき始点はどこか

政権発足時からの注目課題　終戦記念日の前日、「平成27年8月14日　内閣総理大臣談話」いわゆる安倍談話が発表された。この談話に対する注目は第 … ［続きを読む］

［書評］『沖縄のことを教えてください』

初沢亜利著

「こうであってほしい沖縄」を裏切る写真集　　　2012年12月に写真集『隣人。38度線の北』を刊行した著者が、戦後70年を前に、次の被写体に … ［続きを読む］

テレビよ、お前も自発的隷従へと進むのか

政治の宣伝装置に成り果てる危惧

　戦後70年の節目の年。日本のジャーナリズムの位置を再確認し、その役割を問い直す作業が各所で行われているようにみえる。本誌の特集もそのうちの … ［続きを読む］

安倍首相「戦後７０年談話」の文言を分析する

外国の人々の犠牲と正面から向かい合っているのか

　2015年8月14日、安倍首相の戦後70年談話が発表された。これをどう評価すべきなのか。　報道各社がそれぞれに論じているので、全体的な印象 … ［続きを読む］

編集権問題から見た朝日新聞の70年

朝日10月革命から池上コラム問題まで

１　歴史の闇から唐突に現れた「編集権」　慰安婦問題や原発の「吉田調書問題」をめぐり昨年来、政権や一部の新聞、雑誌、ネットなどから激しいバッシ … ［続きを読む］

［書評］『近衛文麿　清談録』

近衛文麿著　伊藤武編

「男ざかり」の昭和に心酔するなかれ　　　戦後70年は、近衛文麿歿後70年。死のほぼ10年前、第一次内閣を組む前年8月に刊行された論集が、装い … ［続きを読む］

「戦後７１年」に向けて考えるための英検

UnitedNations、nuclear、forceをどう訳す？

　United Nationsという単語は、日本語で「連合国」と「国際連合」という２つに訳し分けられている。これを知ったときは、けっこうショ … ［続きを読む］

日本に戦争博物館をつくろう

「継承」「不戦」という戦後70年安倍談話と広島・長崎平和宣言の共通項にこそ注目を

　8月14日、安倍首相戦後70年談話が発表され、様々な評価がなされている。総合的に見れば、先日の21世紀構想懇談会の報告書に沿った内容だった … ［続きを読む］