TBS の検索結果

メディアにおける「公平公正」とは何か？（上）

ジャーナリズムを縛る「魔法の呪文」

「偏向」というマジックワード　偏向している――これはいまの日本のメディアにとって、ほぼ間違いなく大きなダメージを受けるマジックワードだ。なぜ … ［続きを読む］

ラジオはこれからどうなっていくか

始まったAMのFM同時放送、あぶはち取らずで業界改革にもならないワイドFM

　在京AM局のTBSラジオ＆コミュニケーションズ、文化放送、ニッポン放送は、通常のAM放送と同じ番組を90～95MHzのFM放送波で同時に流 … ［続きを読む］

メディアは新年の門出を祝っている場合ではない

2015年の憤怒を引きずらなければならない

　2006年から07年にかけて大ブレークを果たしたお笑い芸人に、ムーディ勝山がいる。スーツ姿に蝶ネクタイ、直立不動で顔をしかめながらムード歌 … ［続きを読む］

古舘伊知郎さん降板とテレビ界の危うさ

国谷裕子さん、岸井成格さん……一連の降板騒動は偶然ではない

「報道ステーション」は“普通のニュース番組”に？　年末のメディア界を襲った一番衝撃のニュースといえば「報道ステーショ … ［続きを読む］

IT革命はさらに激動の時代を迎える

モバイル化で利用者同士が直接交流

　2015年は、PCインターネットからモバイルインターネットへの大転換、すなわちモバイルシフトがさらに進展し、折り返し点を迎えた年であった。 … ［続きを読む］

ファンと世間を動かしたＳＭＡＰとは何なのか？

最大の障害を経たプロジェクトはいまだ道半ば

メンバーが見せた苦渋の色　2016年1月13日、一部スポーツ紙にSMAP解散、あるいは分裂危機という内容の記事が掲載された。　その後SMAP … ［続きを読む］

肝心なとこで失敗したＳＭＡＰと仲良くするって…

「ジャニーズ事務所は悪くない」という新聞・テレビにイライラが募る

　SMAP騒動ったって、もはや意見は出尽くしてるんではないか。　あと、出てくるとしたら飯島三智元マネジャーの独占インタビューぐらいしかない。 … ［続きを読む］

［書評］『蚕』

畑中章宏著

つむぎ続けてほしい「産業のフォークロア」　　　本を手に取る理由は様々だが、ラジオを聴いて、ゲスト出演者の話の面白さに引き込まれ、ついに、その … ［続きを読む］

電波停止発言を報道し「偏向」のレッテルが怖い？

高市総務相の問題発言を取り上げない逃げ腰のＮＨＫなどのニュース番組

　番組の政治的中立性に問題があれば放送局に対して「電波停止」を命じることができると言い切った高市早苗総務相の「電波停止」発言。　　実はこのニ … ［続きを読む］

政治スキャンダルと失言続発、「醜い国・日本」へ

「お上」に諾諾と従う臣民文化の復活か？

スキャンダルや失言の続発　このところ、政権政党に関するスキャンダルや失言が相次いでいる。　たとえば甘利明経済再生担当大臣やその秘書が建設会社 … ［続きを読む］

『いつ恋』から考える「切実系」ドラマの役割

１クールに１本はあっていい

　2016年1月からのクールのドラマの傾向を自分なりにくくるとしたら、切実で暗いものが多かったという印象である。　もちろん、コメディや推理も … ［続きを読む］

時代劇は高齢者嫌いの地上波から消え衛星で花盛り

若い世代狙うCMスポンサーと地上波テレビ局、時代劇制作に乗り出す衛星局

　根強い人気をもつ時代劇が地上波テレビから次々と姿を消し、主な舞台をBSやCSといった衛星放送に移っている。民放ではスポンサーがCMのターゲ … ［続きを読む］

［6］殺人者に「殺人」という死刑の応答でいいか

前近代で死刑制度が長期間行われなかった日本は世界でも稀有な存在だった

　なぜ、日本では、世界の趨勢に逆行して、死刑存続の方向、厳罰化の方向へと世論が動いてきているのだろうか？  すでに記したとおり、お … ［続きを読む］

規約破ってもBPOはもの言う責任

「表現の自由」守る砦、役割に期待

　私は、6年間務めた「放送倫理・番組向上機構」（BPO）の放送倫理検証委員をこの3月退任した。BPOの委員は1期が3年間となっており、一般の … ［続きを読む］

闘うべき最初の相手は権力ではなく

個よりも組織を優先する無自覚性だ

　今年1月、ジャーナリズム編集部の竪場勝司から、「弊誌2016年4月号（4月8日発売）で、『権力監視とメディア』（仮）と題した特集を計画して … ［続きを読む］

[５]　日本政治はどこへ向かうのか

我々が立ち上がって声を上げ続けることが大事

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、1月8日に早稲田大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会ホーム … ［続きを読む］

エド・マーローが遺した

テレビジャーナリズムと権力の攻防

　いま放送メディアで報道番組に携わる人たちにとって、映画「グッドナイト＆グッドラック」（監督：ジョージ・クルーニー／2005年公開）のような … ［続きを読む］

TBS「NEWS23」の岸井アンカーの降板理由

視聴率低迷により3年で交代、市民団体の意見広告で放送局は苦慮

　この春、夜のニュース・報道番組でキャスターの交代が重なった。23年にわたり続いていたNHK「クローズアップ現代」の国谷裕子さん、12年間務 … ［続きを読む］

「安倍首相は現実主義者だ」（中）

古谷経衝氏に聞くーネット右翼の実態とは

　特定秘密保護法や安保法制など、国論が分かれる政策を進めながら、底堅い支持率を維持している第２次安倍政権。ネット右翼などに詳しい著述家の古谷 … ［続きを読む］

「自由の危機」に直面する日本メディア

欧米メディアの歴史に学び、「圧力に対する抵抗力の弱さ」を克服せよ

　戦後７０年を経た日本のメディア界は、空前の自由の危機に見舞われている。　特に高市総務大臣の電波停止発言が危機の引き金を引いたかに見える。「 … ［続きを読む］

スクープ連発　「週刊文春」編集長に聞く

「親しき仲にもスキャンダル」精神でお金のとれるスクープを狙い続ける

　「週刊文春」が政治、社会、芸能、スポーツなど幅広いジャンルでスクープを連発している。ネットの興隆で紙媒体やテレビなど既存メディアが苦戦する … ［続きを読む］

「笑点」、高視聴率の秘密は、株式会社笑点にあり

新社長・春風亭昇太さんは「さん」「くん」付けで悩んだ？

　ある日、家に帰ってテレビをつけたら林家木久扇さんと林家たい平さんが絵を描いていた。三遊亭円楽さんやら三遊亭好楽さんやらも出ているから、あ、 … ［続きを読む］

歓迎一色の陰に隠れた出来事

メディアは責任を果たせたか

　その日の広島は、朝からお天気に恵まれ、オバマ米大統領が市内に到着する2時間前（午後3時前）までには、気温がじりじりと上昇して30・8℃の最 … ［続きを読む］

［書評］『唐牛伝』

佐野眞一著

伝説の闘士の生涯　　　プロローグに「心無い中傷で人生のどん底に突き落とされながら、愚痴一つ言わず生き抜いた唐牛の強靱な精神は、私をどれだけ勇 … ［続きを読む］

元経済再生相は笑い、元航空幕僚長は泣いた

「政治とカネについては甘い」。依然として厳しい視線を浴びている特捜部はどこへ

大きく変わった世間のまなざし　ドラマは時代を映す鏡だという。　2016年春、嵐の松本潤が刑事事件専門の弁護士を演じ、高視聴率を稼いだTBSド … ［続きを読む］

[2]♪もんじゅを、もんじゅをとめよう…

大隅良典教授はテレジェニック10月3日(月)　午前9時12分発新幹線で山形から東京に戻る。時折、雨模様のぐずついた天気。早稲田大学の講義とゼ … ［続きを読む］

［3］友よ、その答は風に吹かれている

10月11日(火)　局で定例会議。13時Z誌編集部からの取材。新著『抗うニュースキャスター――TV報道現場からの思考』(かもがわ出版)につい … ［続きを読む］

［4］「土人」、ウラボシシジミ、サムルノリ

10月18日(火)　朝から局で定例会議。先週放送した南スーダンの特集の評価が高かった旨確認しあう。その後、N、S、Sと沖縄取材打ち合わせ。目 … ［続きを読む］

［6］米大統領選挙。何が起きてもおかしくない

ワシントンからＮＹへ。まさかなあ11月1日(火)　結局、時差ぼけが出てきて午前2時頃まで起きていて眠ろうとしたら、沖縄タイムスの原稿で問い合 … ［続きを読む］

［書評］『小さな出版社のつくり方』

永江朗著

本の未来も働き方の未来も明るい　　　本と出版の世界の名案内役である著述家の永江朗さんが、1人や数人で立ち上げた「小さな出版社」の11社12人 … ［続きを読む］