市民 の検索結果

［3］１９７０大阪万博――集客の構造

メディアの万博翼賛体制　6250万人は、日本全国から砂粒のように吹き寄せられたわけではない。　集客の背景には第一に、大量の情報の散布によるブ … ［続きを読む］

続・機械に責任をもたせることができるか？

「自由」と「責任」の新たな模索

　前稿から自動運転を手がかりに「機械に責任を持たせられるか」を考えている。ここらでいったん現実の問題から引いて、「責任」とその基礎にある（？ … ［続きを読む］

トランプ大統領で温暖化対策はどうなる？

米国の環境・エネルギー政策の大転換

　地球温暖化の影響が一層厳しさを増すこの時に、アメリカは世界の連帯から離脱するという。これが歴史的に見て地球温暖化に最大の責任を持っているは … ［続きを読む］

トランプ勝利とＴＰＰ採決、日米どちらが深刻か

民主主義的批判が力強いアメリカ、国会審議が地に堕ちた日本

トランプ勝利翌日のTPP採決強行　事前のほとんどの選挙予測に反して、ドナルド・トランプ氏が11月8日に米大統領選で勝利した。アメリカに関して … ［続きを読む］

書評『新しい日米外交を切り拓く』（猿田佐世著）

多様な声をワシントンに届け、外交に民主主義を反映させる

　「外交は国の専管事項だ」。政府関係者や政治家がよく口にする言葉だが、はたしてそうか？　それでいいのか？　この本は、日本の外交の現状に疑問を … ［続きを読む］

[15]朴疑惑、メディアは前から知っていた？

「こんな大事件、今まで韓国の人は知らなかったの？」　テレビ局JTBCの「スクープ」から19日目、11月12日の夕刻、ソウルの中心部にある光化 … ［続きを読む］

沖縄は問う、環境・平和・自治・人権

日本環境会議が明らかにしたこと

　３日間にわたる日本環境会議が１０月２１日から２３日までの３日間、沖縄国際大学で開かれた。１２年前の２００４年８月１３日にヘリ墜落事件が起き … ［続きを読む］

沖縄「土人」発言、ヤマトは「平成の人類館」だ

松井一郎大阪府知事、鶴保庸介沖縄担当相の見事な「お手本」

東京沖縄県人会創立60周年記念フォーラムと「人間国宝」を迎えての沖縄芸能フェスティバル2016のご案内　沖縄本島北部で進められている米軍のヘ … ［続きを読む］

連合は自民党とのパイプづくりをしている場合か

選挙で敗北続き。原点に立ち戻って再出発を

　われわれは、政権を担いうる新しい政治勢力の形成に協力し、政権交代を可能にする健全な議会制民主主義を実現する。(日本労働組合総連合会『連合規 … ［続きを読む］

市民の「表現の自由」を侵害するスラップ訴訟

言論活動を萎縮させる「スラップ」、日本社会での認識を高めることが必要だ

スラップ訴訟とは何か　近年、大企業や政府機関が、ジャーナリスト、報道機関や出版社、そして一般市民や市民運動団体を被告として相手取り、言論や公 … ［続きを読む］

イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念（下）

多くの波乱要因を抱えるシーア派民兵とスンニ派部族

　過激派組織「イスラム国(IS)」に支配されたモスルのイラク軍による奪還作戦で最大の懸念は、シーア派民兵の戦闘への参加である。今回の作戦にも … ［続きを読む］

［4］「土人」、ウラボシシジミ、サムルノリ

10月18日(火)　朝から局で定例会議。先週放送した南スーダンの特集の評価が高かった旨確認しあう。その後、N、S、Sと沖縄取材打ち合わせ。目 … ［続きを読む］

パリ協定が１年足らずで発効する意味

世界は、なぜ雪崩を打ったのか。日本は、なぜ遅れたのか。

　パリ協定は２０１６年１１月４日に発効する。パリで採択されてから１１カ月だ。京都議定書は７年以上かかった。京都議定書は、２００８～１２年に先 … ［続きを読む］

トランプは性の「神話」の中で生きている(上)

女性のセクシュアリティについての誤解

　アメリカ大統領選がらみで、トランプ候補の女性差別的な言動が問題になっている。その後、同人の「セクシャル・ハラスメント」が次々に報じられてお … ［続きを読む］

イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念（上）

人道危機は避けられるのか

　米軍主導の有志連合の空爆によって支援を受けたイラク軍が、過激派組織「イスラム国(IS)」に支配されたモスル奪還作戦を始めた。モスルは201 … ［続きを読む］

障がい児を持つ親として問う国の在り方（下）

相模原事件から2カ月が過ぎてもなお

  ネット社会に留まっていた障がい者への差別意識の発露が、表の社会に飛び出してきたのはいつのころからだろう。  石原慎太 … ［続きを読む］

［45］絶望と無力感から暴力へ……悲劇は続く

「同胞の受難」を嘆く声が広がる　エジプト革命の時、デモに参加している若者たちから「パレスチナ連帯」の声が上がることがあった。イスラエルのガザ … ［続きを読む］

匿名は障害者への偏見か、差別回避のためか

消してはならない報道機関の責任の議論

　今年7月26日未明に神奈川県相模原市の山あいにある障害者支援施設「神奈川県立津久井やまゆり園」（運営・社会福祉法人かながわ共同会）で起きた … ［続きを読む］

信州の歌とボブ・ディラン

日本の抒情の世界を塗り替えた、ディランの影響を受けた歌手の登場

　編集者学会のセミナーのために伊那へ出かけた。編集者学会は、出版文化を編集者という具体的な人にスポットを当てて研究しようという集まりで、不定 … ［続きを読む］

広島カープの元4番打者・山本一義さんの逸話

しつこいほどに野球好きの姿勢が1975年のカープ初優勝を導く

　あぁ、これが広島カープのスピリットなのだと思った。　広島カープの25年ぶりリーグ優勝を病床で見届け、その一週間後に人生を旅立った山本一義氏 … ［続きを読む］

東京オリンピックの競技会場見直しは当然可能だ

コストとリスクの負担者が決定権を持つ。それがビジネスの常識である

国政以上に注目を集める小池都政　一向に盛り上がらない国会の論戦に比べて、このところメディアの注目を集めているのが東京都の築地市場の豊洲への移 … ［続きを読む］

大統領へのノーベル平和賞はコロンビア和平を救う

最も平和に貢献した平和賞に？

妖しいものが集まった魔の地　なければないでかまわないが、あれば人の心をかき乱す。そんな妖しいものが集まった魔の地が南米コロンビアだ。緑の宝石 … ［続きを読む］

「ゲノム編集」をめぐる議論を深めよう

英国「ナフィールド評議会」の報告書から

　現在、生命科学や生命倫理の世界で最も注目を集めているテーマの１つとして「ゲノム編集」がある。ゲノム編集とは、遺伝情報すべてが書き込まれてい … ［続きを読む］

社会保障は野党がリードできるテーマ

負担とサービス分かち合う社会めざす

　この春、《保育園落ちた日本死ね！！！》と題した匿名のブログ（注）が世間の注目を集めた。共感する母親たちを中心に保育制度の充実を求める署名の … ［続きを読む］

「あらゆるテイストを満足させる」ベネチア映画祭

玉石混交ながらも、その姿勢は東京国際映画祭も学ぶべき

　ベネチア国際映画祭には1990年代前半から通っているが、去年（2015年）あたりからコンペが何でもありになってきた。玉石混交、よく言えば映 … ［続きを読む］

[５]「政治的公平」はメディアが自主的に判断を

　放送法の規定は倫理規範でいい

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、４月２２日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会ホーム … ［続きを読む］

元経済再生相は笑い、元航空幕僚長は泣いた

「政治とカネについては甘い」。依然として厳しい視線を浴びている特捜部はどこへ

大きく変わった世間のまなざし　ドラマは時代を映す鏡だという。　2016年春、嵐の松本潤が刑事事件専門の弁護士を演じ、高視聴率を稼いだTBSド … ［続きを読む］

少子高齢化、孤立化が進む日本で

みなが恩恵受ける社会は可能か？

　2012年夏、民主（現・民進）と自民、公明の3党が「社会保障と税の一体改革」で合意して4年余。消費税増税によって、社会保障の充実・安定化と … ［続きを読む］

「最高裁の司法権力・日本的権力機構」の全体像

小説によって初めて明らかにできた「人の支配」による「権力補完機構」

　私は、これまでに、『絶望の裁判所』、城山三郎賞受賞の『ニッポンの裁判』〔ともに講談社現代新書〕、あるいは法社会学的な専門書『民事訴訟の本質 … ［続きを読む］

破局に瀕する２７万人超の民間人、アレッポの悲劇

ロシアと米国の確執の間で進む人道危機

　内戦下シリアのアサド政権軍による包囲の下で政権軍、ロシア軍の空爆が続く北部アレッポの反体制支配地域が「人道危機」状態となっている。シリアの … ［続きを読む］