イラン の検索結果

[書評]『先史学者プラトン』

メアリ―・セットガスト著　山本貴光・吉川浩満訳

何とも素敵な本づくり　近くの書店で、『先史学者プラトン』の書名と洗練された紙面に惹かれて手にとった本である。石器や土器、復元図や地図などのお … ［続きを読む］

「戦争類似の国家的作用」 警察・検察のオウム真理教捜査の総括

　元オウム真理教幹部13人に死刑が執行された。元代表の松本智津夫（麻原彰晃）は、地下鉄サリン事件など13の事件で計27人に対する殺人罪などで … ［続きを読む］

トランプ、世界中を相手に貿易戦争へ

米国の保護主義で被害を受けるのは、米国の産業と米国の消費者だ

米国vs中国「やられたらやり返す」　アメリカのトランプ大統領が6月15日、知的財産権の侵害を理由に、中国からの500億ドル相当の輸入品（産業 … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（１）

休戦して65年になる朝鮮戦争。米朝首脳会談に至るすべての始まりはこの戦争にある

朝鮮半島の歴史で初の現象　1945年の日本の敗戦による朝鮮半島植民地支配の崩壊に続き、米国とソ連による冷戦が発生したことで、朝鮮半島に分断国 … ［続きを読む］

「席順」で読み解く米朝首脳会談

トランプと金正恩が従えた「三人衆」。彼らの座席順に両首脳の本音が見えた

　両首脳がお互いをたたえ、何度も握手する。 笑みをふりまく。　外交には「首脳会談に失敗はない。不都合があったとしても、それを見せない」という … ［続きを読む］

金正恩の術中にはまったトランプ

北朝鮮を事実上の核保有国と認めて始まる「核軍縮交渉」。非核化の道は前途多難

「一大政治ショー」に終始　史上初となった米朝首脳会談は、北朝鮮の非核化に具体的な道筋をつけることができず、大方の事前の予想通り、両国間の緊張 … ［続きを読む］

是枝裕和『万引き家族』がカンヌで受賞した理由

有力メディアでのネガティブな意見も、圧倒的な好評の前に駆逐された

　カンヌ映画祭は、星の数ほどある世界の映画祭の中で、世界最高峰の存在だ。世界三大映画祭の中でも、その規模やメディアの関心、集まる作品の質など … ［続きを読む］

［3］いつまで続く?トランプ大統領の上機嫌

自分好みの陣容で周りを固め、好みの政策をぶち上げる。末は独裁者か？裸の王様か？

「暴言」が止まらない　表層の動きだけを追っていれば、トランプ政権は混迷の極みにある。　まず、「暴言」が止まらない。　最近でいえば、不法移民の … ［続きを読む］

実は数学に向いている女性の自由な発想力

ラテン系文化には数学好き女性を「変わっている」と指さす偏見なし

  　2014年、数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞が、イラン人の女性数学者マリアム・ミルザハニに授与された。40歳未満の優 … ［続きを読む］

日本社会の成熟度を映す「在住外国人」（上）

日本に来て、日本に暮らし、日本が嫌いになる人々

　日本で働く外国人が増え続けている。彼らの前に立ちはだかるのは偏狭で不寛容な日本社会だ。外国人労働者と共生する道を探ることは、ひたすら経済発 … ［続きを読む］

［85］北朝鮮解放３米国人帰還実況ＴＶショー！

5月8日(火)　朝10時にニューアーク空港近くのホテルをチェックアウト。同じニュージャージー州内に住む元外交官のお宅を訪ねる。東アジア担当だ … ［続きを読む］

６・12米朝首脳会談はここを見よ

北朝鮮は生存戦略を変えたか？非核化に「押し込む」方法は？そしてどうする日本

すべては中間選挙のために　エルサレムをイスラエルの首都と宣言し、在イスラエル大使館を移転する。「イラン核合意」から離脱する。そして、史上初の … ［続きを読む］

トランプ外交の無謀な賭け——イラン核合意離脱

「最悪の決定」が与える米朝核交渉への大きな影響

　5月8日、米トランプ大統領は、かねてより予想されてはいたが、「イラン核合意」（包括的共同作業計画：JCPOA）から離脱することを表明した。 … ［続きを読む］

田中均氏が読み解く「北朝鮮外交」

朝鮮半島は重大な岐路にきた。この問題は国際秩序構築の試金石となる

　朝鮮半島は重大な岐路にある。北朝鮮が対話路線に大きく舵を切り、南北首脳会談についで米朝首脳会談も行われ非核化が実現する事となるのか。そして … ［続きを読む］

新外交チームがスタート。どうなるトランプ外交？

「忠臣」ポンペオと「危険人物」ボルトンはトランプ似。三つ巴状態は継続

　トランプ大統領が、８日の午後（日本時間の９日未明）にホワイトハウスで演説し、米欧など6カ国とイランによる「核合意」から離脱すると表明した。 … ［続きを読む］

［82］「職責を果たすことが困難」で辞任

4月17日(火)　午前中、「報道特集」の定例会議。今週の特集も、もうやることがほぼ決まっているようで、会議の最後に財務事務次官のセクハラ問題 … ［続きを読む］

トランプの米朝首脳会談。その内実を探る（上）

アウトサイダー大統領の“予想外”にみえる決定の背後にある必然的な理由とは

予想された？ 突然の方針転換 　今からほんの半年前、2017年9月には「小さいロケットマン」、「老いぼれの狂人」などと非難の応酬を … ［続きを読む］

[4]若者の教育に情熱を燃やした友人の死

イラク戦争に関わった責任にこだわり続けたイラク人研究者

　友人の訃報（ふほう）が届いた。ファーリフ・アブドゥルジャッバール、享年72歳。レバノン在住のイラク人学者で、20年以上の付き合いになる。　 … ［続きを読む］

「南北対話」「米朝会談」成功に欠かせない５視点

今からでも遅くはない、日本も積極的に貢献策を提示せよ

　平昌五輪を境に、急速に北朝鮮をめぐる対話の動きが広まり、今月と来月、いよいよ重要な正念場を迎える。はたして、これらの対話が、北朝鮮の非核化 … ［続きを読む］

［78］佐川氏国会証人喚問までの漂流記

3月20日(火)　岡山市内で泊まったビジネスホテルが繁華街の真ん中にあって、きのうは深夜まで通りの酔客の大声が響いていた。まいったなあ。　朝 … ［続きを読む］

化石燃料黄金時代の再来という見果てぬ夢

石油・天然ガス優遇のインフラ投資をもくろむトランプ大統領

　1兆5000億ドル規模のトランプ政権のインフラ建設計画は、米国内外で大きく注目されてきた。　米国にとっては、老朽化したインフラを近代化し、 … ［続きを読む］

2018年はマクロンの１人勝ち？！

低迷した支持率が年末に急上昇。国内の“政敵”はパッとせず、国際的にも好位置に

ドゴールばりの「強いフランス」前面に　2018年、フランスのエマニュエル・マクロン大統領には順風が吹きそうだ。　昨年5月の就任から間もなく急 … ［続きを読む］

W杯組み合わせで残り物に福? 日本は8強なるか

ハリルホジッチ監督は強豪国と同じ組に「入るな」とフランス語で念じていた

　1日（日本時間2日深夜）モスクワのクレムリンでプーチン大統領も出席するなか行われた2018W杯ロシア大会抽選会は、世界中から1000人にも … ［続きを読む］

［書評］『東芝の悲劇』

大鹿靖明著

日本の負の縮図　　　これは労作である。著者の大鹿靖明は朝日新聞の記者で、前著『メルトダウン――ドキュメント福島第一原発事故』（講談社文庫）は … ［続きを読む］

［書評］『井筒俊彦の学問遍路』

井筒豊子著　澤井義次解説

妻が語る井筒俊彦の知られざる素顔　　　冒頭に掲げられた井筒俊彦と夫人である豊子の写真は、穏やかに齢を重ねた夫婦を撮った平凡な1枚のように見え … ［続きを読む］

ジョホールバルの歓喜から20年の日本サッカー界

サッカー・ワールドカップロシア大会の全出場国32カ国が決定

　サッカー界にとっては歴史的記念日ともいえる「ジョホールバルの歓喜」からちょうど20年となった11月16日、日本サッカー協会でのイベントは特 … ［続きを読む］

［書評］『オスマン帝国の崩壊』

ユージン・ローガン著　白須英子訳

歴史は水に流せないけれど　　　オスマン帝国のことはあまり知らない。それが600年以上つづいた東地中海の大帝国であったことも、そう言われてみて … ［続きを読む］

独裁者たちとの距離が極めて近いトランプ米大統領

変わりゆくアメリカ外交―リーダーシップは衰え、世界恒久平和の夢は遠のいていく

国連デビューしたトランプ大統領　「ロケットマンは自爆行為に走っている」、「イラン政府は、偽民主主義の皮を被った腐敗した独裁」、「世界の一部は … ［続きを読む］

アジアの主導権を争う中国とインド

対立の構図を読み解く―中印対立は「新常態（ニューノーマル）」として織り込むべきだ

　中国とインドが激しいつばぜり合いを見せている。一時は経済交流を拡大し、世界の貿易交渉や気候変動問題でも共同歩調を見せ、「竜象共舞(中印の共 … ［続きを読む］

6大会連続出場でＷ杯常連国入りした日本の変容

1998年初出場から20年で日本サッカー界が迎えたのは世代交代ではなく時代の転換

　8月31日、埼玉スタジアムで行われた2018ロシアW杯アジア最終予選は、オーストラリアとの大一番となった。  勝てば6大会連続出 … ［続きを読む］