遺伝子 の検索結果

[2]平気でウソをいう人たちにどう対抗するか

検証可能な事実を土台にした近代社会が揺さぶられている

憲法学者・木村草太VS作家・新城カズマ（司会は松本一弥・朝日新聞WEBRONZA編集長）この対談は、2月19日に東京・下北沢の本屋B＆Bで行 … ［続きを読む］

「原子力の看板」を下ろせない東芝

米事業で巨額の債務保証、福島第一原発の廃炉で重要な役割

　「2008年に受注した4基の影響が大きかった。ウエスチングハウスを買収したことといえなくもない……」原子力事業 … ［続きを読む］

「遺伝しうるゲノム編集」を容認

米国科学アカデミー、「能力強化」は議論継続

　2月14日、米国の有力な科学者団体「米国科学アカデミー」は、次世代にも「遺伝しうる」ゲノム編集を、条件付きで認める報告書をまとめた。遺伝病 … ［続きを読む］

受精卵のゲノム編集に黄色信号

着床前診断と遺伝子改変の関係を米科学アカデミーはどうみているか

　有力な科学者たちがつくる米科学アカデミー（ＮＡＳ）が、「ゲノム編集」の医学的利用について報告書を2月14日に発表した。報告書は、精子や卵子 … ［続きを読む］

受精卵のゲノム編集は始まるのか

日本国際賞を受賞するクリスパー／キャス９の開発者に聞く

　あらゆる生き物の設計図である「ゲノム」を狙い通りに改変できる技術「ゲノム編集」が、急速に普及している。それまでの技術より圧倒的に効率がよい … ［続きを読む］

STAP検証のＮＨＫ番組はナレーションが不十分

ＢＰＯが指摘しなかったもう一つの問題、取材を掘り下げればより真相に迫れた可能性も

　小保方晴子氏は2015年7月10日、NHKスペシャルの『調査報告　STAP細胞　不正の深層』（2014年7月24日放送）によって人権を侵害 … ［続きを読む］

ＮＨＫのＳＴＡＰ検証番組、人権侵害があったのか

「あった」というＢＰＯ勧告、だが「ない」とする少数意見に理がある

　ＳＴＡＰ細胞論文の研究不正問題を検証した「ＮＨＫスペシャル」について、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）の放送人権委員会（坂井眞委員長）が「 … ［続きを読む］

必見！　フィリップ・ガレル『愛の残像』

恐るべき恋愛映画

破滅型ヒロインの恋愛感情のひだ 　フィリップ・ガレル監督の『愛の残像』(2008)は、なんとも奇怪な恋愛映画だ。まず、いかにもガレルの作品ら … ［続きを読む］

不妊治療などのため、皮膚から卵子を作ってよいか

iPS細胞でも起きる倫理的問題

　いわゆる不妊治療の一環として、体の外で精子と卵子を受精させることを「体外受精」という。英語では「in vitro fertilizatio … ［続きを読む］

［書評］『村上陽一郎の科学論』

柿原泰加藤茂生川田勝編　村上陽一郎小松美彦野家啓一ほか著

よき「専門性」に欠かせない「アマチュアリズム」という志　　　『専門家は保守的だ』(1964年)という本があった。日本のビート詩人・片桐ユズル … ［続きを読む］

危機に直面する科学研究の「再現性」

ＳＴＡＰ細胞論文、次世代ゲノム編集技術をめぐって

　今、科学の世界では「再現性の危機」と呼ばれる状況がよく話題になる。　2014年に世間の注目を浴びたSTAP細胞論文では、「研究不正の有無」 … ［続きを読む］

再現できない論文の退治法

欧米の研究者たちの強い危機感、生命医学研究に革命到来？

　細胞を使った実験で有望な物質が見つかったら動物実験をし、次に人間で安全性と有効性を調べ、結果が良ければ新薬誕生――長年続いてきたこの生命医 … ［続きを読む］

美術館で医師教育をする意義

医療機器の発達で見過ごされる「医師の本当のスキル」をつけさせるハーバード大の試み

　いつのまにか集中治療室にある患者管理用モニターは、その場にいなくてもiPadで受信できるようになった。レントゲンなどの画像情報はデジタル化 … ［続きを読む］

誤解に踊らされる加工食品の表示要求

原料原産地の表示と安全性は、そもそも関係ない

　すべての加工食品に原料原産地表示を義務付けるという難題を解決するために「国産又は輸入」などという無意味な表示を実施しようとしていることは紹 … ［続きを読む］

「３人の親」を持つ子どもをどう考える？

国境を越える「ミトコンドリア置換」を規制できるか

　先天的な病気の回避や不妊治療を目的として、第三者の女性に由来する卵子を利用して妊娠・出産させるという方法が相次いで報告されている。今年９月 … ［続きを読む］

［書評］『「文藝」戦後文学史』

佐久間文子著

伝承される遺伝子　　〈「文藝」という雑誌がある。 昭和八(一九三三)年、かつて隆盛を誇った改造社から創刊され、当時の文壇の「文芸復興」の機運 … ［続きを読む］

簡にして要を得た表現とは何か

「分かりやすい」弁護士を目指してアンダーソン・毛利・友常法律事務所小田原 啓太　オギャー、オギャー。今夜も元気な泣き声が家中に響いている。　 … ［続きを読む］

守るも攻めるもトンチンカンーTPP国会論戦

米のSBS米の調整金問題ー本質は何か　10月31日の環太平洋経済連携協定（TPP）の国会質疑を見た。質問するほうも答弁するほうも的を外してい … ［続きを読む］

［書評］『サピエンス全史』

ユヴァル・ノア・ハラリ著　柴田裕之訳

世界的ベストセラーはベジタリアンへの導きだった？　　　上下巻の本。中途半端な編集者として20余年を過ごしてきた私にとっては、あこがれの存在で … ［続きを読む］

「ゲノム編集」をめぐる議論を深めよう

英国「ナフィールド評議会」の報告書から

　現在、生命科学や生命倫理の世界で最も注目を集めているテーマの１つとして「ゲノム編集」がある。ゲノム編集とは、遺伝情報すべてが書き込まれてい … ［続きを読む］

ゲノム編集と人類進化

早い、安い、簡単な技術が何をもたらすのか

　政府の総合科学技術イノベーション会議や日本学術会議で、「ゲノム編集」技術の取り扱いについて検討が続いている。中国でヒトの受精卵にこの技術が … ［続きを読む］

2016年ノーベル医学生理学賞を予測する

昨年のピンポイント予想の二人は今年のラスカー賞を受賞

細胞の低酸素感知・応答メカニズムの解明　昨年、筆者はGregg L. Semenza （グレッグ・セメンザ：米国ジョンズホプキンズ大学）とP … ［続きを読む］

至難の化学賞予想に4度目の挑戦

今年の予想は必ず当たる

　WEBRONZA恒例（？）のノーベル賞予想のときがやってきた。今年もまた、物理学者の大栗博司さん、生命科学者の佐藤匠徳さんがそれぞれの専門 … ［続きを読む］

医務総監、危機管理を引き受けるなら覚悟が要る

舛添要一元厚労相、深夜の緊急会見から学ぶこと

　医療行政を一元的に監督指揮する医務総監を置こうという構想が動きだしたようだ。厚生労働省サイトにある「大臣会見概要」をみると、塩崎恭久厚労相 … ［続きを読む］

人の臓器を持つ「キメラ動物」は人か動物か？

iPS細胞を活用する再生医療の倫理的問題

　人間の心臓を持つブタがいたら、あなたはそのブタを、人間とみなすだろうか？　おそらくブタだとみなすだろう。しかしその心臓が人間のものであるこ … ［続きを読む］

［3］犯罪の責任をすべて行為者に帰せられるのか

犯罪者と普通の人々を隔てる壁はごく薄いものだ

  こうした脳神経科学者の見解は、実は、裁判官であった私の実感にも沿うものである。私は民事の専門家だったので、刑事裁判官の経験はわ … ［続きを読む］

21世紀の「ゴジラ」のすごさと物足りなさ

初代ゴジラは「反核」と「科学者の社会的責任」を見事に描き切っていた

　「シン・ゴジラ」は、まさに21世紀の「ゴジラ」だった。1954年に登場した初代ゴジラとは異なる、新たな伝説を生む可能性を秘めた新しい「ゴジ … ［続きを読む］

［13］卵子提供、代理出産という選択

あっという間に高額に　ネットに「代理母」、「エージェント」というワードを打ち込むと、驚くほどたくさんの「代理出産エージェンシー」のHPがあが … ［続きを読む］

ゲノム革命はどこにいくのか

日本国際賞を受賞したスティーブン・タンクスリー名誉教授に聞く

　「日本のノーベル賞」をめざして１９８５年に創設された国際科学技術財団の日本国際賞を今年、受賞した米コーネル大のスティーブン・タンクスリー名 … ［続きを読む］

［書評］『多田富雄のコスモロジー』

多田富雄著

つねに科学の向こう側を見据えていた科学者　　　名著『免疫の意味論』（青土社）や『生命の意味論』（新潮社）で知られた免疫学者・多田富雄が逝去し … ［続きを読む］