財政悪化 の検索結果

アメリカ景気回復期待に後退の兆し

藤井英彦

　アメリカの景気動向に異変がみられる。象徴的な動きが雇用動向である。本年入り後の推移を振り返ってみると、まず非農業雇用者数の増勢は本年1月以 … ［続きを読む］

日本はタイタニック号になったか

一色清

　消費税引き上げを掲げた民主党が敗れた。何をもって敗北というのか、という問題はあるが、過半数に遠く及ばなかった結果は、今後の政局の混乱を予想 … ［続きを読む］

「ようこそ、ホテル・ジャパンへ」ではしゃれにならない　金融危機のあと　荒療治だけでは経済失速も

　１９７０年代に大ヒットしたアメリカンロックの名曲「ホテル・カリフォルニア」。暗く荒涼とした砂漠のハイウエーでの運転に疲れた男が、休息にホテ … ［続きを読む］

「上げ底」圧縮こそ円高対策

　約１５年ぶりの円高で、政府と日本銀行が対応に追われている。日本は巨額の財政赤字を抱え、デフレに苦しんでいる。少子高齢化で人口も減っている。 … ［続きを読む］

「円安の菅」の長き闘い

原真人

　政府と日本銀行による６年半ぶりの円売りドル買い介入は、最近の外国為替市場での円買いによって一儲けしていた投資ファンドや投機家たちの鼻をあか … ［続きを読む］

「ニュースにだまされるな！」児童虐待、不明老人…家族は崩壊しているのか？

朝日ニュースター「ニュースにだまされるな！」×ＷＥＢＲＯＮＺＡ提携

　朝日ニュースターの人気番組「ニュースにだまされるな！」（朝日ニュースター公式サイト）が、ＷＥＢＲＯＮＺＡ（ウェブロンザ）スペシャルに登場。 … ［続きを読む］

繰越欠損金の利用制限政策はなぜ危険なのか？

磯崎哲也

　政府は、法人税率を引下げる代わりの財源として繰越欠損金の利用制限を検討していると報道されている。この政策は危険だ。なぜか。　一言で言うと、 … ［続きを読む］

「年金マガジン－ネット探検隊が行く」vol.6　04年改革の「誤算」

松浦新

　０４年改革で心配された「５０％割れ」ところが現実は、現役世代に比べると年金給付はよくなっている。０４年改革の誤算は何だったのか。ネット探検 … ［続きを読む］

積立不足と厚生年金基金の規制

松浦新

　国の厚生年金の一部と、企業年金を運用・支給している厚生年金基金の積立不足が深刻なことがわかった。約６００の基金のうち２４２基金で、厚生年金 … ［続きを読む］

非金持ち層のことを考えて増税できるのか

森永卓郎

　東日本大震災の復興ビジョンが定まらないなかで、復興財源を増税でまかなう話ばかりが先行している。菅総理は、期間限定の消費税引き上げの意向だと … ［続きを読む］

公務員給与削減にのぞく「中毒」と「押しつけ」

松下秀雄

　家に帰ると、肩身の狭い思いをされている方も多いのではないか。しかし、給与が減ったぶんは震災復興に使われる。痛みを引き受けてくれる公務員に、 … ［続きを読む］

政策の実効性高め信用力改善を

根本直子

　世界的にソブリン格付けが下方向に見直されるケースが増えているが、共通しているのは適切な政策の遅れである。　従来ソブリンの格付けは、民間企業 … ［続きを読む］

一体改革に実体経済の論点不可欠

藤井英彦

　税と社会保障一体改革の議論が盛り上がっている。わが国は先進各国のなかでも政府債務残高の規模が際立って大きく、財政改革は焦眉の急だ。ベビーブ … ［続きを読む］

「デフレ下のマクロ経済スライド」は曲者だ～最低保障との矛盾～

松浦新

　この案を見て、「貧乏人は麦を食え」と言い放った総理大臣がいたことを思い出した。「デフレ下のマクロ経済スライド」のことだ。なぜなら、物価が下 … ［続きを読む］

タイ政治、混迷脱却への３条件

脇阪紀行

　タイの総選挙で、タクシン元首相の妹インラック氏が率いる野党タイ貢献党が、与党民主党を下し、勝利した。過去１０年に及ぶタクシン派と反タクシン … ［続きを読む］

空洞化するポルトガルの町と日本の明日

根本直子

　ギリシャの債務危機は、アイルランドやポルトガルなど多額の財政赤字を抱える国にも伝播している。ポルトガルは国債の円滑な借り換えが困難となり、 … ［続きを読む］

北大ＨＯＰＳマガジン　【北海道から何を発信するか】　経済・金融・財政の構造変化と針の穴

宮脇淳（行政学、公共政策学）

　２０００年代に入り、北海道と日本全体の経済動向の乖離が大きくなっている。以前は、日本経済が回復するとそれに遅れて北海道経済が回復、日本経済 … ［続きを読む］

ギリシャ危機の本質は為替問題

原田泰

　ギリシャの財政悪化から始まった欧州の国債危機、アメリカの債務上限を巡る民主党と共和党の対立による米国の国債危機が世界的な信用危機になる可能 … ［続きを読む］

根本問題なお解決せず

武田洋子

　７月２１日、ユーロ圏首脳会議はギリシャへの追加支援で合意した。ユーロ圏とＩＭＦによる公的支援は１０９０億ユーロ、これに民間負担分の約５００ … ［続きを読む］

早いか遅いかの違いだけ

一色清

　民主党の代表選挙は次期首相を選ぶ選挙だ。その代表選挙が近づいてきているようで、何人かの立候補予定者の名前が取りざたされている。選挙の争点は … ［続きを読む］

日本国債に暴落のリスクはあるのか

森永卓郎

　ＧＤＰの２倍という世界最大の借金を抱える日本の財政は、破たん寸前だ。このままいけば、国際価格の下落＝金利の急騰が発生し、予算が組めなくなる … ［続きを読む］

復旧・復興で「土建国家」回帰を許すな

原真人

　東日本大震災の復旧・復興は目下のところ、日本の最大の課題のひとつであることは間違いない。だが、その大義名分の下で予算のバラマキやむだ遣いが … ［続きを読む］

［5］原発という無意識

エドガール・モラン「オルレアンのうわさ」

　やはりそうか。それが、報道に接した第一印象だった。私が拠点にしている北海道でも８月末に、全国で問題になった「やらせメール」が発覚し、停止中 … ［続きを読む］

モナコで見た豪奢と地中海の明暗

　フランスを旅行する途中、モナコ公国に立ち寄った。ちょうど「国際ヨットショー2011」のさなかだった。港には最新鋭の巨大ヨットや、顧客たちが … ［続きを読む］

欧州債務危機、日本政府は根本的解決を促す外交努力を

　円高地合いが続く中、１０月３１日、政府・日銀が為替市場介入に踏み切った。介入実施直後のドル円相場はひとまず円安に転じたが、そもそも決して経 … ［続きを読む］

ＥＵサミット合意に投資家が懐疑的な理由

根本直子

　欧州連合・ユーロ圏首脳会議では、債務危機対応策として、ギリシャの債務削減、欧州金融安定基金（EFSF）の強化、金融機関の資本増強が合意され … ［続きを読む］

金正恩の北朝鮮には、機を待ち、「守勢」を旨として

　十二月十九日正午、金正日（北朝鮮国防委員会委員長）の逝去の報が伝えられた。特にテレビ・メディアは、午後以降、この件に関するニュースを「一つ … ［続きを読む］

メディアと数字／「10の何乗」をなぜ嫌う

　以前この欄でも軽くぼやいたことがあるのだが、新聞等では指数表記（10の肩に数字を載せて桁数を示すやり方）が禁じ手とされているらしい。しかし … ［続きを読む］

今後も格下げリスクが残る欧州のソブリン

根本直子

　欧州のソブリン格下げはおおむね想定範囲といえるが、スペイン、イタリアは２ノッチの格下げとなり、同国の銀行の信用収縮や経済の悪化につながるお … ［続きを読む］

消費税引き上げの何が問題なのか

　３月30日に消費税引き上げ法案が閣議決定され、国会に提出された。直前まで行われた民主党内の議論では、景気が悪化した時に税率アップを停止でき … ［続きを読む］