戦争 の検索結果

国際関係の情勢変化に着目した中国

藤原秀人

　北朝鮮の金正日・朝鮮労働党総書記による「秘密訪中」が８月２６日から３０日まで、東北地方で繰り広げられた。先の５月訪中の時と同様に、日本をは … ［続きを読む］

これはまだ「プロローグ」にすぎない

宇野常寛

　村上春樹『１Ｑ８４』のＢＯＯＫ４はあるのか。結論から述べれば、私は「ある」と考えている。理由はいくつもある。物語が現時点では中途半端になっ … ［続きを読む］

円高ではない。これはドル安だ

浜矩子

　日銀の追加金融緩和策が発表された。　その内容をどう評価するかを考える前に、まず、確認と整理を要する点が二つあると思う。　第一に、為替関係の … ［続きを読む］

社会にとって「微インフレ」がいい

一色清

　私は吉野家が割と好きでした。テレビに出るようになってから、自意識が発達し、吉野家から足が遠ざかっていますが、それ以前は「特盛りでつゆだく」 … ［続きを読む］

冷戦思考から抜け出せぬ自衛隊に大ナタを

谷田邦一

　冷戦が終わり主要国間の戦争が遠のいた現代に、こんなモンスター戦車が本当に大量に必要なのか。陸上自衛隊が今年６月、富士山のすそ野の駐屯地で公 … ［続きを読む］

東アジアの構図変化の影で進む米中対立

脇阪紀行

　米国が、ベトナムやインドネシアを中心に東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）に急接近し、地域の１６カ国首脳が集まる東アジアサミットへの参加も決め … ［続きを読む］

(中) 独禁法、米国の圧力と国内産業政策の妥協の歴史

　■占領軍の圧力との拮抗の中で独禁法は成立した　独占禁止法は、新憲法施行直前の昭和22年3月31日に成立した。新憲法施行までにどうしても間に … ［続きを読む］

寄木細工のような日韓併合談話に「魂」を

後藤謙次

　日韓併合１００年にあたって閣議決定された首相談話はなぜか心に響いてこない。「首相談話」といいながら菅直人首相の意思がほとんど感じられないか … ［続きを読む］

日韓接近、中国の微妙な立場

藤原秀人

　菅直人首相の韓国併合１００年談話は、併合が韓国の人々の「意に反した植民地支配」だったと強制性を率直に認める一方で、併合条約の無効性には言及 … ［続きを読む］

グチャグチャしながらも「日韓」は進み続ける

小北清人

　今年はじめ、ソウルで韓国政府関係者と食事したときのことだ。野球のＷＢＣで日本と韓国の４度にわたり激突した話、冬季五輪の真央とヨナの対決の話 … ［続きを読む］

日本外交、「核兵器のない世界」構想への姿勢

櫻田淳

　被爆６５年目の広島での平和祈念式典には、ジョン・Ｖ・ルース（駐日米国大使）を含む米英仏三国の政府代表が出席した。日本国内には、「今さら何を … ［続きを読む］

胡錦涛氏よ、核廃絶で一歩前へ

加藤千洋

　この夏の広島、長崎の平和記念式典は米英仏３カ国政府代表の初参加で注目されたが、それに触発されて言いたいことがある。　１９７０年代初めに記者 … ［続きを読む］

オバマ大統領の広島訪問につなげたい

高成田享

　歴代の米国駐日大使は、広島や長崎の原爆記念施設を訪れているという。しかし、今回のルース大使の場合は、原爆記念日の式典に大使として初めて参列 … ［続きを読む］

日本の国会議員が北京で北朝鮮幹部と「接触」／権力継承期の北に要注意

小北清人

　最近、日本の国会議員が北京の北朝鮮大使館を訪れ、北の幹部と面談したとの情報が筆者の耳に入った。その情報によると、幹部の名は工作名「李哲」。 … ［続きを読む］

(1) 億万長者になった「スパイ」、病院チェーンの不正請求を政府に

　1997年7月16日午前9時。米連邦捜査局(FBI)捜査官たちの一群がジョン・シリングさん(46)の職場に現れた。　「みんな、自分のコンピ … ［続きを読む］

メキシコ湾原油流出事故、日本企業にも「飛び火」　巨額の補償要求、原油高の恐れも

　メキシコ湾の原油流出事故が「対岸の火事」ではなくなりつつある。米国内で、事故を起こした油田開発にかかわる三井物産グループに対し、州政府高官 … ［続きを読む］

寺島実郎の視座　どうみる世界の中の日本（１）　～特別インタビュー～

一色清

　―――このところ、世界の中で日本の存在感が下がっているのが気になります。　「中国のGDPが日本を追い抜いていくだとか、産業力や経済力におい … ［続きを読む］

ロシアにはようやく勝ったが――相変わらず配慮足りない米情報機関

春名幹男

　東西冷戦は米国の勝利で終わり、ソ連は崩壊した。だがスパイ戦争では、米国はソ連に完敗していた。　冷戦終結から約２０年。今度はロシアが仕掛けた … ［続きを読む］

国際諜報戦の「昔上海、今北京」

加藤千洋

　中国を舞台とした国際諜報戦の主な戦場はといえば、「昔上海、今北京」だろうか。　かつて「魔都」と呼ばれた時代の上海は、あらゆる犯罪とアヘン密 … ［続きを読む］

主婦より節約上手な若手研究者

小原篤次

　最近、自宅から消えたものがファックスだ。過去一年、職場でも使用した記憶が無い。自宅用にファックスを購入したのは、確か１９９０年ごろだった。 … ［続きを読む］

本田圭佑、大久保利通、大平正芳、そして菅直人　　

曽我豪

　　不覚にも涙が出た。　善戦空しくＰＫ戦に負けたことはもって瞑すべしだし、絶叫調の実況中継に同調したわけでもない。ただ、サッカーはワールドカ … ［続きを読む］

中国残留日本人孤児たちの手作りギョーザ

大久保真紀

　６月１８日の夜、東京都台東区の雑居ビルの一角で、ほっかほっかの湯気が立つ、手作りの水ギョーザが次々に振る舞われました。中国残留日本人孤児た … ［続きを読む］

ＩＷＣ総会の残したもの

高成田享

　私の住む宮城県石巻市の人たちは鯨肉が大好きだ。三陸海岸に突き出た牡鹿半島の先端にある石巻市鮎川は昔からの沿岸捕鯨の基地で、沿岸で獲れたクジ … ［続きを読む］

憲法改正と、菅首相の政治センス

春名幹男

　菅直人新首相の登場で、「Yes we Kan」とおもしろい見出しを付けたのは、英経済紙フィナンシャル・タイムズだった。正直、笑えた。　菅政 … ［続きを読む］

米海兵航空部隊、今後１０年で大変貌

谷田邦一

　ベトナム戦争時代から使う古めかしいヘリコプターや輸送機。でこぼこに波打ち老朽化した滑走路――。　沖縄・普天間飛行場の映像から伝わる米海兵航 … ［続きを読む］