ノーベル賞 の検索結果

中国初の受賞：女性研究者トゥーさんの波乱万丈

文化大革命時代の国家秘密プロジェクトで研究、同僚からは酷評

　今年のノーベル医学生理学賞を受ける中国のトゥー・ユウユウさんは、中国生まれ、中国育ちで初めてのノーベル科学賞受賞者だ。女性としてはアジア初 … ［続きを読む］

大村さんの薬　米企業も評価したい

ノーベル賞の共同受賞者キャンベルさん、メルクとの相乗作用

　日本では今年のノーベル医学生理学賞に決まった大村智・北里大学特別栄誉教授（８０）を讃える報道一色だ。　しかし、私としては米国の製薬大手メル … ［続きを読む］

気をつけよう、「１億総活躍」という甘い言葉

がんばらないと許されない？

「みんなで活躍しようよ」というお誘い　それにしてもわかりやすい目くらましを仕掛けてきたものだ。あまりにわかりやすい。明々白々。経済問題でのめ … ［続きを読む］

ノーベル賞報道に異議あり！

いわゆる「良妻賢母」を美談として取り上げる「精神構造の幼稚さ」からの脱却を

　今年も日本人が、ノーベル医学生理学賞と物理学賞にそれぞれ１人ずつ選ばれた。大変喜ばしいことであるし、一度に２人も、しかも日本発の研究成果が … ［続きを読む］

大村さんに聞く　「人と同じことをしてもダメ」

ノーベル医学生理学賞　自然から宝を見つける方法

　「妻の写真はいつも持ち歩いていますよ。持ってないと怒られますからね」　朝日新聞のインタビューで、財布の中から亡き妻の写真をとりだしてみせた … ［続きを読む］

梶田さん受賞、科学チームがノーベル賞を獲る方法

「監督」を失っても「主将」を前面に出すというカミオカ人事の絶妙さ

　素粒子ニュートリノの変身現象（ニュートリノ振動）を見いだし、その粒子に質量があることを裏づけた梶田隆章さんのノーベル物理学賞受賞は、100 … ［続きを読む］

2015年ノーベル医学生理学賞はこれだ！

本命「ゲノム編集」より有望な研究を大胆予測

　今年もノーベル賞発表の時期がやってきた。ノーベル医学生理学賞の発表は10月5日に予定されている（ちなみに、この日は筆者の誕生日である）。そ … ［続きを読む］

ノーベル化学賞、受賞しそうな人と受賞すべき人

ノーベルの遺言に忠実に従う選択は何か？

　ＷＥＢＲＯＮＺＡにとって３年目のノーベル賞予想のときがやってきた。１年目は医学生理学賞と物理学賞が的中、２年目は物理学賞と化学賞が的中した … ［続きを読む］

３年連続の的中なるか？　ノーベル物理学賞予想

最有力候補は「太陽系外惑星の発見」のメイヨール、ケロス、マーシーの３名

　毎年この時期になると、WEBRONZAの編集部から、ノーベル物理学賞授賞者の予想記事を書くように依頼がある。一昨年は「本命は、素粒子物理学 … ［続きを読む］

世界同時株安は続くのか

中国に端を発した世界経済の不安定化をどう読み解くか

　2012年12月安倍晋三第二次政権成立以来上昇を続けてきた日経平均が反落に転じ株価の乱高下が続いている。　ニューヨークダウもリーマンショッ … ［続きを読む］

何と日本的。「女子に三角関数、何になる？」発言

伊藤鹿児島県知事、あわてて撤回するなど日本男児として恥ずかしいですよ

　鹿児島県の伊藤祐一郎知事の女性差別発言は、「日本的なるもの」をしみじみ感じさせる出来事だった。九州の風土という面もあるのかもしれないが、や … ［続きを読む］

人文社会にとどまらない日本の大学の病巣

自己改革する仕組みがない現状を大学自らが変えていくべきだ

　大学では定年退職する教授が現役最後に「最終講義」をする慣習がある。私は早期退職であったが、その機会を8月5日（水）、90分頂いた。学生時代 … ［続きを読む］

日本に追いつき、追い越す韓国の科学技術政策

20年遅れのスタートで全力疾走してきた歴史を俯瞰する

　韓国の東側に位置する鉄鋼のまち浦項市にある浦項工科大学（ポステク）は、英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」による創立5 … ［続きを読む］

南部さん、鶴見さんで考える｢死｣はどこまで公か

バッドテイストでない訃報が求められる時代が来た

　知の巨星、墜つ。そんなニュースが今月、相次いだ。物理学者の南部陽一郎さんと哲学者の鶴見俊輔さんの死去である。二人の訃報報道は、この時代、ジ … ［続きを読む］

［1］東欧革命の発祥地ポーランドから

独裁政治を倒した「連帯」の経験

　NGOピースボートの「地球一周の船旅」が人気だ。現在就航中の第87回クルーズには約1000人もの乗客が乗り、4月12日に横浜港を出港して7 … ［続きを読む］

南部陽一郎さんの青春時代

偉大な足跡を、ご本人の言葉で振り返る

　南部陽一郎さん逝去の報は、７月１７日に報道機関に伝えられた。７月５日（日）夜に亡くなられ、２週間近く伏せられていた。長年暮らした米国の住ま … ［続きを読む］

南部陽一郎先生を悼む

独創的なアイデアと長期的な展望で素粒子物理学の流れを変えた師

　シカゴ大学名誉教授でノーベル物理学賞受賞者の南部陽一郎先生が、７月５日にお亡くなりになりました。９４歳でした。南部先生は、対称性の自発的破 … ［続きを読む］

［29］第3章　文学篇（純文学）（9）

横光利一の「純粋小説論」

　新感覚派が衰退にむかうなか、一人気を吐いたのが前述した横光利一である。新覚派の「末梢神経的な行き詰まり」に失望した横光は、「純粋小説論」を … ［続きを読む］

ハント発言がスウェーデンで話題にならないわけ

発言よりも行動が重視される男女平等先進国

　英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン（UCL）のティム・ハント博士が国際的な場で女性研究者を侮辱した事件は瞬く間に世界に広がった。ハント … ［続きを読む］

「問題発言」に対し「撤回」を求めるのはおかしい

ノーベル賞学者の女性差別騒動から見えた日本の特殊性

　科学ジャーナリスト世界会議（ソウル）の昼食会での英国のノーベル賞学者ティム・ハント氏の女性差別発言をめぐる報道は、今も世界各地で続いている … ［続きを読む］

詳報：ノーベル賞学者の女性差別発言

世界はどう受け止め、どう行動したのか

　「研究室に女性がいると面倒が起こる。男性が女性に恋をする、女性が男性に恋をする、そして女性を批判すると泣き出す」と公の場で発言した英国のノ … ［続きを読む］

中国は２０５０年に再生エネ電力８５％

国連COP交渉はCO2削減競争から再生エネ導入競争へ

　中国の国家発展改革委員会（NDRC）に属するエネルギー研究所と能源基金会は2015年4月、ワシントンで中国は今後、太陽光や風力などの再生可 … ［続きを読む］

［3］ネイチャー、サイエンス時代の向こう側

　科学とメディアの関係は2011年の3・11原発事故で揺らぎ、さらに2014年のSTAP騒動で混迷の度を深めた。その結果、科学ジャーナリズム … ［続きを読む］

［書評］『江藤淳と大江健三郎』

小谷野敦著

喪失に向かう人と成熟を超える人　この世には、読んでどんなに愉快でもつまらない本と、どうにも不愉快だが実におもしろい本がある。読むべきなのは当 … ［続きを読む］

［24］第3章　文学篇（純文学）（4）

外来文化の強い影響

舶来品崇拝　島国という事情のせいか、日本人は外からやってくるものに対して異常に興味をしめし、これを崇める傾向が強い。古来、海の彼方から運ばれ … ［続きを読む］

［1］科学がショーになる時代

　科学とメディアの関係は2011年の3・11原発事故で揺らぎ、さらに2014年のSTAP騒動で混迷の度を深めた。その結果、科学ジャーナリズム … ［続きを読む］

なぜに外国人観光客は京都へ行くの?!

キモノ姿で遊ぶ

　京都は春爛漫。4月1日からは祇園甲部歌舞練場で「都をどり」も始まって、花見小路はいつにもまして華やいでいる。歌舞練場へ向かう人々を桜の下で … ［続きを読む］

「現在の基準で過去を裁く」ことの是非

科学史、日本の戦争責任、そして現在の私たちの行為

　スティーブン・ワインバーグは、素粒子論における業績に対し１９７９年にノーベル賞を受賞した著名な物理学者で、『宇宙創成はじめの３分間』（ちく … ［続きを読む］

今年11月に長崎でパグウォッシュ会議

科学者の社会的責任を問う会議が被爆７０年に長崎で開催される意義

　１９５４年３月１日、ビキニ環礁で行われた米軍の水爆実験により、日本の漁船「第五福竜丸」に乗船していた漁師たちが被爆 した 。この事件を契機 … ［続きを読む］

［2］本当の積極的平和主義

　コスタリカは熱帯にあるが、首都サンホセは標高約1200メートルの高地にある。軽井沢のようなものだ。だから涼しくてしのぎやすい。 　目抜き通 … ［続きを読む］