ミサイル の検索結果

安倍外交の真価が問われる年になる

ただ時流に乗った外交は漂流しがちであることを戦後日本の外交史は物語っている

 「重要時期に指導力を発揮できた首相だったか」で17人を選出　戦後七〇年余に登場した首相は、敗戦直後の東久邇首相から今の安倍首相ま … ［続きを読む］

アレッポ陥落後のシリアはどうなる？

米国「不在」の中、ロシアとトルコの剛腕大統領がカギを握る

　2016年7月以来、アサド政権軍による包囲攻撃が続いていたシリア北部アレッポ東部の反体制地域が陥落した。アレッポでは、2012年7月に自由 … ［続きを読む］

日本がトランプ政権から「ＹＥＳ」を引き出すには

「百戦錬磨の不動産王政権」との交渉術

　今年11月の自衛隊音楽まつりは印象的であった。　最終演奏で「今日の日はさようなら」を日米の軍楽隊が演奏したのである。　言うまでもなく、この … ［続きを読む］

[3]韓国に緊急避難的な「象徴大統領」を

[1]国内外で起こる歴史の反復=「隔世遺伝」［2］朴槿恵政権が背負う歴史的な「死重」　政権交代の「リベンジ」を避けるために　朴槿恵(パク・ク … ［続きを読む］

現実的・実効的な核軍縮の基盤形成が喫緊の課題だ

核兵器の法的禁止と日本の対応をめぐって

多国間核軍縮交渉の前進を求める「Ｌ41」の採択　2016年の国連総会第一委員会で最も注目された決議案は、オーストリアやメキシコなど34カ国が … ［続きを読む］

「存立危機事態」は存在するか

安保法制の根幹をめぐるガチ論　中谷元・前防衛相VS木村草太・首都大学東京教授

ガチ論　中谷元・前防衛相VS木村草太・首都大学東京教授（司会は松本一弥・WEBRONZA編集長）  国民の理解が広がらない中、本格 … ［続きを読む］

［45］絶望と無力感から暴力へ……悲劇は続く

「同胞の受難」を嘆く声が広がる　エジプト革命の時、デモに参加している若者たちから「パレスチナ連帯」の声が上がることがあった。イスラエルのガザ … ［続きを読む］

破局に瀕する２７万人超の民間人、アレッポの悲劇

ロシアと米国の確執の間で進む人道危機

　内戦下シリアのアサド政権軍による包囲の下で政権軍、ロシア軍の空爆が続く北部アレッポの反体制支配地域が「人道危機」状態となっている。シリアの … ［続きを読む］

［43］モスル陥落後のバグダッドを歩く

　イラク戦争後の泥沼化の中で、イラク情勢はほとんど顧みられなかった。2011年に「アラブの春」が始まっても、イラクは舞台の外だった。それが2 … ［続きを読む］

北朝鮮の核の脅威にどう対処すべきか

北東アジア６カ国で信頼外交を進めよ

　2016年９月９日、北朝鮮が５回目の核実験を行った。地震マグニチュードで5.3、爆発規模はTNT火薬換算10キロトン以上、とこれまでで最大 … ［続きを読む］

Ｆ３５の岩国配備は中国への強力な抑止メッセージ

気になる地元へのしわ寄せ

　「第5世代」と呼ばれる最新鋭のステルス戦闘機F35が、来年1月、米海兵隊が駐留する岩国基地(山口県)に配備される。米本土以外への配備は日本 … ［続きを読む］

牙をむいた巨竜　中国に日本はどう向き合うべきか

来年は中国が対外的に最も強硬に出る年。今こそ中国への「関与」が必要だ

「ひるむことなく、南シナ海の計画を続行せよ」　残暑厳しい今の時節に、冬の話から始めて恐縮だが、話の流れがそこから始まるので、ご容赦願いたい。 … ［続きを読む］

『シン・ゴジラ』が描く３・１１後の戦慄（上）

庵野秀明は「この国」の怪獣をどう演出したか

　自衛隊の総力を結集した多摩川での防衛作戦は失敗し、ゴジラは静かに、ゆっくりと東京都心へ侵入する。米空軍の爆撃機が投下した貫通爆弾が命中し、 … ［続きを読む］

国際法の本質が問われる南シナ海の領海問題

第三者を介した解決案の提示を

　近年、中国は南シナ海において海域の約9割の領有権を主張した上で、暗礁周辺における埋め立てや施設設置、石油のボーリング等といった法的に疑義の … ［続きを読む］

「核の脅威」の増大にどう対処すべきか

「オバマ」後の核戦略をめぐるドイツ国際会議で示された視点

　6月17～19日、20～22日と、ドイツ国際問題・安全保障研究所（SWP）が主催する二つの国際ワークショップに参加してきた。前半が「核軍縮 … ［続きを読む］

「核なき世界」へのプロセス問う米大統領広島訪問

重み増す9年前の藤原帰一論文、日本に求められる核軍縮交渉での役割

　被爆地・広島を訪ね、慰霊碑の前に立ったオバマ大統領の姿を見て、筆者が思い出していたのは『論座』2007年8月号に掲載された国際政治学者・藤 … ［続きを読む］

理念を再び示したオバマ流「メッセージ外交」

日米関係の深化に大きな１ページ切り開く

　５月27日のアメリカのバラク・オバマ大統領の広島訪問は、日米関係の新しい１ページを切り開いた。犠牲者に深い追悼の意を表した「広島演説」は、 … ［続きを読む］

［1］海外派遣隊員「自殺者５６名」の背景

　海外派遣や災害救援など、自衛隊の任務が多様化するなか、隊員のメンタルヘルス対策が促進されている。その一方で、イラクとインド洋への海外派遣か … ［続きを読む］

台湾・蔡英文総統の就任で何が変わるか？

「台湾は中国ではなく台湾」という民意と両岸関係

　台湾の総統に5月20日、民進党の蔡英文氏が就任した。当時国民党だった李登輝氏が1996年に初の直接選挙で当選してから、民進党の陳水扁氏、そ … ［続きを読む］

米国大統領選に見る「米帝国の終焉」

一極支配の終わりと、本格的な多極化世界へ

外交官の講演　米国の高名な外交官OBであるチャズ・W・フリーマン・ジュニア(Charles W. ("Chas") Freeman, Jr. … ［続きを読む］

「安倍首相は現実主義者だ」　（上）

古谷経衝氏に聞くー安倍政権の支持率が高い理由

　特定秘密保護法や安保法制など、国論が分かれる政策を進めながら、底堅い支持率を維持している第２次安倍政権。ネット右翼などに詳しい著述家の古谷 … ［続きを読む］

安保法制への異議はややピントがずれている

五百旗頭真氏に聞く（上）

「民主主義をつくる」は、①巻頭論文＋②「自由って何だ？　ＳＥＡＬＤｓとの対話」（4回）＋③五百旗頭真・熊本県立大理事長インタビュー（3回）の … ［続きを読む］

緊急事態条項の実態は「内閣独裁権条項」である

自民党草案の問題点を考える

1　自民党草案の緊急事態条項とは　今年に入り、安倍首相や一部の自民党議員は、憲法改正に強い意欲を示しており、参院選の争点にしようとする動きも … ［続きを読む］

安保法制反対運動をワシントンから再考する

国際政治学の専門家からは期待の声が上がっている

　安全保障関連法(安保法)成立から、はや半年。SEALDsを中心に去年の日本政治を彩った安保法案反対運動は、新たなステージに入っている。去年 … ［続きを読む］

アウトサイダー優位の予備選　背後にある民意とは

リーマン・ショックの8年間への怒りと「9．11からイラク戦争の時代」への拒否反応

選挙戦序盤の展開は意外な方向へ　2月1日のアイオワ州党員集会に始まった大統領予備選は、2月9日のニューハンプシャー予備選、2月20日のネバダ … ［続きを読む］

［2］死刑廃止が世界的趨勢、感情的な存続肯定論

やめたのは欧州や南米、死刑を発表するのは米国と日本、執行が多いのは中国や中東

　これは、法的な「制度論」について考える場合にはいつでもいえることだが、死刑について考える場合にも、ミクロ的な見方だけではなく、マクロ的な見 … ［続きを読む］

北朝鮮「核実験」にどう対応すべきか

これまでの政府間交渉の無力さ露呈、今こそ非核化に向けて民間外交を

　北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）が「水爆実験に成功」との声明を発表したのは2016年1月6日（水）だった。各地で人工地震が探知されていたこ … ［続きを読む］

武器輸出解禁で強まる国の企業統制と密室性

日本は「平和を語れない国」になる

民生用中心から軍事用との「二重利用」優先へ 　日本政府による武器輸出が本格的に始まろうとしている(注)。防衛装備庁を新設して関係企 … ［続きを読む］

レーザー研究者から見た軍事と民事の科学技術

科学・技術のデュアルユース（用途の両義性）にどう向き合うか

なぜノーベル賞が創設されたのか ノーベル賞は、ダイナマイトなどの発明で巨万の財を成したアルフレッド・ノーベル(1833-1896) … ［続きを読む］

「素人による素人のためのサイエンス」を憂う

今年を振り返って見えてきた日本の根源的病巣

　今年も日本のサイエンス分野では様々なことが起こった。筆者の今年最後の論考では、代表的な出来事を振り返り、それらが浮き彫りにした日本社会に潜 … ［続きを読む］