墜落 の検索結果

防災の日に、東日本大震災の「幸運」を考える

「春先の金曜日午後でなかったら」を想像せよ

　９月１日は防災訓練をするだけの日ではない。過去の災害を将来に生かすために見つめ直す出発点でもある。　本稿では、東日本大震災を振り返り、季節 … ［続きを読む］

興奮！　『ジュラシック・ワールド』（中）

安全神話崩壊の恐怖

　前回も述べたが、“ジュラシック・ワールド”の最大の売りは、凶暴な肉食恐竜を安全な場所から眺めて楽しむ、驚異的なスペ … ［続きを読む］

興奮！　『ジュラシック・ワールド』（下）

物語展開の妙など

　『ジュラシック・ワールド』では、各場面がスムーズに連鎖していく展開――いわばダレ場がつねにヤマ場への導線になる――ゆえ、観客の興味は途切れ … ［続きを読む］

民主主義より日米同盟に価値を見い出す国（上）

「対米基軸」がすべてに優先　辺野古と安保法制

ＧＨＱによって残された「間接統治」の手法の名残りか　安全保障関連法制の成立過程で、政府は立憲主義をないがしろにし、沖縄・辺野古の新基地建設で … ［続きを読む］

パリ同時多発テロの特殊性。銃撃と自爆が一体化

新しい手法が別の地域や組織に広がる危険性も

　フランスのパリで129人（本稿執筆時）が殺害される同時多発テロが起きた。1月にイスラムの預言者の風刺画を掲載したシャルリ・エブド襲撃事件以 … ［続きを読む］

［1］21世紀における日本の経済人の責務

日本の国際的位置は異なる次元に突入している　先日のパリでの痛ましいテロには世界中が大きな衝撃を受けた。私も慌ててパリの友人達に連絡をして安否 … ［続きを読む］

［3］沖縄戦のトラウマが、基地の恐怖と痛みへ

ゼロ回答　元海兵隊員の米軍属による女性暴行殺人事件の責任の一端は、米軍の最高司令官であるオバマ大統領、基地を提供する安倍晋三首相にもある。　 … ［続きを読む］

アメリカから見た日米地位協定

日本はそれでも協定改定のための外交努力をすべきである

　沖縄で、再び、米軍関係者による痛ましい犯罪事件が起きた。20歳の会社員女性が暴行、殺害され、米軍嘉手納基地で働く元海兵隊員の米軍属の男が逮 … ［続きを読む］

被爆地の新聞記者が見た「責任と謝罪」そして課題

  　「原爆に遭ったときの話を聞いてもらえるのですか」。4月上旬、職場に高齢女性の声で電話がかかってきた。今にも泣き出しそうな息遣 … ［続きを読む］

エアラインを脅かすリチウムイオン電池の発火事故

生活が便利になればなるほど潜在的に抱え込むリスクの大きさに目を向けよう

発火・爆発事故を起こすリチウムイオン電池　　サムスンが8月に新発売したスマホ「ギャラクシーノート7」のリチウムイオン電池が、相次いで発火・爆 … ［続きを読む］

飲料水の安全をめぐる沖縄の苦闘

県民の健康は、県民自らが守るしかない現実

　中国には「南水北調」という言葉がある。　中国第一の河川である黄河では、上流域での過剰な灌漑（かんがい）事業などにより近年下流に水がなくなる … ［続きを読む］

宇井純さんが沖縄に残したもの

没後１０年に深刻化する水事情

　宇井純さん（沖縄大学名誉教授）が亡くなられて、今年（２０１６年）の１１月１１日でちょうど１０年になる。水俣病の原因解明に貢献した業績と、東 … ［続きを読む］

96分の佳品、『ハドソン川の奇跡』

数値化できない“人的要素”の勝利

英雄となった機長の顚末　86歳という、ハリウッドの現役監督では最高齢のクリント・イーストウッドが、実話にもとづく『ハドソン川の奇跡』を撮った … ［続きを読む］

沖縄は問う、環境・平和・自治・人権

日本環境会議が明らかにしたこと

　３日間にわたる日本環境会議が１０月２１日から２３日までの３日間、沖縄国際大学で開かれた。１２年前の２００４年８月１３日にヘリ墜落事件が起き … ［続きを読む］

沖縄の負担軽減にならない北部訓練場の過半返還

その実態は、使用していない基地の毒付き返還でしかない

　国内最大規模の米軍専用施設で、沖縄県の東村と国頭村にまたがる北部訓練場（７,８２４ヘクタール）の過半（約４,０００ヘクタール）が、本年１２ … ［続きを読む］

救難飛行艇の輸出はまたも空振り。その原因は？

失望を深める防衛装備庁

　安倍政権が日本の武器輸出政策を緩和して2年半。2016年4月、オーストラリアの次期潜水艦をめぐる独仏との受注競争に敗れたのに続き、11月の … ［続きを読む］

オスプレイの大事故はどこででも起こりうる

米軍機の訓練区域を人が住んでいる場所からいかに遠ざけるか

　米海兵隊の新型輸送機オスプレイが、2012年10月に沖縄に配備されて以来、はじめて事故評価「A級」の大事故を引き起こした。幸い地元住民に被 … ［続きを読む］

［２０１６年　映画　ベスト５＋イマイチ５］　

映画的描写力で勝負したベスト作品

ベスト５ 『キャロル』(トッド・ヘインズ)　1950年代のアメリカを舞台に女性同士の恋愛を繊細、かつ官能的に描いた超傑作。息をのむドラマ展開 … ［続きを読む］

［12］「土人」と「不時着」が発語される国で

スローなラフマニノフにしてくれ12月13日(火)　「調査情報」の原稿書きに没頭してしまい、新聞もテレビも全くパスして局の朝の定例会議へ。だか … ［続きを読む］

［13］オスプレイ、「島人ぬ宝」、恋ダンス

12月20日(火)　宿酔ひどし。局での定例会議中、ずっと頭痛。トルコで駐アンカラ・ロシア大使が現職警察官に暗殺された。「神は偉大なり！　アレ … ［続きを読む］

オスプレイ「墜落」で米軍にひざまずく日本政府

機体に構造的欠陥があるオスプレイに向き合っているのか？

  　米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが2016年12月13日午後9時半ごろ、名護市安部(あぶ)の海岸に墜 … ［続きを読む］

芸能、風俗、怪異伝承、酒場、銭湯……

考えるな、感じろで雑踏に赴く

　肩書は「編集委員」。そのあとに「大衆文化担当」がつく。芸能や社会風俗だけでなく日本各地に残る怪異伝承や「UMA」と呼ばれる(未確認生物も追 … ［続きを読む］

[2]地方自治の精神に反する裁判所の判断

沖縄県は「国防・外交の必要性」について国の判断を尊重すべきとする判決は大いに疑問

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、2016年10月21日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシ … ［続きを読む］

名護市安部沖事故が示すオスプレイの新たな欠陥

米軍の訓練再開を伝えるだけの日本政府に、地元は怒り心頭

　昨年12月13日夜に名護市の東海岸安部（あぶ）沖に米海兵隊普天基地所属のオスプレイＭＶ22が墜落した。夜間の空中給油訓練中の事故であった。 … ［続きを読む］

返還されない北部訓練場の自然の価値

世界遺産候補地は、オスプレイや外来生物にさらされている

　日本政府は、奄美・琉球の世界自然遺産登録を目指し、その準備として2016年9月15日に沖縄島北部のやんばる地域を国立公園に指定し、今年2月 … ［続きを読む］

夜間飛行訓練に実効性ゼロの騒音規制措置

沖縄の基地をめぐる米軍の開き直りと、日本政府の怠慢さ

　4月7日付の琉球新報社会面は、「普天間、6日連続深夜飛行」「協定違反ない」「米軍、訓練優先を正当化」と、普天間飛行場周辺での午後10時以降 … ［続きを読む］

存続が危ぶまれる沖縄の歳時記

米軍基地にむしばまれる人々の暮らしのリズム

　那覇泊港の夜空を飾る打ち上げ花火をフィナーレに那覇ハーリーが5月5日に終わった。ハーリー鉦の鳴るのを聞いて、沖縄の人々は本格的な夏が訪れた … ［続きを読む］

［39］戦後７２年。沖縄慰霊の日の埋まらない溝

6月20日(火)　昨夜のNHK『クローズアップ現代+』で、加計学園問題に関する萩生田光一官房副長官発言の文科省内部報告文書の存在が新たに明ら … ［続きを読む］

なお完了せぬ沖縄の日本復帰

「はてしなき過程」を前進するために

　平凡な認識や確認を提示する程度の一文でしかないが、愚見を述べておきたい。　私が敬愛し、多大な影響を受けた歴史学者安良城盛昭（あらきもりあき … ［続きを読む］

沖縄を見る目は右も左も思い上がりだ

「本土の人間」として反省を込めて思う

　今年2月、沖縄へ行ってきた。理由は、沖縄に対して無知だったからである。　無知ならば現地に行き、知るしかないと考え、1泊2日という短期間なが … ［続きを読む］