祭り の検索結果

被爆地の新聞記者が見た「責任と謝罪」そして課題

  　「原爆に遭ったときの話を聞いてもらえるのですか」。4月上旬、職場に高齢女性の声で電話がかかってきた。今にも泣き出しそうな息遣 … ［続きを読む］

天草は隠れ「和の文化」の島だった

世界文化遺産登録めざす「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の崎津集落

　熊本県の天草地方は、殉教と隠れキリシタンの島という印象が強い。「天草の崎津集落」が2018年の世界文化遺産登録をめざす「長崎と天草地方の潜 … ［続きを読む］

［書評］『唐牛伝』

佐野眞一著

伝説の闘士の生涯　　　プロローグに「心無い中傷で人生のどん底に突き落とされながら、愚痴一つ言わず生き抜いた唐牛の強靱な精神は、私をどれだけ勇 … ［続きを読む］

[1]精神のストリップを行う覚悟について

醜悪をこれから行うというのだ9月26日(月)　きょうからWEBRONZAで日誌を記す。その昔、澁澤龍彦が生い立ちから処女出版までの短い自作年 … ［続きを読む］

ＧＰシリーズ女子展望――ロシア勢を日米が追う

浅田真央、宮原知子、世界女王メドベデワ……６大会の見どころ

　10月後半からいよいよ開幕するシニアGP（グランプリ）シリーズ。　女子はこのところ、次々と下から上がって来る才能あるロシアの女子を、日本、 … ［続きを読む］

問題発言でもトランプの支持率が底堅い理由

4年前と変わらぬ民主党と共和党の予想獲得州、選挙を動かすのは経済とドブ板戦術

　大統領選のテレビ討論会は「大統領選の行方を左右する」などとよく言われる。メディアはその重要性を強調し、華やかな演出でお祭りのように騒ぎ立て … ［続きを読む］

［1］１９７０大阪万博――万博少年たち

はじめに――2020年代に蘇るものはなにか？　安倍晋三首相は2016年9月28日の衆院本会議で、2025年の万国博覧会の大阪誘致に向け、立候 … ［続きを読む］

［2］１９７０大阪万博――万博事変の日々

　1970年3月14日の朝、大阪北摂の千里丘陵は前夜の雪もやみ、からりと晴れあがった。それでも例年にない寒さは居すわったままで、春の訪れはず … ［続きを読む］

［4］１９７０大阪万博――「世界」と「未来」

「世界」を把捉しうる“スモールワールド”　先に結論を言ってしまえば、人々を惹きつけたのは、「世界」と「未来」である。 … ［続きを読む］

大阪万博２０２５の描き出す夢とは？（下）

２０２５年、「超高齢社会」の中で

戦後ナショナリズムに代わるもの　60年代後半まで、「戦後ナショナリズム」は効力を保持していた。ただし、その発現形態はますます捻じれて分かりに … ［続きを読む］

ＭＲＪの最大のライバルはブラジル機

重工各社の再結集、部品国産化が中長期的な課題

　三菱航空機が開発を進めている国産初のジェット旅客機「MRJ」が、10月から米国での飛行試験を始めた。天候に恵まれている米ワシントン州モーゼ … ［続きを読む］

［20］韓国人の強さと寛容さを知っているか

「韓国の政変」から学ぶべきこと（２）

厳寒のロウソク集会に集まる韓国人の根性　12月24日、クリスマスイブの夜も、光化門広場では、9回目の「ロウソク集会」が開かれた。参加者約55 … ［続きを読む］

［12］「土人」と「不時着」が発語される国で

スローなラフマニノフにしてくれ12月13日(火)　「調査情報」の原稿書きに没頭してしまい、新聞もテレビも全くパスして局の朝の定例会議へ。だか … ［続きを読む］

南米のすすめ　やらない後悔よりもやる後悔を

南米のすすめやらない後悔よりもやる後悔をアンダーソン・毛利・友常法律事務所岩崎 大　2013年7月上旬より、2年間の米国カリフォルニア州ロサ … ［続きを読む］

［書評］『狂うひと』

梯久美子著

女と男の絡み合う果て　　　これは様々な意味で、読者に覚悟を要求する本だ。読み出すと、もはや引き返すことのできなくなる本だ。 　『死の棘』は単 … ［続きを読む］

[3]五木寛之氏と語る―乱世を生き抜く力と知恵

五木寛之VS島薗進VS鎌田東二

※これは、2016年10月29日に上智大学での講演（五木寛之「悲」の力～乱世を生きぬくために）に続く形で行われた、作家の五木寛之氏、上智大学 … ［続きを読む］

公開討論会が地域社会を変える

地域の将来像を真剣に考える機会、人々の交流も促進

　選挙の前に立候補予定者が政策について議論する公開討論会が企画されるようになった。これは、２０年くらい前に始まったもので、リンカーン・フォー … ［続きを読む］

［6］１９７０大阪万博――未来都市の貌

　万博会場が、未来都市のイメージをかたどるものであったことは重要である。会場基本計画のコンセプトである「未来都市のコアのモデル」は、基本調査 … ［続きを読む］

［7］１９７０大阪万博――二人の巨匠

　2016年の1月、私は青山の岡本太郎記念館を訪れた。骨董通りの一本裏手には、いまでも古い屋敷がぽつぽつと残っていて、戦前の青山高樹町のふん … ［続きを読む］

［8］１９７０大阪万博――前衛から頂点へ

丹下健三の夢のアーチ　藤森照信によれば、丹下健三が建築史に残した業績のひとつは、「ル・コルビュジエが果たし得なかった夢を実現したこと」である … ［続きを読む］

［9］１９７０大阪万博――屋根と塔の関係

　磯崎新は後に、「太陽の塔」について、「巨大な男根のような塔が柔らかい皮膜をかぶった屋根を突き抜いたときに、勝負あったと思った」と書いた。　 … ［続きを読む］

［10］１９７０大阪万博――万博の後の日本

ハプニング続出の最終日　大阪万博は、1970年9月13日閉会した。 　串間努によれば、閉会式イブの9月12日から、来場者の熱気は急上昇してい … ［続きを読む］

座談会「メディアのいま、未来」

デジタル、新技術に挑んでこそジャーナリズムの価値が高まる

　スマートフォンとソーシャルメディアが急速に普及し、メディアをめぐる環境は大きく変化しています。新聞、テレビ、出版といった従来型メディアは、 … ［続きを読む］

ベルリン映画祭で、カウリスマキが会見ボイコット

「銀」じゃダメ!？　引退の花道を飾れなかった鬼才

上機嫌で果報を待つだけだったが…　「真冬の映画の祭典」といえば、世界三大映画祭のひとつ、ベルリン映画祭。第67回目を迎えた今年 … ［続きを読む］

私が東京電力を辞めて伝えたかったこと

　私たちは日々、垂れ流される情報の確度や信頼性を、それを発信した者が何者かによって予測し、耳を傾けるに値するかどうか頭の中で整理し、受け取る … ［続きを読む］

日本の高校生、ハーバードで研究者と語り合う

安定志向の高校生を在米研究者たちは揺さぶることができたか

　スーパーグローバルハイスクール校に指定されている茨城県立土浦第一高等学校の高校生選抜チーム38人が、米国のボストンにあるハーバード大学やマ … ［続きを読む］

［書評］『写真民俗学』

芳賀日出男著

95歳の写真家による驚嘆の比較伝承文化論だ！　　　旧満州の大連で生まれ、小学生のときに自分のカメラを買ってもらって写真を撮り始めてから90年 … ［続きを読む］

私が学者の「一線」を超えて民進党を支援するわけ

民主主義の本質は選択肢の豊富さ。「この道しかない」ではない。

キング牧師をイメージした民進党大会の挨拶 　私には夢がある（Ｉ ｈａｖｅ ａ ｄｒｅａｍ）――。3月12日、民進党の党大会の来賓と … ［続きを読む］

存続が危ぶまれる沖縄の歳時記

米軍基地にむしばまれる人々の暮らしのリズム

　那覇泊港の夜空を飾る打ち上げ花火をフィナーレに那覇ハーリーが5月5日に終わった。ハーリー鉦の鳴るのを聞いて、沖縄の人々は本格的な夏が訪れた … ［続きを読む］

［19］燃え尽きて……妊活後に中絶、そして離婚

　いくら周囲が「注意喚起情報」を伝えても、妊活まっただ中にいる夫婦――特に妻の側には、そうした声を聞く余裕などない。それを強く実感させられた … ［続きを読む］