家計 の検索結果

政府は「一体改革」というダイエットをやめ

「副作用のある健康法」に飛びつくのか

1　棚上げされた社会保障・税一体改革　安倍晋三首相は6月1日に「新しい判断」に基づいて消費税引き上げの再度の先延ばしを表明した。デフレからの … ［続きを読む］

少子高齢化、孤立化が進む日本で

みなが恩恵受ける社会は可能か？

　2012年夏、民主（現・民進）と自民、公明の3党が「社会保障と税の一体改革」で合意して4年余。消費税増税によって、社会保障の充実・安定化と … ［続きを読む］

株式市場まで支配する日銀の罪深さ

持続可能な出口戦略をそろそろ模索する時だ

打つ手がどれもうまくいかない　日銀の金融緩和が始まって3年半がたった。思えば、当初の期待とはずいぶん遠いところへ来てしまった。　「2年で物価 … ［続きを読む］

［43］モスル陥落後のバグダッドを歩く

　イラク戦争後の泥沼化の中で、イラク情勢はほとんど顧みられなかった。2011年に「アラブの春」が始まっても、イラクは舞台の外だった。それが2 … ［続きを読む］

当事者に寄り添って貧困と格差を学び

財源論に屈せず解決の道筋を示そう

「未来チャレンジ内閣」　2016年に発足した、第3次安倍再改造内閣のネーミングである。　「未来」と「チャレンジ」という前向きな言葉をダブルに … ［続きを読む］

アベノミクスと最低賃金の大幅引き上げ

最低賃金大幅引き上げのためには、優良雇用促進助成金制度の創設を提唱する

選挙用のレトリックに満ちた議論を排して　参議院議員選挙も終わったばかりで、向こう3年間は、参議院議員選挙はない。現在の衆議院議員の任期は20 … ［続きを読む］

『震災風俗嬢』を書いて思うこと

東日本大震災で人がどう生き抜いたかを知るために取材、予想もできない一面を知った

  私は今年3月に『震災風俗嬢』（太田出版）というタイトルで、東日本大震災の被災地で働く風俗嬢の目から見た、震災被害の状況について … ［続きを読む］

消費税増税延期の愚挙

日本はいずれ20％への引き挙げを視野に入れざるをえない状態だ

世界一高い日本の数字　安倍晋三総理は5月31日、消費税の10%の増税を2019年10月まで再延期する決定を下した。30日夜、増税延期に反対す … ［続きを読む］

高校生と大学生に蔓延するブラックバイト

―その社会的背景と改善へ向けて―

　厚生労働省は2015年12月から2016年2月にかけて、高校生に対してアルバイトに関する意識等調査を行い、その結果を2016年5月18日に … ［続きを読む］

［29］パナマ文書と「日本死ね!!!」

パナマ文書が明らかにした問題は私たちの足元の問題ともつながっている

　パナマ文書が話題になっている。日本では当初、中国やロシアの政府の腐敗ぶりを示すものとして報じられた。日本の大手企業経営者の名がちらつき始め … ［続きを読む］

「潜在的」財政危機を考える

現在の財政赤字状況を放置すれば、財政危機が国債市場の混乱という形で顕在化する

突出している日本の累積赤字　日本の累積財政赤字は2015年にはGDPの240%に達している。先進国の中で最も高い数字だ。2015年アメリカは … ［続きを読む］

日本学生支援機構の奨学金の実態は「学生ローン」

教育に当たり前の予算を確保して、育ちと学びを社会全体で支える体制を

　お金がないことで学びの機会を失わないよう、学びをお金の面で支えるのが、奨学金の本来の目的です。　しかし、その奨学金が、逆に、人生の大きな負 … ［続きを読む］

［10］「不育症」――低い認知度、少ない専門医

「不妊」と「不育」の違い　前回の原稿では、「不育症」で4回の流産をしたミカさんのケースをお伝えした。実はこの取材は、彼女からのメールを受け取 … ［続きを読む］

［4］韓国の教育現場は今――受験

ある日本人お父さんのショック

韓国ではモンスター・ペアレントになるべき？　「教科書問題」や「愛国心教育」は、メディア的には話題になりやすいが、実際の教育現場で重要なのはな … ［続きを読む］

効果の割には弊害も大きい日銀のマイナス金利政策

金融政策に過度に依存せず、均整の取れた政策運営の是非をめぐる議論が必要だ

何が起きているのか　日本銀行は、先月の2016年1月29日の金融政策決定会合で、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定し、2月1 … ［続きを読む］

「谷間の世代」を頂点に導いた手倉森監督のツボ

リオ五輪出場を決めたサッカーU23日本代表での怒らない指導と練りに練った言葉

　1月31日深夜、カタール・ドーハで３週間続いた、サッカーのリオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権からU23日本代表が羽田空港に到着し … ［続きを読む］

［書評］『エコノミストの昼ごはん』

タイラー・コーエン著　浜野志保訳　田中秀臣監訳・解説

アメリカ人だってグルメになれる？　　　日本の読者向けの序文で思わず吹き出した。　「日本の読者にお伝えしたいことが一つあります。私の祖国アメリ … ［続きを読む］

アベノミクス効果はすでに息切れ状態にある

数々のスローガン　実現する有効な手立てを示さない点で民主党政権末期に似ている

内閣主導の「官製相場」はゆがみの象徴　東京株式市場の低迷がアベノミクスの不調を象徴している。年明けから不振が際立つ日経平均株価は、たんに中国 … ［続きを読む］

［10］「民主化」から「自立化」、「私化」へ

敗戦後から昭和の「繁栄」までを分析する

現代前期(昭和後期)　私がまず分析の対象にしたいのは、現代前期にあたる敗戦後の昭和である。　先に見たように、この時代のスローガンは「経済大国 … ［続きを読む］

矛盾に満ち効果に乏しいアベノミクス

それでも、なぜ国民は支持するのか？

　昨秋、自民党総裁に再選された安倍晋三首相が掲げたアベノミクスの「新3本の矢」、そして「1億総活躍社会」に向けた緊急対策が発表されたとき、そ … ［続きを読む］

2016年の日本・世界経済は大調整の時を迎える

国民の将来の生活形態を見据えた国内需要振興などキメの細かい財政措置が必要だ

最近の状況を概観すると……　2016年は、日本の経済・金融資本市場にとっていかなる年になるか。日本人の多くにとっ … ［続きを読む］

子育てや介護をしていては成立しない「正社員」

「非正社員4割超え」の背景にある福祉の後退が貧困の新たな温床に　

　厚生労働省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」で、非正社員が40・0%とついに4割を超えた。人件費コストの抑制による収益向上という企 … ［続きを読む］

［4］ゼロ金利時代に求められる新たな実験

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

当時の小説で中世社会の現実を知る　『21世紀の資本』は700ページもある本ですので、読むのはたいへんです。しかし、ピケティはいいところで『ゴ … ［続きを読む］

難民・移民の争奪戦がいずれ始まる

長期的な世界の人口予測を眺めれば　中東やアフリカの難民がEUに殺到している。人道主義に立って難民・移民を大量に受け入れれば、一時的に治安悪化 … ［続きを読む］

［3］男性不妊だったある妊活カップルの道のり

「運動率」を突きつけられて　「あんたなんか、タネなしのくせに！」　「じゃあ、俺と離婚して、別の若い男と結婚すればいいじゃないか。お前は大丈夫 … ［続きを読む］

ノーベル賞報道に異議あり！

いわゆる「良妻賢母」を美談として取り上げる「精神構造の幼稚さ」からの脱却を

　今年も日本人が、ノーベル医学生理学賞と物理学賞にそれぞれ１人ずつ選ばれた。大変喜ばしいことであるし、一度に２人も、しかも日本発の研究成果が … ［続きを読む］

２０１５年安保、民主主義を再び始める若者たち

政権側が恐れる参加民主主義とは何か？

　「民主主義ってなんだ？」「これだ！」（2015年、SEALDsのコールより）　“Tell me what democracy … ［続きを読む］

貧困と隣り合わせで生きる（上）

奨学金がなければ大学に進めなかった私、改善すべきは授業料の高さと低い就職率

貧困化する豊かな国ニッポン・・・　果たして本当に日本は豊かなのか・・・。の貧困率が16.3％に上り6人に1人が貧困と言われている。また生活保 … ［続きを読む］

マイナンバー目前！ICT先進国・韓国の教訓とは

電子政府ランキング１位の韓国大臣から得られた貴重なアドバイス

　国連が2年ごとに発表する電子政府ランキングで、2010年から３期連続で首位をキープしているのが韓国である。日本はといえば、17位 … ［続きを読む］

アベノミクス、官製株式相場が終焉する日

「黒田総裁、なぜ、まだ株式を買うのか？」

　日本銀行の政策決定会合が追加の「量的・質的金融緩和」、具体的には国債、上場株式投信（ETF）および上場不動産投資信託（J-REIT）の買い … ［続きを読む］