愛国 の検索結果

［1］国家主義的か、批判的な自己検証か

はじめに　たとえば、だれかが韓国の独立記念館（天安、1987年開館）や戦争記念館（ソウル、1994年開館）、さらには西大門刑務所歴史館（ソウ … ［続きを読む］

［37］元服役囚から、リビア革命の背景を探る

　2011年の「アラブの春」によって、リビアでは内戦の末にカダフィ独裁体制が倒れた。まず東の主要都市ベンガジで反政府デモが起こり、3月中旬に … ［続きを読む］

［書評］『さらば、政治よ』

渡辺京二著

ステレオタイプな言説を切って捨てる「打ち止め」の書　　　「あとがき」に、著者はこんなふうに書いている。　《死がほんの近くに見えている身として … ［続きを読む］

［3］アラブ・メディアと知識人の反応

「イラク戦争は地獄のふたを開ける」　イラク戦争を検証した英「チルコット」報告書が、7年もの年月をかけて作成、7月6日に発表に至ったことは、中 … ［続きを読む］

矛盾までのみこんでいく五輪の魔力

問われる開催国メディアの視座

　誤解を恐れずに言えば、五輪には麻薬のような作用がある。　スポーツ記者として、今夏のリオデジャネイロ大会で7回目となる五輪取材に携わり、「五 … ［続きを読む］

米国の長期的変化が生んだトランプ現象

民主主義の欠陥を正す手がかりにせよ

　「オバマ大統領は多くの変化をもたらした。だが、それらの変化はわれわれが待ち望んでいた変化ではなかった。（中略）オバマ大統領は今日のアメリカ … ［続きを読む］

［2］沖縄の軍人・軍属は日米地位協定で守られる

事件を起こすのは「個人の資質」か？　沖縄で、なぜ米軍絡みの事件・事故は繰り返されるのだろうか。米軍人・軍属の「個人の資質」で片付けられるもの … ［続きを読む］

舛添批判も重要だが、マスゾエ流の横行こそが問題

ちょろまかしにはじまる構造汚職と「上から目線」

　ゼニゲバ、ドケチ、ウソツキ、マネロン、ツケカエ魔、ネコババ、ゴマカシ、強欲、吝嗇(りんしょく)、卑劣、まあ、いろんな表現があるものだ。いわ … ［続きを読む］

対「全学連」の右派学生組織がルーツ

宗政一体の運動で「改憲」に王手寸前

　筆者は、2015年2月、扶桑社系WEBメディア『ハーバービジネスオンライン』（http://hbol.jp）で、安倍政権の背後に蠢うごめく … ［続きを読む］

日本会議、改憲潮流の中の宗教

避けず、貶めず、向き合うこと

　「日本会議、国家神道の自民党と創価学会の公明党が連合している政権を、野党が共闘し、市民が連合して止めましょう―」　正確な文言は覚えていない … ［続きを読む］

日本会議を形成する生長の家人脈

取り巻く宗教団体、根源に「明治憲法復元」

　日本会議について書いてほしいという依頼を受けて、少し迷った。　私は10年ほど前に日本会議の成り立ちを取材する機会を得ただけで、現在の日本会 … ［続きを読む］

通産相への２千万円を写真撮影「このカネを持っていきますから」

コンサルタントが政界工作の実態を語る

　たかだか５００人規模の暴力団工藤会に対し、警察、検察が２０１４年９月以来、総力を上げて「頂上」作戦を展開している。その成果を検証し、今後の … ［続きを読む］

「琉球新報には貸さない」と大家に断られて

はびこる排外主義と「真の愛国者」

大槻慎二「誤解に満ちた〈沖縄の神話〉と反沖縄の土壌――本土の人間は沖縄の何を見てきたのか」（WEBRONZA）　その熱気に心を動かされた。4 … ［続きを読む］

誤解に満ちた〈沖縄の神話〉と反沖縄の土壌

本土の人間は沖縄の何を見てきたのか

新垣毅　「『琉球新報には貸さない』と大家に断られて――はびこる排外主義と『真の愛国者』（WEBRONZA）　なぜだか最近、繰り返し聴いてしま … ［続きを読む］

「安倍首相は現実主義者だ」（下）

古谷経衝氏に聞くー憲法改正、日本の大衆とメディアについて

　特定秘密保護法や安保法制など、国論が分かれる政策を進めながら、底堅い支持率を維持している第２次安倍政権。ネット右翼などに詳しい著述家の古谷 … ［続きを読む］

［書評］『レア　ＲＡＲＥ』

キース・ベロニーズ著　渡辺正訳

手元にひそむ資源争奪の血のにおい　　ちょっと、食指がのびにくい装丁(特にメインの書体は、私が編集担当なら上からの命令でも拒みたいです)。しか … ［続きを読む］

闘うべき最初の相手は権力ではなく

個よりも組織を優先する無自覚性だ

　今年1月、ジャーナリズム編集部の竪場勝司から、「弊誌2016年4月号（4月8日発売）で、『権力監視とメディア』（仮）と題した特集を計画して … ［続きを読む］

「君が代」とは別の「第二の国歌」があれば理想だ

野球観戦に耳栓は持って行きたくない

成熟度を示す球場の観客　ときどきプロ野球の試合を観戦に行く。多くの球場では試合開始直前に「君が代」が演奏され、スタンドの観客も一緒に歌う。た … ［続きを読む］

「君が代」をめぐって広島の県立高校で起きたこと

「義務化」して誰が幸せになったのか？

入学式の異様な光景　2004年10月28日、恒例の園遊会はちょっとしたことで注目された。当時、東京都の教育委員を務めていた棋士の米長邦雄氏が … ［続きを読む］

ポーランドの民主主義が揺らいでいる

ポーランド政府の司法・メディア抑制に対し、ヨーロッパからは怒りの声が上がっている

　私は欧州に26年前から住んでいる。1989年の夏、まだベルリンの壁が東西を分断していた時に、NHKスペシャルを制作するために、ポーランドで … ［続きを読む］

［4］政権交代が右傾化を加速した

自民党は「winnertakesall」型の政党に変わった

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、昨年12月11日に早稲田大学で行われたものをベースに、著者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会 … ［続きを読む］

［4］韓国の教育現場は今――受験

ある日本人お父さんのショック

韓国ではモンスター・ペアレントになるべき？　「教科書問題」や「愛国心教育」は、メディア的には話題になりやすいが、実際の教育現場で重要なのはな … ［続きを読む］

「失言」政治家に欠けているのは視線の転換（下）

政治の質を上げるためには？

「和」よりも「論争と抗争」　複雑な利害が渦巻いている現代社会では、「和」などはどだい無理なのだ。「思いやり」などでは「やってられない」のだ。 … ［続きを読む］

［3］韓国の教育現場は今――竹島（独島）問題

愛国心のシンボルとしての「独島」　日本人の中には、「独島」(竹島)と「従軍慰安婦」をまるで「反日セット」のように考える人もいるようだが、韓国 … ［続きを読む］

米国にとって「リベラル」と「保守」とは何か

日本が間口の広い「リベラル」を目指すのであれば、防衛安保はリアルになるべきだ

「自由主義」の枠内の「コーク」か「ペプシ」かの違い　米国研究者にとって「リベラリズム」と「リベラル」は似て非なる概念である。　「リベラリズム … ［続きを読む］

温暖化懐疑論とぼちぼちつきあう

社会の多様性の一部、もしくはスパイスとして

　今さらというべきか、「温暖化はウソだ」「温暖化はよいことだ」「温暖化対策は無意味だ」といった温暖化懐疑論を、またたまに目にするようになった … ［続きを読む］

必見！　ベルトルッチ『暗殺の森』（中）

“正常さ”という病　

　前回述べたように、『暗殺の森』の主人公マルチェッロ/ジャン=ルイ・トランティニアンは、少年時代に自分を犯そうとした同性愛者を銃撃した罪悪感 … ［続きを読む］

慰安婦問題合意――韓国人はどう思ったか？（下）

若者たちの異議申し立てと大人たちのリアル

在韓日本人の日常　前回も指摘したが、日韓で何か問題が起きた際の反応は、今や日本の方が「熱い」。　日本で過ごした年末も、テレビのワイドショー、 … ［続きを読む］

欧州難民危機　孤立するメルケル（下）

メルケルに背を向ける有権者　第二次世界大戦後最大の難民危機をきっかけに、ドイツの有権者のメルケル首相に対する風当たりも強くなっている。公共放 … ［続きを読む］

安倍政治とは対極の等身大の言葉の力を信じていく

−連載「時代の正体」から

　終戦の日を翌日に控えた今年8月14日、安倍晋三首相は戦後70年談話を発表した。注目されていた「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からの … ［続きを読む］