日雇い労働者 の検索結果

文章は“書く”ものではなく出会いの中で“書かせてもらう”もの

ジャーナリスト中村一成さんが経験したルーツにまつわる葛藤と取材でのこだわり

　雨が降っては止み、折り畳み傘をなかなかしまえずにいる私をからかっているかのようにくるくると天気が変わる昼下がり。京都駅の南側、東九条の細道 … ［続きを読む］

全米図書賞・柳美里『JR上野駅公園口』が迫る震災と地域への内省

　私の郷里、福島県南相馬市小高区では、かつて新刊書店2店が併存していた。だが、東日本大震災と原発事故によって強制避難区域となり、書店はなくな … ［続きを読む］

立国両党による「大民主党」の行方とれいわ新選組再浮上の道

衆院解散・総選挙は近い？「大民主党」の狙いは。下降モードのれいわはどうなる。

　「論座」にてこれまで、選挙に関連する記事を何度か執筆させていただきました。衆議院の解散総選挙が近いとの観測もある中で、与野党問わず各党・各 … ［続きを読む］

〝分断のシンボル歌〟が今もうたい継がれる不幸　その1

【20】ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」

　「イムジン河」をはじめて聞いたのは、いつだったろうか？　たぶん大学2年のころ、当時の10代、20代にはもっとも身近かで重要な情報源であった … ［続きを読む］

緊急事態宣言下の東京で「住まい」を失う人々へ何が必要か？（上）

ポストコロナのレジリエントな都市へ「住まい」のあり方を再考する

緊急事態宣言発令に伴い、住まいを失う方はこちらをご覧ください。コロナ禍で住まいを失う人が相談できる窓口紹介（東京）随時更新中　「緊急事態宣言 … ［続きを読む］

[34]台東区「路上生活者拒否」の歴史的背景

小田原市の経験に学び、徹底検証と体質改善を

　10月12日から13日にかけて東日本を縦断した台風19号は各地で甚大な被害をもたらし、死者は80人を超えた。　東京都内の死者は当初、ゼロと … ［続きを読む］

[33]寿町の医師がカジノ誘致に反対する理由

　8月22日、横浜市の林文子市長は記者会見において、横浜港の山下ふ頭にカジノを含む統合型リゾート（IR）を誘致する意向を表明した。　林市長は … ［続きを読む］

統計不正を国会で糺す！公文書改竄を忘れるな！

官僚に過剰に忖度させる現政権の体質を引き続き厳しく追及していく

反響大きかった国会質問　2月12日、再び衆議院予算委員会で質疑に立ちました。　前回の質疑ではあまりに多くの反響をいただき、本当に感謝と感動で … ［続きを読む］

統計不正を国会で糺す！本丸は「GDP」だ！！

アベノミクスの本丸GDP統計を標的にしたいと国対委員長に訴え、私は質問に立った

統計不正問題で国会質問に立つ　2月4日、衆議院の予算委員会で質疑に立ちました。不正統計問題についてです。　数年前、「統計の手法を変えただけで … ［続きを読む］

非業と絶望の先、希望の在りかは

時代や社会、人々を描くヒントをくれた10冊

　映画を作りたいと思ったのは高校生の頃だった。1970年代の後半、昨日まで自主製作映画を作っていた若者がいきなり商業映画の監督を任されるよう … ［続きを読む］

［２０１７年　映画ベスト５＋アルファ、その他］

映画それ自体として訴求力をもつ作品

ベスト５『散歩する侵略者』(黒沢清)　宇宙生命体/侵略者によって肉体を乗っ取られ、概念/通念を奪われる人間たちの奇妙な言動をメインに描くSF … ［続きを読む］

[9]火災の悲劇で追及の声を上げる国上げない国

低所得者の住宅確保を民間に丸投げしている、日本の住宅行政

　今年6月14日、ロンドン西部のタワーマンション「グレンフェル・タワー」（24階建て）で発生した火災は、約80人が死亡する大惨事となった。全 … ［続きを読む］

［書評］『読書と日本人』

津野海太郎著

日本人はどういうふうに本を読んできたのか　　書名に惹かれて読んでみた。「読書」をテーマにした本は多いが、ほとんどが読書術や読書論など方法や技 … ［続きを読む］

当事者に寄り添って貧困と格差を学び

財源論に屈せず解決の道筋を示そう

「未来チャレンジ内閣」　2016年に発足した、第3次安倍再改造内閣のネーミングである。　「未来」と「チャレンジ」という前向きな言葉をダブルに … ［続きを読む］

［書評］『山谷　ヤマの男』

多田裕美子著

ドヤ街に生きる男たちの肖像　　　東京の台東区と荒川区にまたがる日雇い労働者の街、山谷(さんや)。簡易宿泊所(ドヤ)が軒を連ね、大阪の釜ヶ崎、 … ［続きを読む］

「山谷」を初めて歩いてみた

「福祉の街」への変貌

　先日、関わっている日本政策学校の活動の一環で、「山谷」の現場を視察させていただく機会を得た。現地で活躍するNPO法人山友会の由井和徳理事や … ［続きを読む］

［12］第３章「端境期のセヴンティーン（４）」

加賀まりこのスタイル

　１９６０年４月１０日、麻布飯倉片町８番地（現在は麻布台３丁目）にイタリアンレストラン、キャンティが開店した。六本木の交差点から飯倉方面に歩 … ［続きを読む］

ニューヨーク・フェスティバルで金賞を受賞　新聞とテレビ双方を経験して思うこと―『Journalism』６月号から―

　空港内にズラリと並ぶスロットマシン、長蛇の列でタクシーを待つ乗客たち。それだけで、ここは米国のカジノの街ラスベガスであることを直感する。今 … ［続きを読む］

通天閣と釜ケ崎――大阪ディープサウスの魅力

　酒井隆史著『通天閣』（青土社）が今年度のサントリー学芸賞を受賞したという報を、とても嬉しい思いで受け取った。『現代思想』連載時からとても面 … ［続きを読む］

番犬役を放棄　“誤報”を容認したＢＰＯ

水島宏明

　１０月１２日午後、BPO「放送倫理・番組向上機構」の放送倫理検証委員会は、重大な決定を下した。私を含め、生活保護制度やその運用の実態に詳し … ［続きを読む］