噴火 の検索結果

チェルノブイリにはならない

武田徹

　「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」。よく引かれる物理学者・寺田寅彦の … ［続きを読む］

戦後初、天皇陛下の全国民への語りかけ

岩井克己

　【ビデオ・メッセージ】　未曽有の原発事故も伴い戦後最悪の大災害となった東日本大震災を受けて、天皇陛下は３月１６日夕、国民に向けて異例のビデ … ［続きを読む］

想定外ではなかった東日本大震災/災害報道に必要な歴史の検証　11日にニコニコ生放送

隈本邦彦via朝日新聞「Journalism」５月号

　朝日新聞社のジャーナリズム＆メディア研究誌「Journalism」（ジャーナリズム）2011年５月号が５月10日に発行されました。５月号の … ［続きを読む］

浜岡から始まる原発「仕分け」時代

小此木潔

　浜岡原発の全面停止は、きわめて妥当な判断である。マグニチュード９．０の大地震と大津波、そして原発の大事故が起きたという現実は、既存の震災対 … ［続きを読む］

対中抑止力の低下につながる嘉手納統合案

谷田邦一

　沖縄本島の中央部に広がる嘉手納基地。第２次大戦後の７０年近く、アジア最大の海外基地として、米国の軍事戦略を支えてきた。朝鮮戦争以来、ベトナ … ［続きを読む］

「貞観津波」が教えるもの――研究とその成果の生かし方

辻篤子

今回の東日本震災は、平安時代の貞観１１年（８６９年）に東北地方沿岸を襲った貞観地震と同タイプの地震によるものであったことが明らかになり、事前 … ［続きを読む］

【ポスト・デジタル革命の才人たち】 高城剛さんに聞く　「ウェブの未来」――（４）ラテン系の方が人間的だ！

聞き手：服部桂・朝日新聞ジャーナリスト学校主任研究員

◆スペインは経済的に破綻しても文化的に生き残る◆――日本が今回の大震災を「災い転じて福となす」には、これまでのライフスタイルを変えるきっかけ … ［続きを読む］

科学者は、殻を抜け出て社会とどう向き合うか

奈良先端科学技術大学院大学フォーラム2011「まるごと」採録

　「満20歳」となった奈良先端科学技術大学院大学が昨秋、朝日新聞社と共催で「ＮＡＩＳＴ東京フォーラム2011」を東京・有楽町朝日ホールで開い … ［続きを読む］

東日本大震災と被災地再建――計画論としての復興のあり方について

関西学院大学災害復興制度研究所所長、災害復興学会会長　室崎益輝

　　東日本大震災の発生から１年５ヵ月が経過した。被災地では、災害復興公営住宅の建設や集団移転事業の土地整備が、限定的ではあるが、ようやく前に … ［続きを読む］

「棄民から帰民へ」――　広域避難者にこそ社会的包摂の手立てを　山中茂樹

ＷＥＢＲＯＮＺＡ×ＳＹＮＯＤＯＳ復興アリーナ

「人は誰しも独りでは生きていけません。悩み、挫け、倒れたときに、寄り添ってくれる人がいるからこそ、再び立ち上がれるのです。我が国では、かつて … ［続きを読む］

【「Journalism」１１月号から】特集　紛争地のジャーナリスト　山本美香さんが伝えたかったこと

　朝日新聞が発行するメディア研究誌「Journalism」１１月号の特集は「紛争地のジャーナリスト」です。ＷＥＢＲＯＮＺＡではこの中から、今 … ［続きを読む］

政治性ゆえに公開されない隕石観測データ

　ロシアのチェリャビンスク州に２月１５日に落下した隕石の大きさについて、ロシア科学アカデミー（RSA）の推定値（直径数メートル）と、米国航空 … ［続きを読む］

［6］「トクタイ」

　長崎県諫早市小長井町の漁師、松永秀則さん（５９）の自宅は、諫早湾が見下ろせる小高い丘の上にある。鏡のように穏やかな諫早湾をはさんで、対岸に … ［続きを読む］

富士山から追いやられた修験道の歴史

　世界文化遺産となった富士山に、この夏も約３０万人が登った。この人数はほぼ昨年並みだが、注目されるのは、麓からの登山者や周辺の観光地を訪れる … ［続きを読む］

［3］人間の都合×自然のロジック

　先日、作家としては久々の新刊となる小説第2作『タマサイ 魂彩』（南方新社）を上梓した。　せっかちな性格に似合わず、前作『ベーリンジアの記憶 … ［続きを読む］

「温暖化防止に原発は必要」という主張の是非（下）

　「深刻化する温暖化による脅威を回避するためには、原発の利用が不可欠だ」というコロンビア大のジェームズ・ハンセン博士らの書簡に対する反論を見 … ［続きを読む］

［19］大気汚染などの環境問題・・・日本の文明観で見直せ

　春の訪れは、本来は喜ぶべきものである。しかし、呼吸器系のアレルギーを持った多くの人々には、大いなる苦痛の時期の始まりでもある。スギ花粉など … ［続きを読む］

［1］”ＳＴＡＰ細胞”報道とジャーナリズムのいま　最初から感じた違和感の正体　

　ＳＴＡＰ細胞をめぐる一連の騒ぎは混迷の色を深め、その動きをフォローするマスメディアの報道のあり方やインターネット上の情報発信でも様々な問題 … ［続きを読む］

マレーシア航空撃墜事件：民間機は紛争地上空を飛んではいけない

　ウクライナ東部の紛争地域で民間旅客機が撃墜された。第一報を聞いた時、なぜ紛争地域の上空、しかも宇宙航空技術（特にロケット本体と海上発射技術 … ［続きを読む］

「命よりも経済」～九電川内原発　再稼働へ

鎌田慧（ルポライター）

　日本の歴代首相が４人もそろって、「原発ゼロ、再稼働反対」と叫んでいる。それでも現職の安倍晋三首相はさっぱり聴く耳をもたない。　４人というの … ［続きを読む］

日本は無人ヘリ先進国、なのに御嶽山には使われなかった無念

　木曽御嶽山が噴火して多くの犠牲者やけが人が出た。まずは犠牲者に冥福を、被災者にお見舞いを申し上げたい。 　今回、多くの人が「予知できたら」 … ［続きを読む］

福島県知事選、現場の声と気持ちを知るために

　来る１０月２６日、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故後初の福島県知事選が行われる。　震災と事故は、日本全国に多大なる衝撃を与えた。また … ［続きを読む］

超分業、超多忙、素人記者、そして悪意が背景

 　９月１０日にテレビ朝日「報道ステーション」で起きたニュース映像の「捏造（ねつぞう）」には驚いた。いまどき、すぐにバレて大問題に … ［続きを読む］

大義なき総選挙の３大争点（3）

政治的争点：格差問題やＴＰＰ、外交・安全保障と原発、政治とカネ

格差問題やＴＰＰ：政治経済における正義　安倍政権はアベノミクスを総選挙の争点としようとしているが、こと経済的問題に関しても、争点となりうるの … ［続きを読む］

宇宙の軍事化は無駄の温床になる

特定秘密保護法のもう一つの問題点

 特定秘密保護法が施行された。特定秘密となる案件の過半は情報収集衛星の画像が占めていると思われる。案件そのものが秘密だから確定した … ［続きを読む］

「自衛隊員の涙」は自覚的な報道だったのか

メディアがなんとなく同じような報道に流れてしまう時に民主主義が危機に

　テレビニュースで「自衛隊」の映像や隊員の登場頻度が増えている。あくまで実感だが、統計的にもおそらく間違いない。　１０月１７日、御嶽山の噴火 … ［続きを読む］

台湾の反原発運動～息の長い民主化闘争

　車が行き交う一般道路のすぐそば、フェンスの向こうに、巨大な倉庫のような四角い、コンクリートの建物が、2棟ならんで建っている。台湾第四原発で … ［続きを読む］

パスポート強制返納は許すまじき暴挙だ

「蛮勇」のレッテルを張ってプロを現場から閉め出すな

　地球で起こる現象の生情報を足で稼ぐのは、『地球科学者からみたアルジェリア人質事件の教訓』でも書いたように、地球科学者にとって当たり前である … ［続きを読む］

マスメディアとネットの関係が大変貌

地殻変動は形を変えて今も続いている

　「STAP細胞は、あります！」。テレビで何度もリピート再生された小保方晴子さんの「名言」は2014年4月9日、大阪のホテルで開かれた記者会 … ［続きを読む］

「第4の戦場化」進む宇宙開発

一方で進む「超小型衛星」による産業創生

　宇宙開発と言えば、小惑星や月の科学探査、宇宙の起源研究といった夢のある話が話題になる。しかし、政府・与党がいま躍起になって取り組んでいる宇 … ［続きを読む］