ヒロシマ の検索結果

高知徳島洪水は「天災」だが広島土砂崩れは「人災」だ

　この8月は高知・徳島洪水が上旬に起き、中旬には広島での土砂崩れで多数の犠牲者が出た。下旬に入っても北海道での50年ぶりの大雨で崖崩れによる … ［続きを読む］

震災４年目に立ちはだかる「風評」の壁　見えない現実をどう伝えられるか

 ２０１１年３月１１日の東日本大震災から３年余り。今年も「３・１１」を過ぎると、東北の被災地は外から半ば忘れられた観がある。　復興 … ［続きを読む］

ロッキード事件が特捜部とメディアの関係を変えた

（１０）嘱託尋問調書排除、検察、裁判所と記者クラブ、密着の後遺症

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「特捜検察のエース」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経った … ［続きを読む］

洪水とヒートアイランド対策の一石二鳥となる「溜め池」の知恵の活用を

　広島市北部で大規模な土砂崩れ災害が起きた。　集中豪雨の被害は未だに深刻な問題だ。土砂崩れや河川氾濫（はんらん）などの昔ながらの被害だけでな … ［続きを読む］

亡国への愛国心と憎しみ無き世界への祈り

　「愛国心だけでは不十分だ。私は私の心の中に一切、憎しみを抱いてはいけない」。イギリス人看護師、イーディス・キャヴェル（1865～1915） … ［続きを読む］

［8］「準極右的体制変革」による「戦前化」と平和祈念日

「戦後」の国民的な平和祈念日　「戦後」日本にとって、原爆記念日と終戦記念日は特別な日である。　１９８２年の「閣議決定」により、終戦記念日は「 … ［続きを読む］

就任から半年、余裕を見せる籾井ＮＨＫ会長

　７月２５日に就任から半年になるのを前に、ＮＨＫの籾井勝人会長は２２日と２３日、ずっと拒んできたマスコミとの個別インタビューに応じた。１８日 … ［続きを読む］

表現の自由を萎縮させる効果もたらした「美味しんぼ騒動」

　ひょっとするとこの号（『Journalism』７月号）が出るころには、「美味しんぼ騒動」なるものの賞味期限も切れているかもしれない。それく … ［続きを読む］

３年たっても変わらない放射能をめぐる二分された風景

　相変わらずだなと思った――。やや旧聞となったが先日、世間を騒がせた、いわゆる「美味しんぼ騒動」についての感想である。　詳細は省くが、週刊漫 … ［続きを読む］

「美味しんぼ事件」に見る「STM（科学・技術・商品）言説」の抑圧性

　「美味しんぼ問題が隠蔽した、より深刻な問題」（ビデオニュース）が指摘するように、菅義偉官房長官ら政府の「被ばくと鼻血には因果関係がないと専 … ［続きを読む］

［34］日本には、日本の道がある・・・自主防衛論はどこに？

　安倍政権が、集団的自衛権の行使を、日本国憲法の改定をともなわず、行政権を代表するに過ぎない内閣が、憲法解釈を変更するだけで可能にしようとの … ［続きを読む］

【広島カープが優勝する理由（２）】　５年かかった“名将ノムケン”

　交流戦も３分の１が経過した。カープは８試合を終わって３勝５敗（５月２９日現在、以下同じ）。パ・リーグ上位のソフトバンクとオリックスにいきな … ［続きを読む］

名古屋大学大学院で「女性リーダー育成」をうたうプログラム始まる

　名古屋大学が、「女性リーダー育成」の博士課程教育をスタートさせた。生命農学研究科や国際開発研究科など４研究科の修士１年生の希望者から毎年２ … ［続きを読む］

【広島カープが優勝する理由（１）】　好調を支える盤石の投手陣

　「カープが強いのは、鯉のぼりの季節まで」　プロ野球ファンの間では、まるで定説かのように伝えられてきたこの話が、今年は覆った。今年のゴールデ … ［続きを読む］

［2］「まさに韓国的」なのか、「日本も同じ」なのか

　珍島沖の旅客船沈没事故から３週間、日本のゴールデンウイークと同じタイミングで、韓国も「子供の日」や「釈迦誕生日」などの祝日が続き４連休とな … ［続きを読む］

［7］第２章「転がる卵のように――集団就職と戦後都市（３）」

森進一と永山則夫、流転のドラマ

　離職・転職は、こらえ性のない若年労働者たちの浮ついた行動ではなかった。それは割の合わない労働に展望を失った者たちの、ぎりぎりの〈反抗〉だっ … ［続きを読む］

「放送報国」の亡霊たち―すばらしきＮＨＫに向けて

　組織というものは自律するから生き延びる。どのような人がトップにつこうと、どのような権力者や外部勢力が介入を試みようと、しっかりと現場で仕事 … ［続きを読む］

報道ステーション「子どもの甲状腺がんと原発事故」で気になった不誠実さ

　テレビ朝日の報道ステーションは３月１１日に「子どもの甲状腺がんと原発事故」を特集した。「よくぞ報道した」という称賛と「危機感を過剰にあおっ … ［続きを読む］

お金の本来の役割を考える本（下）――『里山資本主義』と『銀二貫』

　お金がお金を生み、自己増殖していくという幻影や強迫観念から解放され、そこから行き着く破綻を免れるためには、お金が交換の媒介という本来の役割 … ［続きを読む］

投下６年後に出版された『原子爆弾の医学的影響』がネットで無料入手可能に＜下＞

被爆者と被曝者、ヒバクシャ　現在、原爆による死亡者は、広島・長崎を合わせて21万人、一方東京大空襲の死亡者は10万人とされています。両者とも … ［続きを読む］

連載小説７回表：エース投手との対話、白球の衝撃

　　　　１　世界は破滅に向かっている。　巨大地震、人智を超える津波の破壊力、制御不能の原発事故、空気と大地と海洋にまき散らされた永久的な放射 … ［続きを読む］

投下６年後に出版された『原子爆弾の医学的影響』がネットで無料入手可能に＜上＞

無料でダウンロードできるようになった　1951年にアメリカで出版された『原子爆弾の医学的影響（MEDICAL EFFECTS OF ATOM … ［続きを読む］

「時代錯誤」の作曲家・佐村河内守――ハンディキャップ・クラシックと「感動の美談」

　早くも今年のクラシック音楽界最大の事件となりそうな、佐村河内守事件について２月１０日現在までの報道で得た情報をもとにした、私なりのまとめで … ［続きを読む］

続・佐村河内事件は何を提起しているか〜人々は何に金を払ったのか？

　前稿で、人気の「全聾作曲家」佐村河内守（敬称略）の代作問題をやや詳しく振り返り、きわめて現代的なふたつの問題が提起されている、と述べた。　 … ［続きを読む］

佐村河内事件は何を提起しているか〜カバーストーリーとコンテンツ

　冬季オリンピックや東京都知事選にかき消されてしまった感はあるが、「全聾作曲家」の代作事件は、きわめて現代的な問題を提起した。 消費者（聴取 … ［続きを読む］

連載小説５回裏：プレスリリースに記者から苦情

５回裏　コンビニ店長

　　　　３　中島がスポライ本社に戻ると、１階入口のロビーが騒々しい。近づいてみると、４、５人の男たちに囲まれて、短躯の久松優球団社長が何やら … ［続きを読む］

田中将大のヤンキース高額契約は、日米球界に課題を突きつけた

　東北楽天イーグルスからポスティングシステムを使ってメジャーリーグ（ＭＬＢ）に挑戦を決めた田中将大投手（２５）の移籍先がニューヨーク・ヤンキ … ［続きを読む］

川崎重工官製談合、第一生命、ＮＴＮの事件を追及

株主の権利弁護団の現在の活動(２)

株主の権利弁護団の現在の活動(2) 弁護士　影山 秀樹　私が所属する「株主の権利弁護団」の最近の活動のうち、川崎重工官製談合など３ … ［続きを読む］

歴史を持ち出せぬベトナム　ナショナリズムの中核に経済発展

伊藤正子／京都大学大学院准教授（ベトナム現代史）

　韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が２０１３年９月にベトナムを訪問した。その際、かつての韓国軍のベトナム参戦と民間人虐殺問題について謝罪の言 … ［続きを読む］

【２０１３年　本　ベスト５】　情報化社会、経済の歪みに対抗する本

　「ああ、もうこんなところまでやってきているのか！」　ＩＴ関係の本を繙くと、ＩＴがこんなにも根深く、今の世界に着床しているのかという驚嘆（驚 … ［続きを読む］