規制 の検索結果

IMFが日本経済の「失われた30年を認定」

安倍首相の強気は国際的評価を無視する虚構にすぎない

　アベノミクスが成長を達成と言えるのか、IMF（国際通貨基金）が昨年10月に公表したGDP推移見込みをグラフにすれば現実は「失われた30年」 … ［続きを読む］

犯罪学から見たパリの新聞社襲撃テロ

イスラム排外主義がテロリストを生むのではなく、移民政策の不十分さが犯罪者を生む

　パリで大きなテロ事件が起きた。ムハンマドを「風刺」した週刊新聞の編集部がカラシニコフ銃で武装したイスラム教徒に襲撃され12人死亡、同時に、 … ［続きを読む］

国会を取り囲んだ女性たちの”赤い鎖"

参加者の鬱屈が映し出す安倍政権が標榜する「女性が輝く政策」の暗部

　1月17日、赤い帽子、赤いコート、赤いセーターなど赤のファッションを身にまとった約7000人(主催者発表)の女性たちが手をつないで、国会議 … ［続きを読む］

「監査等委員会」制度の５月施行で実務上の利点は何か

　会社法改正で「監査等委員会」制度が導入された。取締役会に取締役３人以上（過半数は社外）で構成する「監査等委員会」を設置し、取締役の仕事ぶり … ［続きを読む］

［1］大韓航空・前副社長だけが悪かったのか

　1月19日は慌ただしい一日だった。ソウル西部地裁ではいわゆるナッツリターン事件の初公判が開かれ、同じ頃ソウル中央地裁では産経新聞前支局長の … ［続きを読む］

官房長官の「まず環境から改憲」に異議あり

科学案件をもちだせば憲法が古びて見える、というトリックの怖さ

　年が明けて、来るものが来たな。そう感じさせる小さな囲み記事を見つけた。見出しは、「改憲『まず環境権や私学への公費支出』」（朝日新聞２０１５ … ［続きを読む］

成長戦略の試金石となった農協改編の行方

佐賀県知事選で敗れても強気を崩さぬ安倍首相の本気度

　農協改革が、安倍政権第三の矢の試金石となってきた。安倍首相が、本当に岩盤規制にドリルを開けることができるかどうか、内外の注目が集まっている … ［続きを読む］

ヘイト本の氾濫を前に

本の力と危険を自覚しつつ、言論で戦おう

　「嫌中憎韓」、「日本は世界でいちばん人気がある」、「朝日新聞を葬り去れ！」……。　今、書店店頭では、隣国の人々 … ［続きを読む］

地域分散・ネットワーク型社会のエネルギー政策

先進的役割を負うエネルギー兼業農家と真剣な改革を求められる農協、財界

　いま新しい時代が始まっています。産業構造と社会システムは20世紀の「集中・メインフレーム型」から21世紀の「地域分散・ネットワーク型」へと … ［続きを読む］

襲撃事件、パリ在住者が見た現地の空気（下）

「表現の自由」への侵害に団結したフランス国民

　シャルリー・エブド的な価値観は、皮肉な笑いを愛し、ユーモアを知性のなせる技とも考えるフランス人の細胞の一部であったと思う。彼らの死は、フラ … ［続きを読む］

［13］夢を見る場所・祈る場所

不思議な現象には、必ず不思議な原因がある　以上、長々と述べてきたが、カジノが合法化されれば、日本に現存する「賭博依存症」推計536万人(成人 … ［続きを読む］

ＦＩＴは「自然エネ抑制法」になるのか

原発優先。全てを再稼働し、大間さえ計算に入れる「空押さえ」も

　自然エネルギーを増やすためのＦＩＴ法（固定価格買い取り法）が導入されて２年半。早くも「自然エネ抑制法」に変えようとする圧力がでてきた。　２ … ［続きを読む］

日本は「タコ足型資本主義」を超えられるか

過去の誤った成功イメージからの脱却を

　資本主義の行き詰まりがあちこちで語られ始めている。「新しいフロンティアの創造による成長」に限界が見え、投資先を失ったカネは投機に回り、その … ［続きを読む］

［1］そこに書かれていないものは何か

「資本所得対労働所得」というに二項対立だけでは説明できない現代の格差

ピケティ・ブーム日本上陸！　トマ・ピケティ『21世紀の資本』の待望の日本語版がついに発売された。昨年春、英語版が発売されるやアメリカで大ベス … ［続きを読む］

［２０１４年　本　ベスト５］

書物をつくること、書物の「底力」

　2011年3月11日、東北地方に未曾有の被害を与えた東日本大震災により、わが国の出版用紙の約4割を担う日本製紙の、主力工場である石巻工場は … ［続きを読む］

アベノミクスでは実質賃金の下落が続く

サービス産業の料金・賃金体系で再分配機能を働かせる必要性

 　2014年、アベノミクス下での2年目は、その前年の1年目から始まっていた日本の労働者の実質賃金水準の下落がさらに加速した年であ … ［続きを読む］

［10］神はダイスを遊ばない

　日本でカジノが合法化されると、「賭博依存症」に陥る不幸な人たちの数は変わらないか、減る。　なぜ、わたしはそう考えたのか? 　以下が根拠であ … ［続きを読む］

２０３０年までに４０％削減、ＥＵの新目標

ブリュッセルで開かれたＥＥＢ会議の報告

　１２月はじめ、リマでCOP20（気候変動枠組条約第20回締約国会議）が開催された。それに先立ち、EUは10月23日、24日に開いた欧州理事 … ［続きを読む］

安倍政権の女性施策は勘違いばかり

女性に不利な働き方のルールを変更せよ―『Journalism』12月号より―

　安倍政権がここに来て急に、「女性が輝く社会」だの、「女性活躍法案」だのと言い出した。　これまでネオコン（ネオコンサーバティブ）とネオリベ（ … ［続きを読む］

ヘイトスピーチ禁止の法律を求める国立市議会

上村和子市議に聞く、「民主主義に逆行する動きに歯止めをかけたい」という意志

　東京都国立市議会が2014年9月19日、安倍晋三首相らに対して、民族差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を禁止する法律をつくるよう求める … ［続きを読む］

特捜部など検察と司法記者クラブの記者たちの関係の真実

（１７）記者と検察

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「特捜検察のエース」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経った … ［続きを読む］

銀行など金融機関に対する検査と監督に金融庁が統一方針

　金融庁が、監督と検査を一体的に運用する姿勢を明確にした。２０１４年度の「金融モニタリング基本方針」で、これまで別々に策定してきた監督と検査 … ［続きを読む］

地球温暖化対策、次の一手〈下〉

国際共通環境税、森林保全、途上国支援の窓口拡大

　ペルーのリマで気候変動枠組み条約の締約国会議（ＣＯＰ２０）が開かれている。京都議定書に代わる新しい国際的な枠組みは来年のＣＯＰ２１で採択さ … ［続きを読む］

総選挙で垣間見える自民党と農協の関係性

消費者不在の農業政策がもたらすもの

　今回の総選挙で自民党の選挙公約は取りまとめが難航した。　難航したのは、基本的なマクロ政策や社会保障政策などではない。農協改革をどのような表 … ［続きを読む］

背任か恐喝か「特捜部の馬鹿野郎」と吉永検事正

（１６）バブル崩壊で大型経済事件の季節に光進グループの国際航業、蛇の目ミシン、稲村代議士脱税事件

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「検察のレジェンド」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経つ。 … ［続きを読む］

第5回　中野剛志・評論家（下）

グローバル化は国民にいいことなし、公共投資の拡大と累進課税の強化を

　――新自由主義的考え方が悪いと？　国家財政は民間企業と逆のことをやってバランスをとればいいのですから、いま企業が投資しないでため込んでいる … ［続きを読む］

シャルレＭＢＯ株主代表訴訟判決の大きな意義と問題点

シャルレＭＢＯ株主代表訴訟の判決について弁護士　前川 拓郎　平成２６年１０月１６日、神戸地方裁判所第５民事部（伊良原恵吾裁判長）においてシャ … ［続きを読む］

第５回　中野剛志・評論家（上）　

財政破綻もハイパーインフレもありえない

　安倍政権は、来年１０月に予定されていた１０％への消費税の再増税の是非を有権者に問うことを大義名分に衆議院の解散総選挙に踏み切った。政権発足 … ［続きを読む］

［16］トップの報酬高額化と空想的「雇用改革」

「そねみ」批判を超え、報酬格差拡大の影響や所得税の累進課税の強化策を検討せよ

　解散風の中、労働者派遣法改正案の今国会での成立は見送られた。派遣社員を３年ごとに取り替えさえすれば、企業は派遣労働を利用し続けることができ … ［続きを読む］

［5］霞が関の論理は素晴らしい。感動した（笑）

　控除が低い賭博とは、当たり前の話だが打ち手の側に勝つチャンスが増大することを意味する。　ここを、ＰＴＡ系の正義を叫ぶおっさん・おばはんたち … ［続きを読む］