新薬開発 の検索結果

過剰医療という「白い巨塔」に挑む医師の闘い

このままでは日本の医療、皆保険制度は崩壊しかねない

　医療の進歩が次々と新薬を生み出している。画期的な効能がある新薬はたいがい高価だ。それでも日本では国民皆保険制度によって誰でも貧富の差なく、 … ［続きを読む］

巨大市場「痛み医療」に変革を

シルバー民主主義による「高齢者医療の偏重」がもたらしたもの

政府の意向のみで決まったコロナ対策　東京2020組織委員会と国際オリンピック委員会（IOC）は、東京五輪の「安全・安心」なコロナ感染対策のバ … ［続きを読む］

「記事で名誉毀損された」との研究者側の訴え、裁判所は認めず

東京大学医科学研究所「知らされなかった有害事象」④（完）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

コロナ禍と米中対立で高まる「経済安全保障リスク」

ワクチンや治療薬の開発力が米中欧に引き離された日本の取るべき道

日本が直面する5つの経済安全保障リスク　世界のコロナ感染者数は7300万人を超え、世界人口76億人の1％に達しているが、なお感染が拡大してお … ［続きを読む］

医療政策学から斬る「コロナ騒動」（下）

移行戦略、研究戦略、究極戦略という3つの提言

Ⅴ　3つの提案　コロナ騒動について衝撃、失敗、根拠、評価の分析でまとめた12項目から総括して浮かび上がるのは、2つの曖昧さである。政策決定過 … ［続きを読む］

種苗法改正、ネットで拡散する反対論への反論

種子会社が法外な種子代を要求して農業を支配しているわけではない

種子法廃止　2018年種子法（主要農作物種子法）が廃止された。同法は、米、麦、大豆（主要農作物という）について、国や都道府県が優良な種子を安 … ［続きを読む］

コロナ禍の今こそ知りたい顕微鏡の世界史／日本の栄光はいま…

次のパンデミックが発生すれば、日本は分析データを中国に依存することになりかねない

顕微鏡の歴史　人間は視覚の動物です。私たちは、見ることによって世界を理解しています。たとえ抽象的な概念であっても、私たちはグラフィックな表現 … ［続きを読む］

精神・神経疾患の治療薬の「危機」と日本の役割

アジア人に合った薬の開発と使い方の確立でリーダーシップを

　統合失調症やうつ病などの精神・神経疾患に使う薬物について学術的な議論をする第6回アジア神経精神薬理学会が2019年10月11-13日に福岡 … ［続きを読む］

ノーベル賞予想的中の種明かし

医学生理学賞で「低酸素応答」が今年受賞したわけは…

　先週はじめ、論座でノーベル医学生理学賞の予想記事を公開した。　「細胞の低酸素応答の仕組みの発見」で、米国ジョンズホプキンズ大学のグレッグ・ … ［続きを読む］

被告国依頼の意見書を「プロトコールを見ずに作成」と告白、謝罪した大学教授

金沢大学病院「同意なき臨床試験」（１２）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

ノーベル賞受賞・本庶佑さんとがん治療法（再掲）

　本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大学特別教授のノーベル医学生理学賞受賞が発表された。本庶さんの免疫の研究が「オプジーボ」などがん治療薬の開発 … ［続きを読む］

臨床試験の被験者となっていたか否かで大学と患者の側が対立

金沢大学病院「同意なき臨床試験」（４）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究は被験者の保護とデータの信頼性確保が欠かせないが、日本では近年明らかになっ … ［続きを読む］

ノーベル医学生理学賞はエピジェネティクスに注目

DNAの働きを制御するヒストン修飾やDNAメチル化、受賞者が誰になるかは悩ましい

　今年のノーベル賞の受賞者発表が10月1日から始まる。WEBRONZA恒例の受賞者予測の医学生理学賞は、元朝日新聞記者の浅井が担当する。　9 … ［続きを読む］

武田薬品 巨額買収を賭け

M&Aの成否は「最初の100日」で決まる

　武田薬品工業はアイルランドの製薬大手シャイアーを買収することで合意した。今後は両社の株主の合意を得る手続きに入る。買収額は6.8兆円で、日 … ［続きを読む］

TPP11の暗雲を晴らせ

アジアカードと農業カードを切るべきだ

TPP11の合意内容　三つの11の数字を並べて、アメリカ抜きのTPP（環太平洋経済連携協定）が11月11日大筋合意した。内容的には、アメリカ … ［続きを読む］

臨床研究の管理は「人体実験」に目をそむけてスキャンダル対応の歴史

生命倫理研究者・橳島次郎氏との対談（２）

　より有効な病気の治療法を開発するために人の体を使って行う臨床研究では、研究に参加する被験者の人権の保護とデータの信頼性確保が欠かせない。日 … ［続きを読む］

科学記事が盛られるメカニズムとは

研究者とメディアが陥る「成果の意味づけ」という共犯関係

　日本地球惑星科学連合大会。スターウォーズに出てきそうな名称だが、帝国との闘いを話し合う集まりではない。天文や地質、地震、火山など地球科学や … ［続きを読む］

米政府が実用化を急ぐがん治療法

開発者は日本人。高額のがん治療薬「オプジーボ」の呪縛を解くか

近赤外線を照射してがん細胞を死滅させる　オバマ大統領が2012年2月に行った一般教書演説の一節を覚えている人はいるだろうか。「米政府の研究機 … ［続きを読む］

国際政治課題となった耐性菌対策

伊勢志摩サミットでも議題に

　抗菌薬（抗生物質）が効かない薬剤耐性菌の対策が、国際政治課題となっている。昨年５月に世界保健機関（ＷＨＯ）総会で世界行動計画が採択され、６ … ［続きを読む］

エボラの教訓が日本に指し示すもの

新薬開発より、安くて丈夫な防護服開発や基本的な衛生管理技術の拡散を

　西アフリカ3ヶ国のエボラ出血熱の流行は昨年後半にようやく下火となり、今年1月に世界保健機関（WHO）による収束宣言にまでこぎ着けた。まずは … ［続きを読む］

日本から新薬開発で国際保健に貢献

グローバルヘルス技術振興基金ＣＥＯに聞く

　今年５月に開かれる伊勢志摩サミット（主要国首脳会議）でのテーマの一つして、国際保健（グローバルヘルス）の取り組み促進がある。　安倍晋三首相 … ［続きを読む］

大村さんの薬　米企業も評価したい

ノーベル賞の共同受賞者キャンベルさん、メルクとの相乗作用

　日本では今年のノーベル医学生理学賞に決まった大村智・北里大学特別栄誉教授（８０）を讃える報道一色だ。　しかし、私としては米国の製薬大手メル … ［続きを読む］

米大富豪が目論む「IT創薬」独占

国際研究者チームの反撃なるか

　スーパーコンピューターを駆使して、がんや生活習慣病の薬を作り出す「IT創薬」をめぐり、米国の大富豪連合と、それに対抗する国際研究者チームの … ［続きを読む］

続・小保方事件の背景に何があったか

大変貌を遂げてきた日本の科学の「間違い」

　前稿では、理研とネイチャー誌の広報費を巡る金銭関係と、インサイダー取引疑惑を採り上げた。理研小保方事件をはじめとする科学不正の背景に「ビジ … ［続きを読む］

「日本版ＮＩＨ」で医療研究は変わるか？

初代理事長に就く末松誠氏に聞く

 日本の医療研究はどう進むのか。 医療研究の司令塔として来年４月にスタートする独立行政法人「日本医療研究開発機構」。初代 … ［続きを読む］

［3］まずは欧米に学ぼう

専門家に聞く　筆者のかつての共同研究者で、神経精神薬理学を専門とする廣中直行氏（LSIメディエンス）に、感想を聞いた。廣中氏はラットやマウス … ［続きを読む］

［2］なぜ、イタチごっこなのか？

　前稿で、脱法ハーブとは何か、いわゆる麻薬や覚醒剤とどう違うのか（違わないか）を、ある程度理解した。脱法ハーブ（ドラッグ）は危険だ。これを踏 … ［続きを読む］

続々・佐村河内事件は何を提起しているか〜真にクリエイティヴなのは誰か？

　前々稿から「全聾作曲家」の代作問題を採り上げ、前稿ではまずマーケティングの視点から論じた。そしてもう一点、提起されている問題として、創造性 … ［続きを読む］

安いジェネリック薬の普及を阻むものは何なのか？

胃がんの薬が年１０万円安くなる　もしも、あなたに胃がんが見つかって、手術を受けた場合を想像していただきたい。　ある抗がん剤のカプセルを１年間 … ［続きを読む］

重病への未承認薬の使用に制度不備の壁

　健康保険に費用を請求できない「自由診療」と、健康保険が使える「保険診療」を組み合わせる「混合診療」。厚生労働省によって原則禁止とされてきた … ［続きを読む］