動物 の検索結果

伊藤野枝、大杉栄の挑戦から「生の拡充」をみる

民衆のエネルギーが充満していた「大正」を読み直す

　今世紀の「NHK 朝ドラ」の最高視聴率を記録した「あさが来た」の最終回近く、主人公白岡あさ(波瑠)に平塚らいてう(大島優子)が近づき、あな … ［続きを読む］

「ポケモンGO」は狩猟本能を刺激する ?

いつのまにか消えた「夏休みの昆虫採集」復権の好機か？！

　マスコミが「ポケモンGO」の話題にたちまち席巻されている。このゲームアプリは世界中で大人気である。なぜ、これほどまでに人気なのか。おそらく … ［続きを読む］

［10］金属の不思議な作品を作るアーティスト

　ハバナの街角の市街、ビエハの一角にあるカテドラル広場に新しくギャラリーができた。どんなものが？と思い、入ってみた瞬間、あっと息を呑んだ。に … ［続きを読む］

なぜ脊椎動物の足は4本で昆虫は6本なのか

進化をたどりつつ足数の必然性を考える

　私たちは「直立二足歩行」なので、動物園などで直立してよちよち歩くペンギン類を見ると、妙に親近感を抱いてしまう。しかし、動物園で見かける大半 … ［続きを読む］

ゲノム革命はどこにいくのか

日本国際賞を受賞したスティーブン・タンクスリー名誉教授に聞く

　「日本のノーベル賞」をめざして１９８５年に創設された国際科学技術財団の日本国際賞を今年、受賞した米コーネル大のスティーブン・タンクスリー名 … ［続きを読む］

袋小路の捕鯨問題

主張にこだわるより、沿岸商業捕鯨の再開を急ぐべきだ

　2014年、日本の南氷洋調査捕鯨は国際司法裁判所で「敗訴 」したが、日本政府は捕獲数を減らすなどの対応で、調査捕鯨を再開 した。しかし、後 … ［続きを読む］

触覚の知性、体感の快楽

情報社会だからこそ注目される皮膚感覚

　触れる、触れられる。なでる、 感じる。引っかく、つねる、たたかれる。吸う、なめる、かじる、かむ。・・・このように並べだけで、様々な連想が起 … ［続きを読む］

パーキンソン発病で考えた「二足歩行の起源」

ヒトの初期進化はサバンナよりも海辺で起きたに違いない

歩けなくなって見えてきたこと　6月3日、元ヘビー級ボクシングの世界チャンピオンだったモハメド・アリ氏が亡くなった。パーキンソン病を患いながら … ［続きを読む］

初夏の鳴く虫探訪

オスが敵のそばで鳴き続けるのは何故か？

　鳴く虫といえば秋を連想するだろうが、実際は初夏から鳴き始める。5月の末に結構たくさん鳴いているコガタコオロギなどは、コオロギらしからぬ「ビ … ［続きを読む］

［8］「子殺し」「親殺し」考　『晩春』１

　拙著『原節子、号泣す』(集英社新書)の第九章「失われた自然的時間共同体」のなかで、私は、小津映画の頂点とでも言うべき『晩春』、『麦秋』、『 … ［続きを読む］

国際政治課題となった耐性菌対策

伊勢志摩サミットでも議題に

　抗菌薬（抗生物質）が効かない薬剤耐性菌の対策が、国際政治課題となっている。昨年５月に世界保健機関（ＷＨＯ）総会で世界行動計画が採択され、６ … ［続きを読む］

マダニの活動期、SFTSへの警戒を全国で！

まだ患者がいない東日本にも、ウイルスは潜んでいる

　マダニが媒介するウイルス感染症として、近年、注目を浴びているSFTS（重症熱性血小板減少症候群）。発熱や頭痛、吐き気といった症状から始まる … ［続きを読む］

ジェンダードイノベーションって何だ？

性差を無視しないという、研究開発への新視点

　ジェンダードイノベーションの提唱者、米国スタンフォード大学歴史学部のロンダ・シービンガ－教授が３月に来日、東京や福岡で講演した。日本ではほ … ［続きを読む］

トンコハウス展　『ダム・キーパー』の旅

未来志向の創意あふれる短編アニメーション展示

同時開催中の「ピクサー展」と「トンコハウス展」　3月5日から東京都現代美術館で開催されている「スタジオ設立30周年記念　ピクサー展　PIXA … ［続きを読む］

『ちえりとチェリー』中村誠監督に聞く（下）

「人形アニメーションならではの存在感と生々しさ」

長編の人形アニメーションを作る意義――そもそも人形アニメーションの長編映画は日本では余り作られたことがありません。海外の作品も大ヒットの前例 … ［続きを読む］

「働かないアリ」と「ぶらぶら分業」

ミツバチの行動研究から見出した社会性昆虫の分業

　「私はしょせん働きバチさ」と言ったら、「働く以外能なし男」という意味か。「働きアリ」に替えても意味は同じである。2月23日付の天声人語に「 … ［続きを読む］

餌付けされるシマフクロウ

野生動物の無事を願うことと自然保護は別問題

  　2015年12月5日の朝日新聞 に「シマフクロウ、あえて公開」という記事が載った。このような写真が掲載されたので、朝日読者に … ［続きを読む］

［書評］『人はなぜ格闘に魅せられるのか』

ジョナサン・ゴッドシャル著　松田和也訳

善良でも文明的でもなく……　　  子どものころ、ルールもほとんど忘れたが、体を激しくぶつけあって陣地を … ［続きを読む］

家具は美術の著作物となり得るか　美術工芸品と純粋美術

　著名デザイナーがデザインした幼児用椅子をめぐる著作権侵害訴訟の判決で、知財高裁は昨年春、「家具も美術の著作物となり得る」との判断を示した。 … ［続きを読む］

カブトムシの幼虫たちは、なぜ集まるの？

地球温暖化を引き起こす、あの物質が深く関わっていた！

　タイトルを見て「カブトムシなんて、夏の話題なのに」と毛嫌いせず、啓蟄（けいちつ）が近づく時期なので、そろそろ虫の話題もよかろうと思って読ん … ［続きを読む］

学術会議会長としての金沢一郎さんを偲ぶ

２０本の会長談話から見えてくる「社会と切り結ぶ」姿勢

　２０１６年１月に膵臓がんで亡くなった前皇室医務主管金沢一郎さんの追悼文を２月２７日付朝日新聞夕刊「惜別」欄に書いた。新聞の限られた紙幅の中 … ［続きを読む］

［4］戦死した全ての兵士のために号泣した原節子

号泣のシーンに隠されていた新たな真実 　なぜ、原節子は『東京物語』のクライマックスで、笠智衆から妻の形見だとして時計を渡され、存在を揺るがせ … ［続きを読む］

鶴見俊輔さんの思想から学ぶ　下

「ゆっくりとこの国の生活水準を下げてゆき、米ソとは違う暮らし方をつくりたい」

「自殺してもいい」　自殺を肯定することは難しい。社会では「自殺防止キャンペーン」が実施される。「こんなことやってもね」とキャンペーンに駆り出 … ［続きを読む］

囲碁もグーグル対フェイスブックの戦い

名人に勝つのは来年かも、加速する人工知能の進化

 先日、ニューヨークで、「人工知能の未来」(The Future of AI)というシンポジウムが開かれた。完全招待制で参加者は１ … ［続きを読む］

鶴見俊輔さんの思想から学ぶ　上

やさしい言葉を使って、最も深い地層の下を流れる地下水について語ることができる人

日本を代表する哲学者であり思想家　難しい言葉ではなく、やさしい言葉を使って、最も深い地層の下を流れる地下水について語ることができる人を哲学者 … ［続きを読む］

［2］科学者討論＠北海道大学

科学者は「監」られている――若手研究者が語る大学の現在

　大学の風景が変わった。研究者は世の中に還元される業績を求められ、役に立つことがわかりやすく見える成果が歓迎されている。研究費の獲得競争は激 … ［続きを読む］

［1］科学者討論＠北海道大学

科学者は「監」られている――若手研究者が語る大学の現在

　大学の風景が変わった。研究者は世の中に還元される業績を求められ、役に立つことがわかりやすく見える成果が歓迎されている。研究費の獲得競争は激 … ［続きを読む］

記憶を消す

脳の操作がここまでできる時代

　朝日新聞の科学面で「記憶を操作する」という記事を書いた。偽の記憶を作ったり、記憶を消したりするといえば、ＳＦのようだが、動物を使った実験で … ［続きを読む］

敵は天然にあり

カフェイン中毒死が語ること

　「カフェインの過剰摂取で20代の男性が死亡」という福岡大学医学部の発表（2015年12月21日）が話題になった。めったに起きない事故だとは … ［続きを読む］

知床のクマを追い詰めるカメラマンの至近距離撮影

人とクマは友人としては共存できない。互いに用心し合うことが必要

　　知床で至近距離からクマの写真を撮るカメラマンが地元を悩ませている。これが「人慣れ」したクマを量産しているからである。通常、クマは人を避け … ［続きを読む］