絵画 の検索結果

イスラム国と北大生の騒動、日本人が撃ち合う時代

　シリアへの渡航を試みた北大生のニュースは、私たちの想像をかきたてる。　もし、あの北大生が計画通りにシリア入りしていたら、どうだろうか。この … ［続きを読む］

［書評］『文字の霊力』

杉浦康平著

文字の霊はどこに宿るか　　　『多主語的なアジア』『アジアの音・光・夢幻』に続く「杉浦康平……デザインの言葉」シリ … ［続きを読む］

天才ジョン・フォード監督の『静かなる男』をめぐって（下）――難航した製作過程、ドキュメンタリー『映画の巨人』など

　１９５０年代のジョン・フォードは、すでに巨匠としての名声を確立していた。しかし、にもかかわらず、彼の心の故郷アイルランドを舞台にした、いわ … ［続きを読む］

ベネチア国際映画祭リポート（上）――芸術的純度の高い受賞作

　ベネチア国際映画祭に参加して、コンペ作品２０本に加えてコンペ外作品やオリゾンティ部門など十数本を見た。毎朝９時や８時半から午前中に２本、午 … ［続きを読む］

［書評］『関東大震災の想像力』

ジェニファ−・ワイゼンフェルド著　篠儀直子訳

今こそ関東大震災をふり返れ　　　２０１１年３月１１日に東北地方を襲ったマグニチュード９．０の地震は、巨大津波を引き起こしただけでなく、われわ … ［続きを読む］

見かけ倒しのフランス“反アマゾン法” （下）――便利さの裏に…

　“反アマゾン法”は、表向きには町の書店の救済法案。だがこれまで見てきた通りに、実際は町の本屋さんは恩恵を受けていな … ［続きを読む］

見かけ倒しのフランス“反アマゾン法” （中）――町の本屋さんを応援はしたいけれど…

　というわけで”反アマゾン法”が施行となっても、町の本屋さんはおろか、消費者の意識もさほど変わっていないようだ。　た … ［続きを読む］

見かけ倒しのフランス“反アマゾン法” （上）――アマゾンは無傷!?

　出版業界が騒がしい。先ごろ日本では、アマゾンが電子書籍の販売条件に応じ、出版社の格付けを行うというニュースが大きく報道された。有利な契約条 … ［続きを読む］

［14］国境を越える日本型主観主義

　９月３日、ディズニーは公式Ｔｗｉｔｔｅｒなどで映画『アナと雪の女王』の続編となる新作短編『Ｆｒｏｚｅｎ　Ｆｅｖｅｒ』を２０１５年春に公開す … ［続きを読む］

台湾巨匠傑作選が東京・新宿でスタート！（２）――エドワード・ヤン監督の比類なき家族群像劇、『ヤンヤン　夏の想い出』（中）

　『ヤンヤン　夏の想い出』で、父・ＮＪと元恋人との日本での再会とパラレルに描かれるのは、１５歳の娘・ティンティン／ケリー・リーの恋愛である。 … ［続きを読む］

［書評］『フェルメールの帽子』

ティモシー・ブルック著　本野英一訳

描かれなかった１７世紀の世界へトリップ　　　最初に、はっきりお伝えしたい。本書には２年前再来日し人気をさらに高めた『真珠の耳飾りの少女』につ … ［続きを読む］

草笛光子８０歳、白髪で開脚で、ブーム、ぜったい来てます。

　草笛光子という８０歳、今年８１歳になる女優のブームが来ていると私が確信したのは、少し前で恐縮だが、５月４日日曜正午、フジテレビの「ウチくる … ［続きを読む］

［13］心象で綴られた主観的な世界

数限りない矛盾は問題ではない　引き続き、顰蹙を覚悟で『アナと雪の女王』の矛盾を羅列してみたい。　アナとエルサは誰よりも互いをいたわり合う存在 … ［続きを読む］

記事の自動生成に見る「人間記者」の価値

　さる6月、米国のニュース報道配信会社のAP通信が、今月から企業各社の決算発表記事を自動的に作成する技術を導入すると発表した。APでは四半期 … ［続きを読む］

市川雷蔵特集が東京・新宿にやってきた！（２）――森一生監督の超傑作『薄桜記』（続）

　『薄桜記』における森一生監督の超絶演出について書く前に、この＜職人＞にして＜作家＞であった名匠の略歴を記しておこう。　森一生（もり・かずお … ［続きを読む］

［書評］『検証・法治国家崩壊』

吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司著

密約、密約、また密約　　　『戦後史の正体』（孫崎享著）がベストセラーになったシリーズの第三冊。一読、非常に奇妙な印象を受ける。そして途方に暮 … ［続きを読む］

映画史上屈指の“怪物”、シュトロハイムの監督デビュー作『アルプス颪』が東京・渋谷で上映！――悪党好色漢が主役の傑作＜山岳スリラー＞

　ウィーン生まれのエリッヒ・フォン・シュトロハイム（１８８５－１９５７）は、オーソン・ウェルズとならんで、映画史上屈指の“呪われ … ［続きを読む］

ウクライナ危機の隠された恐怖：原発への誤爆を防げるか

　ウクライナ危機には、近年のイスラム圏の内戦（アフガニスタン、イラク、リビア、シリア、マリ等）や旧ユーゴの内戦にない面がある。それは先進工業 … ［続きを読む］

［11］伝統と一線を画す「考えさせない」急展開

　７月１６日に発売されたＢｌｕ－ｒａｙ・ＤＶＤセット『アナと雪の女王　ＭｏｖｉｅＮＥＸ』の売り上げが、驚異的な数値を記録している。７月２０日 … ［続きを読む］

［書評］『ひみつの王国――評伝 石井桃子』

尾崎真理子著

「花子とアン」をしのぐ、エキサイティングな労作　　　石井桃子は、ＮＨＫテレビの「花子とアン」の村岡花子よりも１４歳年下で、同じように子どもの … ［続きを読む］

高畑勲・宮崎駿に愛された不世出の動画家の足跡 「近藤喜文展」、新潟限定で開催中

早逝の天才アニメーター　近藤喜文　かつてスタジオジブリの名作群を支えたア二メーター、近藤喜文の業績を網羅した「新潟が生んだジブリの動画家　近 … ［続きを読む］

新国立競技場：ザハのオリジナル案を生かす最高傑作をつくるべきだ（下）

オリジナル案の復活を！ 　新国立競技場の設計について、今の時点からどれだけの変更が可能かは分からないのだが、私は、オリジナルの中央線を越えて … ［続きを読む］

新国立競技場：ザハのオリジナル案を生かす最高傑作をつくるべきだ（上）

　この原稿は、ニューヨーク発成田行きの機内で書いている。久しぶりにニューヨークを仕事で訪れ、その一つの打ち合わせが、グラウンド・ゼロに隣接す … ［続きを読む］

韓国「セックスワーカーの日」レポート

　６月29日、ソウル市麻浦区のイベントスペースにて、「セックスワーカーの日　韓国と日本の性労働者の人権状況」と銘うたれた報告会が開催された。 … ［続きを読む］

現実のまっただ中で死者と対話する大浦信行監督作品『靖国・地霊・天皇』

現実の時間と空間をゆがめる映画体験　映画を観終わり、町に出た。目の前の、直線に縁取られたビル群、硬いアスファルト、チェーン店の見慣れた看板。 … ［続きを読む］

スイスの異能、ダニエル・シュミット監督特集が東京・渋谷で開催！（３）――“ファム・ファタール映画”の傑作、『ヘカテ』の魔力

　ダニエル・シュミットの『ヘカテ』（１９８２、カラー）は、“ファム・ファタール（宿命の女）映画”の傑作だ。マイナーな … ［続きを読む］

二つの「トラウマ」から始まった集団的自衛権問題。公明党による本気の反撃とは？

　外国のインテリジェンス専門家と話していると、　「この時期になぜ集団的自衛権問題が、突然、浮上してきたのですか。日本を取り巻く安全保障環境が … ［続きを読む］

スイスの異能、ダニエル・シュミット監督特集が東京・渋谷で開催！（１）――奇想天外な超傑作『ラ・パロマ』をめぐって

　東京のオーディトリウム渋谷で、スイスの異才、ダニエル・シュミット（１９４１―２００６）の特集上映が始まる！　ああそれにしても、なんてことだ … ［続きを読む］

『グランド・ブダペスト・ホテル』は驚きの連続だ！――またもや炸裂、ウェス・アンダーソンのブリリアントな才能

　１９６９年生まれのウェス・アンダーソン（以下ＷＡ）の前作、『ムーンライズ・キングダム』は完ぺきな傑作だった。よって私は、“ＷＡ … ［続きを読む］

［37］政府支出の一層の持続的拡大が、日本経済の景況、財政状況を好転させる

市民生活に関わる公共の範囲を拡大し、シビル・ミニマムの引き上げを図れ

　国民経済の運営では、非常に簡明で分かりやすい関係がある。　政府支出の拡大、すなわち公的需要の拡大は、生産設備、労働力などの生産能力に遊休部 … ［続きを読む］