医師 の検索結果

安楽死、自己決定だけの問題じゃない

　脳のがんである悪性脳腫瘍に冒された米国人女性二人の二つの選択が、米国のみならず世界のメディアで生と死をめぐる論争を呼び起こしている。　一人 … ［続きを読む］

エボラを過剰に恐れるな：アメリカの教訓に学ぶ

　まず私が医学について門外漢であることを断っておきたい。だからワクチンや治療薬の開発については語れない。しかし、現時点でのエボラ対策では、防 … ［続きを読む］

米国での出産で身にしみた米医療制度の現実

アメリカでの出産体験記アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　中西 洋文　私は2011年の夏から2013年の夏まで、最初の1年をアメリカの … ［続きを読む］

下世話な表現をねらい法的責任を追及する権力－－産経前ソウル支局長起訴

　「旅客船沈没事故当日、朴（槿恵）大統領が７時間にわたって所在不明となっていたとする『ファクト』が飛び出し、政権の混迷ぶりが際立っている。 … ［続きを読む］

戦後６９年の夏に響くもの、重なるもの　二・二六事件の青年将校遺族を取材して

　戦後が６９年を数えた今年の８月は、戦闘参加に道を開く安倍政権の集団的自衛権の閣議決定によって記憶されるかもしれない。日本人だけで３１０万人 … ［続きを読む］

朝日新聞叩きを考える（上）――「嫌韓憎中」路線から「朝日」攻撃へ

　ため息が出るような一連の朝日叩き騒動のなかで唯一痛快だったのは、池上彰さんが駆使した「逆手に取る」手法だった。　　『週刊文春』９月２５日号 … ［続きを読む］

【憲法学で読み解く民主主義と立憲主義（１）】――「多矛盾系」としての集団的自衛権

＊この原稿は、２０１４年８月３１日、東京・国立市公民館で開かれた「『図書室のつどい』　哲学と憲法学で読み解く民主主義と立憲主義」（國分功一郎 … ［続きを読む］

［書評］『医療につける薬』

岩田健太郎著

あるべきプロの矜持　　　医療哲学者として著名な中川米造の言葉に「医療とは人間を相手にするものである。病気を対象とするべきではない」という主旨 … ［続きを読む］

日本は無人ヘリ先進国、なのに御嶽山には使われなかった無念

　木曽御嶽山が噴火して多くの犠牲者やけが人が出た。まずは犠牲者に冥福を、被災者にお見舞いを申し上げたい。 　今回、多くの人が「予知できたら」 … ［続きを読む］

覚悟と決断――在宅の看取りに求められるもの

　40歳を過ぎて独身の私には今もし何かあったとしても残念ながら死に水を取ってくれる人はおらず孤独死は決して他人事ではない。そして世界が経験し … ［続きを読む］

エボラ出血熱で思い起こす野口英世の志

　西アフリカでエボラ出血熱が猛威を振るい続けている。劣悪な環境の中、必死で立ち向かっている国境なき医師団等の保健医療関係者の方々には本当に頭 … ［続きを読む］

【緊急リポート】香港で何が起きているか

　各国の現代史においてそう何度も起きないことが、いま香港で起きている。「そう何度も起きないこと」とは、学生を軸とする若い市民が団結して権力と … ［続きを読む］

３年前の高熱はデング熱？　国内感染は以前から？

　今年の国内におけるデング熱の広がりを見ていると、実際にはもっと前から国内での感染は起こっていたのだろうと、多くの人が感じているようだ。先日 … ［続きを読む］

飲酒運転絶滅へ自動車メーカーの英断を求める

　福岡市の博多湾に架かる「海の中道大橋」で一家５人の乗った車が飲酒運転の車に追突されて海に転落し、幼児３人が犠牲になった痛ましい事故から８年 … ［続きを読む］

1カ月で100億円集めた「アイスバケツ」に学ぶ３つのこと

　「アイスバケツ・チャレンジ」が７月の終わりごろから世界中の注目を集めた。ご存知の通り、全身の筋肉が萎縮し動かなくなる難病ＡＬＳの患者を支援 … ［続きを読む］

「国民の命を守る人たち」の命を守る～予防接種の視点から～（上）

　死の病・エボラ出血熱が猛威を振るっている。ＷＨＯ（世界保健機関）によれば、現在エボラは西アフリカ４ヶ国を次々に襲っており、罹患者は既に３０ … ［続きを読む］

「2013年以前もデング熱国内感染者はいた」と考えるこれだけの理由

　69年ぶりにデング熱の国内感染が8月26日に確認された。それ以降、感染者は増加の一途をたどり、9月13日までに国内感染者は17都道府県で計 … ［続きを読む］

３年半後に「掘り出された」ホールボディカウンターのデータから

　昨年春、ホールボディカウンター（WBC）検査によって福島県民の食品による内部被曝は十分低く抑えられている、という実態が明らかになった（WE … ［続きを読む］

豪パース研修記：世界で最も美しく、かつ、孤立した都市

パース研修記：世界で最も美しく、かつ、孤立した都市アンダーソン・毛利・友常法律事務所西杉 英将はじめに　2012年10月から2014年3月に … ［続きを読む］

クローンES細胞論文を捏造した黄禹錫博士の「復活」

　今年に入り、韓国の論文捏造事件の主役・黄禹錫（ファンウソク）元ソウル大学教授の報道が相次いでいる。ネイチャー２０１４年１月１４日号の記事の … ［続きを読む］

台湾巨匠傑作選が東京・新宿でスタート！（３）――エドワード・ヤン監督の比類なき家族群像劇、『ヤンヤン　夏の想い出』（下）

　前回も述べたように、少年ヤンヤンは、大人たちの言動を見まもるだけの存在ではない。いくつかの場面では、自らもコミカルな主人公となる。　ヤンヤ … ［続きを読む］

高知徳島洪水は「天災」だが広島土砂崩れは「人災」だ

　この8月は高知・徳島洪水が上旬に起き、中旬には広島での土砂崩れで多数の犠牲者が出た。下旬に入っても北海道での50年ぶりの大雨で崖崩れによる … ［続きを読む］

［書評］『ケアの宛先』

鷲田清一、徳永進著

不謹慎の前に笑いがこみ上げる　　　タイトルだけを見て、「ケア」に携わる人のみが対象の本だと即断しないでほしい。　身体論を中心に著作・研究を続 … ［続きを読む］

［6］医療機器ビジネス　「なじみの薄さ」どう克服

　「出会えてよかった！２」という冊子がある。米国系の医療機器メーカーなどがつくる業界団体「ＡＭＤＤ」（東京）が、３月に発行した２冊目の患者の … ［続きを読む］

［書評］『シャバはつらいよ』

大野更紗著

辛かったから見つけ出したもの　　　私事で恐縮だが、私は、突然難病患者になってしまった苦難の病院生活を活写した大野更紗の『困ってるひと』（ポプ … ［続きを読む］

［書評］『ちいさな城下町』

安西水丸著

小さな旅への大きなヒント　　　近くの書店で、平積みの最後の１冊がぽつんと置かれていた。手書きの書名に惹かれて手にとってみると、今年３月に死去 … ［続きを読む］

洪水とヒートアイランド対策の一石二鳥となる「溜め池」の知恵の活用を

　広島市北部で大規模な土砂崩れ災害が起きた。　集中豪雨の被害は未だに深刻な問題だ。土砂崩れや河川氾濫（はんらん）などの昔ながらの被害だけでな … ［続きを読む］

エボラ出血熱の対処法〜半分は文明の病だ

　エボラ出血熱がとうとうアウトブレークした。死者はシエラレオネなど４カ国で1100人を超え（８月１６日の時点）、 欧州でもはじめて死者が出る … ［続きを読む］

［5］巻き起こる「アトピービジネス」批判

　こうして出現した「アトピービジネス」は、１９９０年代、ステロイド外用薬を使いたくないと考え始めたたくさんのアトピー性皮膚炎患者にとっては救 … ［続きを読む］

最上小国川ダムで問われる水産庁の役割

　スポーツ・フィッシングなど川を楽しむ権利が守れない日本の制度の中で、川の健全性を保つために口を出せるのは、漁師とその関係法を所管する水産庁 … ［続きを読む］