研究者 の検索結果

東大の３３本論文不正が見せた深い闇

研究費１５億円　ＳＴＡＰ細胞問題より深刻な捏造・改ざんの病巣

　約１５億円もの公的研究費を受けていた研究室で、３３本の論文に捏造・改ざんの不正があり、１１人が関与していた。　東京大学は昨年１２月２６日、 … ［続きを読む］

イノベーションをいかにして生み出すか

奈良先端大東京フォーラム２０１４で見えてきた方向

　イノベーションをもっと生み出さないと、という声は耳にタコができるほど聞いた。イノベーションが生まれるようにと政府はあれこれ手を打ってきてい … ［続きを読む］

アベノミクス超える経済政策を

野党ばかりでなくメディアも今後に通用する選択肢を示せていない現実

　2014年の日本経済を振り返ると、名目3%成長を目指すという2年前の総選挙時の自民党公約とは裏腹に、失速が鮮明になった、と言える。GDPは … ［続きを読む］

［書評］『西洋政治思想資料集』

杉田敦・川崎修編著

正義のありかを見すえるレッスン　　　意欲的な大学の教科書が登場した。かつて萩原朔太郎は、学生にとって教科書は「宇宙において、これほどにも乾燥 … ［続きを読む］

歩行者と自転車と車が共存できる街へ

進まない自転車レーン、歩道を自転車が走る先進国は日本だけ

　内外の自転車政策を調査・研究し、わが国における総合的自転車政策を確立しようと、行政にさまざまな提言をしているＮＰＯ法人・自転車活用推進研究 … ［続きを読む］

モヒートを飲みながらキューバを語ろう（上）

カストロの革命理念が生きる医療や教育

　米オバマ大統領がキューバ政策の転換を発表したときに、そうか、この手が残っていたのか、と思った。　米国の2期目の大統領は、3選が禁じられてい … ［続きを読む］

ＳＴＡＰ細胞が残した深い傷

信頼で成り立っていた研究現場に迷いと苦しみ

　科学の営みが大きく傷ついてしまった。 　１２月１９日、小保方晴子氏らのＳＴＡＰ細胞の検証実験について行われた理化学研究所の記者会見に参加し … ［続きを読む］

続・小保方事件の背景に何があったか

大変貌を遂げてきた日本の科学の「間違い」

　前稿では、理研とネイチャー誌の広報費を巡る金銭関係と、インサイダー取引疑惑を採り上げた。理研小保方事件をはじめとする科学不正の背景に「ビジ … ［続きを読む］

STAP騒動、お粗末な科学報道はどうするのか

初報段階の理研発表垂れ流し報道、疑惑を指摘したネットの集合知に追いつけず

　STAP細胞騒動は論文作成段階の疑惑を顕在化させず、再現が出来なかった結果だけで幕引きになりつつある。さらに一つ、科学報道としてのお粗末さ … ［続きを読む］

小保方事件の背景に何があったか

噴出した生臭い疑惑の数々

　理研小保方問題に、幕が引かれようとしている。　直接小保方さん自身に関わるニュースだけ拾ってみると、「早大、小保方氏の博士号取り消し決定、関 … ［続きを読む］

［書評］『弱いつながり』

東浩紀著

知らないものと出会う方法　　　本書は、次の第一声で始まる。――「ネットは階級を固定する道具です」。　少しわかりにくいが、これはどういうことな … ［続きを読む］

安倍政権の女性施策は勘違いばかり

女性に不利な働き方のルールを変更せよ―『Journalism』12月号より―

　安倍政権がここに来て急に、「女性が輝く社会」だの、「女性活躍法案」だのと言い出した。　これまでネオコン（ネオコンサーバティブ）とネオリベ（ … ［続きを読む］

［8］善（よ）きことには「依存」性がある

悪い汁が出まくった　「井川のアホぼん」こと大王製紙前会長の話に戻る。　2013年、喜連川社会復帰センターに収監されていた井川意高は、懺悔録『 … ［続きを読む］

［1］凄まじい「知性へのヘイト」はなぜ生まれた

憎悪の本当の対象は、「学問・知・書物」？！理論的な説明では乗り越えられない現実

　「香山さんに質問。戦後生まれの人間がいつまでも戦争責任だの植民地支配だの言われ続けることは、日本人に対する不利益・差別に該当しないの？」　 … ［続きを読む］

地球温暖化対策、次の一手〈上〉

ポスト京都の約束でサポートされるべき取り組みとは

　リマでの気候変動枠組み条約の第20回締約国会議（UNFCC/COP20）が始まった。2020年以降に世界が講ずべき地球温暖化対策のルールを … ［続きを読む］

総長の仕事は猛獣使いである―京大総長に就任して

大学はジャングル、WINDOWを新たな指針に

「大学はジャングル」と見つけたり　この10月から京都大学の総長として働いている。立候補したわけではなく、学内の教職員の意向投票によって候補に … ［続きを読む］

大学学長・総長のあり方の日米差〈下〉

〜混乱した京大総長選の背景と「大学の小鳥たち」

　前稿ではカルテックの学長就任式典と、それに先立つ学長選考過程について紹介した。以下ではやはり今年動きのあった京都大学の総長選挙について述べ … ［続きを読む］

大学学長・総長のあり方の日米差〈上〉

〜カルテック学長就任式の豪華さに思う

　１０月２４日、カリフォルニア工科大学（カルテック）９代目新学長の就任式がにぎにぎしく行われ、筆者も参列した。　学長就任式に参加したのは初め … ［続きを読む］

［6］魑魅魍魎たちの仁義なき叩き合い

ボッタクリ賭博産業の衰退　日本でカジノが公認されたとしても、新規の賭博愛好者たちがそれほど大量に誕生するとも思えない。　ほとんどの場合、無茶 … ［続きを読む］

数学教育にも変革が必要だ

急ピッチで進む英語教育改革に数学も続こう

急ピッチで変革が進む英語教育　２０１１年から小学校５，６年生で「外国語活動」が取り入れられたのに続き、これを小学校３年生からに前倒しする方向 … ［続きを読む］

教科書の記述に関する齟齬と矛盾

仕方がないで済ましていては、欧米先進諸国との差は広がるばかり

 世の中は、健康、医療、食の問題にいつの時代も敏感だ。いつまでも健康で長生きしたいという人間たちの欲望は、今も昔も変わらない。 … ［続きを読む］

「忘れられる権利」で忘れてはならぬこと

　2014年5月、欧州司法裁判所がGoogleに対して個人名の検索結果から、個人の過去の事実について報じる内容へのリンクの削除を命じる判決を … ［続きを読む］

［書評］『帝国の慰安婦』

朴裕河著

消去されたノイズに耳を澄ますことから　　　 「慰安婦問題」を、いま考えるとき、必読の書である。 　2013年８月に出版された本書の韓国語版に … ［続きを読む］

「日本版ＮＩＨ」で医療研究は変わるか？

初代理事長に就く末松誠氏に聞く

 日本の医療研究はどう進むのか。 医療研究の司令塔として来年４月にスタートする独立行政法人「日本医療研究開発機構」。初代 … ［続きを読む］

［2］常識破りの連続だったインフルワクチン報道～前橋リポートの凋落

　1994年の予防接種法の改正で、インフルエンザワクチンは義務接種からはずれた。その前年に出た記事では「接種率はすでに対象者の２割台に落ちて … ［続きを読む］

貴重な情報源が出た。政治や政権運営に活かそう

鈴木崇弘

　派手ではないが、貴重でユニークな資料が最近発行された。報告書『政策形成・決定へのＮＧＯ・ＮＰＯの関与――市民・ＮＧＯの参加で市民社会を強く … ［続きを読む］

放射線量測定は気象庁のアメダスを活用すべきだ

　鹿児島県の川内原発について原子力規制委員会が９月に「新基準を満たす」と判断したのに続き、１１月７日に県知事が再稼働に同意した。　いよいよ再 … ［続きを読む］

［書評］『男色の日本史』

ゲイリー・P・リュープ著　藤田真利子訳

性の固定観念をぶちこわす怪作　　　本書を見るなり、「こんなホモ野郎の歴史なんて気色悪いじゃねえか！」と怒るマッチョはさすがにもう少ないかもし … ［続きを読む］

超分業、超多忙、素人記者、そして悪意が背景

 　９月１０日にテレビ朝日「報道ステーション」で起きたニュース映像の「捏造（ねつぞう）」には驚いた。いまどき、すぐにバレて大問題に … ［続きを読む］

慶応から「日本版ＮＩＨ」理事長　託された医療研究改革

　日本の医療研究の舵取り役を果たすのは誰なのか。　この数カ月間、大学医学部などの研究者が注目していた人事が１０月３１日、決まった。　来年４月 … ［続きを読む］