出版 の検索結果

曲がり角の出版文化賞

　年末近くは出版界の賞の季節だ。先日、毎日出版文化賞、サントリー学芸賞、野間文芸賞などが発表になった。年初めには、大佛次郎賞、読売文学賞など … ［続きを読む］

科学技術／宇宙開発と政治のあり方――サントリー学芸賞受賞に寄せて

　このたび、第３４回サントリー学芸賞＜政治・経済部門＞に拙著『宇宙開発と国際政治』（岩波書店、２０１１年）が選ばれた。この場を借りて、多くの … ［続きを読む］

通天閣と釜ケ崎――大阪ディープサウスの魅力

　酒井隆史著『通天閣』（青土社）が今年度のサントリー学芸賞を受賞したという報を、とても嬉しい思いで受け取った。『現代思想』連載時からとても面 … ［続きを読む］

「週刊朝日」自身の検証が不十分だった

西岡研介

　「ＴＢＳは今日、死んだに等しいと思います……」　１９８９年にＴＢＳのワイドショースタッフが、オウム真理教を批判していた坂本堤弁護士のインタ … ［続きを読む］

戦後初の「極右党首」登場――「日本維新の会」と石原新党の合併が意味するもの

小林正弥

■石原新代表とかけて何と解く？――核武装論を唱える「極右党首」か？　石原東京都知事の辞任（１０月２５日）と新党結成が、第３極連携の焦点になる … ［続きを読む］

政権樹立の陰で暴力団が暗躍した「竹下ほめ殺し事件」

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

広井良典、「古事記」と生命を語る〈下〉

　ここで、話を〈上〉冒頭の「天の岩屋戸」神話に戻そう。　先に述べたように、「天の岩屋戸」神話は太陽神たるアマテラスの死と再生、つまり「太陽の … ［続きを読む］

“幻の名画”、ブレッソンの『白夜』ついに再上映！（上）――厳格なスタイル、および運命論的な展開の不思議

　フランス映画史に屹立するロベール・ブレッソン（１９０１～１９９９）は、ともすれば大仰で古めかしく響く「孤高の」という形容が、その厳格に研ぎ … ［続きを読む］

広井良典、「古事記」と生命を語る〈中〉

　〈上〉の話を前提に、本題に入っていこう。　それは現代生命論との関わりという点につながるのだが、そうしたテーマを考えるにあたり、先ほどのアマ … ［続きを読む］

広井良典、「古事記」と生命を語る〈上〉

　かなり遅ればせのタイミングになるが、今年は『古事記』が編纂されて1300年で――と言っても『古事記』が編纂されたのが本当に712年だったか … ［続きを読む］

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくために

　学習院大学理学部物理学科の田崎晴明教授が書いた「やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識」の書評が、１１月１１日の朝日新聞と … ［続きを読む］

週刊朝日の大型連載打ち切りで見えてきた深刻な問題点の数々

久田将義

　週刊朝日を揺るがした、というより週刊誌史上特筆すべき「事件」の一つと言ってもいいかもしないのが佐野眞一氏の大型連載「ハシシタ　奴の本性」の … ［続きを読む］

生ビールを飲みながら本が選べる　「街の本屋」復活めざすモデル書店

星野渉

　今年７月、東京の下北沢にＢ＆Ｂという書店がオープンした。売り場面積は30坪弱と小規模だが、「これからの街の本屋をめざす」という目標を掲げ、 … ［続きを読む］

「沖縄独立論」を聞く衝撃　那覇で開催「マス倫懇」全国大会

臺宏士

　新聞、放送、出版の２１９社でつくるマスコミ倫理懇談会全国協議会（マス倫懇）の第56回の全国大会が「沖縄で問う日本の今とメディアの責務」をテ … ［続きを読む］

［5］第１章 盛り場・風俗篇（５）

「職業婦人」としての女給

　カフェーの大隆盛は一方で女性に「就労の機会」をあたえるものであった。東京市内だけでも２万に近い女給がカフェーで働くことで生計の資を得るよう … ［続きを読む］

菅直人前総理の原発事故本を読んで考えたこと

　菅直人前総理が最近出版した本を読んだ。それは、総理当時に直面した福島原発事故の経験と思いをつづった本『東電福島原発事故　総理大臣として考え … ［続きを読む］

いい加減にしてくれ、アマゾン

　誤解してほしくないが、キンドルで英書を読むのを、ひそかな趣味にしている。いや、だから誤解しないでほしいのだが、英語ができるって自慢じゃなく … ［続きを読む］

【「Journalism」１１月号から】特集　紛争地のジャーナリスト　山本美香さんが伝えたかったこと

　朝日新聞が発行するメディア研究誌「Journalism」１１月号の特集は「紛争地のジャーナリスト」です。ＷＥＢＲＯＮＺＡではこの中から、今 … ［続きを読む］

北京に住む企業法務弁護士と中国人タクシー運転手の会話

北京タクシー事情　アンダーソン・毛利・友常法律事務所 　　弁護士　濱本 浩平　1 　北京の生活はタクシーが中心　私は東京で2年間弁護士をした … ［続きを読む］

今、私たちに必要な「フォロアーシップ」

鈴木崇弘

　政治や社会について考える時、私たちは、どうしても政治指導者をはじめとするリーダーについて考え、注目しがちだ。そして、ある時は彼らに賛同、支 … ［続きを読む］

朝日新聞南相馬支局長　佐々木達也×荻上チキ　～被災地から東京に何を問いかけるか～

　「復興アリーナ」では、東日本大震災や復興に関して、様々な活動を複数の視点から検証し、いずれ起こる次の災害に参照できる教訓を残したいと思って … ［続きを読む］

「政・財・暴」癒着の陰で進行した暴力団の企業浸食

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

新興国の現場をネットワークで駆ける弁護士の「忙中に閑あれ！」

忙中に閑あれ！　アンダーソン・毛利・友常法律事務所 　　弁護士　森脇 章 　今年も年の瀬が見えて来た。月並みだが、一年のサイクルが … ［続きを読む］

【北大ＨＯＰＳマガジン】 なぜ、今、ＥＵにノーベル平和賞なのか

　２０１２年のノーベル賞のシーズンが終わった。今年は山中伸弥・京都大学教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことが大きく取り上げられたが、いず … ［続きを読む］

いじめと社会の現在

樫村愛子

　10月8日、『ストップいじめ!ナビ』（http://stopijime.jp）が立ちあがった（詳細は、代表の萩上チキさんが『シノドス・ジャ … ［続きを読む］

５億円ヤミ献金事件で検察が金丸氏を取り調べなかった理由

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

村上春樹が文壇・出版界に与えて続けてきた衝撃とは？

　毎年のように噂されている村上春樹のノーベル文学賞が今年も残念な結果になった。いずれ受賞するだろうが、原発事故、隣国との領土紛争、政治の混乱 … ［続きを読む］

５億円ヤミ献金「帰属」で小沢・金丸氏側と検察の攻防

　戦後の自民党一党支配に幕を引き、今にいたる政界流動化のきっかけともなった金丸信・元自民党副総裁の5億円ヤミ献金事件。1992年に発覚したが … ［続きを読む］

「ニューヨークタイムズ」アーサー・オックス・サルツバーガー前発行人を追悼する

　「ニューヨークタイムズ」のアーサー・オックス・サルツバーガー前発行人が逝去した。享年８６歳。報道と経営の双方で「タイムズ」を見事に導いた発 … ［続きを読む］

図書館をＴＳＵＴＡＹＡが運営　九州・武雄“フェイスブック市長”の冒険

佐久間文子

　市立図書館の運営を来年４月からＣＤ・ＤＶＤレンタル大手「ＴＳＵＴＡＹＡ」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（ＣＣＣ）に委託する― … ［続きを読む］