市民 の検索結果

人の臓器を持つ「キメラ動物」は人か動物か？

iPS細胞を活用する再生医療の倫理的問題

　人間の心臓を持つブタがいたら、あなたはそのブタを、人間とみなすだろうか？　おそらくブタだとみなすだろう。しかしその心臓が人間のものであるこ … ［続きを読む］

[３]熟議について考える

理由の検討の積み重ねが、共通の確信に

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、３月１８日に早稲田大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会ホー … ［続きを読む］

被爆地の新聞記者が見た「責任と謝罪」そして課題

  　「原爆に遭ったときの話を聞いてもらえるのですか」。4月上旬、職場に高齢女性の声で電話がかかってきた。今にも泣き出しそうな息遣 … ［続きを読む］

[２]社会の分断化にどう対応していくのか 　

デモクラシーを通じた社会統合

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、３月１８日に早稲田大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会ホー … ［続きを読む］

[１]「市民社会と公共圏」

貧困や不平等が拡大する近代の市民社会

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、３月１８日に早稲田大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシーの会ホー … ［続きを読む］

［4］犯罪者家族への対応に表れる想像力の欠如

欧米社会にはある同情と励まし、日米で共通するのはポピュリズム

　こうした情報や経験に基づいて、私が現代日本人の問題として感じることの一つは、私たちが、徐々に、広い意味における共感、同情、哀れみ、そうした … ［続きを読む］

『ポケモンＧＯ』の現在・過去・未来(上)

突きつけられた「公共性」の再定義

日本発表前から注目　『ポケモンGO』が日本で発表されて、約3週間が経過した。　いま振り返れば、そもそもあのような事前の盛り上がりが珍しいもの … ［続きを読む］

埋もれた声を発信し、大衆社会に幕

ブロガー1千人超のハフポストの狙い

ハフィントンポスト日本版　米国をはじめ世界15カ国・地域で展開するネット上のニュースサイト「ハフィントンポスト」グループの日本拠点。2013 … ［続きを読む］

かなりの接戦が予想される米大統領選

トランプ大統領になった場合は、アジア政策がどう変わるかに注目する必要がある

白人有権者層では学歴によって支持候補が分かれる傾向に 　去る7月26日、民主党大会の2日目、ヒラリー・クリントン前国務長官が正式に民主党の指 … ［続きを読む］

［39］エジプト・シーシ大統領の人物像を探る

　エジプトは軍のクーデターによって、ムスリム同胞団系のムルシ大統領が排除され、その時に軍を率いていたシーシ国防相が2014年5月の大統領選挙 … ［続きを読む］

［2］中道の立場としての国立韓国近現代史博物館

　近現代史博物館は李明博（1941―、在位2008―2013）大統領の公約にもとづいて発足した。大統領が韓国の近現代史を扱う博物館を建設する … ［続きを読む］

［4］ポピュリズムの作法　共和党のトランプ氏

1年前は泡沫候補だった 　悪夢が正夢となった。かなりの数の米国民は、そんな気分に違いない。実業家のドナルド・トランプ氏が共和党全国 … ［続きを読む］

GPS利用捜査の規制はどうあるべきか

早急に立法措置の検討を

Ⅰ　私たちの暮らしに深く浸透した位置情報サービス 　私たちの暮らしは今や、位置情報サービスを抜きにしては考えられない。車を運転する人は初めて … ［続きを読む］

動き出した宇宙資源開発ビジネスと法整備制度

　月や小惑星の水や金属を、拡大する宇宙活動の資源に使う――。ＳＦの世界の話ではない。地球外の資源開発に向け、米国をはじめとする複数の国々が法 … ［続きを読む］

「団地映画」は戦後家族を映す鏡か（下）

『家族ゲーム』『ピカ☆ンチ』『夕凪の街桜の国』……団地に隠された常ならざる力

　その後、「団地」は映画から姿を消す。　いや正確にいえば、「団地」が戦後日本社会で発揮していた意味が、映画の世界から削げ落ちてしまったという … ［続きを読む］

［38］エジプトのクーデターと反軍政派の悲劇

　私は2012年3月に日本に戻ったが、2013年6月に再度カイロに駐在することになった。　赴任後すぐの6月30日にムルシ政権に反対する大規模 … ［続きを読む］

［1］国家主義的か、批判的な自己検証か

はじめに　たとえば、だれかが韓国の独立記念館（天安、1987年開館）や戦争記念館（ソウル、1994年開館）、さらには西大門刑務所歴史館（ソウ … ［続きを読む］

［37］元服役囚から、リビア革命の背景を探る

　2011年の「アラブの春」によって、リビアでは内戦の末にカダフィ独裁体制が倒れた。まず東の主要都市ベンガジで反政府デモが起こり、3月中旬に … ［続きを読む］

英国の無責任男、ファラージ氏の愉快犯罪

混乱を見たくて落とし穴を仕掛け、そこに落ちる政治家の馬鹿さ加減を楽しみたかった？

　英国の欧州連合(EU)離脱を決めた陰の立役者、英ポピュリスト政党「英国独立党」(UKIP)の党首だったナイジェル・ファラージ氏をメディアで … ［続きを読む］

ひっそりと扉を開けた「池子の森」

あの「民主主義の実験場」は今……

　神奈川県逗子市の「池子の森」を訪ねた。1982年に、この森を開発して米軍住宅を建設するという国の計画が浮上し、全面返還を求める市民たちが森 … ［続きを読む］

なぜ銃撃事件が連鎖するのか

対立軸をどこに採るかで「正義」の定義さえ変わってしまう米国社会の分断と混迷

　「銃撃事件が多過ぎて、すぐ忘れてしまう」「いちいちショックを受けなくなった自分に、ショックを覚える」。カリフォルニアのあるラジオ番組で、パ … ［続きを読む］

ぼっち観戦２０余年、「カープおじさん」の喜び

ガラガラだった神宮球場を思い出しつつ……

　こんにちは。クーリエ・ジャポンというウェブ雑誌の編集長をしている井上威朗と申します。このクーリエ・ジャポン、要するにここWEBRONZAの … ［続きを読む］

歓迎一色の陰に隠れた出来事

メディアは責任を果たせたか

　その日の広島は、朝からお天気に恵まれ、オバマ米大統領が市内に到着する2時間前（午後3時前）までには、気温がじりじりと上昇して30・8℃の最 … ［続きを読む］

ブレア元首相の判断は信じられないほど卑劣だった

英ガーディアン紙の防衛・安全保障問題担当で、証言を劇にして上演した記者に聞く

　7月6日に発表された、イラク戦争を検証する英調査委員会(「チルコット委員会」)の報告書は、ブレア政権が不十分な諜報（ちょうほう）情報を基に … ［続きを読む］

何から何まで失敗だったー厳しい評価を下した英国

チルコット委員会が発表した２６０万語に及ぶイラク戦争検証報告書を読み解く

 7年の歳月をかけた260万語に及ぶ5度目の報告書　イラク戦争における英政府の政治判断と戦後の施策を検証する「イラク調査会」（通称 … ［続きを読む］

地元の民放と共通スローガン

心ひとつに被災者に寄り添う

　熊本地震の発生から2カ月がたった。　死者49人（熊本市4、南阿蘇村15、西原村5、御船（みふね）町1、嘉島町3、益城（ましき）町20、八代 … ［続きを読む］

「自動運転車社会」の啓発と社会運動が今こそ必要

米国で起きた死亡事故が問う道路交通の社会常識の変容

　自動運転車の死亡事故が日本の主要報道機関で大きく採り上げられたのはおそらく初めてだろう。去る5月に米国フロリダ州で起きた交通事故は、運転補 … ［続きを読む］

「２／３」だけが踊るふしぎな選挙報道

サーチライトジャーナリズムと予言の自己成就

　第24回参議院選挙は、前後２つの政治イベントの間に埋もれた形になった。英国のＥＵ離脱国民投票と東京都知事選挙である。前者は、海の向こうの話 … ［続きを読む］

［書評］『海を渡る「慰安婦」問題』

山口智美ほか　著

歴史修正主義者たちによる恐るべき情報戦略の実態　　　先の参議院選挙で、改憲勢力が3分の2議席に達し、衆議院では既に3分の2を確保していること … ［続きを読む］

矛盾までのみこんでいく五輪の魔力

問われる開催国メディアの視座

　誤解を恐れずに言えば、五輪には麻薬のような作用がある。　スポーツ記者として、今夏のリオデジャネイロ大会で7回目となる五輪取材に携わり、「五 … ［続きを読む］