科学者論 の検索結果

［4］STAP騒動とは何なのか　出版界と学術界に共通する構造問題

大隅典子×最相葉月×高橋真理子

７月１４日のＷＥＢＲＯＮＺＡトークイベントの採録を続ける。最相　出版界では、ここ10年間ぐらいオン・ザ・ジョブ・トレーニングが非常にやりにく … ［続きを読む］

問われる研究者の矜恃、政治との緊張関係をもて　米本昌平 × 尾関章トークセッション（４）

まとめ：尾関章

　会場　二つ質問があります。さきほど実験ノートとか、その管理を誰がやるかとかという話で、結局やはり研究コミュニティーだとか学会だとか学術会議 … ［続きを読む］

［5］STAP騒動とは何なのか　科学と社会を近づけた事件

大隅典子×最相葉月×高橋真理子

７月１４日のＷＥＢＲＯＮＺＡトークイベント採録の最終回をお届けする。高橋　小保方さんを参加させた検証実験をやるということになって、大隅さんは … ［続きを読む］

やっぱりできないＳＴＡＰ細胞

　専門家がいくら頑張ってもＳＴＡＰ細胞はできなかった。　８月２７日午後、多数の報道陣が集まる中、東京で理化学研究所の記者会見が開かれた。　Ｓ … ［続きを読む］

町村合併余話「カフェを議場で」という話

　この夏、私には忘れがたい思い出ができた。夏休みに入った７月最終週の金曜、岐阜県飛騨市で開かれた「夏の一夜のサイエンスカフェ」（東京大学宇宙 … ［続きを読む］

理化学研究所の改革案は百害あって一利なし

　理化学研究所の改革案が８月２７日に発表された。小保方晴子氏が所属し、故笹井芳樹氏の所属していた発生・再生科学総合研究センター（CDB）は名 … ［続きを読む］

クローンES細胞論文を捏造した黄禹錫博士の「復活」

　今年に入り、韓国の論文捏造事件の主役・黄禹錫（ファンウソク）元ソウル大学教授の報道が相次いでいる。ネイチャー２０１４年１月１４日号の記事の … ［続きを読む］

科学者という人生のススメ

　東日本大震災、研究不正問題、STAP細胞騒動など、最近、科学者が社会の厳しい目にさらされるようになっている。これはあくまで一部の科学者の問 … ［続きを読む］

至難のノーベル化学賞予想への挑戦

　今年もノーベル賞発表の季節がやってきた。１０月６日（月）が医学生理学賞、７日（火）が物理学賞、８日（水）が化学賞だ。昨年、ＷＥＢＲＯＮＺＡ … ［続きを読む］

２０１４年ノーベル物理学賞は「トポロジカルな絶縁体」か「青色発光ダイオード」

　「信頼を得る」を、英語では”earn credibility”という。この”earn”とい … ［続きを読む］

【緊急リポート】香港で何が起きているか

　各国の現代史においてそう何度も起きないことが、いま香港で起きている。「そう何度も起きないこと」とは、学生を軸とする若い市民が団結して権力と … ［続きを読む］

エボラ出血熱で思い起こす野口英世の志

　西アフリカでエボラ出血熱が猛威を振るい続けている。劣悪な環境の中、必死で立ち向かっている国境なき医師団等の保健医療関係者の方々には本当に頭 … ［続きを読む］

青色ＬＥＤ授賞にストックホルムの心を聴く

　いつもとまったく違うな。そう痛感したのが、今年のノーベル物理学賞だ。スウェーデン王立科学アカデミーは、青色発光ダイオード（ＬＥＤ）を開発し … ［続きを読む］

ノーベル物理学賞を素直に喜べない方々へ

　青色発光ダイオードについにノーベル賞が授与される。開発成功の直後から「ノーベル賞に値する」と言われ続け、それが現実のものとなった。赤崎勇さ … ［続きを読む］

ノーベル賞発表後の反応に日本の問題点が出た～「役に立つ、立たない」という議論のナンセンス

　今年のノーベル賞発表が終わった。赤崎勇氏、天野浩氏の2人の日本人（中村修二氏は米国籍）がノーベル物理学賞を受賞した。とても喜ばしいことだ。 … ［続きを読む］

続・ノーベル賞発表後の反応に日本の問題点が出た～時代遅れの報道の罪

受賞者のプライベートな事柄などどうでもよい　ノーベル賞発表後の研究者の反応について論じた前稿に続き、続編では日本国内におけるノーベル賞報道を … ［続きを読む］

科学と社会をつなぐとは？　サイエンスアゴラと米欧の先行事例

　今年のサイエンスアゴラが１１月９日に終わった。日本科学未来館とその近辺で繰り広げられる３日間のイベントだ。科学をめぐるさまざまなシンポジウ … ［続きを読む］

「ゴジラ」と「GODZILLA」に見る核兵器観の日米の溝

　少し時期が過ぎてしまったが、11月3日はあの怪獣「ゴジラ」の誕生日（最初の映画公開日）だそうだ。誕生６０年の節目の年ということで各地で催し … ［続きを読む］

「日本版ＮＩＨ」で医療研究は変わるか？

初代理事長に就く末松誠氏に聞く

 日本の医療研究はどう進むのか。 医療研究の司令塔として来年４月にスタートする独立行政法人「日本医療研究開発機構」。初代 … ［続きを読む］

理科教育改革への５つの提言

　「理科教育の明日」と聞いて、早速いろいろな小中学校の教科書 の宣伝文句を見てみたが、「理科を好きになる」「しっかり自然を学ぶ」「身近な生活 … ［続きを読む］

大学学長・総長のあり方の日米差〈上〉

〜カルテック学長就任式の豪華さに思う

　１０月２４日、カリフォルニア工科大学（カルテック）９代目新学長の就任式がにぎにぎしく行われ、筆者も参列した。　学長就任式に参加したのは初め … ［続きを読む］

大学学長・総長のあり方の日米差〈下〉

〜混乱した京大総長選の背景と「大学の小鳥たち」

　前稿ではカルテックの学長就任式典と、それに先立つ学長選考過程について紹介した。以下ではやはり今年動きのあった京都大学の総長選挙について述べ … ［続きを読む］

内側から見た東大総長選

総長候補者の識見をもっと知りたい

　2014年11月27日、東京大学の次期総長選出に関する学内意向投票が行われ、五神真氏（大学院理学系研究科長兼理学部長、物理学教室教授）が、 … ［続きを読む］

総長の仕事は猛獣使いである―京大総長に就任して

大学はジャングル、WINDOWを新たな指針に

「大学はジャングル」と見つけたり　この10月から京都大学の総長として働いている。立候補したわけではなく、学内の教職員の意向投票によって候補に … ［続きを読む］

小保方事件の背景に何があったか

噴出した生臭い疑惑の数々

　理研小保方問題に、幕が引かれようとしている。　直接小保方さん自身に関わるニュースだけ拾ってみると、「早大、小保方氏の博士号取り消し決定、関 … ［続きを読む］

続・小保方事件の背景に何があったか

大変貌を遂げてきた日本の科学の「間違い」

　前稿では、理研とネイチャー誌の広報費を巡る金銭関係と、インサイダー取引疑惑を採り上げた。理研小保方事件をはじめとする科学不正の背景に「ビジ … ［続きを読む］

ＳＴＡＰ細胞が残した深い傷

信頼で成り立っていた研究現場に迷いと苦しみ

　科学の営みが大きく傷ついてしまった。 　１２月１９日、小保方晴子氏らのＳＴＡＰ細胞の検証実験について行われた理化学研究所の記者会見に参加し … ［続きを読む］

イノベーションをいかにして生み出すか

奈良先端大東京フォーラム２０１４で見えてきた方向

　イノベーションをもっと生み出さないと、という声は耳にタコができるほど聞いた。イノベーションが生まれるようにと政府はあれこれ手を打ってきてい … ［続きを読む］

東大の３３本論文不正が見せた深い闇

研究費１５億円　ＳＴＡＰ細胞問題より深刻な捏造・改ざんの病巣

　約１５億円もの公的研究費を受けていた研究室で、３３本の論文に捏造・改ざんの不正があり、１１人が関与していた。　東京大学は昨年１２月２６日、 … ［続きを読む］

宇宙科学計画の公募に見るお国柄

分野の垣根が高い米国、超えようとする欧州、公募にならない日本

　欧州宇宙機関（ESA）では、約４年に一度、中型科学探査ミッションの公募がある。その公募で日本人として初めて提案書執筆のリーダーを務め、この … ［続きを読む］