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文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
文芸の極北、魂のこもった遺訳 担当した編集者としての思い出から書かせて頂く。本書の訳者である柳瀬尚紀さんにはモーツァルトに関するエッセイ … [続きを読む]
上原昌弘 2017年02月16日
毒薬の使い方教えます? こんな手があったのか、とただ感心するだけ。 クリスティーと言えば、もちろん「ミステリーの女王」。「灰色の脳細胞」こ … [続きを読む]
小林章夫 2017年02月16日
大地にかたどられる、ということ 「自然は人間にとって資源である以前に、人間が人間として形成される場なのである」 世界史的観点で近代の意 … [続きを読む]
佐藤美奈子 2017年02月09日
《緑の妖精》に魅入られた人びと 《一杯のアブサンは、この世のなによりも詩的である。一杯のアブサンと夕陽、両者はなにが違うというのか?》 … [続きを読む]
松澤 隆 2017年02月09日
よき「専門性」に欠かせない「アマチュアリズム」という志 『専門家は保守的だ』(1964年)という本があった。日本のビート詩人・片桐ユズル … [続きを読む]
今野哲男 2017年02月02日
普段着の俳句案内 書店のコーナーで見ればわかるが、俳句や短歌の本には入門書が多い。作り方のいろはを教えるもの、名句を鑑賞するもの、季語や … [続きを読む]
松本裕喜 2017年02月02日
女と男の絡み合う果て これは様々な意味で、読者に覚悟を要求する本だ。読み出すと、もはや引き返すことのできなくなる本だ。 『死の棘』は単 … [続きを読む]
中嶋 廣 2017年01月26日
核ミサイル保有へと向かう愚かさ 本書は過去3、4年の間に著者がさまざまな媒体に書いてきた短い文章をまとめたものである。 そういうスタイルで … [続きを読む]
大槻慎二 2017年01月26日
日本の歴史だけ見ていても分からないのだ もう半世紀以上も前、「世界史」はけっこう勉強した。まあ、受験科目の一つだったわけだが、残念ながら … [続きを読む]
奥 武則 2017年01月20日
オオカミ的孤独の俳人 金子兜太、97歳。俳句会の巨星とも大御所とも呼ばれるが、その俳人の新刊に「いま、」の書名が付けられている。実に的を … [続きを読む]
東海亮樹 2017年01月20日
未来に向けた「社会的共通資本」の構想 ふつう経済学者といえば、どうすれば経済活動が活発になり、国の経済規模を大きくできるかを考えている人 … [続きを読む]
木村剛久 2017年01月18日
戦後的現実を背景にした刺激的なマンガ史だ! 日本の現代マンガは、手塚治虫を起点にして、それが太い幹に育ち枝葉を茂らせて隆盛期を迎えたとい … [続きを読む]
野上 暁 2017年01月18日
文化・エンタメ
2016年の出版界は、明るい話題がほとんどないままに暮れた。 2月に取次の準大手の太洋社が破産した。これで、大阪屋、栗田出版販売、太洋社の … [続きを読む]
中川右介 2017年01月16日
トラウマは人間がいかなる存在であるかを教える ある女性が水の入ったコップをひっくり返した。それを見て近くにいた男性が立ち上がり、ティッシ … [続きを読む]
西 浩孝 2017年01月10日
あやしげな体操着から見える学校と社会 いきなり言い訳めくが、僕はこのブルマーなる体操着そのものに惹かれたことはまったくない。 … [続きを読む]
高橋伸児 2017年01月10日
「言論のアリーナ」としての書店 今年6月、人文書院から『書店と民主主義――言論のアリーナのために』を上梓させていただいた。人文書院のHPの連 … [続きを読む]
福嶋聡 2016年12月27日
「ムリ! ヤダ!」と反発し、それでも思うこと ITのなかった時代のやり方を続けている今の学校教育はムダです。 自動運転車が実現しても、機 … [続きを読む]
小木田順子 2016年12月23日
「会心の庶民史」を貫く「失われない『個』」 インターネットを眺めていると、この国の権力がやることに対して批判を展開する人は「反日勢力」の一 … [続きを読む]
井上威朗 2016年12月23日
年末に読むには刺激が強すぎるかも 知る人ぞ知る月刊雑誌『選択』。書店売りなし。毎月購読を頼むと、月初めに送られてくる。もちろん購読料はかか … [続きを読む]
小林章夫 2016年12月15日
少年の日の夢に賭ける監督の、映画ひとり語り 異彩を放つ、ダンボール製の函。背には和田誠の手書きの特徴的な袋文字で「大林宣彦 いつか見た映画 … [続きを読む]
上原昌弘 2016年12月15日
格差拡大は誰にも恵みをもたらさない ひたひたと、しかし確実にこの社会に歩み寄る「貧困」の恐ろしさを改めて認識させられた。「貧乏」「貧困」が … [続きを読む]
佐藤美奈子 2016年12月08日
シャワーのあとで飲めなかったその味は 夢中になり、一晩で読んでしまった。 著者はドイツ文化の専門家だが、収容所体験のある帰還者ではない。 … [続きを読む]
松澤 隆 2016年12月08日
いつの間にか動いているもの 昨今のインドはどのような国かと問われたら、旧来の「東洋の神秘」的な返答にとどまる人が、日本にはまだまだいるよう … [続きを読む]
今野哲男 2016年12月01日
日本人はどういうふうに本を読んできたのか 書名に惹かれて読んでみた。「読書」をテーマにした本は多いが、ほとんどが読書術や読書論など方法や技 … [続きを読む]
松本裕喜 2016年12月01日
伝承される遺伝子 〈「文藝」という雑誌がある。 昭和八(一九三三)年、かつて隆盛を誇った改造社から創刊され、当時の文壇の「文芸復興」の機運 … [続きを読む]
大槻慎二 2016年11月24日
第一人者の透徹した目 サブタイトルに「政権とメディアの8年」とある。新聞も出版もテレビもここ数年、厳しい時を過ごしてきた。今は亡き評論家 … [続きを読む]
中嶋 廣 2016年11月24日
諷刺とパロディーに生きて 本書の帯に「丸山眞男が畏れた兄とは?」とある。これは相当にうまい惹句だと読み終わって思った。 丸山鐵雄は、明治 … [続きを読む]
奥 武則 2016年11月17日
本の未来も働き方の未来も明るい 本と出版の世界の名案内役である著述家の永江朗さんが、1人や数人で立ち上げた「小さな出版社」の11社12人 … [続きを読む]
東海亮樹 2016年11月17日
「外交は国の専管事項だ」。政府関係者や政治家がよく口にする言葉だが、はたしてそうか? それでいいのか? この本は、日本の外交の現状に疑問を … [続きを読む]
竪場勝司 2016年11月15日
魂の声が国を超えるとき ベラルーシのジャーナリスト、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチは、およそ20年の歳月をかけて本書を出版し、2015年 … [続きを読む]
木村剛久 2016年11月11日
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