戦争 の検索結果

二つの「トラウマ」から始まった集団的自衛権問題。公明党による本気の反撃とは？

　外国のインテリジェンス専門家と話していると、　「この時期になぜ集団的自衛権問題が、突然、浮上してきたのですか。日本を取り巻く安全保障環境が … ［続きを読む］

イラク情勢とトルコの大統領選挙（上）――カギを握るクルド人

エルドアンの切り札　トルコのアブドゥラー・ギュル現大統領の任期が、この８月２８日で満了する。それに先立つ８月１０日に、国民の投票で新たな大統 … ［続きを読む］

［1］「上からの体制変革」の決定的開始

「上からの体制変革」の進行　遂に７月１日に、集団的自衛権行使の容認を柱とする閣議決定が行われた。　筆者は、「公明党が握る平和憲法の命運」（W … ［続きを読む］

［38］日本は軍拡の罠に落ちないか――平和国家の看板を降ろすな

　安倍晋三政権は、日本国憲法の改定も経ずに、閣議決定による憲法解釈の変更で、集団的自衛権の行使を容認した。南シナ海では中国とベトナム、フィリ … ［続きを読む］

中国　孤独な知識人に連帯を

阿古智子（あこ・ともこ）／東京大学大学院准教授（中国現代社会研究）

　中国の人権派弁護士の浦志強氏、元社会科学院研究員で民主社会の実現を訴えた徐友漁氏ら改革派知識人が、天安門事件を振り返る内輪の集会に参加した … ［続きを読む］

元経産省官僚・古賀茂明さんに聞く――ブレーキなき安倍政権が突っ走る原発再稼働への道

　今年は震災後、初めて「原発ゼロ」で迎える夏となった。しかし原子力規制委員会の再稼働の審査は秋以降の再稼動に向けて、いよいよ大詰めを迎える。 … ［続きを読む］

法相が指揮権を発動するのは「悪」なのか

（３）昭電疑獄、造船疑獄から小沢事件、尖閣沖衝突まで

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「検察のレジェンド」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経つ。 … ［続きを読む］

これが戦争のリアルだ！　『戦争と性』にみる「道徳的頽廃」

　鈴木邦男は、自らも右翼活動家であった若かりし日々に土方歳三に魅了されていたことを「自己批判」し、小説や映画に描かれた〈歴史〉や人物像は実際 … ［続きを読む］

［8］集団安全保障という名の戦争への道

狡猾な文言挿入　さらに、極めて重要なのは、与党の間で、閣議決定に関して集団安全保障における武力行使への道を開く可能性も暗に了承されているとい … ［続きを読む］

バグダッド・ルポ　近づく戦火に息を殺す市民

　「この外国人は何者だ。身分証明書を出せ。日本人か」ーー自動小銃を持った兵士が車の窓ごしに鋭く問う。バグダッド市内には、いたるところに軍と治 … ［続きを読む］

ＮＨＫ問題とは何か～公共放送の未来を考える 【鼎談】中北徹×林香里×増田寛也（４）　放送分野に独立行政委員会をつくれるか

司会：WEBRONZA編集長　矢田義一

　林　ＮＨＫをめぐる全体の状況に、私は強い不満を抱いています。たとえば、新聞通信調査会の2013年の調査によると、ＮＨＫテレビは、新聞、民放 … ［続きを読む］

若者の心をつかむヴァイス・メディア

　ここまで好き嫌いがはっきり分かれるメディアも珍しい。熱狂的なファンもいれば、とてもついていけないという人もいる。若者の心をつかんで急成長中 … ［続きを読む］

イラクのことはイラクに任せよ

　米国は、今次のイラク情勢の急変で、イギリス、フランス、オランダ、日本、旧ソ連、米国自身などが、帝国主義的な領土・勢力圏拡大と、その挫折で学 … ［続きを読む］

時代の刻印を濃厚に帯びた元祖『ゴジラ』

　『ゴジラ』（１９５４）のデジタル・リマスター版が劇場で公開中だ。もちろん７月２５日公開の米国版『ゴジラ』をワーナー・ブラザーズと共同配給す … ［続きを読む］

国連加盟は憲法違反である

　「平和憲法」を持つ日本は、本当は国連に加盟できない。　昨今、集団的自衛権の憲法解釈を巡って、国会の内外で論戦が繰り広げられているが、もっと … ［続きを読む］

［5］持っているのに使えない権利

未来の中東戦争、そして東アジア戦争に日本は参戦するのか？　具体例を考えてみよう。安倍晋三首相は、当初の会見（５月１５日）では、日本人の母子ら … ［続きを読む］

［4］自衛権か、他衛権・先制攻撃権か？

「集団的自衛権」の意味変化　戦後の早い段階では、自衛権と言えば、今で言う個別的自衛権、つまり日本なら日本自体の自衛の権利のことを指した。集団 … ［続きを読む］

［34］日本には、日本の道がある・・・自主防衛論はどこに？

　安倍政権が、集団的自衛権の行使を、日本国憲法の改定をともなわず、行政権を代表するに過ぎない内閣が、憲法解釈を変更するだけで可能にしようとの … ［続きを読む］

イラク危機：イスラム国の急拡大を読む

　イスラム過激派組織「アルカイダ」の流れをくむ「イラク・シリア・イスラム国（ISIS）」が、イラク北部の第2の都市モスルやさらに南のティクリ … ［続きを読む］

［3］違憲判決と自衛権の正統化

自衛隊違憲論と公定解釈　これまでになされている憲法解釈や政治的議論を知らない人が、初めて虚心坦懐に憲法の前文や第９条を読むと、「そもそもこの … ［続きを読む］

海外在住者だからこその集団的自衛権反対論

　集団的自衛権を認めるという、憲法解釈変更がほんの数ヶ月で具体化しつつある。しかし、憲法にもかかわる重大な政策変更にもかかわらず、日本がどこ … ［続きを読む］

［5］出発点となったアンデルセンの『雪の女王』

　６月４日、『アナと雪の女王』が新記録を打ち立てた。『タイタニック』（１９９７年）の持つ動員記録１６８３万人を抜き、日本で公開された外国映画 … ［続きを読む］

拉致「再調査」合意と北朝鮮の権力闘争――北は「どういう日本人」を出してくるのか

　最近のことである。北朝鮮にいる可能性濃厚とされる行方不明者（特定失踪者）の女性の家族のところに、県警の捜査員が訪れたという。　「県警のホー … ［続きを読む］

［33］東アジア・東南アジアの軍事戦略バランスの大変化・・・中国軍首脳の強気発言の背景

　米国政府国防総省国防長官室は、毎年５月から６月に、中国の軍事情勢についての報告書を米国連邦議会に提出する。　今年も、先週６月５日に、Mil … ［続きを読む］

［3］人間としての良心とは？

　ジョシュア・オッペンハイマー監督との対話の最後の部分を掲載します。彼の語るドキュメンタリー観はとても示唆に富んでいると思います。　そして、 … ［続きを読む］

中国共産党が「対テロ戦争」に成功しても、ウイグル族の「聖戦」は続く

　中国で少数民族のウイグル族によるテロが相次いでいる。中国共産党は５月２８、２９の両日、習近平党総書記も出席し、４年ぶりの「中央新疆工作座談 … ［続きを読む］

［4］「こんな国は捨ててやる」、愛国者たちの悲しみ

　先日、知り合って２０年以上になる古い友人に会った。韓国のパフォーミングアーティストの第一世代、８０年代から政治的運動とは別の場所で「大韓民 … ［続きを読む］

［10］第３章「端境期のセヴンティーン（２）」

１７歳のテロリスト、山口二矢

　本章では、１９６０年という「端境の年」に、若者たちが何に憧れ、何を怖れ、どんなものにつき動かされて、どこへ向かって走ったのか振り返る。端境 … ［続きを読む］

中国における訴訟リスクに備えよ

津上俊哉（現代中国研究家）

　今年４月、中国の裁判所が日本の船会社が中国で運航する船舶を差し押さえ、同社が４０億円の供託金を支払った。日本は、日中間の戦時賠償問題は国交 … ［続きを読む］

［31］日本の人口問題……ダウン・サイジングの受容も、国家戦略として賢明な選択肢か？

　日本政府の経済財政諮問会議の下に設けられた「選択する未来」委員会は５月１３日、急激な人口減少に対応するため、「５０年後（２０６０年代）に人 … ［続きを読む］