ソウル の検索結果

金正恩第１書記の「新年の辞」　韓国との対話姿勢示す

礒崎敦仁（慶應義塾大学専任講師）

　2014年元日の朝、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が「新年の辞」を述べた。金正日（キム・ジョンイル）総書記は毎年「新年共同社説 … ［続きを読む］

アベノミクスは韓国経済モデル追随で、増税イヤーを乗り切るか？

　最近、香港と韓国を訪れた。１９世紀の英国がアジアの貿易・金融センターとして開発した香港の経済制度はレッセ・フェールで、今も税金、社会保険料 … ［続きを読む］

【２０１３年　ポピュラー音楽　ベスト５】　「小細工」してないアーティストたち

（１）アルバム「ＢｉＳ階段」（ＢｉＳ階段、エイベックス）（２）ポール・マッカートニー公演（１１月２１日、東京ドーム）（３）アーマ・トーマス公 … ［続きを読む］

【２０１３年　演劇　ベスト５】　文化支配の暴挙をあばく「国語の時間」

１． 風琴工房「国語の時間」（２月２２～２８日、座・高円寺１）　日本統治下における日本語教育の現場を描いた舞台だが、単なる歴史の一幕ではない … ［続きを読む］

安重根の思いを日韓が知る時、東アジアの未来は開ける

　菅義偉官房長官は、１１月１９日、初代韓国統監であった伊藤博文の殺害現場となったハルピン駅における安重根の石碑設置が韓中両政府の合意の下で進 … ［続きを読む］

東京の未来には奇抜な新国立競技場がふさわしい

　東京五輪のためのザハ・ハディド(Zaha Hadid)による新国立競技場設計案の是非が話題となっている。ザハの案に対して建築家の槇文彦さん … ［続きを読む］

『慰安所管理人の日記』公開の裏側

　韓国の書店にいま、実に興味深い内容の、分厚い韓国語の本が並んでいます。　題名は『日本軍慰安所管理人の日記』。第二次世界大戦中にビルマ（現ミ … ［続きを読む］

［6］２０１４年は沖縄にとって分岐点になる予感　

　６月に出した拙著『沖縄ワジワジー通信』（七つ森書館）の出版記念と銘打って、沖縄・宜野湾市のカフェ・ユニゾンという洒落たスペースで小さなトー … ［続きを読む］

「いわゆる」と「地方削減」から考える ＮＨＫの今後と公共放送のあり方

水島宏明（ジャーナリスト、法政大学社会学部教授）

 従軍慰安婦に関する大阪市長の発言がさかんに報道された頃、「いわゆる『従軍慰安婦』をめぐる橋下大阪市長の発言で… … ［続きを読む］

潘基文・国連事務総長の発言は誤りか？――今こそ虚心坦懐に

　２０１３年８月２６日にソウルで行われた記者会見の中で、潘基文（パンギムン）・国連事務総長が、歴史認識によって北東アジアで対立が深まっている … ［続きを読む］

希望を忘れた関係に未来はない――韓国人サポーターの横断幕に思う

　７月２８日に行われたサッカーの東アジアカップにおいて、韓国人サポーターが「歴史を忘れた民族に未来はない」との横断幕等を掲げたことは日韓両国 … ［続きを読む］

科学の本質と論文不正の微妙な関係

　論文不正が芋づる式に発覚している。特に東大分子細胞生物学研究所の教授（すでに辞職）が関与した事件は、波紋を呼んだ。先月明らかになった大学側 … ［続きを読む］

天才監督・清水宏を知っていますか？（下）――奇跡のような映画の数々

　１９５２年の１１月１０日「読売新聞」夕刊の演芸欄に、溝口健二、小津安二郎、清水宏の鼎談が載っている。日本映画の海外進出が主なテーマだが、冒 … ［続きを読む］

日本、中国、韓国の首脳は「不戦」を誓え

丹羽　宇一郎（にわ・ういちろう）／元駐中国日本大使

　尖閣諸島や竹島をめぐる争いで、日本と中国、韓国の関係が悪化している。４月末には麻生太郎副総理ら160名余りの国会議員が靖国神社に参拝した。 … ［続きを読む］

【無料】　「マーガレット」とアイドルの５０年（下）――「花より男子」の成功とアジア市場の未来

　創刊５０周年を迎えた集英社の少女漫画雑誌「マーガレット」「別冊マーガレット」とアイドルとの関わりについては、「『マーガレット』とアイドルの … ［続きを読む］

安倍首相インタビューを不正確引用した米紙の東京特派員

安倍首相インタビューを不正確引用したワシントン・ポスト特派員　色眼鏡をはずしてくれ　外国法事務弁護士・米ＮＹ州弁護士スティーブン・ギブンズ（ … ［続きを読む］

不正競争防止法における営業秘密の使用とは何か？

　｢産業スパイ｣の摘発や損害回復の根拠となる不正競争防止法。不正競争防止法では、企業などが営業秘密を不正に侵害された場合、侵害者に対して、当 … ［続きを読む］

鴻海からサムスンへ、綱渡りするシャープの今後

　シャープが３月６日、サムスン電子から約３％（１０３億円）の出資受け入れを発表した。昨年7月に台湾の鴻海（ホンハイ）精密工業が約束した６７０ … ［続きを読む］

東アジアの国際結婚ブームは去ってしまうのか

団藤保晴

　21世紀に入って国籍の壁など吹き飛ぶのではないか、とも思わせた東アジアの国際結婚ブームが急速にしぼみつつある。最新2011年統計では、20 … ［続きを読む］

金正恩を支える「３大家系の体制支配システム」と秘めたる火薬庫「張成澤」

　この２月１６日、平壌（ピョンヤン）の錦繍山（クムスサン）太陽宮殿は厳粛な空気に包まれていた。金正恩（キム・ジョンウン）第一書記、その両側を … ［続きを読む］

受験から見た日本と韓国――情、家族、社会

■私に『涙と花札』を書かせたもの　私は２０１２年末、日韓文化論として新潮社より『涙と花札――韓流と日流のあいだで』を上梓した。その本では、通 … ［続きを読む］

世界一になる夢を潰えさせたか、中国の重篤スモッグ

団藤保晴

　米国を抜いてＧＤＰ世界一になる中国の夢が、2013年年明け早々、北京から内陸部まで33都市を覆った観測史上最悪の有毒スモッグで潰え去ったと … ［続きを読む］

デジタル環境で変わる「読書のかたち」～日韓中「出版シンポジウム」に参加して

植村八潮

　電子書籍専用端末の新製品ラッシュにより低価格化が進んでいる。口火を切ったのは７月に発売された楽天の「コボタッチ（Kobo Touch）」だ … ［続きを読む］

１６年招致のリオの巻き返しを思い出そう

稲垣康介

　新春の吉兆なのか。事務局がある東京都庁の４１階からの眺めは壮観だった。　澄み切った青空。遠くに雪化粧した富士山がくっきり見えた。　１月４日 … ［続きを読む］

韓国次期大統領・朴槿恵の「絶望と希望」――父娘２代の物語

　６０歳。未婚。選挙にめっぽう強いことから、人呼んで「選挙の女王」――。　１２月１９日に投開票された韓国大統領選で当選した、保守系与党セヌリ … ［続きを読む］

【２０１２年　演劇　ベスト５】 「るつぼ」が浮かび上がらせる「異端排除」

（１）新国立劇場「るつぼ」　魔女狩り裁判を描いたアーサー・ミラーの傑作戯曲の上演。宮田慶子の精緻な演出とキャストの熱演により、休憩をはさみ３ … ［続きを読む］

現代・起亜の燃費水増し、「アンフェア」を生む土壌

　現代とその子会社・起亜自動車による大規模な燃費水増しがこのほど米国で発覚した。１１月の米販売統計では、台数は伸ばしたものの、日本車やドイツ … ［続きを読む］

女性誌・アイドル誌の大型事務所に対する屈服

小野登志郎

　１１月２８日、東方神起を脱退したＫ－ＰＯＰグループ「JYJ」とその元所属事務所SMエンターテイメントとの間の契約を巡る３年以上続いたソウル … ［続きを読む］

核燃料サイクルと「アメリカの意向」

　与野党11党首が集った１１月３０日の日本記者クラブ主催の党首討論会で、日本維新の会代表・石原慎太郎氏は、その選挙公約のひとつ、「2030年 … ［続きを読む］

『カリフォルニア・ドールズ』を見ずに死ねるか！（最終回）――アルドリッチおよび本作をめぐるア・ラ・カルト

＊フランソワ・トリュフォーらフランス・ヌーヴェルヴァーグの面々が独創的な＜作家＞として評価する以前は、ロバート・アルドリッチ同様、たんなる職 … ［続きを読む］