バブル の検索結果

価格競争の先　消費者が納得するには

神通力を失うデフレにかなった商い

　この春、東京・二子玉川にオープンした「蔦屋(つたや)家電」に出かけた。大手の書店チェーン「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエ … ［続きを読む］

［書評］『「空間」から読み解く世界史』

宮崎正勝著

中心が移動してゆく世界史の空間　　　 「空間から読み解く」という書名に惹かれて買ってみた。「空間革命」(カール・シュミットの言葉)の観点から … ［続きを読む］

ヤフー、「3度目の金融事業参入」の成否

揺れるソフトバンクグループの事業戦略に厳しい見方も

　ヤフーが再び金融事業に参入しようとしている。　もともとヤフーを傘下に有するソフトバンクは2000年前後、いち早くネットと金融の相性が良いこ … ［続きを読む］

制度問題のみ語る「闇」　内田樹さん

「大阪都構想」住民投票でみえたもの

　いわゆる「大阪都構想」と呼ばれる大阪市の解体構想についての住民投票が終わり、構想は否決された。数千票が動けば勝敗が逆転するほどの僅差(きん … ［続きを読む］

科学技術立国の未来放棄に気付かぬ政府

論文生産と博士課程進学者の急降下、もはや手遅れか

　科学技術立国は資源小国日本の国是だったはずだ。その未来が放棄されつつあると論文生産と博士課程進学者の指標が示すのに、政府・文部科学省は「世 … ［続きを読む］

マスメディア採用担当者による徹底議論

デジタルもジャーナリズムも――コミュニケーション能力の高い若者たちよ、来たれ

　就職先としてのメディアの人気の低下が言われる中、各メディアの採用担当者に、採用活動で力を入れている点や、求める学生像について、本音で語り合 … ［続きを読む］

大塚家具の親子合戦。コンサル姫か、血と汗か

昭和な私が解釈すると……

　大塚家具親子合戦の当初、私は娘の久美子社長という人を贔屓にしていた。 　発端は2月25日の夜、父の勝久会長という人が会見する様子をテレビ画 … ［続きを読む］

「山谷」を初めて歩いてみた

「福祉の街」への変貌

　先日、関わっている日本政策学校の活動の一環で、「山谷」の現場を視察させていただく機会を得た。現地で活躍するNPO法人山友会の由井和徳理事や … ［続きを読む］

［22］第3章　文学篇（純文学）（2）

勃興する新しい勢力

　1927（昭和２）年、知性派の作家、芥川龍之介が大量の睡眠薬を飲み自殺した。自殺の理由として芥川は「ぼんやりした不安」という言葉を遺した。 … ［続きを読む］

大阪都が審判へ　橋下改革の「最終決戦」

公明党本部の意向で方針転換され実現が決まった5月17日の大阪市民の住民投票で

  大阪市を五つの特別区に分割する「大阪都構想」の制度案（協定書）が、大阪府、大阪市の両議会で可決された。5月17日にある大阪市民 … ［続きを読む］

「ふるさと納税」に地方分権の可能性をみる

問われる自治体のプロデュース能力

　「ふるさと納税」が評判だ。多くの人々がその仕組みを活用し、メディアでも頻繁に取り上げられている。　では、「ふるさと納税」とは、そもそもいっ … ［続きを読む］

「一帯一路」構想に浮かれる中国

　この数カ月、中国で大流行している新語がある。「一帯一路」である。　「一帯一路」とは、①中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる … ［続きを読む］

崩れ去るホンダの神話

不振の深層と新体制の取り組むべき課題を探る

　ホンダは2月23日、伊東孝紳社長が6月に退任し、後任に八郷隆弘常務執行役員を指名する社長人事を発表しました。タカタのエアバッグ問題やフィッ … ［続きを読む］

金融バブル、今度は異なるのか?

歴史に学び後世に語り継ぐ意味

　『This Time Is Different: Eight Centuries of Financial Folly』――。Carmen … ［続きを読む］

［30］第6章「＜遠郊＞の憂鬱（6）」

＜遠郊＞をどう語るか

　大塚英志と宇野常寛の興味深い視点を共有した上で、もう一項加えて、この章を終えたい。　大塚は、80年代以来のオタク文化を乗り越える契機を探し … ［続きを読む］

東大「SCHAFT」はなぜ日本を去ったのか

インターネットの普及で劇的に開けた世界への道

　東大のロボットベンチャー「SCHAFT」(注)がグーグルに100%買収されたのは2013年11月のことだ。ニュースは大学や産業界のみならず … ［続きを読む］

［26］第6章「＜遠郊＞の憂鬱（2）」

窮乏化する地方経済

　立松和平は、『遠雷』に続く作品として、『春雷』（1983）と『性的黙示録』（1985）を書いて、3部作をなした。　最初の作品が、息詰まるよ … ［続きを読む］

タカラヅカ＝宝塚とＡＫＢ４８の違いは何か？

「必然」と「偶然」にあらわれる時代性

　「タカラヅカ」=宝塚歌劇は、2014年に創立100周年を迎えた。創立は1913年(大正2年)、まだ第一次世界大戦も始まっていない年だ。　浮 … ［続きを読む］

［22］第5章「夢見られた学園（4）」

暴力におおわれた時代

　70年代の「学校嫌い」は、まず「校内暴力」として現れた。旋風のように全国の中学や高校で吹き荒れ、80年前後にピークに達した。　特に激しかっ … ［続きを読む］

K-POP衰退後の新大久保の現在

韓流バブルがはじけマルチカルチャーの街へ変貌

　多文化共生のモデルタウンとも言うべき東京・新大久保。が、この街は韓流の興隆と共にコリアン・タウンとして脚光を浴びるようになり、韓流の中のト … ［続きを読む］

IMFが日本経済の「失われた30年を認定」

安倍首相の強気は国際的評価を無視する虚構にすぎない

　アベノミクスが成長を達成と言えるのか、IMF（国際通貨基金）が昨年10月に公表したGDP推移見込みをグラフにすれば現実は「失われた30年」 … ［続きを読む］

これからのネットメディア

「拡散力」と「信頼力」が重要になる

　2013年以来、アメリカでは大きな動きが生じている。アマゾンのCEOジェフ・ベゾスが個人でワシントン・ポストを買収し、またイーベイの創業者 … ［続きを読む］

北陸新幹線がラムサール登録湿地を脅かす！

開発から守られてきた中池見湿地に迫るトンネル建設計画

　日本の鉄道技術の粋を集めて走る新幹線。だが、その新路線が今、国際的に貴重な湿地を守るラムサール条約の登録地内に建設されようとしている。3月 … ［続きを読む］

地域分散・ネットワーク型社会のエネルギー政策

先進的役割を負うエネルギー兼業農家と真剣な改革を求められる農協、財界

　いま新しい時代が始まっています。産業構造と社会システムは20世紀の「集中・メインフレーム型」から21世紀の「地域分散・ネットワーク型」へと … ［続きを読む］

［12］欲望はその属性として、欲望を欲望する

　2008年のサブプライム金融商品に端を発した金融バブルの破裂は、別に驚くべきことじゃなかった。　なぜか?　それが資本主義の本質だから。　W … ［続きを読む］

［11］カジノで資本主義社会を考えてみた

　もうずいぶん昔の話となる。　アメリカのダウ工業株平均が、2003年4月初頭以来8000ドルをはじめて割った日(2008年10月10日)に、 … ［続きを読む］

肥大化してきた雑誌の姿を転換する試みが始まった

文字を届けるメディアという雑誌本来の姿に原点回帰、新しい役割も模索

　日本の雑誌市場が1996年をピークに縮小を続ける中、部数回復をめざして、かつては考えられなかったような大胆な転換の試みが始まっている。　そ … ［続きを読む］

キリンは本当に立ち直れるか

トップ人事の迷走の果てに独り負け、本当の敵はキリン自身の中にあった

　キリンホールディングス（HD）のトップ交代が12月22日、年末の慌ただしさの中で発表された。業績低迷に歯止めがかからないキリンは、新体制に … ［続きを読む］

政界ドン逮捕の後に辣腕の司法記者が耐えきれなくて泣いた理由

（１９）金丸脱税事件

　ロッキード事件、リクルート事件など戦後日本を画する大事件を摘発し、「特捜検察のエース」と呼ばれた吉永祐介元検事総長が亡くなって１年が経った … ［続きを読む］

［２０１４年　ポピュラー音楽　ベスト５］

アナ雪、松田聖子……女声がいいです。

　年の瀬。なんていうかこの、世界とソリが合っていないんだな、最近。自分が考えていることと、世間の感じていることの、波長がまるっきり合わない。 … ［続きを読む］