銀座 の検索結果

［20］再び「子殺し」「親殺し」考『晩春』13

境内で財布を拾う杉村春子のコミカルな演技　映画『晩春』は、紀子(原節子)が、佐竹熊太郎という男との見合いに、不承不承応じさせられ、2階の彼女 … ［続きを読む］

沖縄はなぜ伝わらないのか

日本の報道自由度を回復するために

　報道の自由は民主主義の柱である。権力を監視するウォッチドッグとしての自由な報道なくして民主主義社会は機能しない。　ところが国際ジャーナリス … ［続きを読む］

［書評］『「男はつらいよ」を旅する』

川本三郎著

「動態記憶装置」としての「寅さん」映画　　　日本映画がギネスブックに掲載されている。まさかと思うだろうが、それが山田洋次監督、渥美清主演『男 … ［続きを読む］

［43］あの大事件の取材をしてこなかった

組織というものの非情さを…7月18日(火)　局での定例会議後に、雑務整理。先週の放送がなかったので、どことなく緊張感が途切れた … ［続きを読む］

消去法で都民ファーストを選んだ東京育ち無党派層

「自民にも民進にも入れたくない」　投票所に入った後の1分間で決まった東京都議議選

　「うーん。そうですか……」　机を挟んだ目の前で、男は深刻な顔をしていた。能天気に言った僕の言葉がそんな真剣なリ … ［続きを読む］

フジテレビのトップ交代の真相（下）

社員に届かなかった亀山社長の鼓舞、期待に応えられなかった現場のエース

　ドラマ「ロングバケーション」のヒットや映画「踊る大捜査線」の成功で実績を重ねフジテレビ社長に2013年に就任した亀山千広氏（６０）の退任か … ［続きを読む］

『わが闘争』が学校でＯＫなら『共産党宣言』は？

教育勅語と合わせて学校教育で使えるなら、こんな面白いことはない

　いったいあの人たちはなにを考えているのだろうか。　4月はじめに政府は、明治国家の国民に対する馴撫(じゅんぶ)と瞞着(まんちゃく)のプログラ … ［続きを読む］

屋内全面禁煙は小規模店にとって大打撃

日本型分煙を世界に発信していくべきだ

　厚生労働省が提案している、飲食店などのサービス業に対し、喫煙専用室以外は禁煙とする「原則屋内禁煙」を一律に適用する規制強化案については断固 … ［続きを読む］

［書評］『神田神保町書肆街考』

鹿島茂著

書物と学問への熱情が堆積した特異な街の近代史　　　なぜ神保町が、世界にも類を見ない古書の街になったのか。それを「産業・経済・教育・飲食・住居 … ［続きを読む］

［23］ニ・ジュダーリ／スティーブ・ライヒ

不思議なつながり2月28日(火)　朝7時の便で大阪へ。森友学園問題の取材だ。大阪空港から豊中市の「瑞穂の國記念小学院」(小学校)の現場へ直接 … ［続きを読む］

松方弘樹、東映の看板を背負った映画俳優

「仁義なき戦い」で「芝居するな」の呪縛から解かれる

　俳優の松方弘樹さんが亡くなって、早や49日を迎えようとしている。巷では、松方さんの祇園や銀座での豪遊ぶりや、京都洛西にあった御殿の様子が痛 … ［続きを読む］

訪日外国人｢４千万人｣時代に向けて

どう進める｢観光立国｣への道

変わるインバウンドの風向き　昨年12月、臨時国会で『統合型リゾート(ＩＲ)整備推進法』(カジノ法)が成立した。同法は日本でカジノ実現に道を開 … ［続きを読む］

転落防止へ、点字ブロックとホームドアの課題

点字ブロックに必要な配置の見直し。ホームドアは“最後の切札”

＊訂正　2月3日配信時点で「誘導」と「警告」の語が入れ違っておりましたので、2月6日に修正しました。内方線つき点状ブロックに効果なし？　20 … ［続きを読む］

ローマ字表記は東京五輪に向けて変えるべき（下）

外国人のための新しいローマ字表記の提案

長短の表記が不可欠である　前回(上)で書いたようなことはまだ大した問題ではない。　はるかに大きな問題は、長音と単音をどう区別するかである。国 … ［続きを読む］

［13］[性的解放」と「禁制」考　『晩春』６

原節子自身の手で断行された「子殺し」

さりげなく提示された「子殺し」の主題　映画『晩春』における、お互いに好意を持ち合っている原節子と宇佐美淳が、湘南海岸道路をサイクリングするシ … ［続きを読む］

ニューヨークと台北に見る国際M&A（企業買収）交渉の東西比較考

国際M&A交渉の東西比較考アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士　鼎 博之　1　はじめに　私は1985年から約3年間米国に滞在し、 … ［続きを読む］

障がい児を持つ親として問う国の在り方（下）

相模原事件から2カ月が過ぎてもなお

  ネット社会に留まっていた障がい者への差別意識の発露が、表の社会に飛び出してきたのはいつのころからだろう。  石原慎太 … ［続きを読む］

［書評］『「世界のクロサワ」をプロデュース～』

鈴木義昭著

日本映画史の欠けたピースを埋めた力作　　　『七人の侍』『羅生門』『生きる』。言わずと知れた黒澤明監督の名作だ。こちらはどうだろう。『セックス … ［続きを読む］

「シン・ゴジラ」が国民的映画になった理由（上）

庵野秀明総監督が采配した細部のリアルさと深層心理への働きかけ

　8月中旬、二子玉川。話題となっていたIMAXシアターで『シン・ゴジラ』を初鑑賞。夏休み時期ということもあってか、劇場には小学生から70代の … ［続きを読む］

満員電車対策で総２階建て通勤電車は導入できるか

車両スペース、台車、ホーム、人件費、座席から考える

首都圏は２階建て車両が多い　新しい東京都知事に就任した小池百合子氏は、マニフェストのひとつに「満員電車をゼロへ」を挙げ、その中に、「2階建て … ［続きを読む］

［書評］『東京戦後地図』

藤木ＴＤＣ著

ヤミ市跡が呼び覚ます都市の記憶　　　たとえば新宿の「新宿ゴールデン街」や「思い出横丁」、池袋の「栄町通り」や「美久仁小路」。高層ビルを中心と … ［続きを読む］

都知事選の政策論争を検証する

勝負を分けた、待機児童・防災都市計画の具体策

争点の第一は待機児童解消　７月３１日に行われた東京都知事選挙の結果は、小池百合子氏の圧勝に終わった。 　選挙戦における政策面での争点の第一は … ［続きを読む］

［9］「子殺し」「親殺し」考　『晩春』２

冒頭シーンに次いで周到に書き込まれた布石　父親による「娘殺し」と娘による「父殺し」という視点から、『晩春』を見返してみると、この作品が、冒頭 … ［続きを読む］

表現の自由の観点からは、法規制には問題が残る

マイノリティーに寄り添ったメディアの報道に期待

１　ヘイトスピーチ対策法の成立　５月24日の衆議院本会議において、いわゆるヘイトスピーチ対策法――以下、本法と記す――が可決、成立した。 　 … ［続きを読む］

舛添批判も重要だが、マスゾエ流の横行こそが問題

ちょろまかしにはじまる構造汚職と「上から目線」

　ゼニゲバ、ドケチ、ウソツキ、マネロン、ツケカエ魔、ネコババ、ゴマカシ、強欲、吝嗇(りんしょく)、卑劣、まあ、いろんな表現があるものだ。いわ … ［続きを読む］

沖縄の新聞は偏向しているのか？

平和と人権を奪われた側に立つ記者たち

　この春、「琉球新報」記者の新垣毅(あらかき・つよし)（45）は文化部編集委員から東京支社報道部に異動した。異動に先立ち、部屋探しのために上 … ［続きを読む］

トンコハウス展　『ダム・キーパー』の旅

未来志向の創意あふれる短編アニメーション展示

同時開催中の「ピクサー展」と「トンコハウス展」　3月5日から東京都現代美術館で開催されている「スタジオ設立30周年記念　ピクサー展　PIXA … ［続きを読む］

［5］韓流観光の教訓――「寒流」とキーセン観光

中国人観光客が嘆く理由

観光客を金で買う？　日本人の姿がまばらになったソウル明洞。かつては「韓国流行の発信地」とか「韓国の銀座」とも言われた繁華街で、今、その面影を … ［続きを読む］

［1］「私」という一人称で共に語ろう

誰かに任せていても仕方がない。自分で声を上げるのが民主主義

「民主主義をつくる」は、①巻頭論文＋②「自由って何だ？　ＳＥＡＬＤｓとの対話」（4回）＋③五百旗頭真・熊本県立大理事長インタビュー（3回）の … ［続きを読む］

［書評］『東京抒情』

川本三郎著

二度潰滅した「町」の思い出　　　川本三郎は東京を「ノスタルジー都市」と呼んだ。　震災と空襲で二度潰滅した「町」。未曾有のカタストロフィから二 … ［続きを読む］