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文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
屈折に満ちた生涯に光 山代巴(やましろ・ともえ)はたぶん、いま「有名人」ではないだろう。いや他人事ではない。私自身、「たしか『荷車の歌』の … [続きを読む]
奥 武則 2015年06月04日
大義名分はだいたいが神がかる せんだって安倍晋三首相がポツダム宣言について「つまびらかに読んでいない」と発言したときは、「なんと不勉強な … [続きを読む]
東海亮樹 2015年06月05日
つまびらかに木を見て、森の病理を暴く書 いままさに進行している国会での安保法案審議のなかで、自衛官のリスクが増大する可能性を野党から指摘 … [続きを読む]
大槻慎二 2015年06月12日
中心が移動してゆく世界史の空間 「空間から読み解く」という書名に惹かれて買ってみた。「空間革命」(カール・シュミットの言葉)の観点から … [続きを読む]
松本裕喜 2015年06月18日
単一性の支配を忌避する――他者との相違と摩擦が担保される場所の必要 2014年の『街場の憂国会議――日本はこれからどうなるのか』(晶文社 … [続きを読む]
今野哲男 2015年06月18日
生き物としての街を活写する 生きているとはどういうことか? ベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)をはじめとした … [続きを読む]
佐藤美奈子 2015年06月25日
まさに諸行無常、ただしそれだけではない 5万2000と7万7000。全国のコンビニエンスストアと仏教寺院の数。「われわれはコンビニほど、 … [続きを読む]
松澤 隆 2015年06月25日
日本の家の理想を追い求めた成果 書名にある建物の名前は「ちょうちくきょ」と読む。かくいうわたしも最初は何と読むのか、戸惑った。 … [続きを読む]
小林章夫 2015年07月03日
経済・雇用 坂本達哉教授の、社会思想で読み解く格差論
WEBRONZAは朝日カルチャーセンターの協力を得て、同センターでの連携講座にご契約者のみなさんを招待しています。それぞれの連携講座の内容 … [続きを読む]
坂本達哉 2015年07月04日
涙と怒りで頁を繰る手が止まる、教訓の書 満洲からの「引き揚げ者」――いや、こんな言葉では軽すぎる。「難民」――政治的な迫害のほか、武力紛 … [続きを読む]
上原昌弘 2015年07月06日
あえて今「中国」の底知れぬ面白さを楽しむ 十数年前、学芸書編集者だった私の圧倒的な楽しみは、北海道出張でした。かの地には優れた研究者が多 … [続きを読む]
井上威朗 2015年07月09日
救いのなさが痛快な仏教入門書 三省堂書店のサイトで、「仏教」「入門」をキーワードに検索してみたら、228件ヒットした。おそらくこのうち1 … [続きを読む]
小木田順子 2015年07月09日
天皇の言葉をいま静かに受け止める意味 白地のオビに、「あなたは、天皇の言葉に耳を傾けたことがありますか?」とある。 天皇陛下が有り体に言 … [続きを読む]
高橋伸児 2015年07月16日
仮面にこめられた民衆の記憶にふれる 「もう、世の人の心は賢(さか)しくなり過ぎて居た。独り語りの物語りなどに、信をうちこんで聞く者のある … [続きを読む]
西 浩孝 2015年07月16日
そうだったのか! 日本のアニメの原点と人脈 日本に最初にアニメーションが紹介されたのは、1912年に浅草帝国館で上映された、アメリカのパテ … [続きを読む]
野上 暁 2015年07月23日
中国はほんとうに「脅威」なのか 憶測でものを言うのは避けたいが、今回の安保法制は日本側の発案というより、アメリカ側の要請にこたえたものとい … [続きを読む]
木村剛久 2015年07月23日
数量分析で浮かび上がった商人の実相 山室流データ歴史学の新たな成果である。 データ歴史学なんて言葉はない? いや、データジャーナリズムの … [続きを読む]
奥 武則 2015年07月30日
戦争に打ち砕かれた扇動者 1946年5月3日の極東国際軍事裁判(東京裁判)の初公判で起訴状が読み上げられている時、大川周明は突然、東條英 … [続きを読む]
東海亮樹 2015年07月30日
科学・環境
文部科学大臣は2015年6月8日の通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」 において、「特に教員養成系学部・大学院、人文 … [続きを読む]
須藤靖 2015年08月06日
稀有なジャーナリスト魂と〈精神のリレー〉 ふと気になって、安倍晋三と同じ1954年生まれにどういう人がいるのか調べてみた。 主だったとこ … [続きを読む]
大槻慎二 2015年08月07日
経済・雇用 香山リカの、新しい「リベラル」の話をしよう
「ビラは何枚くらい作ろうか」 「ビラ? ああ、フライヤーですか」 「枚数はあの連絡網で相談しよう」 「わかりました、LINEグループのこと … [続きを読む]
香山リカ 2015年08月11日
恣意性の砂漠から抜け出せ! アンドレ・バザン(1918―1958)は、「ヌーベルバーグの父」と評されるフランスの映画批評家。サイレントか … [続きを読む]
今野哲男 2015年08月13日
ハチャメチャに元気な本 大杉栄を軸に暴力と支配の問題からアナキズム、テロリズム、恋愛までを論じた本である。われわれは国家・権力から一方的 … [続きを読む]
松本裕喜 2015年08月13日
文化・エンタメ 元少年A『絶歌』をテキストとして読む
『絶歌』において、Aが殺人にいたる経緯の記述は、2部構成の本書(約290頁)の第一部の前半でヤマ場を迎える。 そこでは、Aの関東医療少年院 … [続きを読む]
藤崎康 2015年08月14日
漱石、幸徳、孫文らが交差する地点 日本(語)における近代の精神史・文学史を、日本の旧植民地やそこで生きた人々――いわゆる「正史」から外れ … [続きを読む]
佐藤美奈子 2015年08月21日
「男ざかり」の昭和に心酔するなかれ 戦後70年は、近衛文麿歿後70年。死のほぼ10年前、第一次内閣を組む前年8月に刊行された論集が、装い … [続きを読む]
松澤 隆 2015年08月21日
西欧文学における愛と死 第2次世界大戦が終結して70年の今年、あらためて「死」の問題が取り上げられた。 もちろん死は人間を初めとする生物に … [続きを読む]
小林章夫 2015年08月27日
ミステリー好きにこそおすすめの、まっとうなガイド この本の悪評はすごくて、本稿執筆時で、Amazonの星は2つ(平均)、レビューが13個 … [続きを読む]
上原昌弘 2015年08月27日
丁寧すぎる解説が「理想の職場」を体現 あちこちの書店で平積みになっている黄色い装丁。ベストセラーのようなので見ると、「理想の職場」と名高 … [続きを読む]
井上威朗 2015年09月03日
「こうであってほしい沖縄」を裏切る写真集 2012年12月に写真集『隣人。38度線の北』を刊行した著者が、戦後70年を前に、次の被写体に … [続きを読む]
小木田順子 2015年09月03日
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