ケア の検索結果

女性医師が増えて困ることは何もない

　医師が過重労働になるのは、人口当たりの病床数が多く、外来受診数が多く、保険診療点数が抑制されており、医師が不足しているからである、と日本の … ［続きを読む］

こどもホスピスを知ろう

世界ホスピス緩和ケアデー（10月13日）を前にイングランドと日本の比較から考える

　日本でも、こどもの緩和ケアが少しずつ広がっている。しかし、市民に十分に理解され提供体制が整えられているとは言えない。一方、世界的に見ても最 … ［続きを読む］

単純労働ではない介護は最後の砦（下）

受け入れる都合だけを優先させる日本の方式が通用する考えは楽観的すぎる

一人ひとりの向こうにある相手国をイメージできるか　技能実習生の受け入れも介護人材の不足への対応が目的ではなく、あくまでも開発途上地域への技能 … ［続きを読む］

「世界金融恐慌」の経験に何を学ぶか

リーマン・ショックから10年、不平等の拡大に歯止めかからず

　2008年9月15日、米投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻が引き金となって起きた世界金融恐慌（通称リーマン・ショック）から10年。世界経済 … ［続きを読む］

自裁した稀代の思想家

西部邁氏を悼む

　西部邁が2018年1月21日、「自分の意思による自殺」と明記した遺言を警察の捜査関係者に残して自裁した。彼は自裁を決意した後の1月15日、 … ［続きを読む］

孤高の財政学者、石弘光さんが遺した言葉

消費増税を訴え、安倍首相に外された政府税調の重鎮が逝った

　財政悪化の一途をたどるこの国の未来を憂い、最期まで警鐘を鳴らし続けた孤高の財政学者・石弘光さんが亡くなった。声を大にして財政悪化の怖さを訴 … ［続きを読む］

東京五輪まであと2年で相次ぐスポーツ界の不祥事

男子バスケの買春、水泳と陸上でドーピング違反、女子体操では暴力指導

　2020年東京五輪の開会まで「中間点」となる2年前を迎え、オリンピック関連の様々なニュース、気運を高めるイベントが24日の開会式前後に相次 … ［続きを読む］

新興国で進むドローンの活用

人道支援から鉄道監視まで幅広く、経済発展につながる期待も

　現在、新興国でもドローンの活用が多く進んでいる。まだ試験段階のものが多いが、これから実用化に向けての対応が進められようとしている。本稿では … ［続きを読む］

生協の命運は「宅配」が握る

生き残りをかけて「組合員の組織」から「地域社会の担い手」へ

　自宅で商品を選び、玄関まで配達してもらう――。こんな買い物スタイルは20年前まで生協の独壇場だった。ところが、共働き家族の増加やインターネ … ［続きを読む］

終末期医療の法制化、日本はどうする？

法制化が進んだ韓国、台湾に対し、ガイドラインはできたが議論が停滞したままの日本

世界の概況は　「韓国や台湾で進む終末期医療の法制化」に引き続き、終末期医療の法制化をめぐるアジアの情勢、そして日本の状況について見ていきたい … ［続きを読む］

韓国や台湾で進む終末期医療の法制化

欧米に続きアジアでも患者の自己決定や意思を尊重する法律を制定する動きが

　すべての人にやがて訪れる人生の終末期。どのような医療を受けたいか、あるいは、受けたくないか、自分の考えを持つことの大切さが社会的にも認識さ … ［続きを読む］

若者と民主主義との「ディスコネクト」

若年層の民主政治軽視、保守化は世界的な傾向。民主主義の後退は防げないのか？

　「民主主義国において、新しい世代は新しい人民なのだ」――トクヴィル『アメリカの民主主義』若い世代ほど民主主義を重視しない　一昨年、世界の注 … ［続きを読む］

西日本豪雨　これからの課題

災害支援NPOの担当者に聞く、長期化する復旧・復興への向き合い方

中長期にわたる復旧・復興 　「まだ時間が経ってない段階での予測ではありますが、今回の災害の対応は長引くことが予想されます」　7月1 … ［続きを読む］

[書評]『どもる体』

伊藤亜紗著

自分の体なのに何も知らなかった 　潔いタイトルとシニカルなのだけどどこか愛らしいカバー画。裏表紙をめくれば、先日小林秀雄賞を受賞した國分功一 … ［続きを読む］

大学に行かない若者たちを見過ごすな

大学卒業者だけをみている社会は問題。働く「レッグス」に目を向けた政策も

大学無償化の陰で　日本の教育費はとにかく高い。大学進学の私的負担の大きさは、とりわけ深刻だ。そこで、先ごろ発表された政府の「骨太の方針」では … ［続きを読む］

[18]“見えない人々”に支援をどう届けるか

模索を続ける民間団体の取り組みから

　是枝裕和監督の新作『万引き家族』が大きな反響を呼んでいる。「犯罪でしかつながれなかった家族」を描いたこの作品は、5月19日に閉幕した第71 … ［続きを読む］

みんな卓球に夢中！なんて知ってましたか？

“元卓”がピンポンマーケティングの最先端を行く

　6月の卓球・ジャパンオープン荻村杯では、14歳の張本智和選手と17歳の伊藤美誠(みま)選手がそれぞれ中国の強豪を破ってシングルスの男女アベ … ［続きを読む］

強固な「企業戦士信仰」は捨てて

「自分はどうしたいのか」考えよう

　このところ「働き方」をめぐる議論が、注目を集めているらしい。「働き方改革」という言葉も耳にするようになった。私個人としては、「働き方」にせ … ［続きを読む］

超高齢社会の在宅医療の充実を

｢キュア｣から｢ケア｣の時代へ

増える老衰死　日本人の2016年の平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳、65歳以上の老年人口が全人口に占める割合である高齢化率は2 … ［続きを読む］

高騰する看護職員紹介手数料

厳しい人手不足の解消、ハローワークとナースセンターの強化が必要だ

　厚生労働省「平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果」によれば、看護職員（看護師、准看護師、保健師、助産師）の採用に関して医療機関が有料職 … ［続きを読む］

［書評］『誰も書かなかった老人ホーム』

小嶋勝利著

介護をめぐる諸問題を剔抉する書　　　先月、両親を老人ホームに入所させた。85歳と86歳、ともにアルツハイマー型認知症で、要介護1の判定が出て … ［続きを読む］

「強制的な不妊手術」の実態とは

根絶を求めた国連7機関の合同声明文を読む

　今年3月14日から15日にかけて、旧優生保護法の下で多くの障害者たちが強制的な不妊手術を受けていた問題で、政府は被害の実態調査を行う方針を … ［続きを読む］

生きる意味を見いだすための介護の自立支援（上）

適切なリハビリや食事のケアで寝たきりから脱出できた例がある

奪われる人間としての「自立」と「尊厳」　4月からの介護報酬の改定は「自立支援」に重点を置いたものになる。2016年11月に開催された政府の未 … ［続きを読む］

［書評］『ハックルベリー・フィンの冒けん』

マーク・トウェイン著　柴田元幸訳

19世紀アメリカを舞台とした大人向けの名作　　　19世紀のミシシッピ川の水先案内人は、座礁しないよう、安全な水深の運行ルートに蒸気船を誘導し … ［続きを読む］

［2］刑務所に戻ってこないようにするために

　｢昔はね、駅まで官用車で送り、列車に乗せるまで付き添ったり、措置入院になった者を病院まで付き添って送り届けたりするのがやっとでした。それで … ［続きを読む］

ナチスドイツでのクーデター失敗を描いた映画「ワルキューレ」と事業再生

映画で学ぶ事業再生～映画「ワルキューレ」アンダーソン・毛利・友常法律事務所荻野 聡之　１　はじめに　1944年7月20日、東プロイセンのラス … ［続きを読む］

税金の少ない日本で追い詰められる国家財政

財政、税金、市民生活の日独比較【その１】

　税金の高いドイツに住みながら税金の低い日本より住みやすいことを実感している。ドイツは高い税金でも生活費は安く、税金が市民の生活を豊かにし未 … ［続きを読む］

福山幹事長が語る、立憲民主党が目指す政治

立憲主義を守りつつ、多様で寛容な社会を実現。ＳＮＳも駆使して「草の根」と連携を

　この秋、突然おこなわれた衆院選で、解散後に立ち上がった立憲民主党が民進党にかわって野党第１党に躍進しました。立憲主義の砦（とりで）、リベラ … ［続きを読む］

トランプ大統領をめぐる不都合な真実

暴言は支持者へのメッセージ。政党が弱く、頼れるのは大統領だけ？再選の観測も

レームダックと無縁のトランプ大統領　ドナルド・トランプのアメリカ大統領選のまさかの勝利から1年が経った。大統領になって以降も「お騒がせ」を続 … ［続きを読む］

［書評］『ジョジョ論』

杉田俊介著

「平等の凄み」に至るコミック　　　『無能力批評――労働と生存のエチカ』(大月書店、2008年)はご存知だろうか。『フリーターにとって「自由」 … ［続きを読む］