国際 の検索結果

代表性と専門性の150年

政治主導下における協働の危機

　政治家と官僚の関係は一体どうなるのか。日本政治の基盤をなしてきた政官関係が、急速に綻（ほころ）びをみせている。もっともその要因は政治主導、 … ［続きを読む］

アベノミクスのアメとムチ（無知）

財政の実態に目隠し、将来世代へ重い負担。国民を操る重い罪

黒字化5年先送りで高まる財政破たんリスク　安倍内閣は6月15日、経済財政運営の基本方針「骨太の方針」を決めた。基礎的財政収支（プライマリーバ … ［続きを読む］

パナマ文書に無登録のＦＸ取引業者　法人を隠れみのに違法行為

　英領バージン諸島など租税回避地（タックスヘイブン）に法人を設立したり維持したりするのを主な業務としていた中米パナマの法律事務所「モサック・ … ［続きを読む］

米国は地球環境政策をリードしてきた

トランプ政権下で忘れられる輝かしい歴史と心配な日本の行く末

　アメリカの大学で地球環境政策を講じながら、アメリカ国内の環境取り組みの動向を勉強させていただいている。感じるのは、中央において環境規制の維 … ［続きを読む］

４２年目の司法取引導入　ロッキード事件と刑事免責

４２年目の司法取引導入　　日本にはなかった司法取引と刑事免責制度が６月１日から導入された。低迷する検察にとって強力な捜査の武器になると期待さ … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（2）

アメリカの北朝鮮敵視政策と北朝鮮の核開発を朝鮮戦争以後の歴史的文脈で読む

アメリカの不倶戴天の敵であり続けた北朝鮮　「歴史に学ぶ『朝鮮半島非核化問題』の真実（１）」では、朝鮮戦争が戦後の国際政治に与えた影響や、歴史 … ［続きを読む］

国に強制された不妊手術

自由奪われた被害者の苦悩

　2018年1月30日、旧優生保護法による強制不妊手術を受けたとして、全国で初めて、宮城県内に住む佐藤由美さん（仮名）が国家賠償請求訴訟を仙 … ［続きを読む］

どの故郷にも戦争に使う土砂は一粒もない

IUCNの外来種対策強化の勧告と辺野古土砂全協の取り組み

　多くの沖縄県民の反対の声を押し切って強行されている辺野古新基地建設事業には、1600万立方米超の埋め立て用の土砂が瀬戸内、門司、五島、天草 … ［続きを読む］

歴史に学ぶ「朝鮮半島非核化問題」の真実（１）

休戦して65年になる朝鮮戦争。米朝首脳会談に至るすべての始まりはこの戦争にある

朝鮮半島の歴史で初の現象　1945年の日本の敗戦による朝鮮半島植民地支配の崩壊に続き、米国とソ連による冷戦が発生したことで、朝鮮半島に分断国 … ［続きを読む］

環境法の考えかた　各国学生と議論する汚染者負担原則

環境法の考えかた　― LL.Mの教室から弁護士　六　車　　明１　汚染者負担原則から子供の教育まで　この４月から７月にかけての春学期、わたしは … ［続きを読む］

金正恩を運んだ「中国機」のナゾ

米朝首脳会談の影の主役は中国だった。習近平が「中国機」に込めた狙いとは？

 「彼は私の友人で、中国の偉大なリーダーだ。この歴史的な日に私たちを導いてくれた彼ら（中国）の努力に感謝したい」　トランプ米大統領 … ［続きを読む］

最高裁判決で浮上した格差是正の壁

超えられなかった高齢者への「通念」

　正社員と非正社員との賃金格差が不合理かどうかを問う二つの訴訟で6月1日、最高裁が相次いで初の判断を示した。静岡県浜松市の物流会社「ハマキョ … ［続きを読む］

「席順」で読み解く米朝首脳会談

トランプと金正恩が従えた「三人衆」。彼らの座席順に両首脳の本音が見えた

　両首脳がお互いをたたえ、何度も握手する。 笑みをふりまく。　外交には「首脳会談に失敗はない。不都合があったとしても、それを見せない」という … ［続きを読む］

［88］ささやかなる追悼。石牟礼道子さんへ

国会審議を聞いて吐き気を……5月29日(火)　午前中の「報道特集」定例会議の後、神保町で取材打ち合わせ。「週刊現 … ［続きを読む］

金正恩の術中にはまったトランプ

北朝鮮を事実上の核保有国と認めて始まる「核軍縮交渉」。非核化の道は前途多難

「一大政治ショー」に終始　史上初となった米朝首脳会談は、北朝鮮の非核化に具体的な道筋をつけることができず、大方の事前の予想通り、両国間の緊張 … ［続きを読む］

レッドリストをどう生かす？保護と利用の調和とは

生物多様性基本法制定10周年記念シンポジウムで議論されたこと

　2008年に生物多様性基本法が成立してから10年がたつ。日本の主要な環境団体が共催する「生物多様性基本法制定10周年記念シンポジウム～レッ … ［続きを読む］

連敗でどん底だった2010年W杯前に見えた光明

大会4日前のジンバブエ戦のあと激論で腹をくくったサッカー日本代表

　数え切れないほど日本代表戦を取材してきたが、「ドーハの悲劇」、「ジョホールバルの歓喜」など歴史や、感動的勝利とは全く無縁なのに今でも忘れら … ［続きを読む］

ブロックチェーン・仮想通貨と日本めぐる革新と苦難

ブロックチェーン・仮想通貨　－苦難の時期を乗り越えるには－アンダーソン・毛利・友常法律事務所河合 健　私は、主に為替やデリバティブのディーラ … ［続きを読む］

子どもを虐待から守るため、政治がすべきこと

民法822条の“親の懲戒権”が「体罰」を「しつけ」として正当化させている

　もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから　もうおねがい　ゆるして　ゆるしてくだ … ［続きを読む］

公務員が任務を全うすることによって犯した罪

「上官の命令」を理由に「人道上の罪」は免責されない

「凡庸な悪」　近ごろ、頭の片隅に居座り続けている言葉がある。　アドルフ・アイヒマンはユダヤ人600万人を虐殺したホロコーストの蛮行を主導した … ［続きを読む］

女性議員を増やすための“秘策”あり

候補者男女均等法が施行。女性議員が圧倒的に少ない日本の現状は変わるか？

通ってよかった。だけど……　通ってよかった──。　5月17日の朝刊1面トップに並ぶ文字を見て、そう喜ばしい感慨を … ［続きを読む］

非核化「完全不可逆」の難しさを南アの先例にみる

核抑止力につきものの情報の不確かさは「廃棄」後もつきまとう

　北朝鮮が地下核実験場を「廃棄」した。5月24日、北部の豊渓里に海外メディアを呼びよせての坑道爆破。米朝関係の先行きは不透明だが、とりあえず … ［続きを読む］

是枝裕和『万引き家族』最高賞受賞と３つの奇跡

日本映画の国際映画祭出品ラッシュの総仕上げ

　実は、今回のカンヌ国際映画祭で是枝裕和監督の『万引き家族』が受賞することを、個人ブログでカンヌが始まった直後に予測していた。しかしまさか最 … ［続きを読む］

是枝裕和『万引き家族』がカンヌで受賞した理由

有力メディアでのネガティブな意見も、圧倒的な好評の前に駆逐された

　カンヌ映画祭は、星の数ほどある世界の映画祭の中で、世界最高峰の存在だ。世界三大映画祭の中でも、その規模やメディアの関心、集まる作品の質など … ［続きを読む］

海賊版サイトへのアクセス遮断は是か非か

まず現行法で可能な法的措置を再精査し、自主的取り組みの推進を

　すでに広く報道されていることであるが、4月13日、政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議（以下、単に「知財本部」）において、「インターネ … ［続きを読む］

安倍氏3選なら放送法4条の撤廃が再燃？

規制改革推進会議の答申から「民放不要」の規制廃止が消えたが……

　政治的公平を定めた放送法4条撤廃が取りざたされた政府の「放送制度の改革方針」で、規制改革推進会議は4日まとめた第3次答申に、民放が反対して … ［続きを読む］

[5]「空白の１カ月」、監査法人の交代を模索

　「監査の歴史は不幸な事件の積み重ね」といわれる。2000年代に入ると、とくに不幸な出来事が続発した。大手銀行の不良債権問題では、国有化され … ［続きを読む］

［3］いつまで続く?トランプ大統領の上機嫌

自分好みの陣容で周りを固め、好みの政策をぶち上げる。末は独裁者か？裸の王様か？

「暴言」が止まらない　表層の動きだけを追っていれば、トランプ政権は混迷の極みにある。　まず、「暴言」が止まらない。　最近でいえば、不法移民の … ［続きを読む］

知的障碍者の強制不妊手術の深層（上）

精神科医として80年代に見聞きした人権蹂躙と患者へのひどい待遇

　旧優生保護法に基づき、知的障碍者らが不妊手術を強制された問題で、北海道、宮城県、東京都在住の70歳代の男女計3人が5月17日に、人権を侵害 … ［続きを読む］

実は数学に向いている女性の自由な発想力

ラテン系文化には数学好き女性を「変わっている」と指さす偏見なし

  　2014年、数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞が、イラン人の女性数学者マリアム・ミルザハニに授与された。40歳未満の優 … ［続きを読む］