資本主義 の検索結果

ＧＰＩＦの株式運用をどう考えるべきか

全ての国民がリスクを負担している年金で、リスク資産による運用は正当化できるか

　年初来の株価の大幅な下落を受けて、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用成績に関心が集まっている。　GPIFの運用成績に注目が集 … ［続きを読む］

いのちをつくりかえるのを思いとどまる

科学技術の統御という難題に、日本文化に根ざした哲学的考察が貢献できるはずだ

科学技術の進歩は制御できるか?　SF風「悪夢の未来」は「単なるおとぎ話」か?　科学技術がどんどん発達し、これまで想像もしなかったようなことが … ［続きを読む］

［3］制服思想が生み出すイエスマン国家

　今回も前回に引き続き、「痴漢等の性犯罪やJKビジネス対策としての学校制服廃止論」への予想される2つの反対論に対して、論じて行きたいと思いま … ［続きを読む］

アベノミクス効果はすでに息切れ状態にある

数々のスローガン　実現する有効な手立てを示さない点で民主党政権末期に似ている

内閣主導の「官製相場」はゆがみの象徴　東京株式市場の低迷がアベノミクスの不調を象徴している。年明けから不振が際立つ日経平均株価は、たんに中国 … ［続きを読む］

「ロシア、強権の裏に焦り」　亀山郁夫×白井聡

朝日新聞　関西スクエア　中之島クロストーク

　政治学者の白井聡（さとし）さんがホスト役を務める対談・対論イベント「第５回　関西スクエア　中之島クロストーク」（朝日新聞社主催）が2015 … ［続きを読む］

［8］リベラリズムの伝統が全体主義への歯止めに

丸山真男が「個人析出のプロセス」として提示した四つのパターンを参考に考える

社会全体がＳＮＳ化し、パワーの配置図が流動化　これまで、2015年夏に出現した街頭行動を、日本近代の縦軸と、同時代の諸外国での横軸に沿って概 … ［続きを読む］

［6］20世紀末から活発化した反グローバル運動

緩やかな自発的参加の連なりこそが新しい抗議スタイルー運動そのものがＳＮＳ的に

哲学者ジジェク氏の見方　(前回の続き）こうした「グローバル化」の進行に伴って生まれる現象の最たるものが、「圧倒的な貧富の格差」であり、とりわ … ［続きを読む］

［5］横軸としてー海外での民主化・抗議運動

グーグル・アラブの春・グローバル化・プライバタイゼーション

ＩＴ革命とグローバル化　21世紀の10年代に、世界各地で起きた民主化・抗議運動を見ると、その背景に二つの大きな流れがあることに気づく。　ひと … ［続きを読む］

「おっぱい募金」を許して良いのか？（下）

賞賛される海外ヌード寄付との違い

「性的搾取」「女性のモノ化」　最後に、最も重要なテーマである、おっぱい募金は性的搾取に該当するのか、もし該当するのであれば、性的搾取に該当す … ［続きを読む］

［4］「左翼」はなぜ説得力を失ったか

革新勢力が、憲法以外の様々な論点を取り込み、深化させることができなかったからだ

「二つのシステム」の果てに　アメリカの日本研究者ジョン・ダワー氏は、「二つのシステムにおける平和と民主主義」という論文(「忘却のしかた、記憶 … ［続きを読む］

［2］「札幌発リベラリズム」を考える

この系譜の代表者は、札幌農学校に学んだ内村鑑三、新渡戸稲造……

もう一つの系譜　近代のリベラリズムについて、私はもう一つの系譜をあげてみたいと思う。それは、「札幌農学校」発のリベラリズムである。　札幌農学 … ［続きを読む］

［書評］『わが記憶、わが記録』

御厨貴　橋本寿朗　鷲田清一編

消費社会の奥底を照らす堤清二と辻井喬　　　堤清二と辻井喬。2013年11月に世を去った氏が、現在の私たちにより大きな影響を及ぼすのはどちらの … ［続きを読む］

日本と独の原発政策はなぜこれほど違うのか（下）

プロテスタンティズムの倫理が生まれた歴史

　メルケル首相の倫理委員会設置と倫理に基づいた政治的判断をもたらしたプロテスタント的倫理観は、欧州でどのように形成されて今に至るのか。これを … ［続きを読む］

「民主主義ってこれだ！」とコールするまで

この国の未来に絶望しかなかった僕たち

 　　民主主義ってなんだ？　今年の夏、僕は何度、そう国会に向けて問いかけ、叫んだだろう。　ただ、安全保障関連法制（以下安保法制）の … ［続きを読む］

イギリス労働党コービン旋風が問う「格差」（下）

「ニュー・レイバー」を超える、新しい社会民主主義の姿

「格差」問題における正義と人権　「格差」とはまずは「経済的不平等」のことである。マルクスの古典的資本主義観では、経済的不平等は資本家による労 … ［続きを読む］

［書評］『ニッポン沈没』

斎藤美奈子著

尋常のコラムではない　　ご存じ書評コラム集だが、一度に3冊をとりあげ、それを読み比べることによってグーンと奥行きが出た。全体の流れは雑誌掲載 … ［続きを読む］

イギリス労働党コービン旋風が問う「格差」（中）

個人の視点と、痛みや苦悩への共感

コービン旋風の新しさ――「階級」から「個人」へ　たしかに、コービン党首の目玉政策は「ニュー・レイバー」以前への先祖返りを思わせる。鉄道事業の … ［続きを読む］

事業再生と倒産に向き合った１８年と弁護士の仕事

事業再生・倒産とはアンダーソン・毛利・友常法律事務所関端 広輝　●「ご専門は？」　「弁護士されているんですか。何がご専門ですか？」　プライベ … ［続きを読む］

［書評］『限界費用ゼロ社会』

ジェレミー・リフキン著　柴田裕之訳

愛とシェアが資本主義を終わらせる？　　　　本書は、米国の文明評論家でドイツや欧州委員会の経済アドバイザーも務める著者が「共有型経済(シェアリ … ［続きを読む］

［11］ネット芸とはなにか、ちょっと考えてみた

とにかく明るい安村、萩本欽一、はじめしゃちょー、M.S.SProject

「安心してください、穿いてますよ。」　そろそろ年末も近づいてくると、世の中は回顧ムードになってくる。恒例の「新語・流行語大賞」の候補も発表さ … ［続きを読む］

人民元の光と影が中国の悩みを浮き彫りにする

経済大国化へ進む中国は、同時に責任分担も迫られることになるだろう

欧米や日本との協調を進める力に　国際通貨基金(IMF)が特別引き出し権(SDR)の構成通貨として人民元を採用したのを機に、人民元が世界の「主 … ［続きを読む］

［4］ゼロ金利時代に求められる新たな実験

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

当時の小説で中世社会の現実を知る　『21世紀の資本』は700ページもある本ですので、読むのはたいへんです。しかし、ピケティはいいところで『ゴ … ［続きを読む］

［3］資本主義はオリーヴィとともに始まった

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

貨幣は石ではなく種子　さて、一般的に言われる「ルネサンス」とは、14～15世紀のイタリアルネサンスを意味しますが、最近の研究ではすでに12世 … ［続きを読む］

山本義隆の回想録にあふれる危機への思い（下）

３・１１以降の日本に対する重要な問題提起

　山本義隆は1964年に大学院に進み、物理教室の素粒子論研究室で学びながら、日韓闘争などのデモに出かける。　「このころのデモでは、完全武装の … ［続きを読む］

［2］世界史の中で中間層はいかに生まれたのか

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

ゼロ金利は豊かになったことの証明　さて、13世紀には金利（当時は利子のなかに利潤も含まれていた）が認められ、資本も認められたわけですが、現在 … ［続きを読む］

［1］信義なき世界と格差の拡大

「資本主義のこれまでとこれから」（WEBRONZA×朝日カル連携講座）

　WEBRONZAは今年度、朝日カルチャーセンターと協力して連携講座を設け、ご契約者の方々をご招待するとともに、その内容をサイトでも紹介して … ［続きを読む］

［5］「千円札」は資本主義の欲望そのもの

　赤瀬川原平さんが、夢のなかに現れてしまった。これは夢だとは思ったが、やはり焦った。 　彼は飄々した雰囲気で、私に向かって何かを語ってくれた … ［続きを読む］

日本国憲法、9条、そして国際協調主義

―戦後の平和運動の一翼担った池田思想―

はじめに　すでに2015年9月17日、参議院安保特別委員会での審議は打ち切られ、同月19日に安保法案は成立した。採決したのかどうかも判別でき … ［続きを読む］

気をつけよう、「１億総活躍」という甘い言葉

がんばらないと許されない？

「みんなで活躍しようよ」というお誘い　それにしてもわかりやすい目くらましを仕掛けてきたものだ。あまりにわかりやすい。明々白々。経済問題でのめ … ［続きを読む］

興奮！　『ジュラシック・ワールド』（中）

安全神話崩壊の恐怖

　前回も述べたが、“ジュラシック・ワールド”の最大の売りは、凶暴な肉食恐竜を安全な場所から眺めて楽しむ、驚異的なスペ … ［続きを読む］